ガジェット

2012年3月28日 (水)

FTM-10Sの新BTユニットBU-2とKTELベアリザード購入

Dsc00217

オートバイの無線機として FTM-10S を使用していて、ヘッドセットのリンク方式はワイヤードではなく、Bluetooth を使用しています。そのため、FTM-10S には BU-1 という型番の Bluetooth ユニット(別売)が組み込まれています。これと、KTEL の「ベア・リザード(KT-BSH02/ステレオ SET)」というヘルメット装着のヘッドセット側の Bluetooth ユニットを組み合わせて使っています。詳細はこちらを参照。

ところがこれ、どうも FTM-10S の BU-1 Bluetooth ユニットのできがかなり悪く、距離が 1m もないのにブチブチ切れてしまいますし、運が悪いとリンク自体が切れてしまいます。同じ BU-1 を組み込めるハンディトランシーバ VX-8 でも同じ状況で、こちらは、背中に背負ったバックパックに取り付けた VX-8 と、胸元の音楽用 Bluetooth ユニットの間わずか数十センチで切れてしまいます。

同じ位置に Bluetooth 対応のウォークマンや PSPgo を入れても、切れずに安定して音楽を聴けます。でも VX-8 はダメ…。Bluetooth というのは紛れもない無線技術。無線機器のプロである無線機メーカーがこの状態では正直残念です。FTM-10S の方はギリギリ使えるのですが VX-8 はかなり厳しかったです。

FTM-10S では B+COM のヘッドセットと組み合わせて使っていた時はかなりひどい切れ方だったのですが、B+COM がヘルメットの位置なのに対し、ベアリザードはケーブルがあるため、胸のポケットに入れることで FTM-10S まで距離が近くなり、その分安定度は高まりました。

それでもたまに途切れるので、FTM-10S の外部音声入力経由で飛ばしているナビ音声なんかが「この先、30m(プチ) 方向です」と肝心な部分が途切れてしまい困ることがありました。情けない限りです。

そんな中、やっぱりいろいろ問題があったのをメーカーもわかっていたようで、後継の BU-2 というのがいきなり発売されました。なんでも 8 台までの Bluetooth 機器とペアリングできるようになったそうです。当然今作り直すくらいですから、重要な「無線」機能の基礎、つまりリンクが切れない部分にも改良が加えられていることでしょう。無線機メーカーとして、汚名除去を期待しています。

いろいろ迷いましたが、改良されていることを祈って、BU-2 をオーダーし、今日届きました。秋葉原に行って買えば良いのですが、最近なかなか時間がとれないので、ネット通販。山本無線で 2 万円以上なら送料無料なので、1 万円の BU-2 と、1.9 万円の KTEL のベア・リザードを買いました。1 日で届くとは、やっぱり通販は送料無料と即納が重要です。

このベアリザードという製品は、本来有線接続をする KTEL のヘッドセットを Bluetooth にするドングルみたいなもので、KTEL 純正なので信頼性も抜群。もう 1 年以上使っていますがとても便利です。ところが、これ、去年の震災の影響で部品調達が困難になったらしく、製造が中断・ディスコンとなってしまったのです。

これがないと、FTM-10S とつなげられません。そこで、今のうちに予備を買っておくことにしたわけです。当面、新品のまま大事に保存されることになります。でも予備は 1 個。しかも高価なので、ぜひ、また製造再開してくれることを祈っています。

問題は、BU-2 の取り付け。BU-1 は FTM-10S を買った時に無線機やさんで取り付けて売って貰い、オートバイやさんで無線機をオートバイに取り付けをして貰ったわけですが、今回 BU-2 を買ったのは、自力で取り付けないといけません。オートバイ屋さんは無線機の物自体のことはわからないので、無線機に Bu-2 を取り付けて貰うのは無理でしょう。

私はハードウェアが苦手なので、これを取り付ける自信がありません。はんだ付けするのは勿論ダメですが、本体をあけて何かを取り付ける、という事はなかなかコワイし失敗しそうです。どこかで 3000 円くらいの工賃で取り付けをしてくれないかな…。なさそうであれば、頑張って自分で挑戦するしかなさそうです。

最初から BU-1 がきちんとした製品であってくれれば、こんな事は無かったのですが…。なんにしても、BU-2 を取り付けてオートバイのアマチュア無線運用が安定してくれることを祈ります。改善されたら、VX-8 の BU-1 も BU-2 に換装してみようと思います。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年9月 7日 (月)

徒歩での移動運用グッズ

Dsc01417_r 「第 1 回」 と言いたいところですが、なにしろ更新頻度が少なく、呆れられてココロさんに日記を書く愛想すら尽かされてしまうほどの惨状ですので、恐れ多くてそんな事は書けません(@@ とりあえず思い立ったら書くとして、今回は 「公共交通機関で移動するときの持ち物・基本パック編」 となります。

公共交通機関での移動の最大のネックは 「持てる重量」 の制限です。ハイドライド III をやった事がある方なら、その持てる重量の管理に苦労した記憶がある事でしょう。間違えて漬け物石なんて持ってしまった暁にはどうにもなりません。でも、現実の世界ではさらに 「大きさ」 という制限もあるので、なおシビアです。

電車に乗る場合には、大きいと隣の人の迷惑になりますし、新幹線であれば置き場所に困ります。階段の上り下りも大変です。エレベータがあればいいですが、昨今ではエレベータを使うと、冗談みたいに荷物を抱えている場合を除き 「若いくせにエレベータ使うなんて」 という目で見られがちです。エレベータは、階段を上るのが大変な場合に使うものです。障害者や老人が使う事が思い浮かばれるのは、そういった人が階段を上るのが困難だからであって、彼らが障害者は老人だからではありません。

従って、どんなに若かろうと歳を取っていようと、階段の上り下りに苦労するなら、平等にエレベータを使う権利があるわけですが、どうも勘違いしている人が多いので、やりにくいです。混雑していて、お年寄りが乗りあぶれたときなんかは、どんな荷物を持っていようと 「若い人は歩け」 と言わんばかりの雰囲気がとても悲しいです。

と、脱線はこのくらいにして、とりあえずエレベータがあろうと無かろうと利用は難しいので、荷物が多いと階段やエスカレータで移動するのは結構大変です。駅構内の移動だけで汗だく。そして、混んだ電車に乗り込むのも大変。乗り込んだとしても押されて荷物と一緒に大変な事になり、下手するとけが人を出しかねませんし、荷物が壊れる事もあるでしょう。他の人も 「何よこの人こんな荷物持ち込んで…」 といやがられる事請け合いです。

公共交通機関での移動というと、新幹線や飛行機の部分だけを想像しがちですが、多くの人は、その駅や空港にたどり着くまでに、まず普通の電車に乗らなければならず、また、人によっては駅まで長距離を歩いたり、電車よりも荷物があると大変な 「バス」 を利用しないといけないなど、想像以上に苦労します。なので、気軽に 「公共交通機関を利用しましょう」 なんて言っているのを見るとガッカリします。

とはいっても、プライベートの旅行なら車で行く事もできますが、出張など何らかの理由で車では無理な場合もあります。その場合はムリして公共交通機関。でもそうなると、行くだけで疲れてしまうので、そうならないように荷物を極力減らします。また、車と違って 「使わない物は車に置いていき、今から使う物だけを持っていく」 という事はできないので、パンパンになったバックパックの中身などは極力取り出しやすい形に整理しないといけません。

Dsc01426_r でも、そんな教科書はどこにもありませんし、CQ 誌で特集もしてくれていません。ご近所さんに OM さんがいっぱいいて、そのうちどなたかは公共交通機関を使っての移動運用もされていて親切に教えてもらえた時代もあったかもしれませんが、今は昔。近所にアマチュア無線をやっている人はかなりいないです。

そうなると、自己流。自己流でも、良いか悪いかは別として、実際みんな運用しているやり方があるわけです。人に威張れなくても、最適解でなくても、どういうスタイルでやっているのかを公開する事は、情報共有として今から始める人の参考 (または反面教師) になるでしょうし、場合によってはアドバイスも貰えるかもしれません。

いずれにしても 「たたき台」 は必要なのです。意味が無くても、公開する事で、やがて意味を持つようになると思います。こういう情報を公開している人が少ないので、このシリーズを始めてみる事にしたわけです。

さて、公共交通機関での移動の場合、持って行ける物は相当限られます。FT-817 なんかは、私の場合はもうムリ。実際にはホテルに別送しておく、といった方法でしのぐ事もありますが、コストもかかるので今回はそれを想定せず、完全ハンドキャリと考えます。そうすると、ハンディ機が精一杯です。

ハンディ機だけなんていうと、携帯電話一台みたいな物で簡単だと思うでしょうが、なかなかそうもいきません。無線機というと必要な物は、本体、バッテリパック、アンテナ、マイク、ログ帳、時計、交換用バッテリパックがあります。コレに加え、充電器、AC アダプタなども必要になりますし、ホテルの窓などから外部電源を使って運用するなら、外付けアンテナセットも必要です(小型基台&ケーブル)。

Dsc01418_rこれをワンセットにしているのがコレ。mont-bell の "トラベルキットパックL" を使用しています。本来はお化粧品とかタオルとか整髪料と隠しとかを入れる旅行キットパックですが、これに無線関連一式を入れます。無線関連というのは 「運用するときにさっと取り出せばそこに入っていないと困る物」 という感じです。

 

まず、編み目の一番大きな場所に入っているのが

  • レジャーシート
  • バンドプラン下敷き

Dsc01420_r です。レジャーシートは地面に敷いて、というよりはベンチや切り株などが濡れていたりして洋服が汚れそうなときにしいて運用するためのものです。その為、一人でバックパックを横に置いたらオシマイな広さです。雨上がりや、山の上では霧でベンチなどが湿っぽい事があるので、その為です。濡れいている事が予想される/されないにかかわらず常備しておきます。

バンドプラン下敷きは、この前のハムフェアで配布されていた物。小さいサイズなので携帯するのに向いていますし、このトラベルパックのフットプリントにぴったり合うので、ぴったり収納できます。正直今までの 「じゆうちょうサイズの下敷き」 は大きすぎて自宅にでも置いておくしか使い道はありませんでした。出慣れていない 6m FM とか 2m FM なんかに出る事があれば、これを見ないと怖くて出られません。そのため、レジャーシートのしたにしまっておきます。

なぜ 「下」 かというと、その上には AC アダプタなどの固い物を載せるため、剥げてしまったり割れる原因になりそうだからです。レジャーシートはもらい物ですが貰ったときのセロファンな感じの袋は破れてしまい、多少でも汚れた物をどう入れるかは課題です。あと、私は最近移動してないので、頻繁に動いている、知人の VX-8 運用体制で述べますが次に入れるのが

  • クリップベース(SMA)
  • 急速充電スタンド
  • AC アダプタ(純正)
  • AC アダプタ(秋月12V)
  • AC アダプタ用 AC ケーブル
  • AC コード(秋月アダプタ~VX-8本体)

という感じです。クリップベースは、ハンディホイップを外付けするためのクリップ状になっているスタンド(?)です。本体直付けで外部電源を使うと回り込みを起こして送信できないので、外付けアンテナにする必要があります。マグネットベースのマグネット部分がクリップになっているもので、ホテルの窓などからオンエアするときに便利です。

Dsc01419_rその為、基本的に屋外からバッテリパックで運用するときには使いませんが、ここに入れておくと収納の分類上便利です。バックパックの中などでは圧力がかかりますから、ケーブルの過度な折り曲げなどを防止するため、買った時のケースに入れたまま収納します。これも、先述のバンドプランの下敷き同様ぴったり収まります。

急速充電用スタンドは、運用スタイルによります。なぜかというと、行きと帰りを公共交通機関や便乗などの電源が使えないスタイルで一晩中移動し大阪にいったりします。その場合、VX-8 のビーコンを 1 分間隔で送信していたりします。そうすると、L バッテリパックがほぼカラになります。だいたい、金剛山向け移動であれば、東京~大阪~金剛山という移動順路で L バッテリがカラになります。

そして、L バッテリ 2 個目でお山の上から電波を出して貰い、その残りで下山~大阪市内へ戻ります。問題はここからで、ホテルに泊まって一晩充電できる日はいいですが、これが二日目などこのまま帰宅する場合は、帰りの分の電源とするため、漫画喫茶などでバッテリパックを充電する必要があります。ところが、本体で充電するとかなり時間がかかるため、出発までの数時間では到底間に合いません。

そこで、3 時間程度で、最低でも帰宅するまで(=一晩)ビーコンの送信が続けられるよう、L バッテリを一本フル充電する必要があるのです。それには、急速充電用スタンドがほぼ必要になります。早く下山して漫画喫茶で長時間粘ってもいいですが、お金もかかるし時間の無駄なので、ちょっと邪魔になっても持って行くのがおすすめです。

急速充電スタンドと、純正の AC アダプタを組み合わせて使います。さらに、秋月で入手した 12V 出力の AC アダプタも持参します。こちらは外部電源(安定化電源)的な利用の仕方で、ホテルの室内から外部電源を使用して出るときに使います。その為、ホテル泊がない場合は先述のクリップベースとともに持って行かない場合もあります。

もちろんこれも、PowerPoles 化されていて、必要に応じてケーブルをつなぎ替える事で私の ID-92 などの ICOM 無線機で使ったりできるようになっています。充電であれば、分岐ケーブルを使う事で二台いっぺんに充電する事もできます。PowerPoles は本当に便利です。

でもそうすると、純正 AC アダプタは要らないんじゃないの? なんて思われそうですが、これは、本体でも充電しながら、もう一本のバッテリを急速充電する、なんていう場面で使われます。また、QSO しながら別のバッテリを充電する場合もありますし、両方あった方がオトクです。PowerPoles 化した同じケーブルを2本もって分岐してもいいですけどね。

また、漫画喫茶などでの充電だけであれば、秋月の大きめのアダプタを取り出し、PowerPolesでつないで VX-8 とつなぎ、アダプタに AC コードをつないで差し込んで使うより、純正 AC アダプタを単体で取り出した方が素早いです。意外とギリギリまで充電していたりして時間がない事もあるので、この辺りの手際の良さが重要になる場面があります。

Dsc01422_rそのあたり、実際の旅行の予定や計画などによって、両方、またはどちらか一方など AC アダプタの内容を変えていきます。これが、メインの網掛けの場所に入りますが、これだけだと多少隙間ができるので、衝撃吸収の意味も含めてハンドタオルを一枚上に載せてからファスナを閉めます。

ハンガーで掛けるようになっている部分の下のファスナー付きポケットには、ロッド式のアンテナを入れます。6m/2m/430MHz の Maldol 製のアンテナです。持ち運び時にはロッド部分と下の部分が分割でき、堅牢なので曲がったり折れたりする心配がありません。コンパクトになるのに、運用時は 1m くらいの長さになり項利得なので便利です。残念ながら私の持ち物ではなく、今は売っていないのが悔やまれるところです。

Dsc01421_r ポケットが 3 つ有り、これは VX-8 のバッテリを入れるのに丁度良い大きさです。私が使うときには ID-92 の予備バッテリと乾電池パックを入れていますが、VX-8 の L バッテリや乾電池ケースもギリギリ (言い換えればぴったり) 入ります。

これで閉じるわけですが、閉じるときに網のメインのポケット部分の上に、紙ログのためのノートとボールペン、薄型の時計を置くようにして挟み込むように閉めます。これらのモデルは

・ノート: ファミマで売っている無印のノート
・ボールペン: inka pen(インカペン)
・時計: CASIO のお時計さん (メーカーの商品情報はこちら

Dsc01427_r ノートは普通の紙ですが、ゴムバンドがついていて開かないようにできます。また、当然開いているときもゴムバンドで止められるので、風でページがめくれないようにできるのは便利です。モンベルのアクアノート M も濡れていても安心して書けるのでおすすめです。

ボールペンは定番のインカペンです。逆さまでも書けますし、濡れていても書けるので心強いです。屋外で CQ 出しつつ呼ばれないな~、なんて思っていたら急に呼ばれたときにかすれてかけない!なんていう事がありません。キャップを外した状態で待機している事が多く、いざコールサインをメモろうとしたら書けず「もう一度コールサインを教えてください」なんて言わずに済みます。おすすめ。

Dsc01428_r あとはお時計さんです。正確に調整された時計ですが、現在は電波時計があるので調整せず放置できるのでいい時代です。このお時計さんは、電波時計の上に日付/曜日は勿論、温度/湿度が出るので 「お山の上、寒いでしょう?」 なんて言われても 「いま、17度くらいで少し肌寒いくらいですね~」 とか言えるので楽しいです。ログに記載しておけば、その移動運用の時を忍のに使えます。

薄型なので、先述のようなパックの中に入れても邪魔になりませんし、凹凸が殆ど無いので収納が容易です。残念な点としてはバックライトがない事ですが、あまり夜間の屋外での運用はないので、大丈夫でしょう。目覚し時計機能も着いていますので、目覚し時計が必要な人でも旅行のお伴に大丈夫です。

Dsc01429_r これらをざっくりと入れて、ファスナをきゅっと締めると、一つのモバイル向けパックの出来上がりです。あとはこれを、バックパックに入れれば、バックパックの他の物を傷つけたり、逆に傷つけられたり折れたり無くなったりする心配がありません。取り出すときも、場所が充分ではなく時間が惜しいお山などの運用場所で、すぐに取り出す事ができます。

ホテルなどの室内でも同様。他の物を先にバックパックに放り込み、あとはこれに無線関係を一気に放り込んで、最期に片付けられます。屋内外を問わず、展開・撤収の際に素早く、かつ忘れ物がないようにひとまとめにできるので、おすすめです。

なお、肝心の無線機本体ですが、これは APRS などで行動中に無線機を使う必要がない場合には、中の充電器などの入れ物を工夫する事で無線機本体をアンテナを外した状態で入れる事もできます。傷がついたり、知らない間に電源が入っていて PTT も押されてファイナルが飛んでいたなんていう悲しい事態も避けられるかもしれません。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2009年6月11日 (木)

移動用電源 ~蓄電

Dsc01057_r 発電機を持って行ける車での移動運用なら良いのですが、公共交通機関&徒歩で行く遠隔地の移動用の電源には悩みが尽きません。世の中には 12V で出力される電池が殆ど無いからです。唯一簡単に手に入るのは車に使われるバッテリですが、これは鉛の塊ですので重くて仕方ありません。漬け物が作れる重さです。

世の中で一般的なバッテリと言えばリチウムイオン、またはリチウムポリマーで、これは携帯電話からラップトップパソコン、ゲーム機など殆ど全ての機器で使われていますが、残念ながら 12V で出力される物がなかなか市販されていません。市販されていても単体でバッテリとして無線機に使用できなかったり、充電器がなかったりして、事実上使い物にならないことが多いです。

妥協点として、15V 程度のラップトップ用外付けバッテリを使う手があり、私も FT-817 の運用ではこのお世話になりますが、目的外使用であり自己責任の感が強いこと、また、15V という電圧はハンディや一部のトランシーバには電圧が高すぎて許容範囲を逸脱し使えない、または使えても保護回路が働いて送信出力が勝手に Low になってしまったりして、使えません。

そうなると、昔ながらの乾電池。でも、使い捨ての乾電池はコストが高すぎますし、すぐになくなってしまいますので、ニッケル水素バッテリなら、この辺安心です。大きさと容量のバランスから現実的には AA サイズ(単三) になると思いますが、円筒形が占有する体積の割に容量が少なく、直列で 12V を出せる 10 本になると結構お荷物になってしまいます。

リチウムイオンに比べたら体積の割に容量が少ないですが、リチウムイオンが比較的高価なのに対して、ニッケル水素はよく売られていて安価で入手も容易です。一度買ってしまえば、あとはホテルなんかで充電することで電気代はタダです。無料のエネルギーで電波を出せてお得です。

ところがそんなニッケル水素電池。充電器が悩みの種です。10本という大量の本数を使用することは、あまり一般的ではありません。例えば、時計なら AA 電池 1 個、ワイヤレスマウスやテレビのリモコンでも 2 個といった感じで多くても 4 本程度しか使わないことが多いようです。そのため、充電器も AA を同時に充電できる本数は 2~4 本程度が一般的で、多くても 6 本程度しか見たことがありません。

そうなると、旅行に行くときに持って行くとしたら、4 本急速充電器を 2 個または 3 個ガラガラと持っていく必要があります。これは邪魔になりますし、コンセントも 3 口占有されてしまいます。複数の充電器を持って行きたくなかったり、ホテルなんかで充分なコンセントの口がない場合、終わり次第充電器を取り替えたりする必要があり、気が休まらないどころか、一晩で終わらない可能性も出てきます。

AA サイズの Ni-MH バッテリを 10 本まとめてポンと充電できればいいのに…なんて思いますが、そういう物は秋葉を捜してもなかなかありません。そもそも、電池を入れるための電池ボックスですら、10本入りはなかなか売っていません(千石さんの地下で売ってますが、ホームセンター系ではなかなか…)。けど、複数の充電器を買うのはお金ももったいないし、持って行くのめんどくさい…。

そこで登場するのが、ネクセルのこの充電器です。なんと、この充電器は AA サイズの Ni-MH または Nicd バッテリを 10 本一度に充電できます。なので、移動運用からホテルに戻ったら寝る前にセットしておけば翌朝にはチャージ終了です。この充電器の良いところは

  • 一度に10本充電できる
  • 1本ずつ個別にステータスランプがある
  • 全スロットで AA だけでなく AAA も混在で充電できる
  • 9V 電池も充電できる
  • リフレッシュ機能つき (リフレッシュ→充電自動開始もできる)
  • 電源としては AC アダプタでコンセントの他、12V 入力が可能→シガー用ケーブルも付属

などです。重さも軽く普通の充電器という感じなので旅行に持って行くのにも大して苦になりません。電源に付属の AC アダプタの他、シガープラグからのケーブルも付属するので車の電源から取ることもできます。

12V の秋月の AC アダプタなどをホテル室内でハンディや FT-817 などを使う為の外部電源として持ってきていれば PowerPoles で分岐して、無線機と同時にこの充電器にも同時に電力を供給することができ、充電できます。その場合、AC アダプタを兼用できるためさらに荷物が減らせます(充電器本体だけ持ってくればいい)。

リチウムイオンの外付けバッテリパックを持っていない、もしくは自分の無線機では電圧の関係で使える物がない、なんて言う場合、汎用性の高くcostもある程度安くて済む AA のニッケル水素電池 10 本を使う、なんて言う方もいらっしゃると思います。

そんな方には、最大 10 本一度に充電できるこの充電器がおすすめです。自宅でも手間が省けますし、旅行なら手間と荷物の量が減らせて便利です。旅行の時に私はホテルでこれで、10 本のエネループを寝る前に充電し、電池ケースに入れ替え翌日 FT-817ND につないで使うことがあります(メインはラップトップ用のリチウムポリマーの外付けバッテリですが)。

セットしておいておけば、10本の充電が一度で仕上がります。最大 9 時間かかるので、睡眠時間が短い人には問題ですが、大抵は一晩で充電が終わるでしょう。おすすめ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年4月22日 (水)

電鍵をぴかぴかお掃除

なぜか作動しなくなってしまった電鍵ですが、100均で 「洗剤の要らないスポンジ」 を貰ったので、ピカピカにお掃除してあげました。なんか、消しゴムみたいに削りカスが出るのが不安ですが。

Dsc00838_r 最初は効果がイマイチでしたが、一度磨いてから次に新しいのを使うと、脱皮したみたいに汚れが消え去り、ピカピカになりました。もともとそれほど汚れているわけではなかったのですが、さらにピカピカになった感じです。ヤフオクあたりで不動品として出品しても良いくらいになりましたw

残念ながら、今のところ同じハイモンドさんの HK-807 は入手できていません。いつもお世話になってる大手のロケットアマチュア無線本館@秋葉原にすら置いていないのですから、こうなるとあとは中古しかない雰囲気です。でも、性格的に中古は(神経質なので)ダメなんですよね。仲良しの友達とかなら良いのですが、知らない人のはダメなんです。

定時 CQ でコンタクトいただいた方からは 「この機会にエレキーを使ってみては」 と言われたのですが、やっぱり横振のパドルより縦振電鍵が良いです。せっかちさんなので、エレキーの機械に引っ張られる感じの操作には、頭と体がついていきません(TT

それにしても、ぴかぴかにいくら磨いたところで、直ってくれるわけではありません。どちらかというとこの、 「洗剤の要らないスポンジ」 が本当に使い物になるのかをテストしてみたかったから(^^;というのがあるので、実用的な意味で磨いたのではないですし。

このまま直ってくれればいいのですが、それは、費用や入手性の問題もさることながら、調整の問題もあります。車の座席位置を勝手に動かされると、電動でメモリーがついている物と違い、機械式の私の車の場合は再度まったく同じ位置に合わせるのは困難です。そうすると、この辺かしら、と思って適当にセットして運転すると、ちょっと違ったりして違和感があり結構危険です。

これが、座席の前後とリクライニングの傾きの両方の要素があるので、組み合わせの数と体の変な慣れの問題(間違った位置でも少しは体が慣れてしまう)から再度同じ位置にするのはかなり困難。その為、洗車や駐車場係の人には、絶対に座席を動かさないようにお願いしています。一応、ブラックテープで位置をマーキングしてありますが、目安にしかならないので…。

これと同じで、電鍵でもやっぱり調整があるわけです。それぞれの調整部によってどう調整したか、数値では出てきません。「こちらを、3、こちらを 2」 という風になっていれば、どれだけずらされても良いのですが、ネジにはそんな物はありません。その為、一度調整し、これでベスト、と決めた位置から動かされてしまうと、その位置を再現するのは相当難しい事になります。

Dsc00839_r 強さ(堅さ・重さ)と接点間隔を、それぞれの組み合わせで設定するわけですから、無段階で調整するネジの場合、無限大にあるわけです。また、体もそれに慣れて力加減を会得していますから、異なってしまうと、体の方もうまく打てません。その為、打ち間違いが多かったり、うまく打てない状況になると、単に自分の体調が悪いのか、それともやっぱり、調整が悪いのかわからず、悶々とする事になり、これって結構ストレスです。

また、これがきっかけとなり、手くずれを起こす可能性もあります。そう考えると、ますますプレッシャー。悪循環です。それもあり、怖くてモールスを打たなくなり、いつの間にかモールスから遠ざかってしまう事も充分あると思います。それは、やっぱり寂しい事です。

実際私が HK-807 の入手を本格的に探していなかった理由がじつはここにあり、例え同じ HK-807 を入手したとしても、今手持ちの HK-807 と同じ状態に調整を行うのはきわめて困難だからです。つまり、手に入れたとしても、もうそれは使い慣れた HK-807 ではないのです。

ゼロから調節を行い、自分に合わせないといけないわけですが、先述の通り、同じ状況を再現するのはかなり困難です。壊れた HK-807 を横に並べて同じ感じ方しかめながら調整をしたとしても、なかなか再現はできないでしょう。

それを考えると、むしろ入手した方がストレスを抱え込む事になりそうで、ちょっと躊躇している、というのもあるわけです。また、これは仕方がない事ですが、接点の摩耗度合いから来る感触の違い、なんていうのもあるかもしれません(さすがにそこまでは諦めてますがw)。

使い古している慣れた道具こそ、壊さないように大切にしましょう~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 6日 (月)

移動用バッテリ新製品

暖かくなってきました。さくらみの季節でもあります。一個前のブログでは発々の新製品の話題を書きましたが、次は、単純なバッテリ、電池のお話です。明日発売のリチウムポリマーバッテリです。

以前の日記で、某 SNS のシスオペさんが紹介されていた、DIATEC のラップトップ PC 用の汎用外付けバッテリ "PowerBank for PC " はノイズもなく大容量で大変よいものでした。電圧は FT-817ND で使う範囲 (15.5V) に収まっていて大容量。しかも、VAIO type.T や type.G の AC アダプタから充電出来るので荷物も減らせます。FT-817ND での移動運用はコレ! と決めたばかりでした。

ところが今度は、バッテリでは有名なあの JTT から、新しいラップトップ用外付け汎用バッテリが発売されました。その名も "MyBattery Book X" という新しいラインナップです。注目すべきは、DIATEC の PowerBank for PC が、15.5V の固定出力で 15V や 16V の機器を何となくカバーしていたのに対して、こちらは、12V、15V、16V、19V と切り替えができるのです。

特に、12V は無線家にとっては理想的な電圧ですし、19V は VAIO Type.Z などのハイパフォーマンスラップトップ PC にも対応出来ます。つまり、これ一台で、無線機とラップトップ PC 両方に使えるわけです。以前のように、ラップトップの機種ごとに買い換えたり電圧で悩む必要がありません。オマケですが、10.5V と 5V(USB) の出力もついています。

残念ながら、充電方法は専用 AC アダプタ 19V による充電のため、長期間の利用のためには AC アダプタを別に持って行かないといけないわけですが、その大きさや使い勝手の良さを考えると魅力的です。15.5V では VX-8 の外付けバッテリとしては使えませんが、12V が出力出来れば VX-8 等の動作電圧の狭いハンディの電源にも使えます。

懸念する点としては、出力電流が足りるかというと事とノイズの問題です。何アンペアまで対応しているのか…さすがに IC-703 の 10W 出力に追従してくれるとは思いませんが、それでも最低限 VX-8 の 5W 出力がで来てほしいです。というか、それができないとせっかくのバッテリも役立たずです。

途中に 5V~19V までさまざまな電圧を作り出すための変換部があるでしょうから、その部分の変換能力と、そのノイズが心配されます。以前試した違うメーカーの Alivio という製品はノイズがひどく、6m SSB では電流は足りていたもののノイズが S9 で使い物になりませんでした。この製品は今はもうディスコンで売っていませんが…。

明日発売という事なので試してみたいところですが、先立つものがないので思案中です。15V 等の少々高めの電圧を使うのは精神衛生上も良くないので、12V 出力…魅力的です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

新型発電機 YAMAHA EF1600iS

以前このブログでもご紹介したとおり、私は発動発電機(発々)を 2 台持っています。一応知人との共用で使っていますが、どちらにしろ目的は無線の移動運用のみです。夏の電力消費が少ないときのために YAMAHA の EF900iS を、冬の暖房器具などで消費電力の多い時用に HONDA の EU16i を使っています。大は小を兼ねますが、燃費の問題や取り扱いのしやすさから、夏と冬で使い分けています。

以前書いた通り、個人的には YAMAHA の発電機の方が気に入っています。そのため、EF900iS はお気に入りの一つなのですが、冬には電力が足りません。暖房もさることながら、冬はガスのストーブ(コンロ)が使えないため、お湯を沸かすためには、電気ケトルを使います。物の1分ちょっとでお湯が沸く優れものですが、1kW 以上消費するので、900VA の EF900iS では無理なのです。

そこで、1.6kVA の発々が必要になるわけですが、本来なら、YAMAHA さんがよかったのですが、YAMAHA さんは 900VA の次は、一気に 2kVA まで性能が上がってしまいます。当然、重さや大きさなども一気に増加し、一人では取り扱えない物になってしまいます。それ以前に、クーペやセダンノトランクには入りません(@@ しかたなくそこで、HONDA さんの EU16i の出番です。

確かに EU16i は買ってみたところ、予想以上によいできでした。一応職場経由で買ったので、品質の良い物が回ってきている可能性も高いですが、とても安定していて性能の良さにはビックリしました。しかし、最大の欠点として、燃料コックとエンジンスイッチが独立していないこと。そのため、エンジンを回したまま燃料コックだけを閉め、タンクからエンジンに至る部分のガソリンを使い切ることによる余分な燃料の除去が出来ません。

そのため、移動運用を毎週行うような人でもない限り、エンジンによくありません。本来なら、使い切り、余ったガソリンは除去しないと行けません。ネジをはずしてガソリンを排出する、という正規の手順は完全に行うのは難しいので、簡易的に行うことができるのが、この、燃料コックを閉めてエンジンを回し続けてガス欠を起こさせる、という方法なのです。

ホンダさんは、燃料コックとエンジンのスイッチが同一なため、燃料コックを閉じるためにはエンジンの停止を避けることができないのです。しかし、YAMAHA さんのは、2.0kVA になってしまい、大過ぎ、重すぎ。選択肢がないので、EF900iS を基本に調達していても、1.6kVA だけは、HONDA から調達、という事になっていたわけです。

ところが、今月、遅れること数年、YAMAHA さんから 1.6kVA の発々"EF1600iS" が発売されました。以前このブログでもこの発電機の出力ラインナップについて 「EF1600iSなんていうのがあれば」 的な発言をしていますが、本当に発売されましたw 性能的には EU16i とほとんど変わりません。しかし、大きな利点が三つあります。それは‥。

  • 先述の独立した燃料コックがあるためガス欠停止ができる
  • 燃料計がついてる
  • 出力電気の質がよい

というものです。その他にも、最近設計された物なので、進んだ技術でより最適な製品が作られていると思います。重さなども 1kg ほど乾燥重量が軽くなって、長さも数センチ短くなっている一方で、サイズは高さがちょっと高くなっているため、収納のしやすさは好みが分かれるところかもしれません。

燃料コック以外では燃料計は結構大きなポイントで、あとどのくらい使えるのかわからないのは結構精神的にドキドキするものでした。特に冬期、燃料切れになると暖房が止まり、特に就寝中は危険です。しかも、寒い中、真っ暗になって給油しに行くのは大変ですし危険です。燃料計があれば、残量を見てある程度給油タイミングを判断出来ます。

電波の質…ではなく、電気の質は、変動質やゆがみ率などを比較すると、EU16i よりは優秀です。このあたりは、今月の発売という事もあり、技術が安く進歩したのでしょう。無線にどのくらい影響があるかわかりませんが…。

気になるのは、インバーターノイズです。900VA クラスの発々において、YAMAHA さんは、無線機用のノイズフィルタはオプションでした。一方、ホンダさんは標準装備でした。このことから考えると、1.6kVA の商品でも YAMAHA さんはノイズフィルタが出ていないとノイズが乗るかもしれません。一方、ホンダさんは、標準装備かもしれません。もし、ノイズが乗るとなると、せっかく燃料計や燃料コックがついているのにアマチュア無線で使ううちらにとっては、選択肢になり得なくなります。

デザインは好みの分かれるところですが…。青いのも赤いのも苦手(^^; 職場経由で買えると良いけど、昨今厳しくなったので微妙です。

追伸: 知人が電話で確認したところ、EF900iS にあるような無線通信機向けのノイズフィルタは、EF1600iS にはオプションで用意されていないそうです。また、標準実装もされていないということで、HF での運用には若干懸念点があるかもしれません (実際にノイズが乗るかどうかはわかりませんが…)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)