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2009年8月

2009年8月25日 (火)

東京ハイパワー HT-200

日記を分けたからと、特に注目しているわけではありませんが、書き忘れたので書いておきます。JH3YKVの記事によると  HT-200 は HF~6m までのオールモードトランシーバーだそうです。私の日記で少し触れていますが 「昭和の感じのする無線機」 の外観です。

記事によれば、中には結構お金をかけているようで、高級機の回路を使っているそうです。普通のメーカーだと、無線機に限らず車などでも同じように 「中身が良い物は外見もそれなりに」 とお金をかけるものですが、これは 「中身にだけ」 お金をかけた感じのようです。その為、見た目は2万円くらいで売ってそうです。

さて、この記事の中で気になるのは、伝聞推定の部分ではありますが 「乾電池で動く」 という部分です。個人的に、乾電池で動く事は全く必要だと思っていません。ただ、注目したのは 「電池」 だから、つまり、バッテリ駆動も考えた設計だという事です。

乾電池であれば、使い捨てでお金もかかる割に短時間しか持たないためコストパフォーマンスが悪く、体積の割に容量がないのでかさばるため到底使う気になれません。理想は、やっぱりリチウムイオンバッテリの内蔵です。しかし、設計にニッケル水素などより高度な知識と経験が必要になるためか、どこのメーカーもいまだにハンディ機以外では実装できていません。

IC-703 を愛用していますが、これも電池運用ができる物の、外付けのニッカドバッテリのため短時間しか持たない割に巨大です。FT-817ND もニッケル水素バッテリ。どちらも 「これがリチウムイオンバッテリで動いてくれれば、ずっと使い勝手が良くなり、活用できるのに」 と思うのでした。

過去の日記を見ていただければわかるとおり、FT-817ND のバッテリについては、色々試行錯誤して無駄な苦労をしてしまっています。これが最初からリチウムイオン電池内蔵だったら、しなくて済んだのです。長時間もつし、体積も小さくて済むリチウムイオンやポリマーバッテリを是非実装してほしい物です。ラップトップ PC なんかではかなり前から当たり前の物なのですが、そこはやっぱり大手メーカーしか作れないのでしょうか。

さすがに電気自動車クラスになると色々設計が大変なようで、長らくニッケル水素が多かったですが、今度メルセデスから出るハイブリッドカーはリチウムイオン電池らしいですし、電動自転車もリチウムイオンモデルが多くなってきました。無線業界も歴史は長いはずですから、是非、リチウムイオンバッテリをポータブル機の行きにまで拡大して欲しいと思います。

正直、FT-817 や IC-703 の売れ行きが伸びないのは、バッテリの問題が大きいと思います。実際買っても、電源で苦労するので活用度が下がり、その結果 「買ってもちょっとね…」 という状態になる気がします。自宅で充電して持って行けば、本体と同軸とアンテナとマイクとポールだけで、長時間現地で運用できるようならもっと売れたと思います。

# FT-817ND は「売れた」とユーザーの間では思われていますが、IC-703 の後継機がない、FT-817 の後継機が出る気配もない事を考えると、実態が見える気がします。

この HT-200 も 「乾電池」 なので、魅力があまりありません。それでも、IC-703 亡き今となっては、今から買う人が、ポータブル運用ができる 10W 出せる機械を、と考えると、この HT-200 が出たらこれを買うしかないのかもしれません。メーカー規模を考えると、リチウムイオン内蔵は期待できないのでしょうが、それでも頑張って欲しかったと思います。

アイコムさん、バースタさん、IC-703 と FT-817ND の 「バッテリをリチウムイオン内蔵にした"だけ"」 で構わないので、ポータブル機の後継品を是非出してくださいませ。それだけで、両機種とも、存在価値が倍以上にふくらむと思います。無線機も、バッテリがなければタダの箱です。ゴチャゴチャしたケーブルや、充電に手間がかかるようでは魅力に欠けますしね~。

実際に、宿泊を伴う旅行で両方の機種を持って行ってみれば、いかに手間かわかると思います。

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2009年8月23日 (日)

ハムフェア特設 DPRS I-GATE

Dsc01351_r 初日終了後、ホテルにチェックイン。今回初の試みとなる、DPRS の I-gate を仮設しました。待ち合わせし、無線機の入った手荷物を持ってきてくれるはずの知人が渋滞で遅れた影響で、チェックインが 1 時間ほど遅くなってしまいました。残念ながらホテルの高層階は既に埋まっていて、真ん中の 10F になってしまいました。間に IDC があってビッグサイトが目視できません。つまり、ハムフェア会場からは直線では電波が入らないというわけです。

とりあえず、438.010MHz にて DV モードで位置情報を受けられるようにしています。この周波数で DPRS の位置情報を含む電波を出して貰えば、自動的に I-GATE して登録されます。レピータ配下ではないので自動送出も問題ありません。1分間隔程度を目安に、自動送出をしてみるといいと思います。ただ、会場と距離が あり、直接目視できない関係上、電波が届かないかもしれませんが;;

Dsc01356_r この仮設 DPRS I-GATE は日曜日の深夜まで同じ場所にて設置・運用している予定です。 いまのところ、誰も使ってくれていません。シクシク。

結局、ハムフェアの日程が終了しましたが、全く使われませんでした。残念です。JARL さん、ICOM さん、レピータでは流行らないと思います。アマチュア無線家として、デジタルの simpex としての宣伝をがんばって欲しいです。「北海道とも交信できる」 と、ネットに頼ったシステムであれば、無線は単なる「ラストワンマイル」だけしか使われていません。これではアマチュア無線と言うよりは 「インターネット」 が主役だと思います。

また、海外では 2m/430MHz はレピータの利用が主だからといって、日本も真似する必要はないと思います。むしろ、アマチュア無線的に考えたら、電波を直接交信しあっている日本の使い方の方が、アマチュア無線的な感じがすると思います。自分の無線機の自分のアンテナから電波が出て、それを、相手の設備が直接受けることにロマンを感じる人は少なくなったのでしょうか。

いずれにしても、simplex での DPRS が一件も使われないで終わってしまったのは、とても残念です。

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2009年8月22日 (土)

ハムフェア 2009 に行ってきたゾ

Dsc01359_r ハムフェア会場のある有明にやってきました。チケットはもちろん、ファミマのぴあでクレジットカード払いの事前入手。1,350円です。会場で正規のケント交換する必要はありますが、会場での購入よりは手間がかかりません(現金収受などもないし)。

初日は午前中、職場関連のお手伝いがあって都内多摩地区某所にいたので開会式はみれませんでした。会長さんの後尊顔も拝見できず。入場の列がすっかりない時間に到着して、まず初日は流してみて、二日目にじっくり見ることになりました。ガールスカウトの子の引率で、ガールスカウトルックで行きました。ガールスカウトの格好をしていると係の人に見えるのか、無断で写真を撮る人がいるのが困りものです…。

二日目は、ガンダムフェアの長い列がありました。炎天下の中を、ほぼ国際展示場正門駅からビッグサイトまで列がつながっていたほどです。倒れる人がいないか危ない感じです。同時開催コミティアがあるので、なおさらカオスです。

Dsc01360_r さて、ハムフェア、今年は IC-9100 の参考出品がありました。欲しくなるものです。2 台程度のさわれる展示があり、電源が入っており、動くようでした。これ、D-STAR がついているようですし、1.2G も使えるようにするオプションがあるみたいです。本体価格 30 万を目指し、1.2Gバンドユニットは 5万を目標だそうで。目標なので今からは何ともいえませんが。

残念なのは液晶がモノクロなのと、マイクコネクタが旧型の物である点です。カラー液晶にして、マイクコネクタは RJ-45 にしてほしかったです。あと、メーカーが ICOM さんなのが残念です。といっても、ICOM さんが嫌いなわけではありません。単純に ATAS-120A が使えないからです。

Dsc01362_r うちはマンションで、基本的にアンテナ禁止のため、モービルホイップでごまかしているわけですが、アースが満足にとれないベランダで 6m を運用するには ATAS-120A+ラジアルキットが最適です。ただこれは、バーテックススタンダード(YAESU)のリグでないと使えない(アクティブチューニングアンテナなので制御ができない)ので、ICOM さんがどんなに良いリグを出してくれても、自宅では使えないのです;; ICOM さんは、ID-92 のようなハンディか、IC-7200 のような家のお外で使う無線機しか買えません。独自規格で囲い込みが好きな業界は困った物です。

Dsc01382_r

KENWOOD さ んもなにやら置いてましたが、どちらかというと廉価版の無線機という感じでまり魅力がありません。期待していた 「VX-8 に対抗するための、TH-D7 の後継ハンディを出してくるかも」 なんて思ったわけですが、VX-8 がでてだいぶたつのに映像と CG で作ったパネルだけで現物はまだ出る気配がないです。

考えてみれば TH-D7 ですら本来国内向けのモデルでは位置情報システムは使えなかった(独自規格のよくわからないのが実装されている)わけで、APRS のアナログ位置情報が一般化しても、それに対応した機種を出してこず、放置していましたから、そもそも本気で出す気があるのかは疑問です。ビデオではなくモックでも置いておいてくれるとうれしかったです。

Dsc01368_r Dsc01367_r 同時にバーテックススタンダードさんのモービル機には期待です。初日はじっくり見たかったのに知らない人に話しかけられてしまってあまりしっかりみれなかったので、二日目にしっかり見てきました。

軽く操作した感じの操作性と見た目は良いのですが、筐体のあの小ささは出力的にちょっと不安でした。メニューはまだ制作中のため一部の操作ができませんが、メニューに "SmartBeacon" の表示があったので、さすがにモービル機では対応したようです。TM-D710 を超えられそうな設計ですね。良い物が出たら、TM-643 から乗り換えたいのですが…。その場合、トライバンドではないので 6m FM に出られなくなるのをどうするかが課題になります。

Dsc01371_r Dsc01369_r

この SS の一枚目、上後ろから撮ったところ(=下側が上)です。出っ張っているところが、GPS ユニット。コントローラをダッシュボードに置くとここから直接 GPS を拾えるので、線をはわせる必要はないわけです。また、ステレオスピーカが背面に付いていて、これがフロントガラスに反射して、思いの外いい音が聞こえるそうで、外部スピーカが要らない音質を目指したそうです。

本体の小ささは、放熱を考えたデザインで、ファンで冷却するのではなく、本体の熱容量を効率的に利用しての冷却だそうで、ビーコンを送信しながらの長時間走行も問題ないそうです。持ってみると、ずしりと重い本体。これは、なんだか職場で使ってるような無線機を思い出します。ちょっと設計がんばった感じ? 発売は来年となると、遙か未来の物語ですが。

Dsc01372_r 東京ハイパワーさんは…かっこいいラックマウントのリニア(?)あたりにすごく心を引かれる一方で、HF~6m の小型の無線機が…なにやら、15年くらい時代を巻き戻した感じがするリグで、何が売りなのかサッパリわかりませんでした。安いのかな…。こういうのは興味をそそりません。アマチュア無線の世界って、たまに時代を逆行することがあり、理解がむずかしいです。

そのほか、特にめぼしい物はありませんでした。企業ブースではなく一般のスペースを見て回りましたが、常時探し求めている移動運用に持って行ける軽量アンテナなども特に目立つ物はなく、いいと思った物もかなり高価だったために手が出ませんでした。金属材料影響がまだあるのでしょうか。

会場では、どなたか知っている方がいるかと思ったのですが、見あたりませんでした。今年は誰かに声かけられそうだな~、なんて思っていたのですが、結局ゼロです。SNS の方や、コールサインに聞き覚えがある人は一人もいませんでしたが、知らない方には何人か声をかけられました。なぜか(無線以外の)ハンドルを知っている人がいてちょっとびっくりです。写真撮影を頼まれたりしたのですが、何かで知り合った人だったのかな…。勇気がなくて聞けませんでした。

Dsc01374_r Dsc01380_r記念局は、今年も行ったら、SS のような看板が出されてしまっていて使えませんでした。確かに、自分のコールサイン以外で波を出すことにはあまり意義を感じない私ですが、それでも一度くらいは記念局で波を出してみたい物です。お外にある立派なアンテナの使い心地や、普段は出せない大電力 (1.5kW?) は一度くらいは味わってみたいものですw

二日間の日程が終了しました。去年は VX-8 でワクワクしたんでしたっけ。今年は、そのモービル機版の方にワクワクすることになりました。発売され、無事バグやトラブルがないいい製品として世に広まることに期待しています。でも…アナログはいい加減卒業して、デジタルの位置情報が広まって欲しいと思いますが…。

Dsc01379_r そういえば、屋上のアンテナスペースでは、鉄道模型の大型判みたいなイベントをやっていました。ここで D-STAR の CQ (もちろん simplex) を出そうと思ったのですが、油焼け無理の臭いがしてイマイチだったのでやめてしまいました。結局、ID-92 は活躍の場がありませんでした。

それにしても、大人が目の色を変えて、機関車をいじって遊び、それに乗って楽しんでいるのを見ると、趣味って色々ね、と思うのでした。アマチュア無線も外から見たら同じなのでしょうけどw。ただ、この電車の場合、自宅に広い敷地がないとできないですよね・・・。おかねもちさんなのかしら。

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2009年8月20日 (木)

ハムフェア 2009 と CQ 誌

すっかりご無沙汰してしまい、てっきりココロさんの日記だらけになっていると思ったのですが、彼女も彼女でサボっているようで、全然書かれていませんでした。見捨てられてしまったのでしょうか?

さて、今週末はハムフェア 2009 が開催されます。もうチケットはお買い求めになったでしょうか? 去年書かせていただいたとおり、ファミマなどの 「チケットぴあ」 で買う方がクレジットカードも使えてオトクです。当日購入のためにならばなくて済みます。私はまだなので、当日までに買いに行かないといけませんね。

ハムフェア当日は、東京在住にもかかわらず有明に宿泊予定となっています。これは、DPRS (デジタル位置情報システム) の仮設 GATEWAY を建てる目論見があるからです。ただし、現在において少し再検討の余地が出てきました。

まず、どうやら当日会場に D-STAR レピータの臨時基地局ができるらしいという事。結局 JARL さんは相変わらず 「D-STAR=レピータ」 という売り方をしているようで、このままだと 「無線=電話ごっこ」 的な感覚で D-STAR に深いアマチュア無線家はあまり興味を示さない状態が続くと思います。電波はやっぱり、直接つながってこその無線だと思うので、携帯電話のようにレピータに届いてあとは全国どこへでも、では面白いとは思いません。

もちろん、そういう使い方の選択肢もあっていいとは思いますが、アマチュアの心をくすぐるのは 「デジタルで直接交信」 だと思います。今のところ多くの人が 「D-STAR ってレピータのアレ」 という認識で、直接交信はできない、または、直接交信は行われていない(やっている人はいない)という感覚で、興味を持たない状況が続いています。

これは日本ではアナログ FM であっても、CQ や移動運用でアマチュア無線を積極的に楽しんでいるアマチュア無線家が、レピータではなく普通にメインで CQ をだして直接交信をする楽しみ方が中心である現状を見れば、レピータを前面に出した売り方がいかに関心を生まないかがわかると思います。

というわけで、会場で D-STAR のレピータが立ち、位置情報もそこを使う人が増える気がします。しかし、レピータを通した運用では、定期的な(例えば1分間に1回)位置情報の自動送出はできないため DPRS としては事実上使い物になりません。にもかかわらず全国の DPRS i-GATE がレピータの下(周波数)に立っていることが多いのは、simplex で運用している人が殆どいないから、実験にならないからでしょうか。

本来であれば、ホテルの高層階に仮設の DPRS i-GATE を建てて積極的に simplex でのデジタル位置情報を使って欲しいと思ったのですが…この様子だと、438.010MHz でデジタル位置情報を送出する人はいなさそうです。ホテル宿泊費用を払って仮設しても利用されないのでは悲しい限りです。どうしようか再検討をしたいと思います。

ところで、CQ 誌がまだうちに届きません。他の方は結構届いているという報告があるのですが、うちはいつも遅いです。東京多摩地区は後回しなのでしょうか。残念。

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