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2008年10月16日 (木)

アナログ位置情報設定お手伝い

アナログの APRS 用の無線機として知人が申請していた変更申請が通り、審査終了になっていたので 「八式自動型位置情報通報装置」(←私命名w)の設定変更を手伝いました(最初は 「ここだよくん 1号」 だったのですが却下されたw)。この申請は自作機扱いになっていて、お手軽な技適機種の申請とは違い書類も多く、なんだか TSS の中の方との質問のやりとりも結構あったようで大変だったようです。私も少しだけお手伝いしました。

設定は、PC とシリアルポートでつないで行いますが、無線機側はシリアルポートではなく、音楽で使うステレオイヤフォン端子…。2.5 ですがステレオイヤフォンジャックにシリアル信号が流れるのですから変な気分です。その昔は文字化けしないように二重シールドのシリアルケーブルにフェライトコアいっぱいつけてパソ通していたものですが、今はこんながさつなものでも通信できるのですから不思議です。同じ RS-232 なのに…。

VX-8 には搭載されない "スマートビーコン" の設定がちょっと厄介です。こちらにある計算ツールを使って、どういう設定をしたら、どういう動きの時に位置情報が自動送出されるか計算して表示することができます。各パラメータを入れてみて、どういう動きをすればいいのか、どんなときに位置情報が送出されるべきか考えます。

悲しいことに、ウェブ上では設定についての情報がほとんどありません。設定例を書いてる人がいないのです。一応、二件ほど確認しましたが、車と徒歩ではだいぶ違います。知人は基本的に徒歩で使うので…。徒歩で、私はこうやって設定してますよ~、という設定例がない;; あまり使ってる人がいないのかな~。

というわけで、こんな感じにしてみました。

Tinyoia

ここで注目すべきは、Slow Speed。これ以下になると、Slow 状態と判断されて、角度に関係なく Slow rate で設定された値の一定間隔だけで位置情報が送出されます。Slow Speed より速い速度で動いている場合には、Fast Speed の間まで、Fast Rate に設定された値を目標に緩やかに送出間隔や反応する角度が短くなっていく仕組みのようです。速くなるほど、間隔が短くなり、速くなるほど、ちょっとした角度変化で送出されるようになります。

不思議なのは、Slow Speed を上回ったばかりの速度、この設定例だと、10km のレンジですが、なんと、間隔が 473 秒もあきます。動いてないときは 120秒間隔なのに、動くと逆に増えてしまう。矛盾します。そして徐々に減っていき、100km/h の時は 46 になってます。46は少し短い気もしますが、これを増やすと、10km/h の時の値が 600とかになってしまい目も当てられません。

Turn Angle (反応角度)については、Turn Slope という項目を変更するとこの加減を変更できるのですが、Rate (送出間隔)については速度ごとによる重み付けの変更ができません。例えば、100km/h の時は 60 で、10km/h の時は 120 で、その間はリニアに増減する、という事はできません。Slow Rate はなぜか効果が無く、Slow Speed を超した速度については、すべて Fast Rate からの遅い速度への一定の角度での増加になるみたいです(Slow rate や Slow Speed を 1 にしても、10km/h の Rate は変わりません)。

というわけで、バランスを取って、ちょっと長いと思う 10km/h の時の Rate が 473 になり、ちょっと短い気もするけど 100km/h の時の rate は 46 です。もっと、こんな急増しないような傾斜にしたいのですが、それは設定する項目がないようですので、仕方ありません。半端なところで妥協します。送出間隔をあまり短くすると、電池が無くなってしまうので長時間の移動では厳しいです。

幸い(?!) VX-8 にはスマートビーコンがないので、この手のことに頭を抱える必要が無く、単純に 2 分に 1 回送出固定、という設定になります。なので、私が自分で使うときにこういう悩みを抱えなくて済みそうですが…。角できちんと曲がった軌跡が残り、曲がっていないときは送出されず電池の消費を抑える、というのは欲しい機能ですね。

これでうまく動くか試して貰い、いろいろ不満を受け取ってwまた調整したいと思います。レガシーシリアルなんかではなく USB で接続して設定できるようにしてくれれば、特殊なケーブルを持ち歩かなくてすむのですが…。この場合は 「自作機扱い」 なので仕方ないですけどw

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コメント

こんにちは。
ここに出てくる「八式自動型位置情報通報装置」(笑)が何かわかりませんが、ケンウッドのリグもRS-232Cのコネクタは3pinのステレオプラグです。TXD、RXD、GNDのみが接続されますが、信号レベルはRS-232Cですので、PCとの接続はもう片方にD-sub9pinのコネクタを付けたケーブルが簡単に作れました。省スペースですし、脱着も容易ですので、個人的にはこのステレオプラグのインターフェースは気に入ってます^^
さて、スマートビーコニングですが、ケンウッドのTM-D710にこの機能が追加されるのを見て、「こんな機能があるんだ~。便利そうだし、すごいな~」と思いました。・・・が、設定がこんなに面倒だとは思いませんでした。これは試行錯誤が要りそうですね。
・・・と言いつつ、私も、現在スマートビーコニング機能のある送信設備を持っていないですし、それどころかAPRSもやっていません。クルマでの移動でナビトラ(死語?)のビーコンは時々出していますが、もちろん固定間隔です。送信間隔は混信に影響しますので、ナビトラでも昔は送信間隔が問題になり、いちおう送信間隔のガイドラインがあるのですが、スマートビーコニングは皆がうまく使えば有効な機能ですので、もっと簡単に設定できるといいですね。

投稿: jo1quf | 2008年10月19日 (日) 00時49分

こんにちは。コメントをありがとうございます。

低速データ通信ですし、扱いやすくお手軽で手に入りやすい部品なのでいいかもしれませんね。もっとも、2.5φ のはあまり一般的でもない気がしますが、ゴツゴツしたケーブルや独自ピンの製品より便利そうです。一番良いのは、Mini-B の USB にしてくれればと思います。

スマートビーコニングはなかなか設定が難しそうですね。特に、ハンディのような、車に乗せることもあれば歩くときもあれば、電車に乗るときもあれば…というのではそれぞれ適したパラメータが違うでしょう。同じ車であっても、都心を走るのと、郊外の道を走るのと山道とではまた違いそうです。

一応、2種類の設定を切り替えられるようになっているのですが、本体をあけて switch を切り替えないといけないなど使い勝手が悪いので、もっとお手軽にできるといいですね。他の分野の製品であれば 「2分間の統計に基づいて走行モードを判断し、インテリジェントにパラメータを変化させるスマートビーコニング2搭載」 なんてすぐ出そうですがw

投稿: JO3KPS | 2008年10月20日 (月) 10時23分

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