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2009年10月13日 (火)

アナログ位置情報の設定

APRS (アナログ位置情報) や DPRS (デジタル位置情報) の設定で、運用が曖昧な物があります。それは、シンボルと SSID。両者とも、一覧表になっていてどう設定するかはある程度わかりますが 「こんなシチュエーションではどうするの?」 という物がちらほらあります。

一つは、シンボルについて、同じシンボルが二種類ある事です。/ 系と \(バックスラッシュ) で二種類有り、両方に同じようなシンボルがあったりします。どう違うのか、どう使い分けるのかは正直わかりません。なので、適当にソレっぽい物を使う事にして…。

問題は、SSID とシンボルを何を根拠に設定するのか、という事です。例えば、SSID の -9 は車ですが、SSID-7 にはハンディというのがあります。ハンディを車に乗せている場合はどうするのでしょう。また、普段歩いているときに使っていて、そのままバスに乗り込んだらバスのシンボルに変えるべきでしょうか。バスが運用しているのか、それとも乗客が運用しているのか、わかりにくいです。

そこで、知人と話しをした結果、次のようにするのが良いんじゃないかしら、という事になりました。APRS は国の企画ではありませんので、ユーザーやユーザーグループの誰であっても、違うとか、こうしなさい、と指示する事はできません。たまに勘違いして指示してくる方もいるようですが、今回の記事にそういう意図はありません。従って、自分たちはこうしている、というアイディアの一つです。

  • ハンディ機は SSID-7 である
  • 徒歩の人は、徒歩(人)マークである
  • モービル機という SSID はない
  • 車の SSID は -9 である
  • 車は、車のアイコンがある

という状態です。混乱するのは、SSID が何をさしているのか、例えば -7 の「ハンディ」 というのは無線機の形状ですし、-9 の 「車」 というのは、移動媒体を示します。ハンディ機である事を優先すれば SSID-7 ですが、車である事を優先すれば SSID-9 です。従って例えば 「ハンディを積んだ車」 はどうするのか、という問題が起きます。もちろん、同じ事はバスやトラック、電車にも言えます。

まず、シンボルマークについての判断は、その無線機がどこに所属しているか、がキーになります。例えば、歩行するときに持ち歩くハンディであれば、 その人が車に乗り込もうとバスに乗ろうと電車に乗ろうと、原則アイコンは徒歩マークのままです。なぜなら、乗り物への搭乗は原則徒歩の延長だからであり、 無線機は引き続きその人にくっついているからです。ただし、これは乗客として、という事。

ここで、無線機を車に取り付けて自分でハンドルを握る場合にはアイコンを車に変えます。"この取り付けて" というのは、例えばマグネットベースなんかで仮設の外部アンテナをつないでみたり、ルーバーにホルダを設置してハンディ機を置いてみたりした状況です。も ちろん、ホルダに乗せるだけでも構いません。いずれにしても、バックパックや腰からはずして、車に位置を移動した時点で、-9 にすると思えばわかりやすいかもしれません。

この場合、基本は、ハンディ機というのは車ではなく人に帰属していて、車を降りるときなんかは取り外して再び腰に納まったりする点です。例えば、観 光地まで車で移動して、目的地に着いたら車から降りて山に登ってみたりします。帰属先は人なので、人が降りればハンディもついてきます。そしてそのまま電 車に乗ったり、家に持ち帰ったりします。そのため、アイコンが帰属先である人で、SSID が -7 です。

自分で運転する車に乗り込み、ハンディを腰からはずして車に取り付けた時点で車のアイコンにしても、車から降りれば、再び徒歩(人)のマークにしま す。しかし、タクシーに乗り込んだり、バスに乗ったりといった、免許人がその乗り物の操作を行わない場合には、例えハンディ機をルーバーに置いたとして も、シンボルは徒歩(人)のままです。なぜなら、車の上に物理的に載ってはいるものの、人とハンディは、歩行者の延長みたいなものだからです。その為、シ ンボルは徒歩のまま、SSID も -7 のままです。

これが、車にきちんと設置・搭載されているモービル機などであれば、SSID が変わります。もちろん免許人は "人" ですが、車に固定されていて、車で使用する事専用、または車で使用する事が主な目的になっているからです。一時的に人が登場したときだけ持ち込まれ、人と 共に去っていくハンディとは違います。その為、車に帰属すると考えて SSID-9 になります。もちろん、ハンディでも車に完全に固定してしまい、基本的に取り外さず降りるときも車に置いたままにするというのであれば、-9 です。

もちろん、車に帰属しているけど降りるときに持って行くからと 「アイコンが人で、SSID が -9」 という状態は存在しません。車からはずして運用される時点ですでに -9 ではなくなっているからです。

このことは 「この人はどんな状態で運用しているのかな?」 という事を知る上で有用です。ハンディで運用していれば出力も知れています。車に乗り込んでもアドバンテージは空中線くらいな物です(勿論それも影響は大 きいですが)。SSID が -9 になる事で、無線機が車に属していて、おそらく運転している自分の車である事がわかりますし、そうでない -7 場合は、ハンディであり、便乗していて自分の車ではなくハンドルを握っていない事が想像できます。

メッセージが到達しなかったり、足跡の残りがあまりにも散発的である場合には、この SSID とシンボル(アイコン)の表示の組み合わせでおおよその環境を推し量る事ができ、事情を飲み込めるかもしれません。想像するに、策定された時期や時代背景 がまちまちで、統一性のない状態で決まって行ってしまったのかもしれませんね。例えば、メッセージなどが長くできなかったとか。でも、組み合わせを上手に する事で、逆に運用状態をわかりやすくできるかもしれません。

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コメント

最近APRSを始めましたが、たしかにこのあたりよく分からないで、悩むことが多いです。
また、理解しているつもりでも、SSIDやアイコンの変更を忘れてしまったりする場合も多いですね(≧∇≦)。

ちなみに、先日Wの西海岸(LA, SF)に行って、APRSを運用してみましたが、この辺はお国柄もあるのか、かなりいい加減(?)な印象を受けました。
トラックのアイコンで速度も50マイルくらいの局でも-7のIDが多かったり、移動していてもSSIDが全くついていない局のビーコンがかなり多かった印象があります。

利用者たちが自主的にルール案を作って、実際に定着したものが事実上の規則になっていくと行く考え方が一番素直で、進んでいくべき方向と私も思いますが、APRSなんてWeb上で世界中から見えますから、このあたりルール化は実際なかなか難しそうですね。

APRSについては今後やってみたいことも多いので、色々参考にさせて下さい。

投稿: JG1ALA | 2009年10月14日 (水) 15時48分

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