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2009年5月24日 (日)

8エリア移動 ~3日目 午後の部

Dsc00977_r 午後の部開始

午後会場に戻ると…人少ないっ!(^^; 殆どお帰りになったようです。ただ、午後の部開始直後はかなり少なかったですが、その後戻ってくる人が結構いました。のんびりお昼をしていたようです。しかし、いくら人が戻ってきても質問はあまり盛り上がりません。

この質疑応答は、見ていて非常にまどろっこしくてダメです。質問者が、A-B-C-D-E と 5 つの事を質問したら、回答者は大抵 A-C-E の 3つくらいしか答えていませんし、都合の悪いところは話をそらして流してしまいます。困ったことに、質問者もそれに突っ込まず(気がつかず?!)話が終わってしまうのです。こんな受け答え、私の職場でやったら相当呆れられ、次回からは職場に席がないですよ~w

権力の濫用問題

質問の内容で問題だと思った箇所は 2 個でした。一つは 「8 エリアにおいて総会参加を促す内容とともに、参加できない場合は、会長や支部長に委任する形でハガキを提出するように誘導する内容の手紙が送られた」 という事です。

これは、会場ではあまり白熱しませんでしたが、現役の関係者が、特定の現役役員に対して有利になるように委任を働きかける(誘導をする)のは大問題です。誘導先が、現役の役員ではなく、無関係な個人でも問題になるのに、身内である現役役員にさりげなく誘導しようとする行為はかなり問題です。

公費を使って自分たちの保身のための行為を行うというコスト的な問題は勿論ですが、それ以前に、信用できる委員として倫理的に行っていい事かどうかは一目瞭然です。コストを自己負担したとしても、委員の肩書きや関係者の肩書きをつけた状態で、この手の意志誘導を行うことは許されないのが一般的な通念です。それがどの程度効果があったかは知りませんが、効果の有無ではなく、行動そのものに問題があるので白熱してもおかしくない場所ですが…大して盛り上がらず、スルーされてオシマイでした。う~ん。

出張旅費について

もう一つは、出張旅費の問題。なんと、定価が決めうちで支払われてるらしいです。もっともこれはある意味当たり前の側面もあります。鉄道の場合には季節変動は殆ど無いに等しいため定価で支払われるのは企業でも一般的です。進んだ企業であれば企業手配の回数券を支給するなどで割安にいけるよう手配するなどしていますが、定価で支払われること自体はそれほど珍しくなく、また、問題でもないと思います。

一方で、航空機の場合は運賃の変動が激しく、割引運賃と定価の運賃では大きな開きがあり、定価で乗ることの方が珍しいという人が多い世界です。また、いつ予約するか、いつ乗るかなどでも変わりますし、勿論、燃料代などの経済環境やオン・オフシーズンでも変わります。それを、定価で…というのはさすがに問題があると思います。

自分で航空券を手配し、後日実費を精算するのが普通ではないでしょうか。それを、定価で受け取り、格安運賃で乗って差額が浮いたとしても、それを着服できるシステムというのは…少なくとも毎年赤字の団体でする事ではないでしょうし、そうでなかったとしても、無駄遣いとして問題あるのは変わりありません。

さすがに、最安値をあちこち探し回ってそれを使用しないとダメ、というのは行き過ぎですが、せめて 「定価は非常識なので、ある程度の優遇運賃を探して利用するように」 くらいのことでいいと思います。ツアーチケット云々はさすがにお仕事ではやり過ぎかなぁ、と思いました。さすがにそこまで手間をかけるほどのことではないと思います。

けど、定価というのは明らかに甘すぎ。ちょっと驚きました。そして事務局長さんからのお返事は相変わらず…回答してくれなくても同じなんじゃないかしら、と思うほどハッキリせず、お茶を濁してオシマイでした。いや、事務局長さん、まずいですって。ホント。ありえないですよ(^^;

終身会員について

あと、これは大問題というほどではありませんが、終身会員の問題です。これは、大多数の方は 「終身会員も今後は有償にするべき」 と言っているようですが、終身会員になる対価として大金を支払っている契約がある以上、それはまずいと思います。

大金とされている金額の高い安いは価値観の差異があるので置いておくとしても、ある程度のまとまったお金を払うのには人によっては結構思い切ったり、何かを切り詰めて捻出したかもしれません。それは、会費を後々払わなくて済むから、大げさに言えば、失業して路頭に迷っても QSL カードと JARL ニュースだけは届く、なんていうのがあるからです。その為になんとかしてお金を工面して支払ったのですから、そういう約束を今更破るというのは常識として選択肢に含まれないのではないでしょうか。

終身会員制度という制度を作り運用したことが良かったか悪かったかという是非はともかく、そういうシステムをすでに実際に動かしてしまい、お金が集まってしまったのですから、例え連盟が崩壊しようとこれは守らないといけないものです。実際、この手の不利な契約をしてしまい、その結果行き詰まって解散した団体・企業はいくらでもあります。

Dsc00991_r 勿論私は JARL にはずっと存在して活躍して欲しいと思っています。けれど、契約というのはそれだけ重い物なのです。経営が苦しくなったから、悪いけどあの話はなかったことにして、これからは毎年お金払ってね、なんていうわけにはいかないのです。一度約束した以上、それは絶対に守らなければいけません。解釈の仕方によっては、詐欺行為に等しいものではないでしょうか。いくら存続して欲しくても、そんな常識を守れず、ねじ曲がった行動で生き残るような団体なら、無くなってしまってもかまわないと言っても過言ではありません。

一方、追加されるサービス、例えばメールアドレス転送サービスなどが(終身会員制度時代になかったのなら) 「終身会員は利用できない」 というのはギリギリセーフです。なぜなら、申し込み時点で約束されたサービスには入っていないからです。これも、本来なら付加されるサービスも、一般会員と差別されることなく利用できるようにするべきですが、経営が苦しくなり背に腹は代えられないなら、終身会員が契約した時に提供されていたサービス以外のサービスは受けさせない、または別料金というのはギリギリ、有りだと思います。

けれど、終身会員にも今後は年会費を支払って貰う(つまり終身会員の終了) とか、終身会員登録時に保証されていた既存のサービスを一部でも有料(別料金) に切り替える、というのは、本来選択肢として口にすることができないほど、あり得ないと思います。先述の通り、組織が例え倒産することになっても、違えることができない部分ですし、そういう失敗により、崩壊した組織はいくらでもあります。私は終身会員でも何でもありませんが、もし終身会員制度が今もあったら申し込んでいるでしょうし、申し込んでいたら、そういう改革はまず許せません。

目的外通信と JARL

JARL が公言してしまっている 「狩猟やパラグライダーについて、趣味で行われている物ならアマチュア無線を使ってもいい」 というのは問題ですね…。事務局長さんは線引きが難しいと言っておられましたが、線引きはとても明確です。アマチュア無線はインフラとしては使ってはいけないものです。アマチュア無線は、無線そのものが目的であり、何かを実現する補助的な手段になってはいけません。

その為、アマチュア無線を使ってパラグライダーの管制をし、もし他のアマチュア局からの混信があって連絡が取れなくなり墜落事故が起きたとしても、それは関係ありません。アマチュア無線は無線そのもの目的ですから、その使える/使えないによって利益を受けたり損失を被ることは、アマチュア業務をしていたならあり得ないからです。使えなかったとしても、つまらないとか、DX とれるはずだったのにとか、その程度で終わります。

アマチュア無線は携帯電話や業務無線など、何かの連絡を取るための 「道具」 ではないのです。混信があって墜落したとしたら、それは自業自得であり、本来使うべきではないのにアマチュア無線をアマチュア業務以外に使っていた証拠です。それを連盟としてハッキリできないのはどうかと思います。そもそも、この手の団体であれば、自己に有利なようにある程度行き過ぎてもいいくらい擁護する側面が見られるものです。ところが、JARl さんは全くその逆で、どんどんアマチュア無線家に不利なように、連盟自体が動いてしまっています。

Dsc00982_rバンド防衛の意識の差

バンド防衛を語ることがあるようですが、そういう目的外通信に使われて、バンドが防衛されると思っているのでしょうか。アマチュア無線が CB 化されてしまうと、アマチュア無線は品のない雑多な交信をする価値のないもので、いつ潰してもおかしくない、と思われてしまうのではないでしょうか。そうなれば、どんどんバンドは取り上げられますし、抗弁しても 「所詮遊びでしょ」 と言われてしまいます。

雑多とした CB 化してしまっているのなら、反論できません。防衛するどころか、アマチュア無線という物のステージの高さを落とすことにより、簡単に取り上げられるように進んでしまっていると思います。特に、お役所の方々も世代交代が進み、アマチュア無線が衰退し始めてから電波の世界に入ってきた、若くてアマチュア無線がどんな価値があるかまるで知らない人が担当に増えてくることでしょう。そうなった時に、試しにアマチュア無線を聞いてみたら…これは、取り上げられて当然と思うのではないでしょうか。

結構憂慮する事態だと思いましたが、これについても全く盛り上がらず…壇上で双方とも頭が回っていないようなそんな質疑応答が多かったです。線引きが難しいので何とも…いえいえ JARL さん、狩猟やパラグライダーなどの「道具」としてアマチュア無線を使うのは No だとはっきり言わないといけませんし、彼らに使わせたところでバンド防衛にも何にもつながらず、むしろ逆効果です。

デジタルレジャー無線を紹介する、誘導する、ではなく、アマチュア無線はそういう事に使ってはいけないので、デジタルレジャー無線を使うように指導する必要があります。業界さんに押されてしまってるのでしょうか。10年前なら考えられない解釈です。もっとしっかりして貰わないと・・・質問者の方も、理事の方も、双方…。う~ん、じれったい感じがします。この調子だと、そのうち質問カード出すかも(^^; (←ナイナイw)

青少年の育成?

その他の話題は、青少年の育成など。これはどういういきさつでこれほど力を入れないと行けないといっているかはわかりませんが、一番のハードルは何でしょうか。すくなくとも、ガールスカウトで私が無線を始めることを進めるのが難しいと感じるのは、違法局の存在です。

Dsc00981_r 試しに車に乗せてお家に送る時に、430F M をつけっぱなしにできるでしょうか。難しいです。乱暴な言葉遣いで、コールサインも言わずに長々と占有している運送関係の違法モービル局があちこちに出ていてとても聞かすことはできません。本人は勿論、ご両親がこれを聞いたら、子供に無線の世界なんかに関わらせたくないと思うことでしょう。

本人が興味を持ったとしても、よほど強い興味を持たない限り、これを聞いたら、やる気が一気に減ることでしょう。かといって、聞かせないで隠しておけばいいかというと…そういう物でしょうか。

私たちは、そんな聞かせて恥ずかしい物に、青少年を無理に引きずり込んで、意味があるのでしょうか? むしろ、無線に対するイメージがいっそう悪くなるでしょう。免許を取っても波を出さないかもしれませんし、もし CQ を出すまでに成長したとしても、これらの違法局に嫌な思いをさせられて、数年でやめてしまうのではないでしょうか。特に、小中学生や大学生などは、夕方の早い時間やクラブ活動であれば日中…つまり、もっとも営業の違法モービル局が幅を利かせている時間…に無線をする機会も多いでしょう。

そんな事をすればするほど、アマチュア無線は恥ずかしいくガラの悪い趣味で、品が無く、文化程度の低い人がする悪い物だ、という意識を子供達に植え付け、量産しているようなものです。つまり、逆効果。そういう形でやめてしまう人は子供だけではないでしょうし、そういう環境を是正するのが最優先。底の抜けたケトルにいくら水を入れても全く水は溜まらず、水はなくなるばかりです。

新しい物を呼び込むなら、マズちゃんと綺麗な土を用意し、浄化してから呼び込まないと、種を蒔いても芽が出ないし、芽が出てもどんどん枯れてしまうばかりですよ? いくらキャンペーンをやったところでお金ばかりかかるだけです。青少年の育成には賛成ですし、私もガールスカウトを通じてできるだけ協力したいですが、こんな状況では責任を持って表立って行動を起こすことはできません。

Dsc00997_r 違法局対策

最近なぜか JARL さんがしきりに推奨している 「合法局がコールサインをいうことで不法局が減る」 というのは疑問です。違法局は、コールサインを言う言わないは全く気にしていません。正規の局はコールサインを言ってるから、自分たちは居心地が悪い…なんていうことはまずありません。自分たちが違法局であることを隠そうともしません。あまり強要すれば、今度は偽のコールサインを適当に使い始め、事態はさらに厄介になるだけではないでしょうか。

JARL さんはアマチュア無線を代表する団体として、総務省などの関係機関に働きかけることが、カード転送と同等か、それ以上に、課せられた使命/存在意義です。消防救急などに影響を出していなくても、アマチュア業務に影響を与えているなら違法局をしっかり取り締まるように強い働きかけをして欲しいと思います。「今でも充分やっています」 と言われそうですが、全然足りません。そもそも、総会での発言に、全力で働きかけているのに、というような痕跡が見られません。

監査指導員なども結構ですが、アマチュア局が 80条報告を有効に出すサポートをしてみてはいかがでしょうか。行動を起こさない総務省のいいわけとしては 「アマチュア局からの報告はあまり当てにならない」 というのがあると思います。違法局を特定するのに情報が不十分だったり、曖昧だったりして相手にできないというのもありそうです。

かといって、一般人が、移動している違法局を特定し、しっかりと報告できるように揃えるのは並大抵の努力ではできません。土日を全部無駄にして違法局情報収集にあてるというのも酷な話です。この手の物は十数人がかりではじめてなんとかなるものです。

それなら、例えば会員からの報告が多い幹線道路などに何人も張り込んで、問題の通信を傍受し、通過する車両を特定するなどの活動をしてはいかがでしょうか。JARL の役員の方が直接行うことはなかなか難しいでしょうが、会員の一人一人は、それくらい手伝ってもいいと思っている人は、意外といると思います。けれど、誰も信用できる人が纏めないので行動できない、実現されないだけではないでしょうか。

JARL さんが支部と連携して働きかけ、会員の中から有志を募って組織し、計画を立てて動員して張り込みや調査をし、データを集め、車両や経路を特定し、あとは総通が踏み込むだけ、という状態にして提出すれば総通さんも動かざるを得ないのではないでしょうか。日中出没する路線に一定間隔で張り込んで接近してきた違法局の大まかな情報をやりとりし先にいる次の張り込み局にリレー、特定、情報収集して証拠を固める、という事もできそうです。

そういう、一人一人ではどうにもならない物をとりまとめ、会員を組織し一つの結果を出すのも、JARL という代表組織のできることの一つではないでしょうか。アマチュア無線連盟という物が、アマチュア無線のためにする活動として、とても相応しい気がします。できあがったデータは JARL 名義で提出すれば、インパクトも強いでしょう。

違法局が 「(違法)CB からアマチュア無線に乗り換えて、便利に高出力を手軽に出せるようになる」 なんて思っているところに 「アマチュア無線家は技術があるから、違法運用をしているとしっかり探知されて当局に報告され、摘発される」 という文化をつくるのはとてもよいことだと思います。違法局を検挙し、排除するのは勿論目的ですが、そういう活動を行うことにより 「アマチュア無線では違法運用をすると、すぐに報告が行って捕まって、運送会社を首になる」 という抑止効果が生まれることが一番大切だと思います。

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コメント

はじめまして
レジャーでアマチュア無線を使ってはいけないとおっしゃいますが一度このサイトをご覧ください。

アマチュア無線はレジャーで使えます@ ウィキ - レジャーでアマチュア無線は使えます
http://www24.atwiki.jp/katuotataki/pages/47.html

投稿: とおりすがりのおっちゃん | 2014年5月17日 (土) 14時10分

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