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2009年1月

2009年1月30日 (金)

黄金週間 PRO 2009 の計画

まだだいぶ先のお話ですが、早く決めておかないと移動体のチケットやホテルが確保できなくなります。直前でもネットで探せば手配できるよ! というのはありますが、実際には売れ残りをあさることになるので、あまり良い思い出がありません(@@

出かけるのは好きなので、是非どこかに行きたいものですが、知人が岡山でイベントをやっているのでそれはいかが?と言っていました。岡山って…どこだろう…岡山…福岡…福山…ごちゃごちゃです。車で行けそうなら、乗せて貰っていきたいなぁ、と思いますが難しそうです。

海外には行かないの? と思われるかもしれませんが、今年は総会が北海道なので結構旅費を抑えることができません。昨今のイベント参加のほとんどは職場のあれこれでそれこれした関係で実は交通費がほとんどかかっていなかったりするのですが、空路は利用できないので、北海道には実費で行くことになります。そのため、お金がかかるので黄金週間で遊びに行くのには予算が限られてくる、というわけです。

理想を言ったら…もちろん、DX バケーションですがライセンスの問題などがありなかなか難しそうです。ブログなんかでも具体的に手続き方法などが書かれている物がほとんど無いのであまり参考になりません。去年タスマニアに行った時も、情報の収集に相当苦労しました。

そういえば、皆さんは家族やお友達などで、無線をやっていない人の前で無線をすることがちょっと恥ずかしいことありませんか? 悪い意味の恥ずかしさではなく、ちょっと照れくさいです。例えば、ホテルにご家族で泊まられた時に、お部屋でくつろぐご家族の横で CQCQ って叫んでるのもなんだか恥ずかしいですし、お外でも友達二人がベンチで休んでいる時に CQCQ と叫ぶのもこれまた、なんだか照れくさいです。

私も意外と恥ずかしがり屋さんなので、何度か CQ を出さずにいたことがあります。無線のことをある程度宣伝した相手なら良いですが、そうでもない友達だったりすると意外と待たせることに気まずさとともに、シーキュシーキューとよくわからないことをいっているのもなかなか不思議に写っていそうです。特に、相手から応答があって QSO がスムーズにいっている時なら良いですが、そうでもなく何度も呼び出しばかりしているとなんだか悲しい感じになりそうです。

そんなわけで、社会人になると泊まりがけで旅行に行ってくれる友人を捜すのが難しくなるというのもありますし、無線をやらせてくれる相手を探すのも難しいです。特に、私は大学から社会人に入る時に US にいて、大学時代に日本の友達と友情を育んだ部分がないので日本の友達で泊まりがけの旅行というのはあまり多くいません。

とりあえず、いつも黄金週間やクリスマス休暇の計画立案と手配が遅く 「ここは満室」「こっち方面は満席」 と選択肢がどんどん限られてしまうので、特に早く計画しないと行けません。今のところ有力候補としては、岡山のイベント以外では国内で伊豆諸島のどこかに行こうかと考えています。タスマニアに次ぐ、二度目の「島からの運用」です。もっとも、日本本土も島ですがw

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2009年1月26日 (月)

CW 練習会

また懲りずに CW のお話ですが、もし検索エンジンなどで CW の上達法などを真剣に探されている方がここに迷い込まれてしまった場合、残念ながらお探しの情報はないかもしれません。ここには、あたりまえの基礎的なことをとりたてて大げさに書いている部分がありますので、そこそこ CW をなさっている方には何の参考にもならないと思います。ですので 「なんでそんな当たり前のことをわざわざ書いてるのか」 と思われるかもしれませんが、ここは CW 上達サイトではなく、単なる "日記" ですのでご容赦ください。

さて、先日の友達の CW 練習に引き続き時間を見つけています。週末はまとまった時間がとれたので、まとまって送信練習を行いました。初めて CW を学ぶ時には受信からはいる方が多いと思いますが、上達練習には送信をまず早めてしまうのが近道の気もします。

土曜日は送信をがんばりましたが、日曜日は受信に手を出しました。受信は私が打つ符号を取って貰うわけですが、基本は PC で作成した音を取って貰うことにしました。恥ずかしながら、私もそれほど上手なわけではないので 「100字/分」 という特定の速さを安定して維持しているかどうかはあまり自信がありません。100文字だと思ったら120文字くらいで打っているかもしれません。

いいわけをすると基本、無線通信は相手に合わせる物なので、自分自身が速度を決めるものではありませんから速度がどのくらいか、という「時速」を意識することはありません。そのため、よほど速度にこだわっている方以外は具体的に 「この速度は100字」 なんて意外とわからないような気もします。

さて、受信も送信と一緒で、姿勢はある程度重要です。長時間受信に疲れない姿勢というのを維持することがおすすめで、決して精神論や見た目の問題ではありません。かっこつけて姿勢のことを煩くいうのではなく、私の経験から、おすすめしているわけです。勿論個人差があるので、一度私のお薦めでやってみてそれが身についたら、他の方法を試してみると良いかもしれません。

モールスの受信といっても 「100字くらいは余裕でとれるよ」 なんて言われるかもしれません。でも、モールス符号を言い当てるだけならそれでも良いとは思いますが、これは通信ですので、単に何が送られてきたかわかるだけではなく、モールス符号の羅列を「電文」として正確に残すことができて初めて意味があるのです。

コンテストなどでは 「5991302P」 など数字の羅列と略符号さえとれればいいかもしれませんし、他の情報を送られても実際に記録するのはその数字だけになるかもしれません。ただ、通信として情報をやりとりすることを考えると、一文字も落とさず正確に受信できる練習をまずすることがよいと思います。個人的には、そこまでできて初めて 「~文字/分をとれる」 と言えると思います。

そもそも、例え 100 字の速度を聞き取れたとしても、それをきちんと電文として理解できるかどうかは別のお話です。アルファベットがポツポツと送られてくるわけですから、それを一文字ずつ受信して、最期には、文章なり略語なりに組み立てられないといけません。Y A M A D A…あ~、ヤマダね。と理解する必要があるわけです。これは、口頭で 「ワイエーエムエーディ…」 と言われてもすぐにはなんだかわからないのに似ています。

なので場合によっては符号を取ることに集中しないといけない受信状態だったり速度が速くて組み立てている余裕がない場合なども、どうしても書き取らないといけません。つまり、100字がとれるというのは、文字を受信してそれを正確に書き留めていくところまでできて、100字です。人によっては、組み立て直して頭の中で語に変える所までできないとダメ、という方もいるかもしれませんが…それは私は 25 字でも難しいです。なので、記録するのが重要です。

私は原則 "紙とペン" でモールスを取ることはしません。よほどの理由がない限り受信は PC を使って行います。手書きも味があって良いのかもしれませんが、長時間の受信にはむきませんし速度も 100 字以下で頭打ちになってしまいがちです。安定して長時間モールスを取るには PC で記録していきます。PC がない時代は、タイプライターで行っていたわけですが、これは打鍵力が必要なので PC でのタイプ以上に熟練が必要です。軽く押すだけで文字が入力できる PC は便利なものです。

そんなわけで、用意するのは使い慣れた PC 一台。記録するのは秀丸君でもいいですし、単なる notepad でもいいです。受信しながらリアルタイムで PC に文字を入力していきます。PC だと 100 字くらいの受信でも聞き取る耳さえあれば結構余裕で取ることができます。これが筆記だとだんだん字が汚くなったり、書き間違えたり判読しにくくなったり書くのが追いつかないこともあり、何よりも長時間は手が疲れてしまい実用性があまり高くないと思います。

さて、PC でゆっくり打鍵していけばいいので書き取りも余裕、という気がしますが、実際のところ通信では何が起こるかわからないので暗記受信も必要ですし、これができないとあまり実用性がありません。微妙な差ですが、一文字来たら一文字を正確に打つことはむしろ難しく、頭の中の「バッファ」に符号を放り込んでおく癖がつかないと意外と取りこぼします。

特に 「あれ? 今のは…」 なんて符号をおさらいしようとすると引き続き連続して送られてくる文字があっという間に飛び去っていきます。慣れないうちは、とれなかった文字は潔く瞬時に不明にして飛ばす癖をつけないといけません。慣れてきたら、自分の暗記受信のバッファ限界がつかめていると思うので、そのバッファ限界の範囲内でおさらいをし、ダメそうならすぐに諦めて不明文字とする練習も必要かもしれません。短期記憶の苦手な私からすると、10文字分くらいバッファできればいい気がします。

最終的には、集中すれば 10 分くらいの間 130 字程度が安定してとれるようになれば一通り練習し終えたかな? という気がします。送信に関しては100字でいい気もします。

ひとまず、受信練習は行いましたが、なんだかんだ言って落ち着けば 90 字程度までは 30 分以上の受信でも聞き返すことなく安定して受信ができていたので問題がないようです(試験ではないので実際の交信と同じようにとれなかったら聞き返すようにしてました)。やっぱり送信がネックのようです。

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2009年1月25日 (日)

01月25日のココロ日記(BlogPet)

ココロ、ゅぃさんの影響で、最近マルを作るのが好きになりました。
何回やってもあきません。
…ヘンですか?

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪

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2009年1月22日 (木)

パブコメに隠れたPLCショック

総務省の発表した、パブコメに対する答申のコメント "2-57"、135kHz帯の高周波利用設備について、その一つとして PLC が使用していることとその混信について触れられています。それらにおけるアマチュア無線に対する影響が

しかしながら、高周波利用設備は、既に多くの場所で利用されており、アマチュア無線に混信として入感する可能性を完全に否定できず、このような混信をすべて高周波利用設備側で除去することは、社会的に大きな影響が考えられます。
以上を踏まえまして、アマチュア無線側が、このような混信を容認することを明確化することが適当であると考えております。
一方、高周波利用設備のメーカー等におかれては、本件のような新たな周波数の割当をご理解いただきできるだけ混信を避けるよう今後の製品開発等においてのご配慮をお願いします。

と書かれています。つまり、PLC はすでに利用し始められていて、これらをやめるように指導することは社会的に影響があるので、アマチュア側が我慢せよ、という趣旨のことが書かれています。

PLC が解禁になり、当初はノッチが入れられていますが、ご存じの通りこれには明確な法的な義務はなく、メーカー側がアマチュアに影響を与えないように、という、反対派をある程度なだめるためのその場しのぎの単なる自主規制でした。

実際に販売が行われ、台数が普及したところで、恐れていたとおり今度は 「社会的に普及した物なので優先度がある」 として、アマチュア側に影響を与えてもいい、という方針に切り替わる形です。そうなると、この答申を根拠として HFのノッチが削られてアマチュア側に堂々と影響を出す製品が売られそうです。これは、反対運動の中でもたびたび指摘されてきた問題ですが、大きくクローズアップされませんでした。

当該答申は、主に鉄道等の高周波利用設備(地下鉄の漏洩同軸ケーブルなど)についてを念頭に置かれていると思いますし、そういった公共用途の物に関しては優先権があるのは当たり前のことです。しかし、同列に PLC も質問文に含まれていることから、周波数に関係なくアマチュア側が我慢をするべきで PLC を優先するというものを政府の公式見解として盾にし、製品化が進んでしまう恐れがあります。135kHzだけにとどまらず、HF帯にまで拡大解釈する可能性は充分あります。

「ノッチが入ってるんだし、いいんじゃない?」 と一歩譲ったところから、すでに堤は崩れ始めているわけです。軒先を貸して、多数になったところで母屋を取られます。何度も書きましたが、最低限、ノッチを明文化して義務化するところまではこぎ着けてほしかったものです。半端なところで手を引いては、いけないのは本来常識なのですが、その結果が早くも出てしまいそうです。

パラグライダー等の、連絡手段として、インフラのようにアマチュア無線を使うことは、私が留学する前は誰に聞いても「違法」でしたが、いつの間にか 「趣味である以上OK」 と回答が変わってしまっています。人口が少なくなるということは、意見と、意志が弱くなる、という事なのがよくわかり、とても残念に思います。

最後に一文、メーカーも、一応アマチュア側にも気を使ってあげてね、というお情けのひとことがありますが、残念ながらこれには何ら拘束力はありません。むしろ、努力義務未満でしかないことを印象づけるだけでした。

悲しいですね。枕を涙でぬらして寝ることにします。

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CW練習会

昨日は早く時間が空いたので友達のお家に遊びに行って、CW練習会というか相談会をしてきました。もっとも、先日書いた通り私自身人に指導できるほどのスキルがあるかというと疑問ですし、もう半年近くCWに出てない気がするので微妙ですが、彼女には他に相談ができる相手がいないので、私でもいないよりはマシでしょう、という事で微力ながらお手伝いに行ってきました。

とりあえず、私はロケットで買った練習用の乾電池がついたトーンの出る電鍵を持参しました。練習はまず、どういう感じなのかを目で見てみたかったので彼女に一通り電文を渡して打って貰いました。速度は標準的な100字程度。うまくいかなければ、70字程度まで落としてみます。それ以上落とすと、今度は逆効果です。

打って貰ってみて最初に気がついたのは、彼女の姿勢です。軽く前屈みになり、右肩(打つ方の肩)が上がり気味になっていて、あまりよくない姿勢です。前見た時はこんな打ち方はしていなかったと思うので、打てないというプレッシャーと私が見ているという緊張感からつい気合いが入ってしまっているのかもしれませんが、一時的なものではなく、クセになってしまっているようです。

精神論は好きではないので、儀式のような形式的なことやマナー的なことであれこれいう気は全くありません。私は意味のある、何らかの根拠がある形式ややり方についてのみ、参考にするし口にしています。なので、この姿勢についてあれこれいうのも、あまり打つのに適した姿勢ではないからです。

電文を一通り打って貰ったところ想像通りで、特定の文字でわずかに引っかかります。判別が難しくなったり、語の区切りがわからなくなるようなことはありませんが、すでに流れるような符号になっていません。一瞬躊躇すると思うと次はやっぱり 「いつもの符号」 です。ざっとチェックしたところ、すでに 7 文字程度引っかかるようになっています。これは結構重症です。

次に姿勢について。私のことを知ってくれている彼女なので、無意味な形式的なことを言っていないのはわかってくれるとは思いますが、それでもやっぱり自分で体験してからの方がわかりやすいでしょう、という事で、今度は長い電文を打って貰いました。さすがにサンプルは作れないので、ハリーポッターの小説を最初から30分程度、打って貰いました。

その結果、20分もしないうちに速度が不安定になったり短点と長点のバランスが崩れ始めました。30分後には、既に取る方が何度か聞き返すことになるであろう状態になってしまっていて、その上既に70字出ていません。

諸説あるでしょうし、私も正解は知りません。ベテランの OM さんや経験を積んだ皆様の中には異論もあるかもしれませんが、私の個人的な経験上、こういった打ち方は長続きしません。ダメな打ち方の典型だと教わりました。気合いを入れすぎるとこういう調子になりがちですが、短時間で終わる試験ならまだしも、実際の交信(送信)ではこれだとすぐに体が参ってしまいます。

彼女の元々の手くずれに加え、気合いを入れたことが逆に災いして姿勢を崩していることでさらに、別の惡要素が加わって思うように打てなくなってしまうわけです。そうなると、ますます精神的に追い詰められてしまい、ますます症状は悪化します。最初はたった一文字が、しかも纔かに躊躇する程度だったのが、最終的にはモールスを打つこと自体に緊張感を伴うようになってしまい、ひどい場合には電鍵を捨ててしまうことにもなりかねません。

というわけで、基本に立ち返ってまずは姿勢を直します。形式的なことや見た目の問題ではなく、あくまで実践的な要素として、姿勢を直すわけです。もちろん、特殊なやり方があるわけではなく、一般的な座り方、つまり、テーブルとお腹の感覚を手のひら一つ分あけ、腕とテーブル面が平行になるように椅子の高さを調節し、手首全体で打つようにする、肩と指先には特に力を入れないようにする、といったところです。

# この辺は漫画で書いた方が解説しやすいですね(^^;

ところがこれが、意外と難しくなってしまってました。いわゆる 「クセがつく」 という事の怖さを実感しました。最初はきちんとした姿勢で座れても、送信を始めるとすぐにくずれてきて、気がつかないうちに前屈み、右肩上がりになりがちです。指摘されているので意識してか、前ほどひどくはありませんが、やっぱり軽く、そんな感じになってしまいます。こうならないように、調子が悪いと思ったら、早めにフレンドさんなどで CW 経験のある誰かに見て貰うことをおすすめします。

次に、受信のチェック。受信も少し、技量が低下しているようです。私が単に手打ちで打っている時はそれなりにとれるのですが、それでもたまに間違いがあります。これを、PCで即興で作成したプログラムで私の打つ符号に加え違うモールス符号やノイズをわざといくつも重複さた実際の交信に近い状態を再現する形にして取らせると、結構ダメです。間違えが多い上になんども再送要求をします。

CW に出られている方はよくご存知の通り、間違って取るよりはとれずに不明にする方がよいわけです。平文の場合、不明の物は受信が終わってからもすぐとれていない部分がわかり、同時に類推して穴埋めすることもできますが、間違ってしまった物は一目見て間違いだとわかるわけもなく、あとから内容を見ている時に初めて、変なことに気がつきます(ひどい時には気がつかないことも)。また、読む時に電文の再現度がある程度推測できるので、歯抜けにしておく方が読み手も楽です。

問題なのは、受信をした時に、とれなかった、または間違えたことが自分でわかっておらず、正しくとれたと思ってる点です。かなりの頻度で再送要求を行っていますが、同時に間違っている場所もあるので、全体的には結構良くないことになっています。私は、毎分100字程度の速度で30分は再送要求ゼロで受信できるスキルは身につけなさい、正確に取ると同時にわからない文字は間違って取らない(はじく)チェック能力を身につけなさい、と教わりました。

そう考えると、彼女の受信能力も結構低下してしまっています。送信の躓きから色々なところに波及して、全体的に CW のスキルを低下させてしまっている気がします。お話をしていると、受信している時でさえ、送信時の苦手符号が頭をよぎり集中力が途切れがちだそうです。

この集中力の低下が顕著に表れるのが、練習の中で使った、ノイズを混ぜた場合での受信です。ノイズが多い中で、目的の符号を間違いなく取るためには、集中力が必要です。単にノイズがない中、目的の信号だけが綺麗に流れてくるならともかく、ノイズ混じりの状態では集中力が求められ、余計なことが頭をよぎるときちんととれなくなります。当然、実際の交信ではノイズ混じりの環境ですから、これができなければどんなにノイズのない静かな環境でのモールス受信ができても意味がありません。

そんな感じで、ちょこまかとチェックとアドバイスをし、今日の練習は終了となりました。とりあえず、彼女にとってはよりショックが増した感じでしょうが、逆にこれを励みに引き続き頑張ってほしい物です。シャワーではなくお風呂に入って、肩と手首をよくほぐし、特に手首は温めるようにし関節が硬くならないようにアドバイス。練習に適した電文を作成し、宿題として残してきました。

私にも、これから先のアドバイスの計画などについて、今回の手応えから色々と宿題が残りました。彼女を CW 好きにさせたのも、私です。困った時には全力でお手伝いをして上げないといけません。早く彼女が元通りの綺麗なモールスを打てるようになれるようお手伝いを続けていきたいと思います。

ここで書いてあることと私がしたことは、先述の通り、正解ではありません。あくまで、彼女と私の間柄における、二人だけの相対関係において私の方が経験とスキルがあるため私がアドバイスをしているだけであり、世の中にはもっと正しく、適切な方法がある可能性が高いです。彼女の周囲には他にアドバイスできる人がいないため、世間から見れば経験不足の私がアドバイスをおこなっているだけです。

従って、単なる読み物としてのみごらんになり、ここで書かれた方法や考え方を真似されないよう、ご注意ください。実際に手くずれや送信のスキルに悩みを抱えている方は、ちゃんとしたベテランの方にご相談ください。場合によっては、さらに症状を悪化させたり、変な癖がついてしまったりする可能性もあります。ここで書かれたことの真実みはマンガの医療ドラマで出てくるウンチク以下だと思ってください(^^; 当然質問されても、無責任に適当なアドバイスはできませんので、あしからず…。

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2009年1月21日 (水)

手くずれ

就任式のあれこれがありましたが私は早々に帰宅しました。管轄の研究室のスタッフが何人かお手伝いにかり出され、なにやらオペレーションサポートをしていたようです。本国にいたら、私も見に行きたかったですね。

帰宅してから、友達から相談を受けました。今は引っ越してしまいましたが、以前は私と同じエリアに住んでいて、ガールスカウト活動をともにしていました。私の力でアマチュア無線に引き込むことに成功した数少ない友達の一人です。今は彼女は某 N○T で NGN がらみのエンジニアさんをしています。

そんな彼女はアマチュア無線は CW 専門。私が CW でオペレートしているのがかっこよかったので、自分もやりたい、と言って、開局前から CW をやるためだけに始めてくれた、嬉しい動機の持ち主です(^^; 今でもたまに私と CW で交信をしています。最近は結婚し引っ越して出力を高められなくなったのをきっかけに QRP に凝っていて、しかもかなりのベテランです。

そんな彼女の相談は、CW についてでした。昨今電鍵を触ってない私が相談を受けるのもどうかと思いますが、なにしろ今はローカルさんやおなじみの OM さんと言える存在があまりいない世の中。相談できる相手も限られています。そうなると、前々からの友達に相談するしかないといったところかもしれません。

私から見て受信は完璧で送信の速度も符号の揃いも良い彼女が、何の相談があるのかしら、と思ったのですが、どうやら 「手くずれ」 のようです。この 「手くずれ」 という用語はガールスカウトでのアマチュア無線の先輩が使っていた言葉であり、広く一般に通用する言葉なのかどうかわかりませんが、言い換えるなら 「CW のスランプ」 です。

CW をスタートするとなると、モールスを暗記して受信練習をし、送信練習をし、実際に QSO するようになってだんだんと速度を上げ、そのうちそれなりに実用的な速度に落ち着くと思います。そうして軌道に乗ってきた時にやってくるのが、この「手くずれ」といわれているものです。だいたい、慣れてくる 2~3年後くらいに陥るパターンが多いようです。とは言っても、別に腱鞘炎のような物理的に何らかの不具合が体に起きているわけではありません。それなのに、なぜか打てない符号が出てくる奇妙な現象です。

かくいう私も一度は軽く経験しています。あまりひどくはなかったのですが、いわゆる 「苦手文字」 ができるのです。この文字はいつも引っかかるのよね、と思い始めると、本当にどんどん引っかかるようになる。そうすると、頭の中で電文を組み立てている時に、いつの間にか 「あ、この文字が途中に 4 回ほど出てくるなぁ…」 なんて頭を巡らせてしまいます。

そして、自動的に電文を組み立てる時にその「苦手文字」をチェックする癖がついてしまうようになります。苦手文字をあまりにも意識しちゃうので、送信中にその文字が来るところで纔かに空白が伸びるなど躊躇したような感じで調子(リズム)がくずれます。一度調子が狂うと、そのあとまで調子が狂いがちなので、苦手ではない文字までおかしくなり、それを誤解して「この文字もダメなの?」 なんて苦手(と思い込む)文字が増えてしまいます。

こうなると厄介で、苦手文字が他にもあるような気がしてきてしまい、「そういえばこの前あの文字を打ったあとのあの文字も引っかかったけど…」 なんて考えはじめてしまい、またもや電文にその文字がないかどうか無意識にチェックするようになり…あとは繰り返しの悪循環です。

何でこんな事が起こるのかはわかりません。そもそも、この話を他の人としたことがありません(^^; CW オペレータ全般にとってはどうなのかはわかりませんが、同様の経験についてちらほら耳にしたことはあります。無線のお友達はそれほど多くないので、耳にする機会があまりないですが。もしかしたら 「そんなの適性がない人だけがかかる」 なんて言われたら、それはショックですが、いずれにしても、精神的な問題だと思います。

これをどう克服するかというと…簡単に言えば、苦手文字があることを忘れることです。意識するから送信で手が詰まるのです。だから、それを忘れてしまえばいい…わけですが、残念ながら人間の記憶には便利な消去機構はついていないので、忘れることなんてできません。むしろ、忘れなきゃ、なんて思うとますます強くリライトされてしまい、症状は悪化するばかりです。

私の場合は…結局は、ちょっと言葉は悪いですが 「良いじゃん、アマチュア無線なんだから、多少調子が悪くても通じるんだし、楽しめれば…」 と逆切れ(^^;することで、途端に送信が詰まらずスムーズに行えるようになりました。スムーズに打てるとはいえ変な癖もついてしまうので、その後は、その調子を落とさないように練習をして元通りの綺麗な符号を打てるように練習し、自分のスキルを正しくオーバーライトしたものです。

ただし、こうしたら治る、という方法はありませんし、精神的な問題を 「こう思いましょう」 と言うのは簡単ですが実行するのは難しいです。そこで、自分の体験を交えつつ、週末やお仕事が早く終わった時に送信練習をサポートすることになりました。彼女はすでに人に習うような立場ではないほど、しっかりとモールスを打てる人だったのでこの期に及んで…という面もあるとは思いますが、こうなった異常は一度苦手文字があるコンディションをリセットするためにも、初心に戻って練習し直すのが、回り道ではあっても一番の近道であり唯一の道だと思います。

さて困ったことに、私が昔練習した時にお借りしたことのある印字機が見あたらないことです。印字機はご存知の通り、打鍵した符号がその通りに印字されるもので、長点を長く打ちすぎていたり、間合いが悪かったりなど、印字した物を見るとビジュアルで本人にもわかります。打鍵してると自分ではなかなか気がつかないですから、あとから見て自分の符号を見て取れるのは便利です。今は手軽に録音ができるので必須ではありませんが、これが好きだったので彼女にも是非使って欲しいと思っただけに、残念です。

治るかどうかはわかりません。厳しいお話、頑張ってみてもダメなら CW がいくら好きでも、諦めた方が本人のストレスにならずに良いかもしれません。符号を苦手と思わないことが大切ですが、それができない人も多いわけで、適切な指導と誘導を受けられず回復できなかった場合には、CW 自体を諦めることになるかもしれません。

今は彼女のそばには私しかいないので、何とか復帰させてあげたいものです。

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2009年1月20日 (火)

CQ ham radio 2 月号

CQ ham radio (ハムラジオ) 2009年 02月号 [雑誌]今月号は届きませんでした。あれ? と思っていると、それもそのはず、定期購読が期限切れしていました(^^; そういえば、手続きをしないと…と思ったのですがすっかり忘れていました。課金単位の関係で 1 月決済にしたかったので、1 月に入るのを待っていたらいつの間にか発売日を迎えてしまったようです。

そんなわけで、今月は地元ヨドバシで査収しました。ポイントで無料入手です。今月は大きな付録がないのであっさりした感じですね。JCC list がついてましたが、これは…役に立つかな~。ハムログを使っていると、QHQさんに教わった 「頭文字検索」 機能で JCC が出てくるんですよね~。

さて、今月号はまず表紙を見てびっくり。ID-92 が大々的に(^^; ID-92 は私がもっとも気に入っているハンディの一つです。今は VX-8 もありどちらを買うかは詳細なニーズを聞いて甲乙つける形になりますが、ID-92 は VX-8 と同等の、もっともおすすめするハンディです。

もちろん、デジタルモードがおすすめ、というのもありますし、DPRS にも…というのもありますが、その本体の使いやすさはかなり洗練されていて素敵です。ID-91 も買ったのですが、音量がツマミ式でアナログな感じなのがとても使いにくくすぐに売ってしまいました。ID-92 も回転式ですが、回しきるような最大と最小が無くカーステレオなどと同じ 「右見回すとアップ、左に回すとダウン」 という方式なので、ロック中にツマミの「位置」が動いても音量は変化しません。本当は、IC-P7 や IC-T90 のような上下ボタン式が良いのですが、どうも回転式が多いようです。

メニューの操作なども ID-92 はわかりやすく、マニュアルを持参しないと…と思ったことはありません。一方で、VX-8 は…カオスです(^^; なぜこのボタンがこの意味に?!というのを暗記しないとどうにもならないので、ID-92 のメニュー選択式はとても使いやすいと思いました。あと、ボタンが半透明なのも、個人的に好みw

と、CQ 誌から話が逸れましたが、ID-92 が大きく表紙を飾り、その上、記事としても「最新ハンディトランシーバ活用術」として ID-92 がしっかり取り上げられています。単に通話だけでなく色々な使い方ができるという意味で、ハンディ機は発展していると思います。通信に何を載せて、どう使うか、アマチュア的に発展させていきたいものですね(^^)。

ただ、どうしても DV モード=レピータという立場は相変わらずのようです。それでも、シンプレックスの紹介が順序的には先に出てきていたりと、今までの、DV モードはレピータの話題しか書かない状態からすれば、かなり進化したと思います。

ちょっと意外だったのは、工人舎のPCの広告。無線とは全く関係ない PC の広告とはびっくりです。移動運用の電子ログ狙いなんでしょうか。英語キーボードがない時点で私の選択肢に入っていません(@@

個人的には、画面が高精細(←重要)で CPU もそこそこの速度がある VAIO type.P をおすすめしますが。リブレットや富士通さんの LOOX など小さい PC は昔からあるのに、今なぜ話題になるのか、よくわかりません。そんな私は、Libretto、VAIO U1~U101~type.U と、小さい PC ユーザーでしたw 今は、軽い VAIO type.G が無線を含めたモバイル PCです。

衛星通信は興味がないのでパス。自転車運用は使い方としては面白そうですね。でも、自転車は怖くて乗れないのでパスw IC-7200 のレポートはそもそもネットに情報が全くないので、それほど濃くはなくても貴重なレビューです。IC-7200 誰も買わなかったのかな~;; USB で PC とつながるのは素敵だし、ハンドルついてて使いやすいのに。

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2009年1月18日 (日)

関西ハムシンポジューム

英語のカタカナ表記なんて "あってないようなもの" だとは思いますが、シンポジウムと書く方が多い気がしたので、ちょっと違和感がありました。そういえば、以前地方の温泉旅館に泊まった時 「シャアーは自動では止まりません」 と全席にテプラが貼ってあったのを思い出しました。テプラを貼るというある程度ハイテクな一方で、シャアーという語感の悪さに違和感を覚えます。たまに 「シャァー」 と書いてるのがあって笑いそうになりました(^^;

さて、行けるかどうか微妙になってしまっていた関西ハムシンポジウムですが、ギリギリ参加することができました。お仕事が終わりお昼過ぎに某所へ行くのがあったので便乗させて貰い空路でものの10分で到着、そこからタクシーで会場へと向かいました。時間はまさにギリギリです。

知人D局から 「自分は抽選会に間に合った。早く!」 とメールを貰ったのですが、その時はまだタクシーの中です。結局、抽選会が終わり 「ハズレた。無免許のお子様がハンディ機を貰った」 というメールを貰った時にはまだ尼崎でした。

到着して上に上がろうとすると知人D局が 「もう一部撤収が始まってるよ…」 とのこと。う~ん、残念。間に合いませんでした。時間はまだ14時を回ったばかりでしたが、そうそうに撤収が始まっているのは前回と同じようです。軽く早足でウロウロして知っている人を探しましたが、いうまでもなく誰もいません。

私: 「シスオペさんとか、有名な7●3A○Zさんとか、某SNSの局誰かとアイボールしてみたいのにね~」
知人D 「でもさ~、…誰か "顔" 知ってる人いるの? 見つけれる?」
私: 「あ…。知人Dは知らない?」
知人D: 「知らないw」
私: 「で、でもほら、名札とかつけてるかも知れないし、それを見れば…」
知人D: 「そう思って探してみたんだけどね、これがまた全然。そもそもハムフェアみたいにコール書く名札とか配ってないし、コールサイン帽子でもかぶってない限り無理かと」

で…仕方がないので、おいでになることがわかっていて、お顔がおぼろげに想像がつく、シスオペさんを軽く探してみましたが、お見かけしませんでした。

私: 「シスオペさんなら見つかるかもよ?」
知人D: 「会ったことあるんだっけ?」
私: 「いや、ほら、ブログのプロフの方にアニメのスクリーンショットが貼ってあるでしょ」
知人D: 「あ~、あるけど、あれは何かのアニメのキャラ(←二人とも知らない)のであって、本人は関係ないのでは」
私: 「いや、たぶん、自分に似てるから貼ったんじゃない?」
知人D: 「∑(゜△゜;)」

ということで、あのアニメキャラに似ている人を探すことに…なりましたが、ものの10分で挫折。そうこうしているうちにどんどん人は減っていく…。結局会場には30分もいないでイベントは既に終了の気配となり撤収となりました。

抽選会の景品は、小学生くらいの男の子が射止めたようです。商品は、ICOM の IC-P7! 良い物を貰ったようです。小さい割に使いやすく、デザインも良く、VX-3 が出るまでは最高の小型ハンディでした。ライセンスがないそうですが、是非取得して開局していただきたいものです(でも、親に取られるパターンが多い気がしますが…)。

帰りがけに端っこの方から CQ を出してみましたが、空振り。室内だし付属ホイップだし、さすがにデジタルを訊いている方はいらっしゃらないようでした。FM でも CQ しようかと思ったのですが、雨が激しくなりそうだし駅に向かうことにしました。

次回は…西日本ハムフェア! ちゃんと行けるように、頑張ろう。

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01月18日のココロ日記(BlogPet)

料理で一番大切なのは世間を書くことだって、ブログ妖精学校で教えてもらいました。さっそく試してみたいです

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2009年1月15日 (木)

鍋料理 (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 鍋料理
「最近はまっている鍋料理はありますか?どんな鍋料理が好きですか?」

鍋料理! というと…いうまでもなく、ジンギスカンです。鍋料理とは思えませんが 「ジンギスカン」 というくらいですから、都合が良ければ鍋に含めちゃっても良さそうなものですw

うちらはお花見なんかでもジンギスカンをしますが、移動運用でもよくします。やっぱり、青空の下で食べるジンギスカンは格別の物があります。でも、やっぱりあぶらになるので、そのあと無線機を触るのは気が引けます。清潔でベタベタしないお料理、普通の液体のお鍋は実はそれなりにおすすめなのかもしれません。

その他のお鍋となると…なかなか経験がありません。ロカトピの SS や風の噂で耳にする範囲では、色々なお鍋をする人がいらっしゃるようですが、私は経験がありません。そもそも私の車じゃ、本当の「鍋」を用意するのも難しいです。

また、鍋は大型になるので、加熱してしまう危険性があるため携帯コンロではできません。かといって、昨今直火は禁止されているし、されていなくても特別にそのための場所が用意されているキャンプサイトなどを除いてしないのがマナーになっています。そのため、焚き火台を用意したり、キャンプ用品で売られているツインバーナーのガスレンジ南下を用意する必要があり、鍋本体の大きさもさることながら、ツインバーナーとなるともはやクーペに積載できる範囲を超えています。

土鍋を用いた物なら少しはできるかもしれませんが、運搬中に壊れそうですし、移動運用で土鍋、というのもいまいち雰囲気が出ません。ここはやっぱり大型のお鍋になるわけで、そうなると持ち運べる車というのは限られてしまいます。参加人数が多く、荷物を分担したりお料理好きの人が多ければ、それなりに何とかなるかも知れませんが…。

やっぱり、お野菜を中心としたお鍋になるのかな~。無線の運用に行くと無線の運用にかかりきりになりたくなってしまうので、たまにはのんびりお食事や交流中心の移動運用にも参加してみたいものですね。

一戸建てじゃないと、キャンプ道具一式を常備するのは厳しいです…。

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2009年1月11日 (日)

01月11日のココロ日記(BlogPet)

細いゅぃさんって意外にかっこいいですね?

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2009年1月 6日 (火)

クリスマスキー2008届く

Dsc00466_r_r 帰宅してみると、宅配 BOX に見慣れた USPS の箱が入っていました。サイズも去年と全く同じ箱に、クリスマスキーが入っています。写真はうまく撮れず、なんだか安っぽく写ってしまっていますが、実物はもっと質感があります。

実際にこれで打ったことはないのですが、毎年のように購入しています。先日書いたように、去年(2008) は気分的にお休み気分が盛り上がっていなかったこともあって、すっかり購入を忘れていました。時期を逃して買うのには意味がないかなぁ、と思ったのですが、せっかく毎年買っていたのだからと、買うことにしました。

シリアル番号は、さすがに 3 桁になってしまいました。遙か海を渡って、ご苦労様でした。

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景気 (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 景気
「身の周りで不況を感じる事はありますか?逆に景気の良さを感じることはありますか?それぞれどんな事ですか?」
景気の悪さ…個人的な問題では、現金で資産を持っている人は実際に不景気を感じる人は少ないのではないかと思います。一方で、私みたいに資産のほとんどを株式などで持っている人にとっては、まさにすごい不景気です。

さて、無線業界での不景気と言えば、やはり会社の倒産でしょう。あれだけ元気にアンテナを作っていて、有名な上に多くの人が使っていた一流アンテナメーカーだったマルドルさんが、まさかの突然死。金属材料の高騰、無線業界の低迷、そこに世界不況が来て、ダメになってしまったのでしょうか。それとも、無線機を作るような多角経営に乗り出したのが徒になったのか…わかりませんが。

また、アンテナアナライザで有名なクラニシさんも倒産。愛想はちょっと無かったけど実は結構親切だったハム月販の閉店。また、ロケットアマチュア無線本館の売り場面積の大幅な縮小も挙げられます。とかく、発展的な話は耳にしなくなりました。

一方で、ICOM さんやバーテックススタンダードさんはそれなりに元気で、意欲的な新製品が続々と発売されました。IC-7200 や IC-7600 など次々(といっても家電と比べれば散発的ですが)新製品が投入されていきますし、VX-8 のような工夫を凝らした (コストのかかった) 意欲作が見られます。この辺はまだ救いかもしれません。縮退期にみられるような、コストのかかっていない機能の少ない端末しか出てこなくなったらオシマイだと思います。

個人的には、アンテナメーカーで一番頑張ってほしいのは、Radix です。工夫されたアンテナは、軽量、小型収納、組み立てが素早くできるなど、移動運用にとても役立っています。他社の物は大抵固定での利用も想定されている物ばかりで組み立てに時間がかかり、収納寸法も多きな物しかありません。また、ミズホ通信もポケットダイポールという良い製品を作っているので頑張って欲しいと思います。

そういえば、マスプロさんは元々アマチュア無線のアンテナメーカーだった物が、最近はすっかりテレビ用に専念して、有名なウェーブハンターはいつの間にか作らなくなってしまっていたのですね。430MHz の八木アンテナといえば、ウェーブハンターというイメージがあっただけに残念です。今は地デジ特需で生き延びるしかないのかもしれませんね。

景気を良くするためには、物を買うことです。景気が悪いからと現金でお金を死蔵させるような保守的なことをしていたら、いつまでたっても日本の景気は回復しません。海外製品でもかまいませんから、何かを買って活用することが大切です。保身に走って無駄に現金を抱え込んでいては何も解決しません。物を買うのがイヤなら、株式投資をするなど何らかの形で、お金を動かして積極的に動きたい物です。景気を悪くしているのは、国民自身です。贅沢は敵だ、ではなく、物を我慢して買わない、現金を貯金する節約こそ敵です。

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2009年1月 5日 (月)

第三級アマチュア無線技士はいかが?

先日上位資格を無理して取る必要はない、というお話を書いておいて上位資格のお話を書くのも何ですが、これはあくまで紹介というか、4 級と 3 級の資格の違い、メリットって何? というのを紹介するだけのお話です。

読んでみて、魅力を感じなければ受ける必要はありませんし、取得したからと言って 4 アマの友人知人より上の立場に立てるわけではありません。冬のとあるお祭りで販売した 3 級アマチュア無線の参考書(?)の最初に書いた物と重複しますが、3級アマチュア無線は何が良いのか、を紹介します。

まず、資格は上を見れば 2 級も 1 級もありますし、操作範囲を広げる意味なら 1 級を取るに越したことはありません。けれど、それだけお勉強も必要ですし、それに取られる時間も長くなり、結構な負担になることでしょう。先日書いたとおり、操作範囲が 1 級を求めないなら、無理して 1 級を取る必要は全くありません。もちろん、必要となる度に上位資格に挑戦していくのは面倒だから、一気に 1 級を取ってしまう、というのも手かもしれませんけど。

ここでなぜ 3 級がおすすめなのかというと、それは 4級→3級 の差が、その他の資格同士の差に比べて大きいからです。人によって必要とされている物は違いますから、3級 → 2級の差の方が大きいと思う方もいるかもしれませんが、私感では  4級→ 3 級の差が一番大きく感じます。

3級を取得すると

  • 電信(CW)が運用できるようになる
  • 出力が 50W まで出せるようになる
  • CW 専用のバンドにも出られるようになる

と言ったところでしょうか。ここで、CW にも送信出力のアップにも全く興味がない、という方は、4 級で問題がないので、受験を考える必要はないと思います。しかし 「せっかくなら取っておけば?」 と言えるのは、この送信出力の差があったりします。

というのも、アマチュア無線を自宅でどっしり運用される方は別として、自宅でもお外でも楽しむ 「移動する局」 の免許で運用する場合には、送信出力は 3 アマでも 1 アマでも、同じ 50W までしか免許されないのです。つまり、移動運用をしている分には 1 アマでも、3 アマでも送信出力的には全く同一。移動というのは、車で走りながら使うモービル機でも、コンテストや移動運用で山の上に大きなアンテナと発電機を使って行う本格運用でも同じ 50W なのです。

違いは一部の HF バンドに出られない部分が 3 アマにはある、というだけのお話です。そのバンドに興味がなければ、1アマも 3 アマも、全く同一になってしまいます。常置場所でも送信出力は変わりませんから、14MHz 等の一部バンドに興味がなければ、お家から運用する場合でも差はないのです。例えば 「430 DV と 6m 大好き」 なんていう私みたいな人間の場合、1 アマになっても何の変化もありません。

もっとも、移動する局と移動しない局の二つを開設すれば、1アマは 1kW なんかを開設できるので差が出てしまいます。ただ、二つも無線局を開設するのは手続きも維持も面倒ですし、移動する局と移動しない局で出力の違う無線機を別に揃えないといけません。そのため、特に DX などの送信電力を必要とする楽しみ方をしていない場合 1 アマでも 50W の移動する局だけという方も少なくありません。かくいう私も、50W の移動する局しか開設していません。つまり、移動する局である以上、3 アマでも 1 アマとほぼ肩を並べることができるわけです。

4 級ですと、10W または 20W で 50W とは結構開きがありますし、CW もできなく、出られるバンドの制限もあり制限が多いと思います。3 アマと 4 アマの操作資格の開きがある割には、試験問題を見ていると 3 アマと 4 アマはそれほど難しさに差がありません。一方、3 アマと 2 アマの試験問題には難易度に結構な開きがあります。移動しない局を開設すれば電力は倍になりますが、移動する局であれば電力に開きが無く、一部周波数に出られるだけなのに、試験の難易度の差はかなり大きく、勉強が必要になります。また、CW の音響受信の実技試験もあります。

そう考えると 「簡単な試験で操作範囲の広がりが大きく、最上位資格との隔たりがかなり減る 3 級」 と 「試験問題は一気に難しくなる割に、移動しない局を開設しない限り移動する局では送信出力の上限は同一で、一部の HF バンドが解禁になるだけ の 2 級」 では、三級がいかにお得かわかります。

特に、車に積んであるモービル機を 10W から 1 アマの移動する局と同じ 50W にできるのは、お手軽な割には結構差が出ます。もちろん、コンテストや移動運用での遠方狙いの楽しみも、無線機を変えるだけできるのですからお手軽です。CW に速度制限はありませんから、のんびり始めてみるのもいいと思います。

この送信出力の向上はお手軽な物です。例えば、今まではいつも走っている高速道路が時速 45 マイル制限だったのが、いきなり時速 90 マイル制限になるような物です。また、今までは自分の州の中でしか運転できなかった物が、アラスカでも運転できるようになります。「別にアラスカなんかでは(今のところ)運転する機会ないし」 と思うかもしれませんが、いつも走っている走り慣れた通勤路が、この高速道路の最高時速である時速 90 マイルで走れるようになるのは、わかりやすい向上だと思います。最高資格を持つポルシェやカウンタックとも同じスピードで飛ばせますw

特に昨今は、この「お得な点」 からか 3 級局が増え、のんびりした(ちょっとへたっぴな?w)電信がちらほら出てきていますので、初心者でも遠慮無く練習して出ることができるようになると思います。もちろん、どんなに CW スキルが向上しても 「3アマは速く打ってはダメ」 なんていう制限もありませんから上位資格を取る必要もありません。1 アマ 2 アマを押しのけて、上手な送受信で DX 移動運用を楽しむこともできます。

もちろん、試験を受けるのであれば少しは勉強が必要です。どんなに理解していて相当の資格を運用していても、ペーパー試験は現実とは大きく異なり "試験のため" の勉強が必要になるのは、学生時代や各種資格試験を通してご存知の方も多いと思います。

私からは、3 級を取っておくことは上述の理由よりおすすめですが、これらのメリットを自分がどれくらい、メリットとして感じるか、そしてそのメリットと、受験とそのための勉強、受験費用と天秤にかけて、良さそうであれば受験してみるのも一つかもしれません。もちろん、今魅力を感じなければ、将来もし魅力を感じたときにでも取ればいいので、今無理に取る必要はありませんけどね。

余談ですが、二級以上を取得することをおすすめするシーンがないかというと、そういうわけでもありません。先述のように移動しない局を開設する覚悟があるなら送信出力は 3 アマの倍になりますし、海外交信に有利なバンドが解禁になるので、そういう楽しみも増えると思います。アマチュア無線を楽しんでいって、楽しみの一つにそういうシーンが魅力的に感じるようになったら、取得することはメリットだと思います。

また、特に海外運用を考えられている方は、二級以上の取得をおすすめしています。なぜなら、日本のアマチュア無線の資格を使って海外でアマチュア無線の運用を行う相互協定の場合、三級と四級は、ひとまとめで現地の最下級のクラス(資格)としてしか通用しない、または、日本などの海外と交信できる HF は使用できず、V/UHF のみ、なんていう制限がついてしまうことが多いからです。二級以上は HF も使え、日本で許可されている周波数と出力が(現地で許されている範囲で)そのまま許可になったりと制限が少ないですが、三アマでは、現地の人と 2m のハンディで近距離交信で終わってしまう可能性が高いのです。

このあたり、海外に行ってまでアマチュア無線をして日本なんかと交信をしてみたい、というアクティブな運用をし出すようなら、日本でも海外交信を狙っていたり活発な活動をなさっている方も多いでしょうから、14MHz 等が使えるようになる 2 アマ以降を持っていた方が、国内外で便利になり、メリットとしては大きいと思います。

もちろん、これらも 「必要になったら」 取ればいいので、今 4 級や 3 級をおもちの方が無理して 2 アマを取る必要はありませんけど。バランスを考えた上でお得度の差が大きいのが三級アマチュア無線技士の資格だと思いますので、四級の方は一度検討してみると良いかもしれません。

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2009年1月 4日 (日)

01月04日のココロ日記(BlogPet)

きょうは初期についてかんがえてみました!!

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2009年1月 3日 (土)

ニューイヤーパーティ2009

たまに 「CQ QSO パーティー」 と言う方がいらっしゃるニューイヤーパーティーですが、3 日になんとか参加しました。1 月はお仕事開始な分だけあって、約 1 ヶ月の間サボっていたツケがめぐってきてなかなかの忙しさ。深夜実験や特別な実験で許可条件で週末を指定された場合を除き休日出勤はないのですが、さすがに 1 月はなかなかです。

というわけで、お昼過ぎからの参加になりました。自宅から出ると普段の CQ からわかるとおりあまり芳しくないので、少し歩いてお出かけし、多摩川沿いから ID-92 の DV モードで CQ を出してみました。日差しも暖かで良い感じです。

しかし、暖かな日差しとは裏腹に、電波の上はかなり寒く、全く応答がありません。今日は 3 日でしかも午後。20局どころかゼロです。最初はトイレが近い利便性の良いところでしていたのですが、少しでも標高を上げようと、上流へとてくてくと歩いていきました。普通のコンテストであればコンテスト中の移動は禁止ですが、NYP では禁止事項に書いていないので移動自由自在です。

30分ほど川を遡上し、座って運用できそうな石がある場所があったので、そこで運用する事にしました。ハンディでの運用というとお手軽ですが、それでも紙ログを出してペンを出して時計を出して、ペットボトルの飲み物と…となると座って物を置ける場所がないといけませんし、それなりに時間を使います。

運用を開始すると、15分くらいしてやっと呼ばれました。「DV モードでの NYP は初めてですよ~」 とのこと。私も初めてですw カード交換のお話と使っている無線機のお話。相手方は IC-2820G というとても良い物をお使いで羨ましかったです。ダイバーシティ&D-STAR 搭載でデジタルの位置情報が 50W で使え、車載無線機として是非検討したい逸品です。

次にコンタクトいただいた方は…1時間後(== なんだか CQ が惰性になってきていまいち元気のない声だったところでお声がけいただくと何となく恥ずかしいです(^^;

なかなか呼ばれないので間隔も開きがちになってきたところで、通行人の方から声をかけられました。妖しい人物と思われたかと思いきや同業者の方。例によってデジタル位置情報システム (DPRS) のために音声と同時に位置情報を送出していたので、その位置情報を頼りに ID-92 を片手に私を見つけてくれたそうです。すごい!

30分ほどお話をさせていただき、アイボールカードを貰いました。私は用意が悪いのでそういう物を用意していないので、この方がおもちだった紙に簡単なイラストとコールサインとかを書いてアイボールカードにしました。学生さんなのにネットはケータイからだけで PC をもっておらずメールアドレスも大学の物だけで個人の物は持っていないらしく、今時ちょっと珍しい感じの方でした。

でも…せっかく来ていただいたのは嬉しいですが、QSO はしていないので NYP のカウントにならず! 勇気を出して 「お別れしたあと少し歩いたら、CQ に答えて NYP してください」 とお願いすれば良かったかな(^^;

その後 CQ を出し、夕方近くなった頃に 1 局お声がけがありました。かなりケロケロになっていたので厳しかったですが、レポートは 49。信号強度はフルスケールで微動だにせず大変強いのですが、なぜかケロケロ。同時に先方の近くでアナログの局が近接で出ていたのかもしれません。レポート交換は何とか完了したのでカウントです。

ここまできて 2 局…。う~ん。望みは既に絶たれた雰囲気です。だんだんと日がかげっていき、とうとう日没。お外で一人で岩の上に座って CQ をだす女子一人。怪しさたっぷりな上に寂しさもたっぷりです(TT。この時間になると犬の散歩の方がよく通り、視線も気になります(^^;

日が沈んで稜線に夕焼けが出ると、気温が一気に変わります。もっと言えば、空気が変わります。私が移動運用やガールスカウトの活動で野外にいる場合、こっそりと好きなのがこの瞬間です。お外にいるということを一番実感させてくれるのがこの日没後の、気温と空気感と、雰囲気の変動です。ごくわずかな短い時間に、すっと温度が下がり、空気の質も変わります。そして、それに伴ってあたりが全く別の顔を見せ始めます。

と、空気を楽しんでいるのもつかの間、外付けの eneloop くんが電圧が足りなくなる雰囲気で、しかも寒くなり、暗くなってログがあまり見えなくなります。まさかこんな遅くなるとは思わなかったので、防寒も照明もありません。でも、ここまで CQ を出していて 1 時間くらい空振りだったので、ここで帰るのはちょっと悔しいです。

めげずにもう20分ほど CQ を出していたところ、モービルの方からお声がけをいただき、3 局目となりました。帰省の方で、なんと四国から車で帰省していたところから帰ってきたとのこと。まだ暗い早朝に出たらしいですが、すっかりこの時間でお疲れ様でした。そんな中を DV のこの周波数を聞いていていただけていたなんて、なんだか光栄です。

光栄ですが、結局 3 局で終了。うーん…。20局には遠く及ばず。これではログ提出できません。失格局に掲載されるのがオチかと;; このままここで頑張ってもこのペースではまったく見込みがない上に、凍死しそうなので、マイクを涙でぬらしながら泣く泣く撤収となりました。

残念ながらステッカーは貰えませんでした。来年はもっとデジタルが普及していますように。しょんぼり。

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2009年1月 2日 (金)

上級資格にチャレンジ?

お世話になっているアマチュア無線関係の SNS でも受験宣言をなさっていた方もいましたし、一般的にも資格試験の時期でしたから書くのを控えていましたが、アマチュア無線の上位資格について触れてみようと思います。

ご存知の通り、アマチュア無線は 4 級から 1 級まで全 4 段階あります。それぞれの違いは、操作範囲、つまり使用できる周波数と使用できる電力、電波形式が異なってきます。4 級でも HF に出られますから上位資格を取らないと国際通信ができないというわけでもありませんが、国際通信をするには電信ができないといけないというのを昔お勉強したような気がするのでいまいちこの辺はなぜなのか自信がありません(^^;

それはともかく、4 級からアマチュア無線に入った方も多いのではないでしょうか。特に友人やご家族から「誘われた」場合には、難しそうな試験に対する警戒心を減らすためにもまずは 「簡単だよ」 といわれている 4 級から挑戦する、というプロセスも多いと思います。かくいう私も、最初は電話級(4級)でした。

4級でも 430MHz で FM はもちろん SSB やパケット、D-STAR もできますし、2m で位置情報のアナログにも参加できますし、HF にも出られます。裏を返せば、できないことの方が少なかったりします。CW ができない、一部の HF 周波数に出れないという点が違います。また、ハンディ以外で運用する場合には、送信出力が 10~20W に限られるという点もあると思います。ただし、送信出力に関しては「できるできない」の差ではないので、一般的には特筆するほどの有意差とは言えない場合もあるようです。

さて、4級を取ったあとは…アマチュア無線を楽しめばいいわけですが、ここで一つ気になることが出てくる方もいると思います。「上級資格ってどうなのかしら」 という事です。上級資格とは、つまり、3級、2級、1級です。これらに興味が出てくる人も多いと思います。

ところで、これらの資格を取る必要は、あるのでしょうか? もちろん、それぞれの資格がないとできないことをやりたいという動機があれば、取る必要があるのはいうまでもありません。その手間暇と、やりたいことの「やりたい度」を天秤にかけて、やりたい度が高ければ勉強して受験し、資格を取得するのも良いと思います。

一方で、ちょっと変わった 「勘違い」 の文化を耳にすることがあります。それは 「4 級で甘えちゃダメ。なるべく早く上級資格を取らないといけない」 という意見を言う人がちらほらいるらしい、という事です。これはびっくりです。もちろん 「500W の出力で海外と 14MHz で CW をやりたい」 なんていう目標があったものの、無線が当初は全くわからないので仕方なく、まずは慣れるためにも 4 級を取得して実体験で無線のことを知って、それから勉強を進めて 1 級を取ろう、なんていう場合には、確かにお勉強を進めて上級資格という最終目標を達成するのはよいことだと思います。

けれど…特にそういうバックグラウンドがない限り、必要でしょうか。4 級で始めたものの、CW に興味がでてきて 3 級を取ったり、色々な周波数に出てみて他の周波数にも出たいと思って 2 級を取ったり、1kW の運用がしたくなって 1 級を取ったり自発的にするのはいいと思います。けれど 「取るべき」 的な意見にはちょっと首をかしげてしまいます。

アマチュア無線のライセンスは、弓道や柔道の 「段」 ではありません。国家試験による国家資格です。自分が必要とする操作の含まれる資格を取れば充分です。もちろん、アマチュアは進歩的であること、とか、色々な物に挑戦して自分を高めていくべき、という信念はあると思いますが、それは、イコール、資格の上昇ではないと思います。上位資格を取らなくてもできる技術の向上や進歩はいくらでもあります。

上級資格になれば、試験は難しくなり、知識もノウハウも技術も問われるようになるでしょう。従って、上級資格保持者はそれらを兼ね備えていると国家資格として証明されていることになります(実態は別として(^^;)。でも、4 級でも操作範囲的に不要だから上位資格を取得していないけれど、知識的には 1 級をとれるくらいの知識がある方もいっぱいいらっしゃると思います。私に知り合いでも、無線通信機器の設計や試験をしていた人がいますが、4 アマでした。

たとえば、アマチュア無線の楽しみは自作にあり、と思っている方がいて、しかもその方が 「QRP こそ楽しみ」 と思っているなら、出力も特別な周波数も必要ありません。もちろん工作をしているうちに自分の操作範囲から逸脱する周波数の無線機を自作したくなったら取得する必要が出てくるでしょうが、そうでなければ、例え日中無線業界のプロとしてお仕事なさっている方でも 4 級で充分なのです。ましてや 「マイクロウェーブこそ楽しみ」 と思ってるのであれば、上級資格を取ることは何のメリットもありません。

上位資格が必要となるのは、自分が楽しんでいる分野で 「周波数」「電波形式」「送信出力」 が足りなくなった場合「だけ」です。例えば、3 級を持っていて 430MHz で山の上に移動して遠距離通信をすることを楽しみにしている方の場合、2 級や1 級を取ったところで何のメリットもありません。私から見れば、もし取得したら 「何で取ったの?」 と言いたくなるほどです。言い過ぎを承知であえて極端に書くと「時間とお金の無駄」です(もちろん、趣味として取得することを否定するわけではありません)。

なんとなく上級資格を取らないといけないといった感じの事を言う人が周りにいたり、自分自身がそういうイメージを持っているとしたら、私の価値観では、それらは間違いだと思います。自分の裾野を広げ、出力や操作範囲を広げるべきという考えは否定するわけではありませんが、出力や操作範囲だけが広げる裾野とは限りません。それどころか、1 級を持っているのに 430MHz で FM ハンディでラグチューしかしてない人と、4級だけど D-STAR の DV アダプタを自作したり、毎週末通信実験をしたりしてる人と、どちらが進歩的なアマチュアでしょうか。

転じて、さらにひどい人になると 「1アマはエライ、4アマは悪い」 なんていう変な階級制を(勝手に)作る人もいるようです。先ほども書きましたがアマチュア無線の資格は柔道や弓道の段ではありません。立場としては上も下もありません。上位資格では操作範囲などが広がり、その分試験は難しくなりますが、それはそれだけ高度なことをしようとしているのであれば、法制度上求められるのですから仕方ありません。

つまり、結果として 「何かスゴい人」 であればそれは出てくるわけです。資格が一アマだからすごいのではなく、1kW の高出力の無線局をインターフェアなどの問題を起こさず運用し、世界中の国全ての局と交信実績がある…等といった「実績」 がすごいのです。資格は単に 「それをするためのステップ」 でしかなく、裏を返せば、資格だけ持っていても何の意味もありません。

取るだけ取って何もしないのであれば意味がありません。むしろ意地悪を言うなら 「1 アマを持ってるのに何で 1kW 開局しないの?」 という事になります。「4アマしか取ってないのは1アマがとれないからでしょ」 という意地悪を言う方には 「1kW を免許されないのは、免許して貰いたくてもできないからでしょ」 と言えてしまいます。勿論どちらも "愚問" です。結局、どちらも 「必要ないからしていない」 だけである事に気がつかないといけません。

こういう論調の方は、たいていの場合 「4 アマしかとれないから 4 アマなんだ」 という思想を持っている場合が多いようです。つまり 「1 アマがとれるなら 1 アマを取っているはず」 という風に考え、資格とは何かを勘違いしているわけです。それでは、その方が普通自動車免許 1 種しか持っていなかったら 「2 種免許を取る能力のないへっぽこドライバー」「大型免許の取れないヘタッピ」 なのでしょうか。

ましてや上下関係があるなら、一種ドライバーは二種ドライバーに道でも譲るのでしょうかw  そういった発想があるから、その手の方の 1 アマを取った理由は 「カッコワルイから」「他人に自慢するため」「見栄」 だったりします。こういう時代錯誤的な上から目線大好きな方が多ければ、それは、若い人が離れてしまうのも無理はありません。機会があれば書きますが、アマチュア無線を始めた物のやめてしまう人が多いのは、先輩である私たちに原因がある場合も結構多いようです。

それこそ、4アマで充分楽しんでいたのに、いつの日か 「4アマじゃカッコワルイ」 なんていう間違った価値観に犯されてしまったら、何かの時に資格の話が出る度に肩身の狭い思いをしてしまい、不快でアマチュア無線自体をやめてしまうかもしれません。「そう思ったら上位資格を取れ」 なんて言い出す方もいるでしょうが、そもそも資格はそういう根拠で取るものではありません。恥ずかしい勘違いです。

人には、それぞれの楽しみ方と限られたリソースがあります。そういう物を理解できないのであれば、例えアマチュア無線 1 級でも、大人の人間のとしての資格は「欠格事由有りにつき免許発給できません」 と言われても仕方ありません。

もちろん、4級の操作範囲で楽しんでいる人に、さらに 「未知の領域」 を 「紹介」 してあげることは悪いことではありません。例えば、電信は結構面白いよ、とか、海外と交信するのも面白いから、このバンドに出られるようになると世界が広がるよ、とか、ある程度出力が出ると…などなど、体験したことがないが故に知らないと思われる楽しみを紹介してあげるのは、先輩としての導きとしてよいことだと思います。

これは 「APRS 面白いよ、はじめてみなよ~」 と言ってるのと全く同じ事。でも、APRS を始めるには GPS ユニットや VX-8 などの無線機を買わないといけません。それと同じで、CW を始めたければ、まずは 3 アマを取らないといけません。APRS に興味を持って始めたいと思ったらお金を貯めて VX-8 なんかを買うのと同様、CW に興味を持って始めたいと思ったら、勉強して 3 級の資格を取得しないといけないだけです。

でもその場合は当然、その紹介された楽しみに共感を覚えて挑戦してみようと思うから試験を受けるわけです。まず資格ありきではなく、その楽しみに資格が必要だから取るだけのお話。それこそ、アマチュア無線の資格自体、何級であろうとアマチュア無線という物そのものに興味を持ったから、それに必要となる 「アマチュア無線技士」 の資格を取得したのであって、アマチュア無線には何の魅力も感じないのに、アマチュア無線技士という資格を取ることそのものを目的にしてアマチュア無線の資格を取った人は滅多にいないでしょう。

従って、上位資格を取らないとダメですか? 取った方が良いですか? と疑問に思っている方や、取らないとカッコワルイ、恥ずかしいなんて思ってる人がいるとしたら、答えは明白。「必要であれば」取得すればいいと思います。へんな理由で取得しても、資格が泣くだけです。私なら、そんな変な理由で取得したら、自分自身がとても小さな人間に見え、とても恥ずかしく思います。

もちろん、取るのは自由です。先述のような強迫観念や押しつけられた見栄にとらわれて興味がないのに 「カッコワルイから」「上の資格をとるべきだから」 と勘違いしイヤイヤ取るようなのではない限り、操作範囲が必要とされていなくても勉強して受験、資格取得をするのはそれはそれで一つの楽しみです。そういう、一種のゲーム的な楽しみ方もあると思います。

正当なお金を払って受験して合格して取得する資格ですから、例えその資格の操作範囲に縁がなくても問題はありません。私の知り合いでも、航空機の操縦ライセンスすら持っていないのに航空特殊無線技士の資格や、業務で無線をすることはないのに、陸上特殊無線技士の資格を持っている人、はたまた、全ての資格の免許証を集め、無線からはみ出て電気通信の資格まであれこれ取ってる人もいます。それはそういう楽しみ方。立派な趣味で、良いことだと思います。

でも、おわかりの通り、これは自発的に取っているだけのお話。上位資格を取らないといけないというような強迫観念で仕方なく見栄を張るために取った物とは違います。もちろん、自己満足は大いに結構です。けれど、上位資格を取らない他人を見下したり、取るべきだという意見を出し、他人に外圧を加えるようではダメです。

お仕事では、操作範囲が増えればお給料が上がる会社もあると思いますが、アマチュア無線はあくまで趣味。個人個人が自分の価値観と自分の判断で自分に必要とされる資格を必要とされる時期に自由に取ればいいだけのお話。必要ない資格は取る必要ありませんし、資格にエライ/偉くないはありません。そういったことが理解できず、ライセンスの上下を他人にあれこれ言うようでは、アマチュア無線技士としての「資格」はあっても「素質」はないと思います。

自分らしい楽しみ方をし、必要であれば、必要な資格を取りましょう。今の資格で楽しければ、飽きて必要性を感じるまで、今の資格で楽しめばいいのです。いつの日か飽きて上位資格の操作範囲に興味が出たら、上位資格の受験を考えても良いかもしれません。もちろん、今の操作範囲の中で飽きずに一生楽しめれば、それに越したことはないでしょう。

勘違いせず、正しい OM さんに出会えることが、大切ね、と思いました。

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