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2010年3月10日 (水)

どの無線機メーカーが好き?

私も今はどこも好きです。昔は「私はヤエス派」「あの人はスタンダード派だから」とか色々いた気がしますが、最近はそういう話しは全く聞かなくなりました。

# 私の周りで無線をやっている人がほとんどいなくなったのもありますが…

ICOM さんは無線機の外見的なデザインも操作性もよく好きです。デジタル通信に熱心なのは、アマチュアは進歩的であること、に合致していて好きです。D-STAR 規格が良いかどうかは色々意見があるでしょうが、それならほかのデジタルモードを出しているでしょうか。

アナログでとりあえず通信できるからいいや、という考えではないのは、私は好きです。また、もう何年も前に PC の世界では当たり前になっている USB を(無線機メーカーの中では)比較的ちゃんと導入してきているのも好感が持てます。いい加減 「無線機との通信はレガシーシリアル」 とかやめて欲しいです…。

大きめの機械についても、フルデジタル液晶のオペレーション、カラーディスプレイの積極的な採用など、グラスコクピット化している航空機と同様の進化を遂げていて、正常進化だと思い、そういう意味では「アマチュアは”保守的で懐古的”」ではない、一番評価しているメーカーです。あとは、IC-703 をリチウムイオンバッテリ内蔵型にしたような徒歩で行く移動運用に特化した製品をまた出してくれるとますます株が上がりますw

バースタさんは遅れているのかというと、確かに大型機ではアナログの針とか、多すぎるツマミとかでイマイチな感じがします。でも、ハンディやモービルで は、音声通信こそアナログのままですが、もう一つの応用での 「進歩的」 である APRS に対応した無線機を積極的に開発/発売しています。ユーザーの意見を聞くことにも熱心のようです(詳細は割愛)。

特に印象的なのは、VX-8 は確かにバグが多く当初はとても失望したものですが、ユーザーの意見を聞き、無線機の中では異例とも思われるマイナーチェンジを行った VX-8D を発売しました。また、古い VX-8 のアップグレードまでしてくれます。ただこういった作業はメーカーには負担が大きいので、紆余曲折、いわゆる「段取りの悪さ」はありましたし、発表の仕方 など、メーカーとしてはガッカリさせられる部分がありました。それでも、がんばってアップグレード対応をしよう、なんて考えたのはとても評価できます。

どのメーカーでも、以前は発表された新機種に例え不満があっても、次の新機種まで待つしかありませんでした。何年後かに、不満点が解消された新機種が出る だろうから、その時まで待つしかないわね…と、ガッカリあきらめるのが通例でした。ところが、VX-8D が発売されてびっくりしているうちに、こんどは VX-8G (私自身は公式情報未確認) という、GPS 内蔵型にしただけの VX-8 が発売されるようです。

アマチュア無線機において、このような、細かな開発・発売は異例と思います。当然、それだけコストもかかっているので評価できます。頑張って欲しいです。VX-8G の評価はまたこんどしますが、期待通りの物であれば、今まで限られがちだったものが、用途、予算、目的に応じてラインナップが用意されることになり、明るいお話です。VX-7 とか VX-6 とかもう売らなくていいんじゃないでしょうか…。

モービルの APRS 対応機もでて、いろいろな機能が付いていて、しっかり考えて開発されたのは評価できます。私の車にも取り付け場所があれば是非搭載したいものです。そうい う点で、APRS でがんばっているバースタさんは評価できます。VX-3 も小型ハンディとして、私が思っている「こうだったらいいな」を色々実現された、すばらしい機械で、私のウェストにいつも収まっています。

ケンウッドさんは…私は今のところ縁がありません。TH-F7 を 「SSB がきける」 という事で自局のモニタ用に買ってみましたが、モニタになりませんでした。モービル機はかなり古い TM-643 というのを取り付けていて、これは3バンド同時動作/独立操作が可能な唯一の無線機で、バンドユニットの交換で好きな3バンドが作れるのは類を見ません。 大切にしていますが、やっぱり APRS 対応など、新しい物も欲しくなりました。

今は、APRS 用のモービル無線機をバースタさんより先に出していますが…新しい物も発表されず、ハンディは国内では APRS ではない独自規格の位置情報のついた謎仕様の物が以前売られていただけです。ハムフェアで発表された新しいハンディ型 APRS 対応無線機はどうなったのか…まったく動きが感じられないです。

ケンウッドさんの私のイメージは「デザイン」と「独自規格」です。エルゴノミクスデザインを採用したハンディなど、無骨でお金を掛けないデザインが多かっ た昔において、ケンウッドさんだけはオーディオも出しているだけあってデザインにもお金を掛け、機能性、見た目ともに頑張っていたのが印象的です。ただ、 マイクコネクタの扱いや操作体系などが独自すぎて扱いにくかったのも同時に印象的でした。

今は特に目立った特徴が無く、そういう意味ではケンウッドさんは今は元気がないと思います。話題性もありません。でも、嫌いなメーカーではありません。私 は昔はケンウッドのハンディからスタートしました。多くは現役を退き里子に出されましたが、モービル機はその名残でまだ残っています。

アルインコさんは、お安い無線機を出している印象がありました。ただ、TNC 内蔵でラジオも聴けるモービル機を出すなど、開発頑張っている良い印象があります。TNC がすでに手に入らない時代に、パケット通信で復活しようと思った私が購入したのが DR-620 でした。ただ、電源を切ると TNC のいろいろな設定が消えるというあまり実用的ではない仕様だったのが残念です。各社、APRS ではない TNC 内蔵の物を出して欲しいです。

ハンディでは 1200MHz 帯対応の DJ-G7 を出したのが印象的で、デジタル通信や位置情報などの分野での進歩性はないものの、1200MHz のハンディを出すというのはメーカーとしてのアイデンティティはある感じです。デザインも安っぽい 「出せばいいんでしょ」 的な物では無く、買っておきたいと思わせるしっかりしたものです(とはいえ、個人的には好きなデザインではないのですがw)。

ほかにも、カード型で薄い DJ-C7 も好きです。VX-3 とは違い、薄さという方向性でハンディ機の可能性を考えたもので、確かにポッケやバッグに入れるのには薄い方が適しています。操作性もよく、ウェストに専用ケースで装備する VX-3 と違い、そのままバッグやポッケに入れるなど、日用品的な扱いができるので気に入っています。唯一の欠点は、端子が独自形状で、VX-3 のように普通のステレオイヤフォンが使えないところですね。いずれにしても、評価できます。頑張って後継機を出して欲しいです。

そんなわけで、どのメーカーも良いメーカーで、ここはこれ、というメーカーはありません。私的には DPRS が普及して欲しいと思いますし、音声通信もはやくデジタル化して欲しいと思います(ただし、その影響で簡単便利な無線システムになって欲しくはないです し、お役所規制の管理下にある無線システムの口実にして欲しくないです)。なので、ICOM さんが好きですが、VX-8 を見ているとバースタさんも好きです。どのメーカーも頑張って欲しいと思いますし、良い物を出せば、メーカーを問わず買います。

1社だけ 「ここが好き」 という投票は、むずかしいですね。

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コメント

これを読んで、ゅぃさんの性格が手に取れるように分かりました。

投稿: | 2010年3月12日 (金) 12時36分

新潟精密

投稿: | 2010年3月18日 (木) 21時20分

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