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2008年10月

2008年10月29日 (水)

VX-8回収?

帰宅して自宅の電話のボイスメッセージを聞いてみると、なんと、VX-8 を購入した某静岡県にある通販のお店からの入電でした。なんでも

「VX-8 に不具合が発生しておりまして、その件でお電話を差し上げました」

だそうです…。不具合があるようです。といっても、不具合は身をもって体感しているのでびっくりするほどのことはありませんが、はて、どうしようというのでしょう。ちまたのウワサでは回収されると言われていることもあるようなので、回収されるのかも知れません。

残念なのは、折り返しの電話を要求されてしまっていて詳細は一切録音されていなかったのでまだわかりません。忙しくてお電話はできないのですが…。せめてメールでほしかったところです。

証拠を残さないため?!

なんにしても、これで Bluetooth の不具合が直ってくれれば、VX-8 が役に立ちます。

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2008年10月28日 (火)

新局免到着

Dsc00216_r新しい免許状が届きました。しっかり 7MHz が追加されています。すてきです。今回の変更は、IC-7200 を購入した事による送信機の追加と、興味をもった新しい周波数に出るための指定事項の変更(7MHz帯追加) です。

無事に変更申請が通過してこのたびこのように通知が届きましたので、これで、いよいよ IC-7200 から電波が出せます。例の技適の赤いシールもついてきました。これをおなかの技適番号のあたりにでもぺたりと貼ることにします。

時間的には、だいたい3週間といったところです。思っていたよりは時間がかかった気がします。紙だと1ヶ月ぐらいなのでしょうか。どのくらい短縮されたのか興味があるところです。

同封された紙にはバンドプランが書かれた案内がありました。でも、なぜか 2m~1200MHz のバンドプランだけが書かれています。私は 7MHz を追加したのですが…。なぞです。それとも、この 3 バンドに最近変更でもあったのでしょうか。

何にしても総通(元電監)に直接変更手続きを行うなんて、何となく恐れ多い気がしてドキドキします。名前が "総通" と優しくなっていてよかったです(^^; ドットインパクトではなくレーザーのページプリンタで質のよい見やすい印字となりました。

同時に、現在は VX-8 の送信機増設とアナログ位置情報のための 2m の F2D の申請を行っていて審査中のステータスです。こちらもドキドキしながら待とうと思います。ただ、現状 GPS も発売されていないので免許が下りてもすることはなさそうですけどね(TT

そんなわけで、この局免も 144MHz/F2D が追加された新しい局免が来るまでの短い命です。それが届いたら、これと、さらに今までの古いのを一緒に返納しないといけないんですよね~。郵便料金が…返送用の封筒に一緒に入れて送ったらダメかしら(^^; そんなことをすると QSL カードを送る封筒に一緒にコンテストの書類を入れるような人と同じになってしまうので、いけませんw

それにしても、変更通知書と免許状、なんだか同じような紙です。指定事項の変更がなければ、変更通知書だけが来るのかな?

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2008年10月24日 (金)

移動用の発動発電機

ホンダさんからお手紙が来て、発動発電機(発々)を使っている人へのアンケートでした。現在の使用目的などを回答してお返事するようになっていて、何か簡単な景品を貰えるようです(「粗品を貰えるようです」 と言ったら OM さんに 「粗品というのは謙譲なので他人からいうのは失礼に当たる」 と怒られたので言い回しを変えてみました(TT)。

さて、移動運用と言えば、発電機です。無線機は勿論、ログのためのパソコンから扇風機、小型冷蔵庫など色々な物を動かしてくれ、移動運用を快適にしてくれます。私は主に YAMAHA の EF900iS という発々を使用しています。性能も使い勝手も良く、女子一人でも積み卸しやお部屋から駐車場など短距離運搬できるのでとても気に入っています。

これからの季節、冬場はセラミックヒーターやカーボンフィーターといった暖房器具を使い、これらが 600W~1kW 程度と結構電力を消費します。特に夜間寝ることを考えるとあまり弱い物はいけません。もちろん、寝袋などで暖を取るという手もありますが、もう一つの理由としては調理があります。

冬は寒く気化しにくいのでガスのバーナーが使えません。移動のご飯(どなたかが「いどめし」と言ってた…w)でバーベキューなんかをする人は関係ないと思いますが、私みたいに 1~2人で細々とする移動運用しかない人は、シングルバーナーで細々調理です。しかも、コンテストの時はインスタントです食品。

そうなってくると、必要になるのがお湯。そのお湯を沸かすのに、ティファールなんかでもよく売られてる、電気ポットです。普通の湯沸かしポットから保温機能や給湯機能を除いた、いわゆる 「電気ケトル」 です。あっという間にお湯が沸きますが、こまったことにこれ、消費電力 1 kw。なので、900W の EF900iS では使えません。

しかし、YAMAHA はこれより大きい出力の得られる一人が片手で何とか持ち運べる大きさの発電機は出していません。これ以上上となると EF2000iS という倍以上、2kVA の出力になってしまい、既に形状も重さも大きさも一人ではなく二人で持ち運ばないといけない領域。おまけに、私みたいなクーペのトランクにはこれでは入りません。

そこで、YAMAHA さんを諦めて視野を広げると、ホンダさんが出している丁度良いサイズの発電機が EU16i なのです。これは、1.6kVA の出力でありながら小型の EU9i をそのまま大きくしたような形状なので、一人で持ち運び、トランクにもなんとか入ります。重さも、女子一人で気合いを入れれば積み卸しできるギリギリです。

EU9i は一時ガールスカウトでレンタルで使ったことがあったのですが、悪くはない物のそれほど完成されていませんでした。その後、ガールスカウトでは EF900iS を購入して使ってみたところ EF9i より EF900iS の方が色々な意味で発々としての出来が良かったのです。そこで、個人では移動運用のために YAMAHA の EF900iS を買いました。

なので、本当は YAMAHA さんに EF1600iS なんていうモデルがあって形状が一人で使えるような物であれば最高だったのですが、現行品としてないのなら仕方ありません。そんな感じで購入した EU16i でしたが、使ってみたところ EU9i と違って、EU16i は結構しっかりしていて良いできです。妥協して買ったつもりでしたが実はかなりいいお買い物でした。

ちなみに、参考までに(出力以外の使い勝手の面で)EU16i と EF900iS の両者を比べた場合、単なる文字で見た両者の違いは次の通りです

  • 給油のしやすさ → EF900iS の方が開口部が大きく入れやすい
  • 協調運転機能 → EU16i は2台並列につないで倍近い出力を取り出す機能有り。EF900iS にはなし。
  • 安定性→ EU16i の方が(音が)若干安定かな…大きさの違いかも
  • 燃料コック→ EU16i:エンジンスイッチと一体 / EF900iS: 独立

なお、連続運転時間は両者でほぼ同じですが、これは 「満タンから何時間連続運転できるか」 というお話ですから、燃料タンクが EU16i の方が大きいので燃費は、低出力であればあるほど EU16i の方が悪いことになると思いますが、これは容量の大きいエンジンになるので仕方ないと思います。

ここで、EU16i と EF900iS を比べた際の最大の違いは、燃料コックのある/なしです。YAMAHA は燃料コックとエンジンスイッチは独立していて、燃料コックを閉じてもエンジンスイッチを切らないとコックからエンジンの中までに残ってる燃料で少しの間動き続けます。裏を返せば、エンジン停止には2ステップ(正確にはキャップを閉めるのも加えて3ステップ)必要となります。

一方で、ホンダの EU16i は、エンジンスイッチが同時に燃料コックのスイッチも兼ねている(たぶん)ので 「停止」 に切り替えれば、エンジンが止まると同時に燃料コックも閉まります。なので、このスイッチをひねるだけでエンジン停止は完了(正確には、あとはキャップの通気口をしめる必要があります)。簡単です。

ではどちらが良いのかというと…一見、簡単にエンジン停止ができる EU16i の方が良さそうですが、少なくとも、多くのアマチュア無線家には、YAMAHA の方がよいです。もちろん、年間通じて月 1~2 回は必ず移動運用で発電機を回す、というのなら問題ありませんが、冬は移動運用をしないとか、月 1 回もいかないで、年数回、という程度だと、YAMAHA の方がお薦めです。

なぜかというと、YAMAHA は燃料コックだけを閉めることにより、ガソリンタンクから燃料が供給されなくなり、途中のパイプに残っている燃料と、エンジン本体の中に残っている燃料だけで動くことになります。数分後、これらは消費されてなくなり、エンジンは 「ガス欠」 で停止することになります。

こうすることにより、ガソリンが供給されている状態で強制的に止められたエンジンと違い、ガソリンがパイプやエンジンの中にほとんど残りません。ガソリンは劣化しますから、長期間使わないとこれらが固着したり、変質して悪影響を及ぼすことがあるのです。例えば、バケツにガソリンを入れて放置して全部蒸発させると、あとにはベタベタとした飴のようなものが残ります。

ノズルの中のガソリンなどがこのように固まってしまうと、次使おうとしたときに 「あれ? エンジンがかからない…」 とか、かかりにくい、なんていうことになりかねません。もちろん、説明書通りに何かのネジをゆるめてガソリンを外に捨てて…という処置をすれば、YAMAHA でも HONDA でも全く同じなのでしょうが、正直これをするのは厳しいです。

例えば、捨てたガソリンは…持って帰るのでしょうか。昨今、そのまま地面に垂らして帰るというのはわずか数 cc とはいえあまり推奨できません。持って帰るとなると、それを入れた汚れたコンビニ袋とか、結構扱いが面倒です。

普段、工作機械を使って汚れ慣れた生活をする人なら別ですが、普通の人にとっては、油やガソリンといった物で手や車や服を汚すのはなんとしても避けたいものです。ガソリンを抜き取って…となると、抜き取った物を処置する、手も綺麗に洗わないといけない、車の中で汚れないように置くための工夫をしないといけない、帰ってからも…というのはかなり厄介です。

なので、マニュアルの通り、カバーを開けてネジをゆるめて、ガソリンを捨てて、そのガソリンをコンビニ袋なりペットボトルなりにわざわざ保管して適切なところで廃棄して…そのために手を汚したり、しまう場所に苦慮したりするのはいまいち。ところが、先述のようにガス欠にすることで、完全ではないものの、ガソリンを抜いたのに近い状態にすることができます。

おかげで、冬と夏で発々を使い分けている私みたいな環境、つまり、冬 (10月中旬~5月初旬) の間は全く EF900iS を使わない私でも、EF900iS は何のトラブルもなく冬にはエンジンが始動してくれます。ネジをゆるめて…といったマニュアルにある保存方法は一切していません。ところが、HONDA の EU16i ではそれができないので、仕方なく説明書通りにしていますがやっぱり厄介です。

…と話が脱線してきましたが、とりあえず要望としてはそんなところを指摘しておこうと思います。あとは、連続運転時間の管理と燃料の残量がわからないのが辛いので、外部タンクの用意と燃料系の装備を書いておきました。

燃料タンクそのものの大型化は本体の大型化を意味するので、これ以上大きくなるとセダン/クーペのトランクに入らなくなっちゃいます。かといって、今のままでは夜暖房をつけて寝るときなど高負荷がある程度続く場合は、寝る時間(6時間程度) 持たせるためには寝る直前に眠い中暗い中給油してから寝る必要があり、これは面倒な上に危険でもあります。

できれば、日没前に給油して、翌日まで持ってほしいですが、それよりも、もっと大型のタンクがあり、そこにスタンドで給油して、その外部タンクからガソリンを直接とれるようになっていれば、発々に給油する手間や気遣いをしなくて済みます。自作された方もいらっしゃるようですが、自作は苦手なので出来ればメーカーさんから純正で出していただけると嬉しい物です。

もちろん、無線に対するノイズフィルタの標準装備も触れておきました。あとは、メンテナンスを任せられるお店の整備ですね。オイル交換くらいは自分でなんとかできますが、他のメンテは無理‥。それらを(勿論有償で)やってくれるお店を紹介して欲しいところです。オイル交換の間隔が100時間と短いのも大変なので、もう少し延ばす工夫をして欲しいとも思いました。

というわけで、発々選びの根拠についてもついでに触れてしまいました。そろそろ寒い季節なので、EF900iS は冬眠に入っていただいて、EU16i の出番かもしれません。重いから大変なんですけどね~(TT

# まだ出してないので、他に書いておいてほしい要望があれば、受け付けますよ~w

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VX-8 がやってきた ~おさらい

~不透明さと延期に次ぐ延期

VX-8 が9月末までに発売されているはずだったのが、10月上旬に延期され、そして、中旬まで延期され、こっそり発売されました。上旬という通達が販売店にあったらしいですが、それすらすぎています。中には 「上旬/中旬/下旬」 という分け方ではなく 「上旬か下旬か」 で分ければ、15日までは上旬だ、という考え方を示された方もいますが 「旬」 というのは 「センチ」 や 「キロ・メガ」 といった単位の補助みたいなもので、10を現しています。つまり、上旬と言ったら、問答無用で十日間です。

メーカーのウェブサイトには具体的な発売日は公示されておらず、こっそり販売が開始されています。このあたりも、他の業界に比べて適切とは言えません。延期があれば、プレスリリースで発売日の変更が通知され、新たな発売日が製品情報に掲載される物です。しかし、そういった対応も全くなかったのはとても残念です。

さて、今回、そうやって 「おあずけ」 をユーザーにしておいた状態でやっと発売された VX-8 ですが、その結果も、残念ながら完成度の高さには結びついていなかったようで、待たされたのは何だったのかしら?という失望感を持っている方も多いと思います。時として、期待し、待たされ、楽しみにしていたからこそ、裏切られたときは憎さ百倍になり、悪口を書く人も出てきてしまうと思います。

~VX-8 は期待に応えたか

VX-8 はとても期待された製品でした。いろいろな無線機が発売されてきていますが、VX-8 は、何が求められてるか非常に理解してくれていて、それをしっかり実装してきてくれた無線機となるはずでした。少なくとも、カタログと公称ではそれは実現され、今までで最高の無線機になるはずでした。

VX-3 で高い評価を受けた、FM ラジオを聞きながら邪魔されることなく裏で鉄道無線やアマチュアバンドを監視し、入館したらラジオから自動的に切り替わるという機能はとても便利でした。これが、デュアルバンドの VX-8 でも当然のように実装されています。

そして、GPS。これはアナログの位置情報 APRS に対応する一環ですが、ID-92 のように GPS マイクとして使うだけでなく、同時に、外付けマイクは必要ない場合には、ちゃんと GPS だけを本体に直付けして使うことができるなど、ユーザー側のニーズをちゃんとわかってくれていました。

GPS があるだけではなく、アナログの位置情報 APRS にも対応しました。今発売するなら ID-92 のようにデジタルにして欲しいと思いますが、一方で現状の普及率を考えた場合、デジタルでは位置情報を発信しても拾って貰えない可能性が高く、せっかくの位置情報システムを活用できない可能性が高いのです。そのため、あえてアナログを選択したあたりは、センスがあったと言えるかもしれません。もっとも、単純にライバル会社である ICOM さんが主に開発をしたデジタル規格なんかに加わりたくないという意地もあったのかもしれませんがw

さらに、Bluetooth。これまでの項目は私もそれほどびっくりしませんでしたが、Bluetooth 搭載にはびっくりしました。もちろん、夢として Bluetooth でヘッドセットとリンクして、なんていう妄想は何度もしましたが、それをまさか現実にしてくるとは思っていませんでした。進歩が後れているアマチュア無線業界は Bluetooth に手を出すというのは衝撃でした。

これにより、本体に GPS を直付けした状態で、腰につけたりバックパックに放り込んでおけば、FM ラジオをききながら鉄道無線やメインチャンネルを裏で監視し、入感したら自動的にそちらに切り替わる、交信が途絶えたら、ラジオに自動的に戻る。そして、GPS から入手した座標を元にアナログ位置情報を B チャンネルで発信し続けることができるわけです。まさに、夢のよう。むしろこれ以上何を望むか、アイディアが出てこないほどです。

無事に発売されて、期待通りの性能を発揮していてくれれば、まさに夢の無線機、もう何年も買い換えなくて良いと思うくらいかも知れなかった、そんなスペック表だったのです。事前のユーザーの期待も以上に高く、みんなが注目しながら発売を待たれていた、そんな無線機でした。その熱気は、おそらくメーカーさんや販売店にも伝わっていたと思います。

~販売延期とオプション

やっと発売になり、予約した人たちの手に VX-8 が届き始めたばかりか、店頭で直接買いに行っても手に入ったようです。これは、バーテックススタンダードがある程度人気を考え、初期の数を確保しようという努力をした結果だと思います。おそらく 「売れるのは間違いないから相当数生産しよう」 と思ったと思われます。

これは、メーカーとしてはとても評価される判断となるはずでした。せっかく販売開始されたけれど売り切ればかり、というのでは、そのうちしびれを切らしたユーザーがいつの間にか買うのを忘れてしまう可能性が高いのです。少なくとも、発売日の延期で、すでに実際に買う人は 7 割程度に減ったという話もあります。それだけ、発売日と出荷数というのは、売り上げ台数を左右する物らしいです。

オプションの遅れは残念でした。本体の出荷が遅れたとしても、オプションは平行して用意され、もしかしたら逆に発売日が遅れたことでオプション類と同時発売になり、かえって売り上げには有利に作用したかもしれません。ところが…どういうわけか、オプション類もそのまま後ろにずれて、本体発売後1ヶ月してから、というのは変わりません。謎です。

~理想と現実?

オプション類がまだそろわない中、Bluetooth ユニットだけは先行して届きました。そこで、VX-8 本体+ Bluetooth という環境で、届いた人は色々使い始めました。もちろん、変更申請を出さなければ電波を出すことはできませんから、多くの人が受信を中心とした、設定や操作などをあれこれ試したことでしょう。

しかし、まだ GPS も発売されていないというのに、既に問題が起こり始めました。私が書いたような Bluetooth の機能不全もそうですし、その他、前回列挙した色々な問題点が感じられました。そこから伝わってくるのは、テスト不足と、開発現場の足並みのそろっていない感覚です。

本来なら、届いていない人はうらやましがり、届いた人は、新しく届いた新装備を喜んで使って、早く GPS でないかな…と、フル実装できる日を楽しみにニコニコした日が続くはずでした。しかし、大変残念なことに、現在、あちこちのブログや掲示板、メーリングリストでの空気の色は、明らかな灰色です。

Bluetooth がまともに動作しないという私の指摘している問題もありますし、どうやらアナログ位置情報の機能の一部にも不全があるらしいです。これはまだ試していませんが、一部のユーザーには位置情報通報として使うのに、とても困った問題になるそうです。I-GATE 経由が受信できないとか書いてありましたが、私にはイマイチ意味がわかりません。ネットを経由した物は受信できないという事でしょうか。謎です。

いずれにしても、書き方からすれば 「そんなバカな!」 と言いたくなる内容のようです。Bluetooth の問題とともに、大きな、もしかしたら致命的な問題を抱えてる雰囲気が出てきました。そして悪いことに、メニューが見にくい、探しにくい、とか、ちょっとボタンが押しにくいといったような、場合によっては何とか我慢できるような問題までが、不満として一緒に騒がれるようになり、VX-8 の評判は一気に低下しました。

素敵な機能を満載した、最新の待望のハンディは、「売ろうかな…」 的に一気に、できそこないくんとしての評判を集めつつあります。

~夢を実現するセンス

原因としては、知識不足、経験不足、テスト不足が考えられます。前回書いたとおり、携帯電話と同様、昔はシンプルだったものが、今は一人前のアプリケーション開発者と同じ複雑な開発とテストをこなすスキルが求められるようになってきています。その結果、複雑な機能はテストを複雑にし、それはテスト項目の洗い出しの漏れや開発の上でのミスを誘発することにもなります。

その結果、本来なら気がつかないといけない問題点に気がつかないまま、もしくは見切り発車の状態で発売されてしまったのかもしれません。バグではありませんが、例えば Bluetooth の実装に関しては、シリアルポートプロファイルに対応し、市販の Bluetooth GPS ユニットともつながるようにするとか、PC と Bluetooth でつないでメモリ編集ができるようにするといったようなことも、一定の経験があれば普通に思いつくはずです。

文字入力に関しても、携帯電話と同様の 「慣れた」 入力方法を採用としようとすることは容易に思いつくはずです。Bluetooth の市販のハンズフリーなリモコンを使って、PTT 操作と周波数のアップダウンなどができるようにすることも、思いつくはずです。スマートビーコンはライセンスと技術的な問題で困難かもしれませんが…。

これらは、要望と言えば要望ですが、実装されていても不思議ではない項目です。これらが実装されていないというのは、そのセンスがなかったから、と判断せざるを得ません。それはつまり、経験なり発想に関するスキルが追いついていない、というわけです。

テストに関して言えば、メモリを登録しようとしたときに画面に普段の文字が消去されずに残ってしまい重なって表示されて読めないという問題にも気がつくはずですし、APRS のパケットが全てきちんと受信できるかどうか、チェックすることくらいできたはずです。

また、ハードウェア的なお話で言えば、普段無線機を使ったことのある人であれば、キーロックをするのに、それが簡単に押されて解除されてしまうような 「電源ボタン短く押す」 というのでは到底キーロックとしては役に立たないこともわかったはずです。そして、それを経験不足から発案した人がいたとしても、テスト段階までに誰かベテランの技術者が気がついて、指摘し、修正されたはずです。

GPS も現行製品を見れば、12ch では全く役に立たないと言えることもわかったはずです。もちろん、12ch しか無かった時代なら仕方ありませんが、今時 GPS を使うのに、ビルの影や木の枝などの影、空の開け具合をいちいち意識しながら気を配るようなのはすでに時代後れであり、2008 年に発売される GPS デバイスとして失格です。

ところが、社員の方は、ハムフェアでの感触だと窓際で外がハッキリ見えるところに移動したり、木陰を避けることやビルの手前ではうまく入らないのは、未だに「当たり前」的な感覚で問題だと思っていなかったようです。これは痛いです。今では、電車の中では電車の中の真ん中に立っていても、ビルが林立する中でも普通に衛星を補足し続けられるのは当たり前です。そのため、20ch 以上が普通です。

そんなかで、12ch…。これは、いちいち衛星が入りやすいように意識して、気を配らないとまともに使えない仕様です。すでに 「現行製品の仕様」 ではありません。もちろん、明らかに空が開けていて確実に衛星が細くできる位置にだけ居るような製品では充分でしょうが、山や街の中で使う VX-8 では、まず無理。テストをしたひとは 「高いビルの脇だから衛星ロストしても普通」 としてテストをクリアにしていたのではないでしょうか。

いずれにしても、この現象は、ソフトが複雑化したことに耐えられなかった開発とテストの技術力不足とともに、デザインをする側の人間のセンスがあまりにも実際の運用に関する知識がなかったことが原因でしょう。

~夢に挑む資格

ソフトが複雑化したことが、開発の精度を下げ、テストをザルにしてしまいバグを持ったまま世に出たことの原因。そう考えた場合、では、どうすれば良かったのでしょうか。

一つの可能性として 「あんなあれこれ欲張るんじゃなかった」 という考え方です。しかし、これは私はとても残念な考え方であり、嫌いです。VX-8 はもう少しで夢を実現しかけていました。あと一歩の所まで来ていました。何をインプリするか、そのアイディアはある程度固まっていて、夢を持たせてくれるものでした。

その夢を実現しようとするのは、当たり前のことです。GPS とアナログ位置情報 APRS 対応、Bluetooth、ラジオ+2波同時待ち受け。どれも魅力的で、欠かすことができません。また、酷な言い方をすれば、実現不可能なほど面倒なものではないはずです。

確かに、シンプルなハンディを作れば、テストも楽でバグもないでしょう。しかし、そんな後ろ向きのことをしていてはいっこうに進歩しません。だから、未だにシリアルケーブルでの接続や、ニッカドバッテリなんかが使われていたりするのです。新しい物は、恐れ、無難な後ろ向きの 「懐古主義と骨董品文化」 が、アマチュア無線にはいつの間にかできあがってしまっているようで、これは私はとても残念だと思っています。

アマチュアは進歩的であること。世間ではまだ一般的ではない新技術でも率先して取り入れて挑戦するのが、アマチュア無線の世界ではないでしょうか。アマチュア無線でできそうなことは、どんどん挑戦してみるのが、面白い世界だと思います。単なるハンディは、要らないです。

なので、そういった中から、VX-8 のような新しい技術を(彼らなりに)思いつくままにインプリして最高の一品を仕上げようとした姿勢は、私はとても高く評価しています。同時に、もし私が社長で、社内で 「だから、GPS も APRS も Bluetooth もない無難な機種を出しておけば良かったんだ」 なんていう挑戦する心のない後ろ向きで保守的な意見を言う社員がいたとしたら、私は即日クビにします。

確かに、VX-8 では夢が実現されず、むしろ半端に夢を見せてしまったことで、それから来る失望感が批判を呼び寄せてしまっています。裏を返せば、見せた夢の大きさが大きかったからこそ、その批判が大きいのです。そして、本来ならその夢は無謀でも何でもなく、実現可能な夢でした。私も、まさかこんな状態になるとは予想していませんでした。

社内で今、どのような状態になっているかは想像もつきませんが、バーテックススタンダードの社員さんは、是非、自分たちの「方針」は後悔しないで欲しいと思います。みなさんはとても良い決心と挑戦をなさったと思います。だから、決して後ろ向きにならないで、挑戦を続けて欲しいと思います。

~求められる夢のつぎはぎ

製品は既に世に出ています。つまり、こぼれたミルクは泣いてもどうしようもないのです。問題はそれからどうするかです。「出した物は仕方ないので、しようとして言い張って放置しましょう」 みたいになったら、それはとても悲しいことです。

先述の通り、これが携帯電話であれば今は Windows Update のパッチのようにオンラインアップデートでバグを解消できます。携帯電話に限らず、カードモデム的な e-mobile の端末ですら、PC からパッチを落としてきてファームアップできます。

現時点で、VX-8 がファームウェアアップデートできるかどうかはわかりません。ハムフェアの時は、ユーザーの手でファームアップできるようにしてしまうと総務省が煩いので…的な雰囲気でしたが、携帯電話のアップデートができることを考えると、あながち正しいとも言えない気がしないでもないように思えます。

また、できたとしても、ユーザーの手で、というのは二つの意味で難しいです。一つは、その総務省の目。パッチを配布してアップデート方法を公開してユーザーに書き換えを行わせてしまうと技適取り消し、なんて言いだしてきたら困りますしね。

もう一つは、そもそもユーザーの手で物理的にアップデートする手段がありません。なぜなら、そもそも VX-8 は PC とはつながりません。携帯電話は自分自身が通信インフラを内蔵していますから、サーバにつないでパッチを落としてきて、自分自身に適用することができますが、無線機はネットにはつながりません。

これが Bluetooth や USB なんかで PC とつながってれば、PC でパッチを落としてきて VX-8 をつなぎアップデートもできるのでしょうが、VX-8 はメモリ編集すらできません。そうなると、マイク端子に差し込む使い捨てのアップデートモジュールを配布するか、やっぱりセンドバックでバーテックススタンダードに送付して、アップデート作業をしてもらうしかありません。

メモリ編集とともに、バグが起こりやすい複雑な時代なのですから、PC とつないでアップデート作業もいつでもできるようにしておく設計がこれからは大切なのではないでしょうか。

アップデート作業をすることにより解決する物は、アナログ位置情報 APRS 関係と、電源ボタン/キーロックなどの仕様ですが、Bluetooth 関連は Class.3 という規格の問題も含めた意味でハード的な問題の気がするので、パッチではどうにもなりません。そうなると、改良した Bluetooth モジュールを出してもらうしかありません。

コストはかかると思いますし、政治的に難しいようであれば 「ハイパワー版 Bluetooth モジュール」 とか名前を変えて、Class.2 対応の 「ワンランク上」 という扱いで出せば、面目も保てるのではないでしょうか。既存の買った人は損した気分になるかもしれませんが、現状の 「使えない」 よりはマシです。

いずれにしても、方法はともかく何らかの対策を取る必要があります。せっかく出した VX-8。問題が山積みで、残念ながらこれでは、ほとんど売れなくなるでしょう。売れると期待して大量に在庫を抱えてしまった販売店は、初回出荷後の問題の噴出でキャンセルや見合わせが相次ぎ、大変だと思います。

VX-9 が販売されるまで、あと何年もこの問題だらけの機種を使い続けることはまず不可能。それなら、VX-8 を何とかして修正してアップデートで使えるようにするのが良いと思います。これだけ夢の詰まった機種なのに、もったいないと思います。

もし、ハード的に書き換えのできないチップなのでアップデートはできません、という事であれば…諦めるしかないです。しかしこれは、とても悲劇的なことです。既に買ってしまった私のような人が悲劇、という事ではなく、せっかくの機種が、ゴミ同然になってしまうという事が、とても悲劇だと思います。私個人が払ったお金は 5 万円程度。そんな金額より、せっかくの可能性が消えてしまうことの方が、とても残念で仕方ありません。

コンセプトもアイディアもよく、それをきちんと実装さえできていれば、今頃拍手喝采でみんな楽しいひとときを過ごしていたと思います。とてももったいないです。位置情報の問題も Bluetooth の問題も、本体操作の問題も、十分に検討して早急に対策を取るべきでしょう。無理なようであれば…不良として回収する必要があるかもしれません。もっとも、人命に関わる不良があるわけではないので、コストを考えると難しいかもしれませんが…。

いずれにしろ、まだ VX-8 は死んではいません。瀕死ではありますが、まだ何とかなります。それをどうするかは、バーテックススタンダードさんの動きにかかってると思います。せっかく投資した開発費用と、何よりもユーザーからの期待のまなざし、バーテックススタンダードに対する評価を無駄にしないために、賢明な行動が求められるのではないでしょうか。

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2008年10月23日 (木)

VX-8 がやってきた ~問題点

まずはじめに、問題点を並べますが、ここに並べることはあくまで情報共有と、私の感想を見てもらうことが目的であり、VX-8 を買わない方が良いとか、何らかの形で批難をしたり、買うことを自粛することを求めるわけではありません。

といっても、別に訴訟対策で言っているわけではなく、個人的にこの指摘の列挙が、事実上のネガティブキャンペーンになって欲しくないからです。個人的には、あくまで VX-8 を応援するために書いています。ただし、応援するためには、事実を直視する必要があります。ここを見てメーカーさんが何とかしてくれるとは思っていませんが、ここを見たユーザーが要望として一緒に声をメーカーに送ってくれれば、それだけメーカーの動きも早くなるかもしれません。

さて、携帯電話の歴史を見ればわかるとおり、当初は単純に日付と時間を表示し、アドレス帳とリダイヤルを提供するだけだった携帯電話。当時は試験項目も少なく、設計もテストも楽で済んだことでしょう。しかしそれが、だんだん高性能化してきて複雑になり、テスト項目もふえ、バグをつぶしきれなくなります。

それでも何とか出荷前にバグを取り終えていたりしたものが、最近ではとうとう、PC のソフト並みに複雑になってきたので、バグを取り切れず、バグを抱えたまま出荷される物も増えてきています。特に、携帯電話だけのソフト開発で生きてきた方には PC 並の複雑な製作は難しいようです。加えて、DoCoMo が、例えば 「F01A をいつ発表、発売」 などといったラインがあるので、自主開発のソフトのようにある程度自由に締め切りを決めインプリとテストを終えればいいわけでもなく、普通より DoCoMo から定められた 「締め切り優先」 の感覚がますます強くなるのでしょう。そうなると、当然、開発の室も評価や試験も不十分になります。

今回の VX-8 について総じて言えることは、ユーザインターフェイスが甘いということです。これは、テストの部分と同じく、慣れが必要で、今までの単純な無線機と比べて複雑になる分、センスが問われます。残念ながら、バーテックススタンダードにはその手のコンピュータ的ソフトの UI に長けた人がいないのかもしれません。

~メニュー
設定メニューが適切な階層構造を形成しているとは言い難いです。そのため、どこにどんな設定があるのか把握しにくく、また、メニューの羅列がアルファベット順のため目的の物をマニュアルなしに見つけるのは難しいです。例えば 「CAR SETTINGS」 だと C を探しますが、実は 「MY CAR SETTINGS」 だったりして、それを知らなければ見つけることができず、結局マニュアルを見ることになります。

~基本操作
決定や取り消しなどのボタンが適切に割り当てられていないので(なんで [V/M] キー?!など) 操作が覚えにくく、直感的に設定できない。ID-92 はその当たりよく考えられていて、D-STAR や GPS で設定や操作が複雑になるのを考えてか、あえて PC らしい、エンターキーの記号を表示したりしている部分があります。一方、VX-8 では、何が決定で何が取り消しなのか、何が戻るで何が進むなのかさっぱり想像ができない作りです。

~文字入力がしにくい
どちらが優れているかは別として、現行携帯電話なんかでは、一つの文字を表示中に、違う列の文字、例えば、ボタン [2] の A と ボタン [3] の D は別の文字キーなので、違うボタンの文字キーが押されたら、前の文字は確定されるのが一般的です。けれど、いちいち 「右へ」 の [MODE] ボタンを押さないといけないのは面倒…。うっかり次の文字のボタンを押してしまうと、今選んだ文字が無駄になります。

~統一性のなさ
上の文字入力について、その入力のしにくさもさることながら、操作が統一されていません。例えば、時刻を設定する画面では、23時43分を入れるのに、テンキーから数字を入れることはできず、ダイヤルでカタカタカタと、23や43まで回して数字を選んでいくしかありません。ところが、別の項目、例えば、APRS のビーコンテキストなんかは、テンキーから直接入力できます。統一性がなさ過ぎです。
なので、テンキーを押してみて、何も起こらなかったら初めてダイヤルに手を延ばすなどしないといけません。というより、時刻設定や日付、緯度経度の設定で何でテンキーが使えないのかという事がそもそも疑問です。開発を担当したパートが違い、全体のデザインがきちんと決められていなかったので、勝手な方法でおのおのがインプリしたのでしょうか…。

~バグ
VFO の周波数を [F] キー長押しでメモリしようとしたら、周波数表示の部分にダブって表示されていて、何が書いているか全く読めなくなりました。テスト不足…。

~キーロックにならないロック
VX-8 では、キーロックは「電源ボタン短く押し」 です。これでは、電車の中などで押されたときに簡単にロックが解除されてしまい、ロックの意味をなしません。強いて言えば 「予期せぬボタン操作から一度だけ護ります」 みたいな…。最低限、[F]+[Power] くらいの組み合わせキーは必要です。普通に考えればわかりそうなものですが、経験ゼロの新人さんが 「ロックは…電源ボタン短く押すのでいいや」 と設計したのでしょうか。

その他、既出の物を含めると…

  • GPS やマイクをつなぐとイヤフォンがつなげられない→屋外で移動運用するときに、自分の了解度と周囲への迷惑を考えると…
  • GPS の性能が低すぎる→今時 12ch は…
  • スマートビーコンができない→ライセンス払ってでも頑張ってほしい
  • [F] キーがサイドにあるので、両手じゃないと操作できない操作がある
  • PC と接続してメモリや設定を変更するすべを持っていない→ せっかく Bluetooth があるんだから、専用ソフトとシリアルポートプロファイルで PC とデータ通信してメモリの読み書きや設定情報を流し込めたりしてほしい。もしくはUSB 接続で簡単につながるように…。
  • Bluetooth が汎用性に欠ける→ 自社純正がつながれば良いという発想はNG。ハンズフリー「携帯の発信/着信操作」 で PTT/ON OFF など
  • Bluetooth の動作範囲があまりにも狭すぎる → 1m もない距離で体に遮られたら切れるというのはさすがに…。
  • Bluetooth のプロファイルが半端。シリアルポートプロファイルによる外部 GPS に対応してほしい
  • ゴムボタンが柔らかすぎて押しにくい
  • バッテリパックを外すのが大変。2個の固い爪を一変に押さえてはずすのは一苦労。

こんなところでしょうか。中には、単なる 「ちょっと使いにくい」 的なギリギリ許せる部分やワークアラウンドが考えられる物も含まれていますが…。他にもあれば追記してみたいと思います。

いずれにしても…結構な問題点です。こうなると、本来発売されるはずだった9月上旬を逃したショーストッパー(発売日の緊急延期や発売の中止となる致命的な問題点)はなんだったのでしょう? 何か問題を修正していたのではないのでしょうか。個人的には、Bluetooth の問題はショーストッパーです。私がプロダクトマネージャなら、間違いなくサインオフなしで差し戻しです。これだけ挙げられている中で、もっと重大なショーストッパーとなったものが他にあったのでしょうか。想像するだけで怖いです。

今のところ、アナログの位置情報システム(APRS)は免許が下りていないので電波を出せない関係上、まだ試していません。つまり、ここまでで挙げられた問題点は、今回の目玉である位置情報システム「以外」の問題点です。それで、これだけあるのです。それは、目玉のアナログ位置情報システム機能がどんなバグを持っているかわからないという事です。ゴムボタンが押しにくいなどは、むしろ単なる要望でどうでも良く見えてくるほど、問題が山積みです。

期待していただけに、非常に残念です。携帯電話であれば、いくつかのソフト的なバグは直せて当たり前の時代です。しかし、何度も書いてるとおり、アマチュア無線業界は、最近やっと USB や Bluetooth が登場するなど、世間と比べると頭の回転が10年以上遅れています。そうなると、ファームウェアアップグレードなんていう機能を持たせているかは疑問です。

しかし、個人的には思います。ここで、ファームウェアアップグレードがあるかないかで、VX-8 の運命は大きく変わること間違いなし、と…。

(つづく)

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2008年10月22日 (水)

変更審査終了

今朝ほど見てみたら、IC-7200 の変更審査が終了しました。これで無事、7MHz 帯が免許されているはずです。知人によれば、関東の時は、この後 「ここに返信用封筒を送付せよ」 みたいな通知が来るので、そしたらそこに封筒を送れば免許状を送付してくれると言っていました。なので、今はそれ待ちです。

Henkovx8stat

かかった期間的には…長いですね。丁度 2 週間です。あっという間に終わったよ! というレポートがちらほらあった気がしますが、それは過去の話なのかもしれません。何事も 「すいてるうちが華」 という事でしょうか(^^; でも、紙ベースの申請もなんとなくマージされて処理されてる気がしないでもないですが(@@

一方、月曜の夜(正確には火曜日の早朝)に提出した VX-8 の変更申請 (144MHz 帯の F3E、F2D の免許追加を含む) が提出されて、これはお昼前には審査中に遷移していました。早く審査終了になることを楽しみに待つばかりです。

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VX-8 がやってきた ~青歯機能追試

せっかくそろった唯一のオプション、Bluetooth ユニットですが、昨日書いたとおり、残念ながら不調です。ペアリング、音声受信、PTT 操作、音声送信ともに成功したのもつかの間、本体を目の前ではなく腰のベルトの位置に持ってきた時点で音声が途切れてしまい、使い物になりません。

これは、VX-8 自体の不具合? それとも、私の VX-8 が不良品? それとも、私の使っている DRC-BT15 という受け側の Bluetooth ヘッドフォンのせい? 相性? 等々いろいろ悩みどころです。というわけで、今日はこれらを検証をしてみることにしました。

~相性問題?

知人の買った VX-8 (Bluetooth ユニット組み込み済み) と知人の使っている Bluetooth ヘッドフォンと、私の物との組み合わせで相性問題などを検証してみようと思います。しかも、知人の VX-8 は Bluetooth ユニットを店員さんに組み込んでもらった、安心できる一品です。

まず、私の VX-8 に知人の Bluetooth レシーバをペアリングさせます。知人の使ってるのはこれです。ペアリングは無事成功します。このレシーバはなかなかかっこいいです。ただし…残念ながら腰の位置に持ってくると音声が途切れるのは全く一緒でした。しょんぼり。

次に、知人の VX-8 に私の DRC-BT15 をペアリングさせ、腰の位置に持って行きます。…やっぱりダメのようです。音声が途切れます。同じく、知人の Bluetooth レシーバでも変わらず。気持ち、知人の VX-8 の方が音が途切れにくい(1cmほど後ろ側に行ける程度…)気もしますが、どちらにしろ腰の位置では音が途切れます。

~電波が弱い?

そもそも、この Bluetooth ユニットは非常に不安定で、ペアリングした初期でも音が、昨日書いたような 0.5sec くらいで聞こえる/聞こえないを繰り返して途切れる 「おなxxすいxxねむxxのはxxい」 みたいになってしまう現象が発生します。

これは、一度電源を切って Bluetooth 接続を解除し、再度電源を入れて再接続すると解決しますが、どちらにしろ他のメディアでは一度も起きたことがない現象なので、VX-8 の Bluetooth ユニット自体があまり安定していないことを示しています。もしかしたら、純正のヘッドセットならうまくいくのかもしれませんが、Bluetooth である以上そういう自社規格のみ OK で通用するものではありませんし、汎用性のある Bluetooth を採用したからこそ、VX-8 のワイヤレス機能は価値があるのです。

電波の弱さも、レシーバを手で遮ったり握って手中に収めると 10cm 程度の目の前にあるのに音が完全に途切れます。かなり弱いです。もちろん、VX-3 につないである Jabra の A120s やウォークマン相手ではこのようなことは全く起こりません。これらが途切れたことがあるのは、近くで別の人が Bluetooth 携帯電話みたいなのを使っていて近接妨害を受けたときくらいです(それもかなり一時的で短く終わる)。

VX-8 の Bluetooth は一番弱い Class.3 なので、出力はわずか 1mW しかなく、1m がカバーエリアです。かなり心許ないですが、バッテリを節約するためには仕方なかったという判断なのかもしれません。しかし、私のみぞおちの位置と腰の位置はどう見ても 1m は無く、その半分もありません。しかも、使い方としてはごく一般的。これでつながらないのはさすがに…。

DRC-BT15 には、通信が安定しない場合のために、最期の手段として音質を落とす代わりに通信を安定させるモードがあります。望みを託してこれも試してみましたが、私の VX-8 でも知人の VX-8 でも同じく、実感できるような効果がありませんでした。完全にお手上げです。

~残念な結論

というわけで、結論としては、VX-8 の Bluetooth ユニットには問題有りと言わざるを得ません。淡い期待を抱いていた、私の BT ユニットが運悪く初期不良だったとか、単なる接触不良などの改善できるものではなく残念ながら知人の VX-8 でも起きているという事で、VX-8 の Bluetooth ユニットそのものの設計に問題があるようです。

もちろん 「サンプル数 2 個で決定するのはおかしい」 と言えなくもありませんが、裁判や何らかの法的措置を執るような厳密な観点ではない場合には、ロットが隣接していない別々の販売店から入手した個体ですので確率から考えて、VX-8 本体に問題があると考えても行き過ぎではないと思います。

こうなると、VX-8 一台だけ持って行けば、外出中に、J-wave を聞きながら 430 メインや鉄道無線を監視し、入館したら J-wave から無線に自動で切り替わり、同時に、自分の位置は常にアナログ APRS で発信し続けるという使い方はできなくなります。

なぜなら、Bluetooth がまともに使えないので、音声を聞く手段が無くなるからです。GPS ユニットをつけたら、ワイヤードのイヤフォンもヘッドフォンも使えなくなるのです。もちろん、音を電車の中で外に出すわけにいきません。そうすると、この時点で、ラジオも 430FM や鉄道無線も VX-8 では使えなくなるわけです。

そうなると…アナログ APRS 対応のモノバンド機になってしまいます。う~ん…。

幸い、Bluetooth ユニットは本体のオンボードではなく、モジュール式。本体の改造はありませんので技適には影響がなく、免許の変更を受けることなく、後から簡単に交換できます。

バーテックススタンダードさんは、大至急、改良した Bluetooth を開発し、発売した方が良いでしょう…。政治的には難しいかもしれませんが、ユーザーとしてはまともに使える Bluetooth ユニットがほしいです。せっかくの、ラジオ+2個の無線バンド同時受信機能のついた VX-8 が、単なる位置情報のためのモノバンド機になってしまいます。

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昨日はあけてびっくり

宅配ロッカーにもう一つ、ものが入っていました。US の友達から送ってもらったもので、その中には無線関連グッズも入ってます。

IC-7200 が届いたのですが、電源を入れたくてもいれれない。なぜなら、付属の電源ケーブルの被覆がむかれておらず、つなげたくても電源装置につなげないからです。最初からむいてあるのはハンダコーティングされているのですが、自分でむくと当然線は生のまま。それだと線がばらけてしまうのでこまります。

かといって自分でハンダコーティングは…昔挑戦したことありますが、とてもガチガチに硬い銅の束になり、電源の端子に上手に差し込めなくなりました(^^;

というわけで、こういう場合には私が唯一できる工作といってもいい 「圧着」 でなんとかします。つまり、PowerPoles 化するのです。前書いたとおり、日本では知られてないようですが、PowerPoles は US 時代におなじみになってからはすっかり我が家(独り身だけどw)では標準化されています。別に無線に限ったことではなく、Cisco のネットワーク機器の電源コネクタにも(形状は別のタイプですが)使われている、実は有名な物です。

日本では 「ギボシ端子」 というのが有名らしいですが、プラスマイナスの区別もないので私は怖くて使ってません。PowerPoles は自分で使うだけではなく、ガールスカウトでも標準化して、電源のプラグと言えば PowerPoles を使っています。なので、PowerPoles を電源系で使用してる女子がいたら、たぶん私の教え子(?)ですw もっとも、PowerPoles の材料費は私の手持ちの物を分けてるので私の個人負担になってますが(@@

ところが今回、IC-7200 用に使おうと、30amp の物を探してみたら…もうない…。15amp は少し残っていますが、こちらも残りわずか。というわけで、US の友達に 「送ってw」 と言って送ってもらうことにしました。面倒なので、まとめて輸入です。しかも、円高差益還元。今が買い時ですw

というわけで、なんと…30amp と 15amp をそれぞれ 500set ずつ輸入しました。理由は送料を安くするためと、友達の手間を下げるため、あとは、円高差益で今が 「買い時」 だからです。US のドル口座ではなく、日本の銀行からドルに変換して送金します。送料は、こんなにたっぷり送ってくれても 29$ by USPS。いいのかしら…内容物は 「工作材料・マーケティング用の見本品」 としてあります…あらあらw

それにしてもさすがに多すぎます。売るほどあります。コミケで売ってみようかしら…w これを機会に、日本に PowerPoles を普及させる手助けをしてみるのもいいかもしれませんね。こんな便利なのがあるよ~、とサンプルを置いて便利さをアピール&販売。

別にメーカーさんの回し者とかではなく、便利な物なので、多くの自作の皆様を含めアマチュア無線の方々に使っていただきたいと思うからです。私みたいに工作を全くと言っていいほどしない人でも簡単にできますし、そういう人でも何かのきっかけで電源ケーブルの接続を何とかしたいと思うかもしれません。

たとえば、安定化電源との接続を PowerPoles にしておくと、特に移動運用のように抜き差しが多い場合、簡単に抜き差しできるのでとても便利です。半田付けされた導線そのものだとそのうちほぐれてきますが、これだと壊れにくいですし、接続を謝ることもありませんし安全です。

簡単にできて、扱いやすい PowerPoles はとても便利なのです。今度時間があるときにでも、ブログで紹介してみますね。とりあえず、山盛りにある PowerPoles をどこにしまうか悩みながら、ひとまずキッチンの食器棚にしまったのでした。

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2008年10月21日 (火)

VX-8 がやってきた ~楽しい青歯機能が…

運用準備が整った VX-8。電子申請で 144MHz の F3E、F2D を追加をすることにします。今申請してもどうせ開かれるのは朝だと思うので、寝る前に申請することにして、次は VX-8 の重大機能の一つである Bluetooth 機能を試します。

先ほどペアリングは済ませてあるので、ラジオを受信しながら、空線スケルチのかかった鉄道無線を A に、アナログの APRS を B に設定して標準ホイップアンテナを接続した状態にします。Bluetooth イヤフォンの電源を入れれば自動的に VX-8 とつながります。便利です。

…が…あれ? 音声が規則正しく途切れ途切れ。例えば

「おなかがすいてもねむいものはねむいんです」

というお喋りがあるとしたら

「おなxxすいxxねむxxのはxxいんxx」

みたいな感じで。おかしいな~、と思い、一度イヤフォン側の電源を切り、再投入。すると…今度は無事、しっかり聞こえます。音質も悪くありません。なかなかです。面白いのは、A の受信音と B の受信音は、それぞれ、右のイヤフォンからと、左のイヤフォンからに聞こえます。ラジオはもちろん、ステレオで聞こえます。

これで、とりあえず週末お外に出る際に腰に付けるかバックパックにでも放り込んでおけば、あとは Bluetooth イヤフォンで J-WAVE を聞きながら常に鉄道無線で交通情報に気を配ったり、430MHz を聞きながら CQ 出してる人を待ったり、知人から呼ばれるのを待ったりでき、同時に、ずっとアナログの APRS で位置情報を送出できます。特にこの使い方は、電車通勤の知人が待望していたので、毎日活用してくれそうです。

さて、この Bluetooth、気になっていたのは 「純正以外でもちゃんと使えるかどうか」 という事です。せっかくの標準の Bluetooth ですから、PC 業界やオーディオ業界では、異機種間接続といいますか、他社の製品だろうと関係なくきちんとつながり、普通に操作ができるのが当たり前です。裏を返せば、そうじゃない製品は世の中に出せません。

ところが…アマチュア無線業界はいまだにシリアルなんかで無線機と接続することが普通の石器時代みたいな所。最近になってようやく USB の接続ができるリグが出てきましたが…経験不足は否めません。そんな中、USB と同じく汎用規格である Bluetooth がアマチュア無線でも採用されたのは嬉しい一方で、この辺の「独自規格排除」 ができるかというのが疑問です。

マイクコネクタすら統一できていない業界ですし、先述の USB の遅れもありますが、それの示すところは同時に、自社純正品の押しつけと自社規格での囲い込み体質です。他の業界では既にそんな事をしていたらダメなのがわかっていてそういう会社はほとんど無くなりましたが、無線業界は先述の通り、進化が遅れています。なので、Bluetooth なんて汎用規格を謳ってくれたのは嬉しいですが、果たしてどこまで、他の業界のように 「標準化」 さてるかが疑問です。

無事ペアリングができたところで、まず最初の大きな関門はくぐり抜けたことになります。実際音声も聞こえるので問題なさそうに見えますが、次は送受信に関してです。まず、送信と受信の操作がイヤフォンのコントローラからできるかどうかが問題です。例えば、携帯電話であればこのコントローラから発着信をしたりできますし、音楽プレイヤーの再生/停止/送り/戻し、音量の変更ができます。これは機種に依存せず、どの機種に対してもできます。

同じ事が、VX-8 にもできるのか…この辺は、以前書いたとおり、無線機と Bluetooth でつなぐこと自体がまだ規格として存在しません。余談ですが、Bluetooth には 「プロファイル」 という物があり、そのプロファイルに準拠しているからこそできる共通化なのです。例えば、HID プロファイルというもので、キーボードやマウスなどをつなげますし、携帯電話なんかではハンズフリープロファイル、オーディオでは A2DP なんていうプロファイル、PHS なんかをモデムとして使う場合、ダイヤルアッププロファイルなどがあり、それぞれが、どういう事をした何が起こるか、どういう通信をするかが定められています。

裏を返せば、プロファイルに定められていない物は、つなげないのです。そういう場合は、プロファイルを新規に標準化で定めて貰うか、既存のプロファイルを流用して何とかするしかありません。無線機は想定されていないので 「トランシーバプロファイル」 なんていうものはありません(たぶん)。でも、たとえば似たような操作をする携帯電話なんかのプロファイルが流用できるかもしれません。

前書いたとおり、携帯電話の「発信」 ボタンが PTT ON、切断ボタンが PTT off、アップキーがメモリまたは周波数アップ、ダウンキーがメモリまたは周波数のダウン、OPT キーがバンド切り替えなどです。イヤフォンから見たら、相手は携帯電話ですが、実際はトランシーバ。音声を送受信しながら操作ができるという所だけが共通ですね。

実際問題、バースタさんとしては 「純正のヘッドセットを使ってください」 という事なのでしょうが、これからの時代、そんな事では生きていけません。私は SONY の DRC-BT15 というのを携帯電話や VX-3 につないだ Bluetooth イヤフォン出力(イヤフォン出力を Bluetooth で飛ばす汎用のアダプタ)につないで使っています。これでいろいろな製品(例えばウォークマン) ともつながるので、気分によって色々な物が使えます。その中に、VX-8 が加わるのは自然なことで、いちいち専用のイヤフォンやワイヤレスユニットを用意するのはセンスがないです。

問い合わせをしても 「わかりません」 とか平気でいうし(TT 他社のどの製品とつながるか保証をしてほしいというわけではなく、どのような操作をしたらどういう風になるかという設計を聞いてるだけなのですが…。もっとも、他社製品であっても 「相手の問題もあるので保証はできませんが、Bluetooth にきちんと準拠してる物であればどんなモデルでもつながります」 と言い切らないといけないはずなんですけどね~。

ちなに昔、SONY さんにウォークマンの Bluetooth 機能は Bluetooth ヘッドフォンが他社のものでもつながるかどうか確認の問い合わせをしたところ
Bluetooth の A2DP プロファイルにきちんと適合している物なら、他社製品でも間違いなくつながります。ただし、各メーカーの技術力や標準規格への適合性が一部欠落している物がないとは言えませんのでそういう場合はつながらない可能性もあります。ただ、それは当社の製品の問題ではなく Bluetooth 規格に準拠できていない製品の問題なので…ご心配であれば、完全に準拠していることを保証できる、当社のヘッドフォンをご使用ください
なんて言われました。さすがです。自社製品純正以外は知らない、という態度の業界とは違いますね…。それでも、独自規格のワイヤレスではなく、Bluetooth にしたバースタさんのセンスはかなり評価してますので、今後の改良に期待したいところです。

とりあえず、VX-8 と DRC-BT15 のような Bluetooth ヘッドセットをつないだときに 「何が起こるか」 を試すために、アンテナをダミーロードにつなぎ替え、Bluetooth でリンクさせて、あちこちボタンを押してみるしかありません。ダミーロードは知人に今日秋葉原で当人の VX-8 を取りに行くついでに買ってきて欲しいと頼んで調達してありますw

まず、音量…これはそもそもヘッドセット側の音量が変わる感じなので、動作して当たり前のようです。次に、送り/戻し(アップダウン)。これはなにもおこりません。次、再生/停止(発信/着信)。これで PTT が ON になれば素敵です…が…何も起こりませんでした。がっくし。

う~ん、やっぱり操作まではできないのでしょうか。そもそも、イヤフォンとしては動作してるけど、マイクとしても動作するのかはわかりません。諦めていたところ、普段使っていないもう一つのボタンがあることに気がつきました。そう、OPR(OPT)ボタン。これは、例えばウォークマンの音楽を聴いてるときに、携帯電話から発信したいときはこれを押して携帯電話に切り替えて発信したりできるものです。

ポチッと押してみると…なんと、A バンド (430MHz FM) の TX LED が赤く点灯しました('∇') どうやら、送信になったようです。そして、もう一度押すと…PTT が解除されました('∇') 素敵です。周波数操作やバンド切り替えなどはできませんが、最低限である送受信の PTT 操作はできるようです。

これができるとできないでは雲泥の差。本体をバックパックや腰につけたままでも、Bluetooth イヤフォンの操作部で PTT 操作ができますから、本体は忘れて交信をすることができるわけです。外から見たら、無線機を使ってるようにはとうてい見えません。PTT は ON になるけど、それを OFF にできない、なんていうこともなく、トグル動作でちゃんと PTT が ON/OFF になります。

あとは、音声がちゃんとマイクに載るかどうかですが…こればっかりはアンテナを接続して電波を出してみないとわかりません。けど、変更申がまだ…。こまったものです。そこでふと思い立ったのが、いくらダミーロードとはいえ、簡易な物なので電波法で免許が必要のない程度の微弱な電波は漏洩するものです。それなら近くにハンディを置いて受信してみればいいかも…。

そこで、すぐ隣に ID-92 を置いて、受信してみます。ちゃんと受信できます。そこで、声を出してみますが、万一お外にひどく漏れていたときに備えて、正規の手順で試験電波っぽくしゃべってみます…が…自分でしゃべって自分の声が聞こえるかどうかなんてわかりません(@@ 音を大きくしてしまうとハウリングの可能性もありますし、こまったものです。

幸いなことに(?)、Bluetooth はほんのわずかなディレイがあります。そのため、自分の声の破片くらいは拾うことができました。しゃべり終わった瞬間や、語と語との間隔を拾い、どうやら何か音が出てることはわかったので、マイクとしてもちゃんと機能してるようです。つまり、これで本当にこのイヤフォンマイクだけで送受信をして交信に使えるわけです。素敵です。

例えば、ラジオを聞きながらフレンドからの呼び出しを待機し、A バンドで 430MHz メイン、 B バンドでアナログ APRS を送出。そしてフレンドからメインで呼ばれたら、そのまま Bluetooth イヤフォンの OPR ボタンを押して PTT を ON にして、お返事できます。

残念ながらサブへの移動は無線機本体でやるしかありませんが、即座に応答して、今から操作するからと言えばそれくらいは待って貰えます。慌てて本体に手をやらなくて良いだけでも大違い。もちろん、サブにうつった後の交信はまた Bluetooth イヤフォンだけで送受信/PTT操作が継続できます。

そんな感じで、とりあえず Bluetooth については満足。特に問題はなさそうです。お出かけするときは腰にでもつけて…と、腰のあたりに VX-8 本体を何気なく持っていきましたが…

ここで問題が発生。なんと、音声が途切れました。あれ? と思って元通り目の前に持ってくると再度音声が流れてきますが、また腰の位置に持ってくると…音声が消えます。腰から微妙に前に持ってくると、途切れ途切れになる場所があります。どうやら、電波が届かないようです。

首からかけるタイプのネックストラップイヤフォンに DRC-BT15 をつけていますので、丁度胸の位置に DRC-BT15 がきます。ここから VX-8 を移動させていき…体の影になるところに来ると、音声が途切れます。すごい! さすが 2.5GHz だけあって電波の進行が直線的。電波の周波数における特性を身をもって実感できました…。

と喜んでいる場合ではなく、これは深刻な問題です。別に 何メートルも離れてるわけではありません。胸の位置にある DRC-BT15 から腰の VX-8 までたかただか 30cm くらいではないでしょうか。この距離で Bluetooth のリンクができないのは、事実上欠陥に等しいです。腰につけるのは普通の使い方だと思うので、別段設計時想定外の特殊な事をしてるわけでもありませんし、そもそも Bluetooth 自体、数メートルの距離で使えなくなること自体あり得ません。

例えば、今 VX-3 のイヤフォン端子に使っている Jabra の A120s という Bluetooth ユニットですが、これと VX-3 をつないだ状態で DRC-BT15 とリンクし、離れていっても 10m くらいまでは何の問題もなく VX-3 から音楽が聞こえます。多少の壁や障害物があっても大丈夫です。さすがに 20m くらい離れると厳しいですが…比較してるのはそんな 「メートル」 オーダーのお話ではなく、「センチ」 オーダーのお話。たかだか 30cm でリンクが切れるのはまずいです。

ただ、純粋に 30cm ではなく、例えば腕をめいっぱい伸ばした状態で VX-8 を持っても音声は問題なく聞けています。もちろん、30cm 以上あるわけで、違いと言えば、障害物があるかないか。腰に持ってくると体が VX-8 と DRC-BT15 の直線距離に割り込む形になり、邪魔になります。けど、それは普通の Bluetooth 器機であれば問題になるものではありません。

う~ん、喜び一転、暗闇に。大きな問題にぶつかってしまいました。これはこまりものです。腰につけないとなると…手でもって歩く? 現実的ではありません。しかも、ひどいことに直線の間に腕などの障害物が入ると、それだけでも音が途切れます。かなり悲惨です。目の前の机の上に置いておいて、Bluetooth で交信するという使い方ならできそうですが、腰につけておいてハンズフリー、という(おそらく一番使われるであろうシチュエーションの)使い方では実用になりません。

もともと、VX-8 は以前のブログで書いたとおり、Bluetooth でリンクできることが大前提です。なぜなら、マイク端子が特殊であり、外付けマイクをつないでもイヤフォンをつなぐことができません。そのため、外で GPS を使いながら CQ 出そうとすると、周囲への迷惑や自分自身の了解度を上げるためにイヤフォンを使いたくても、つなげられないのです。Bluetooth があるので、そもそもケーブルのイヤフォンなんて思ったのですが、肝心の Bluetooth がこれでは、どうしようもありません。

こんな時、自分で組み込んだ Bluetooth ユニットが気になります。取り付け方が悪かったのかなぁ。力が弱すぎた? または強すぎた? 壊れた? もしくは初期不良? またシールをはがしてあれこれやると、今度は他の部分を壊しそうで怖いです。もしくは、壊れてないのに取り外して取り付けて、をやることでコネクタが摩耗して余計な故障を呼び込みそうです。やっぱりプロに頼むべきかもしれません(TT

シールははがすと使えなくなるので、とりあえずは初期不良?ということでメーカーに問い合わせをするしかないのかなぁ。でも、先述の通り 「純正以外は知らない」 なんていう前時代的な対応をされそうです。「BH-1 で試してほしい。それで問題ないなら問題ない」 なんて言われそうで怖いです。

DRC-BT15 の故障という事はありません。今まで携帯電話ともウォークマンとも Jabra の Bluetooth ドングルともも問題なくリンクしていました。もちろん、距離も音質も問題なし。ところが、VX-8 だけ問題有りです。相性という事もあるかもしれませんが…。

他の Bluetooth ヘッドセットを買ってきて試すしかないかもしれません。携帯電話と音楽デバイス両方にリンクできて、かつ、好きなイヤフォンが使える物ってあまりないんですよね~。こまったものです。もっとも、相性で済めばまだ良い方です。設計の問題で、VX-8 の Bluetooth はその程度でしか使えない、なんていうことになったら、VX-8 の新機能のうち重大な部分に場合によっては致命的欠陥を背負うことになるかもしれません。

Bluetooth をお試しになった方、純正以外で使用されてる方がいらっしゃいましたら、是非体験談を教えていただければ助かります。

それにしても、この悪さ、昔々その昔の、Bluetooth の初期の頃を思い出します。メーカーが違うとつながらない、このメーカーとこのメーカーは相性が悪い、ちょっと(1m以内)でも離れたり、テレビの近くに行くとリンクが切れたり音が途切れたりするといったことがあり、Bluetooth という規格そのものの悪評を広めてしまう原因になりました。

今は相性問題はほとんど無く、距離を離れても数メートルで音声が全く聞こえなくなるような物はなくなりました。今でも希に相性問題はあるようで、ペアリングできない物もたまにあるようですが、昔ほどひどくありません。バーテックススタンダードがそのような古い思想で設計したのではなく、たまたま、私の DRC-BT15 とは相性が悪かっただけで、他の Bluetooth ヘッドセットなら、問題なく使える事を祈るばかりです。

(つづく)

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2008年10月20日 (月)

VX-8 がやってきた ~準備編

写真は後日掲載します。

運悪く出張中、HotMail に 「商品を出荷しました」 の文字が。なんと、VX-8 が出荷されたようです。そして日曜日には到着。宅配ロッカーに置き去りされたまま、遙かの地、3 エリアは大阪にて私は移動運用真っ盛りでしたw せっかく届いたのにお預け状態。う~ん。

いっそのこと、大阪 「日本橋」 にて別途入手しちゃおうかと思いましたが、焦って買っても変更申請しないことにはどうにもならないので諦めました。当初予約したときには 「予約順位がアレなので初回分ではダメかもね」 的なメールが来ていたので諦めていたのですが、初回分(予約順位29番)で入手できたのは嬉しい限りです。

月曜の朝、大阪から直接職場に行った関係で、月曜の夜が最初の帰宅になります。そんなウキウキ感とともに、帰宅し宅配ロッカーから取り出します。…重い…。「本体だけしか入手できません」 とメールに書いてあったのに、この重さは何?! もしかして、充電セットとか GPS なんかのオプションもこっそり入荷したのかしら?!なんて淡い期待がふくらみました。

…が、お部屋に帰ってダンボールを開封してみると、お米が入ってました。え…なんでお米?!  違う通販かしら…でも無線機やさんの名前が書いてあるし…そもそも私、ライス自宅で食べないし…。う~ん。VX-8 じゃないのかしら? と思ってお米を取り出してみると、その下にお米の下敷きに VX-8 の箱がありました。「新種 VX-8(とれたてお米10kg)」 とかの紛らわしいのを間違えてしまい、無線機じゃなくお米をオーダーした…なんていうオチじゃなくてよかった(^^;

そんなわけで、重量の原因はお米くん。残念ながら本体だけでオプションはなし。でも、皆無ではなく Bluetooth のユニットが期せずして入ってます。これは生産が間に合ったのでしょうか。とりあえず、GPS はなくとも Bluetooth さえあれば、お外に持って行って遊べます。どちらにしろ GPS があったところで変更申請まだですからアナログ位置情報で遊ぶこともできませんしね~。

組み込みは…ハードウェア苦手な私は自信がないので…。ドキドキしながら脳外科手術をするような気分で行いました。シールとか、ちゃんとくっついてるかしら。衝撃で外れたりしないかしら、取り付けるときに力を加えすぎていて痛めてないかしら…等々精神的に落ち着きません。やっぱりリアル店舗で買って、その場で組み込みをしてもらう前提で貰うべきだったかもしれません(リアル店舗での予約は知人に譲ってしまいました)。

裏面ですが、バッテリ端子のまわりにパッキンみたいな状態になっています。どうやら、以前の 「本体と接触する部分を丸ごと防水する」 方針から 「本体と電気的接点を持つ部分だけを保護する」 方針に変わったようです。なので、このシールを貼った部分は、水没することになり、貼り方が甘かったりすると…悲劇が…(++

他にも、バッテリパックにベルトクリップを取り付けます。ネジ 2 本でバッテリパックにネジ止めする形に…。なんだかとても安っぽい作りなのが残念。ID-92 のベルトクリップはとても使いやすく便利なだけあって、VX-8 のこのクリップは、安価なモノバンドハンディみたいでイマイチです。たぶん、腰に毎日つけてるとそのうち折れてしまいそうです。

さて、組み込みが終わって、標準アンテナを接続し、表示部の保護シールをはがします。見た目は…なかなかです。特に 「(・∀・)イイ!!」 という感じではありませんが、VX-7 の無駄なゴツゴツ感と違いなかなかシンプルで好きです。ID-92 の方が個人的には好みですけどね~。基本的に直線的なデザインが好きなので、VX-3 共々満足です。

持ってみた感じはワイヤでつながれていたハムフェア会場で持ったときよりもさらに軽く感じ、薄さも手になじんで良い感じです。これで、あれだけの機能と 6m FM も搭載してるのですから、時代の進歩は素敵です(これで、IC-T90 は里子に出すことが決定)。

いよいよ電源を入れ…Bluetooth アイコンが無事表示され、動きました。ここまでで一安心。アイコンが出なかったりしたらどうしようと思いましたが、Bluetooth ユニットは無事接続されてるようです。もっとも、この先外れちゃったりとかするかも…やっぱり自分でハードをいじると精神衛生上よくありませんw

次は、Bluetooth のペアリングです。説明に従って操作を行いますが、バーテックススタンダードさんがあまり慣れていないのか、説明の書き方のセスがちょっとずれています。例えば、ペアリングするときのコード入力ですが、これはあらかじめ設定しておく暗証番号とは違い、ペアリングするときに交換する暗証番号ですから、あらかじめ設定しておくかのような記述だと混乱します。事実、キーを入れたらいきなりペアリング待ちの状態になってしまい、違和感を覚えました。この辺は表示 UI の問題でしょうね。

使用するヘッドセットというかイヤフォンは、純正ではなく、SONY の DRC-BT15 というものです。これは、ウォークマンなどとペアリングして音楽を聴くだけでなく、同時に携帯電話ともつないで、通話、発着信の操作をすることができます。いわゆる標準的なよくある Bluetooth デバイスです。

パスコードは 0000 なので、それを VX-8 にセットし、DRC-BT15 をペアリング状態にして接続開始…つながるかしら…ドキドキしていると、ペアリング完了の表示。一応無事につながったようです。

ひとまず置いておいて、アナログ位置情報の設定と、待望の 「FM ラジオを聞きながらアナログ位置情報を送受信し、鉄道無線を空線スケルチで動作させ入館したら鉄道無線に一時的に切り替わる」 という運用を試してみます。

まずはアナログ位置情報 APRS の設定ですが、当然 GPS アンテナがないので位置情報を得ることはできません。届いたら自動受信するよう設定するとしても、とりあえずはどんな感じか操作してみるために自局位置情報を手動で設定する方式を採ります。さすが GPS だけあって時刻情報は GPS アンテナがあれば本体の時刻設定を標準時を自動で設定してくれるようで素敵です…が今はないので「手動」です。

用語がイマイチわからないものの何とか設定完了。Mic-E ってなんだろう…普通の移動局と違うのかしら…。P とか E とか S とか W とか…。もう少しこれからアナログのを始める人向けに解説してくれても良かったのではないかと思います(TT

コールサインも SSID つきで、JO3KPS-7 にしました。一部で 「-7 は TH-D7 専用!」 なんて騒いでる人もいるようですが、TH-D7 しかなかった立ち上げの時期はともかく、これから先 APRS が普及していく中で色々な機種や環境が登場するのに、一つの機種だけが一つの SSID を独占するという考えはイマイチ。

この手の保守的で閉鎖的な意見を聞く度に、ガッカリします。こういうのは発展的なアマチュアの考えとは言えないと思います。それとも、発売される全機種に一個ずつ SSID 割り当てていく、というのなら別ですがw それとも、そういう人たちは、これから新しい機種が出ることもなく APRS が滅びるとでも思ってるのでしょうか…。とりあえず "-7" はハンディで出てる人の SSID という事で設定完了です。

送信はできませんが、位置情報を手動通報する操作を見るために、ダミーロードにつなぎ替え、なにやら原子炉のマークみたいなボタンを押します。…が画面に原子炉マークが出るだけで何も起こりません。色々試行錯誤してみたところ、どうやらアナログ APRS の画面になっていないとダメのようです。無事 LED が光り、つないでいたパワーメータも動きましたので、たぶん無事送出されています。

位置情報を運用していてもパケットの受信音が迷惑だ、という事があるので、ちゃんと APRS ミュートの機能があります。なので、メインで 430MHzメインを聞いていたり、鉄道無線を聞いていて、ラジオも聞いている状態でも、APRS 送受信は影響を与えなくすることができるようです。ただ、当分は送信したパケットがデジピートされるかとか周囲のパケットの音を聞くためにこの機能は使わないと思います。

アンテナを元に戻して受信に挑戦。ピピと音がして、なにやら受信します。MENU ボタンを押して画面をステーションリストにすると、見知らぬコールサインがずらっと並んでいます。どうやらこれが、受信した各局の位置情報のようです。先ほど手動で設定した緯度経度を元にしたここからの距離と方角も表示されています。このへんは ID-92 と同じ感じです。さらに詳細を見ると、速度とか高度とかコメントとかが表示されます。べんりべんり。

残念ながら、誰も私にはメッセージを送ってくれないし、変更申請をしてないのでメッセージを送出することはできません。そんなわけで、楽しみにしているメッセージ機能はまだまだお預けのようです。

長くなったので、続く~

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2008年10月18日 (土)

はればれ生駒山上移動

もちろん、山岳と言っても私がふらっと行く程度なので、正しく言えばハイキングです。でも、山岳といった方書き声が良いので山岳と書いてみました。タイトル見て期待した方ごめんなさい。

さて、関西にお仕事のおつきあいで行って、空き時間に移動運用をしてきました。今日は、足慣らしに生駒山。…生駒山です。つまり、自分の足ではほとんど登りません。登るのは、ロープウェイ乗り場から移動運用をする場所への高度差 3m 程度です。どちらかというと、重い機材を持って行き、FT-817 に火を入れる練習。

早朝到着。ずっと車中揺られてきたのであまり寝ていません。ねむい…。いっそのことどこかで寝てしまいたいですが、がんばって移動運用です。知人と朝食を済ませのんびりお喋りをしてから難波の駅で別れ、片方は南海電車という電車で金剛山へ、私は近鉄奈良線という電車で生駒山へ向かいます。

生駒の方が違いので、すぐに到着します。快速急行というのに乗ると、あっという間なのです。反則なくらい止まりません。関西での移動は大阪 PiTaPa カードを作ってからかなり快適にできます。ポイントもつかない至難の割引もない関西の Suica & Pasmo 陣営も見習ってほしい物です。

すぐ近くを走ってる生駒ケーブルに乗り込んで、生駒山上へ。お天気は非常に良いお天気です。さわやか。軽く風もあります。気温は高くもなく低くもなくて、少し動いても汗をかくことがない最高の移動日和です。こんな日は、きっとさぞかしたくさん移動局が出てるでしょうと思い、早速アンテナを設営です。

アンテナは知人と共用で、明日と今日で交代で使います。Radix の RY-62FA/II です。収納寸法 60cm で一部振り出し式のエレメントになっているので、ほとんどブームのサイズ未満に収納できます。組み立ても簡単。これに、カーボンフィッシャーをマストにし 3.5Dx10m の同軸で無線機とつないでアンテナ系は完成です。これら全部が三脚ケースに収まるので携帯性が高くお薦め('∇')。上手に入れると FT-817 本体とハンドマイク&リチウムイオン電池も入っちゃいます。 

幸い運用予定地に誰もいなかったので、早速くみ上げて…あまりにも久々すぎて手順を忘れていました。このカーボンフィッシャーの長さを止めるのはどうするんだっけ…などなど。あとは、消耗品をなくすためにビニテでの固定から、Mont-bell のベルクロで固定します。ビニテより扱いは楽ですが、ぐるぐる巻にすればビニテの方が固定力があるようです。

アンテナを上げてると、希に誰か来ますが、大抵は完全に無視して立ち去ってしまいます。こちらとしては助かるんですけどね。怪しんで係員に通報されたりしたら面倒です。おまけに、不安やや悪しい人だと思うといった先入観込みで伝えられるとなおのこと厄介なので、愛想良くしておきますw

Dsc00179_r 一組から 「あれ、大阪ですよね~」 と目の前に広がる街並みを関西弁っぽい発音で問われます。…ごめんなさい、私 3 エリアの人間じゃないのでわからないです。つまりそれはアンテナがどっち向きなのかもわからないという事ですがw こういうのはコンパスがないとわかりませんが、知人に貸したキットの中に入れっぱなしでした。

これらの方々は、双眼鏡で熱心に見て 「あ、あれxxxじゃない?」 なんて言っていたので、大阪の方なのでしょう。それにしても、あまりにも熱心に長いこと見て要らしたので終わるのを待ったのですが、なかなか長く、テロリストか何かが攻撃を計画してるんじゃないかと思うくらい、30分近くじっくり見ていました。

あとはアンテナをアップする段階になって、半分まで上げたところで、家族連れ。8 歳くらいの女の子が近づいてきて
「ねぇ、おねえさん、テレビの人~? これ、テレビ~?」
なんて質問してきました。

うん? 私がテレビに出てるお姉さんぽく見えるのかな?女優さんに見えるかな?…なんて 0.06秒ほど頭をかすりましたが、そういう意味ではなく、当然、アンテナとかケーブルを見て、テレビの工事の人か何かに見えた、という事でしょう(@@

途中までアップしてる状態でお返事するのは体勢的になかなか辛いですが、テレビじゃなくて無線だよ~、と適当に回答しておきました。是非興味を持ってアマチュア無線を初めていただきたかったのですが、不思議そうな顔をされただけで、ご理解いただけなかったようで残念です。

Dsc00182_r 6m は…思ったより人が出ていないみたいで、50.250 で CQ を出すも、空振り。30分ほどしてそろそろ飽きてきた頃にやっとお声がけいただいて、立て続けに3局お話ししたところで終了。SNS の方やお名前をお聞きsたことがあるような方から斑も呼んで貰えなかったのがちょっと残念です。

やっぱり秋になっちゃうとこんな物なのでしょうか。今から考えると、もう少し移動してる局を呼んでも良かったんじゃないかと思えてきましたががががw

ただし、秋であるからこそ、直射日光が当たっていても暑くはなく心地よく運用できましたし、風もそこそこのそよ風なので同じく心地よいです。アンテナは少ししなりましたが、高さを下げないといけないようなことはないです。

不安だったのは、SWR が FT-817 の目盛り2個くらい振っていたことです。以前は全く点灯しなかったのが、ピークで 2 も振ってしまうのはちょっと困りものです。2ele HB9CV なのですが、以前は無調整で SWR メータ触れず心地よかったのに、今日は 2 個も…う~ん。

14時過ぎに知人から下山する旨連絡があったので、お子様で混み混みのケーブルカーで下山します。明日は金剛山か~、と思っていると、どっかで聞いた声が。「あ、テレビのお姉さんいるよ?」 …。朝の親子づれの方々でした。テレビじゃないよぅ;;

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2008年10月16日 (木)

アナログ位置情報設定お手伝い

アナログの APRS 用の無線機として知人が申請していた変更申請が通り、審査終了になっていたので 「八式自動型位置情報通報装置」(←私命名w)の設定変更を手伝いました(最初は 「ここだよくん 1号」 だったのですが却下されたw)。この申請は自作機扱いになっていて、お手軽な技適機種の申請とは違い書類も多く、なんだか TSS の中の方との質問のやりとりも結構あったようで大変だったようです。私も少しだけお手伝いしました。

設定は、PC とシリアルポートでつないで行いますが、無線機側はシリアルポートではなく、音楽で使うステレオイヤフォン端子…。2.5 ですがステレオイヤフォンジャックにシリアル信号が流れるのですから変な気分です。その昔は文字化けしないように二重シールドのシリアルケーブルにフェライトコアいっぱいつけてパソ通していたものですが、今はこんながさつなものでも通信できるのですから不思議です。同じ RS-232 なのに…。

VX-8 には搭載されない "スマートビーコン" の設定がちょっと厄介です。こちらにある計算ツールを使って、どういう設定をしたら、どういう動きの時に位置情報が自動送出されるか計算して表示することができます。各パラメータを入れてみて、どういう動きをすればいいのか、どんなときに位置情報が送出されるべきか考えます。

悲しいことに、ウェブ上では設定についての情報がほとんどありません。設定例を書いてる人がいないのです。一応、二件ほど確認しましたが、車と徒歩ではだいぶ違います。知人は基本的に徒歩で使うので…。徒歩で、私はこうやって設定してますよ~、という設定例がない;; あまり使ってる人がいないのかな~。

というわけで、こんな感じにしてみました。

Tinyoia

ここで注目すべきは、Slow Speed。これ以下になると、Slow 状態と判断されて、角度に関係なく Slow rate で設定された値の一定間隔だけで位置情報が送出されます。Slow Speed より速い速度で動いている場合には、Fast Speed の間まで、Fast Rate に設定された値を目標に緩やかに送出間隔や反応する角度が短くなっていく仕組みのようです。速くなるほど、間隔が短くなり、速くなるほど、ちょっとした角度変化で送出されるようになります。

不思議なのは、Slow Speed を上回ったばかりの速度、この設定例だと、10km のレンジですが、なんと、間隔が 473 秒もあきます。動いてないときは 120秒間隔なのに、動くと逆に増えてしまう。矛盾します。そして徐々に減っていき、100km/h の時は 46 になってます。46は少し短い気もしますが、これを増やすと、10km/h の時の値が 600とかになってしまい目も当てられません。

Turn Angle (反応角度)については、Turn Slope という項目を変更するとこの加減を変更できるのですが、Rate (送出間隔)については速度ごとによる重み付けの変更ができません。例えば、100km/h の時は 60 で、10km/h の時は 120 で、その間はリニアに増減する、という事はできません。Slow Rate はなぜか効果が無く、Slow Speed を超した速度については、すべて Fast Rate からの遅い速度への一定の角度での増加になるみたいです(Slow rate や Slow Speed を 1 にしても、10km/h の Rate は変わりません)。

というわけで、バランスを取って、ちょっと長いと思う 10km/h の時の Rate が 473 になり、ちょっと短い気もするけど 100km/h の時の rate は 46 です。もっと、こんな急増しないような傾斜にしたいのですが、それは設定する項目がないようですので、仕方ありません。半端なところで妥協します。送出間隔をあまり短くすると、電池が無くなってしまうので長時間の移動では厳しいです。

幸い(?!) VX-8 にはスマートビーコンがないので、この手のことに頭を抱える必要が無く、単純に 2 分に 1 回送出固定、という設定になります。なので、私が自分で使うときにこういう悩みを抱えなくて済みそうですが…。角できちんと曲がった軌跡が残り、曲がっていないときは送出されず電池の消費を抑える、というのは欲しい機能ですね。

これでうまく動くか試して貰い、いろいろ不満を受け取ってwまた調整したいと思います。レガシーシリアルなんかではなく USB で接続して設定できるようにしてくれれば、特殊なケーブルを持ち歩かなくてすむのですが…。この場合は 「自作機扱い」 なので仕方ないですけどw

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2008年10月 9日 (木)

電波りようこちゃん ~その 2

前回皆さんからのアドバイスのおかげで無事申請を行えました。ありがとうございます。もっとも、到達しただけで、中身に不備がないかどうかはわかりません。昨日の朝には、ステータスが 「到達」 になったのですが、今日もまだ 「到達」 のままで、受付処理中にも審査中にもなりません。

Dempagoing
コメントいただいた中にあったとおり、変更申請は開局より時間がかかるような感じだったので、今週末のコンテストはほぼ絶望的。IC-7200 デビューとはなりませんでした。もっとも、変更申請が今日審査終了だったとしても、今から封筒を送ったりすると間に合いません。VX-8 と同時でいいかきいてみたいけど、電話する勇気がありません。メール窓口ないかな…。

ところで、電波りようこちゃんのシステム、ちょっと細かい不具合というか、力業で実装してる雰囲気が随所に見られます。そのせいで、初回のログインは必ず失敗します。

Dempaerr1

失敗といっても、パスワードエラーなどでもなく、この画面が出ますが内部ではちゃんと認証されてるみたいで、もう一度 「履歴確認」 などのボタンを押せば、今度は ID を入れる画面が出ることなく、申請や履歴確認などの操作ができます。

エラー画面は、何度かリダイレクトされて画面がめまぐるしく変わるので、普通の電子申請システムに Lite ならでわの動作を条件分岐で飛ばしてるのかもしれません。そのあたりの力業は、意外とお歳を召された方が開発を担当なさってるのかしら、なんて思ってしまいました(若いPGでこの手の力業をする人を見たことがない…)。

なんにしても、到達してるのでとりあえず早いところ審議中に遷移してほしい物です。がんばれ、りようこちゃん!

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2008年10月 7日 (火)

電波りようこちゃんに挑戦…敗退

世の中の物事には、順序という物があります。やるべき事というのが決まっています。それを無視したり、うっかり忘れていたり、間違えたりすると、よくないことが起こります。まずはやることをやる、それから、次のことをやる。大切な事です。それをうっかりすると、楽しみにしていた「本番」が流れてしまう、そんなお話…。

IC-7200M が届いて開封し、取っ手もつけていつでもオンエアできる状態…とおもいきや、電源ケーブルの片側が被覆もむいておらず成端されていなかったので、PowerPoles 化する必要があります。ところが、15amp のしか在庫がありません。というわけで発注。ギリギリ間に合いそうです(ダメなら被覆だけむいて電線で接続します(@@)

ところが、もう一つ超えなければいけないハードルがあります。電源ケーブルは何とでもなりますが、こちらはどうしようもありません。絶対に避けて通ることができない道、それは 「変更申請」 です。お国に逆らうわけにはいきませんw

いよいよ!電波りようこちゃんの出番です。ID は無事届いているのであとは実施するだけ。変更申請書自体は紙ベースでそれほど難しそうでもなかったので頑張って挑戦してみました。3日もあれば終わるよ!と言われたので今日なら間に合うはずです…

うまくいきません。

謎が多いです。必須と書かれている「※」がついていない項目(免許番号など)以外は入れなくて良いのかしら? そもそも、技適なら周波数とかいろいろ入れなくても良いような気がするんだけど…(マニュアルの末尾にそう書いてある)。謎だらけ。変更申請の場合、変更申請前のことも含めて書くのか、今回変更する文だけで良いのかが謎に包まれています。

とりあえず適当に入力して失敗したらその時直せばいいかな?くらいの感覚で作っていきました…が、エラーで躓くことになりました。肝心なその技適の番号を入力する欄が 「番号部」 と「記号部」 に別れています。はて、どこで区切ればいいのかしら? IC-7200M の裏面には、002KN123 (123はウソw)が書かれていますが、区切りはありません。

毎回 ID とパスワードを入れないとなぜか技適番号チェックをしてくれない謎仕様なのでこまりますが、なんとか試行錯誤の後、エラーにならない区切りをみつけました…が今度はまた別のエラーです。しかも意味が謎。

Gitekisippai

こんなの。意味としては、これは技適番号ではないという事でしょうか? 工事何とかという番号と偶然一致して、そっちだと思われたのかな? 謎です。でも、間違いなく技適番号です。「?」 Markがあり、そこを押してヘルプを押しても、技適番号として書かれているサンプルの文字列構造が私の手元の IC-7200M の文字列構造と違うので、全く参考になりません(@@

Dsc00048_r_2

というわけで、ハマりました。あきらめです。

う~ん、明日営業時間内に電話してみよう…。もっとうまくいくと思ったのに。免許状が届くには間に合わない…つまり、今週末のコンテストには出られない! 430MHz ハンディは ID-92 で出れますが…。コンテストになりません。ちょっと後悔。

もっと早く挑戦してみれば良かったです。IC-7200M は日曜日に受け取ってますから、それからトライしてればわかったはずなのに、ウキウキして組み立てて良さそうだと満足していて終わってしまったのが失敗です(TT 24時間受け付けられる電子申請なんだから、箱を開けたら番号を確認して真っ先にやるべきでした。

ついでに、ワイヤーをポケットダイポールにつないでみて運用できるという事なので、7M も申請してみたわけですが…間に合わないでしょうね~。りようこちゃん、助けて~(TT

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2008年10月 6日 (月)

IC-7200 がやってきた

なかなか発売されない VX-8 をよそに、IC-7200 も若干遅れながらも先に発売されたようで、うちにやってきました。予約の連絡が入ったので物自体は水曜日には入手可能だったのですが、店頭なのでなかなか行けず、土曜お支払い&日曜到着となりました。100W はもう少し早く発売されていたらしいのですが、私は移動する局なので 100W は送信出力的に許されていませんから縁がありません。

今回購入したのは

  • IC-7200M
  • MB-116 ハンドル
  • MB-117 キャリングハンドル

の3点です。合計お値段は 88,000JPY@秋葉。

一番上のは言わずもがなの本体。次のハンドルは左右についている、いわゆる 「耳」 ですね。本体を持ち上げるときや動かすときにここを持つと便利です。移動運用で使う人のための物ですね(19"ラックにマウントできるわけじゃないし)。そして最期のは、他の無線機もよくあるキャリングハンドルです。固定用として使うのであれば必要ありませんが、移動運用で使う人にとっては本体を持つときに事実所必須。アウトドア用を謳ってるなら標準添付にして欲しかったです。

さて、箱は 「IC-703 の後継です」 というのがまずあり得ない大きさ。普通に固定機くらいの大きさです。中は全部ダンボールで作られていて発泡スチロールが使われていません。分別する手間がかからず気が利いてる~、と思いきや、マイクなんかのオプションが入っている左右の「立て壁」として使われていました。何でこんな所に(^^;

Dsc00040_r 本体を取り出してみますが、やっぱりハムフェア会場で見たときとはだいぶ印象が違いますね。思ったより高級感が出てる気がして良い感じです。天板のあたりなんかが、私の現行の移動運用用として配備されている FT-450 なんかと違い、凹凸がつけてあり強度を上げています。このあたり、持ち運んで外で使うことを考えてる気がします。

後ろ側も FT-450 はだいぶコストダウンされてる雰囲気があります。アルミ無塗装だったりファンが汎用品むき出しだったりとちょっと悲しい雰囲気がありますが、IC-7200 は全塗装でしっかりした感じがあります。もっとも、冷却や耐久性の面はどちらが優れているのかはわかりませんが…。

液晶画面が小さいのは、そういうデザインなので仕方ないのでしょう。まだ火を入れていないので見やすさや認識のしやすさがどの程度かはわかりません。ハイカラー液晶をの大きめのを搭載したリグが増えている中でこのモノクロ小画面はちょっと珍しい気がします。雰囲気重視でわざとこうしたのかな?

ボタン類はハムフェアで見たとおりゴムボタン。これは新品のうちのぱっと見の雰囲気は問題ないですが、押してみた押し心地はイマイチ。心配されるのはこの押したときの押し心地と、あとはプリントされている文字の剥げ落ちです。経験的にゴムボタンの文字は消えやすいです。消えてしまった様子を使い込んで味が出たと取るか、安っぽいと取るかは人それぞれでしょうが、私は後者です(TT

その他のボタン類の具体的な使い勝手は実際に使用を開始してみないとわかりません。ゴムボタンについては特に懸念されるのは、その反応です。強く押さないとダメだったり、弱くてもちゃんと反応するのか等、結構ばらつきがあるものが多いです。また、テキパキ操作したときに、その押し加減が操作に追従するに足りるかも、実際に CQ 出してみて使ってみないと何とも言えません。これらは変更申請が通って使えるようになったらまた書いてみたいと思います。

Dsc00041_r_3Dsc00042_r_3一通り見たところで、今度はハンドル類を取り付けます。本体の横には他のリグにもありがちな普通のハンドルです。まずこれをつけますが、どちらが表でどちらが裏か説明書に書いていません(TT 適当に取り付けます。足が4つありますが、これ、ネジで締めてるとどこまでもしまってしまって、そのうちゴムがちぎれちゃいそうなので適当なところでやめました。こまりものです。

これらのハンドルやゴム足については、つける場所が結構わかりやすくなっていて 「←FOOT」 等と書かれているので間違えて違う穴につけちゃったり、どこだか迷う心配はありません。ハンドルの取り付け金具は銀色で塗装されていなくて安っぽいかと思いましたが、結構光沢があり、何となく高級感もある感じなので、真っ黒の筐体と合うかは別として、それなりによい感じとなりました。

ハンドルをつけたあとは、今度は IC-7200 の特徴的なオプションである耳を取り付けます。ちゃんとキャリングハンドルをつけていても耳を取り付けるのに干渉せず取り付けられます。でも、耳は 4,000円ちょっとする高価なオプション。スゴイ単純な物なのに何でこんなに高いのかしら(^^; でも、いい素材を使っているのか、それぞれ3本のネジで固定すると、剛性がありしっかりつく感じです。

これらをつけて完成。これで、移動運用でも移動したり持ち運ぶときに簡単に手に取ることができ、また、左右の耳はある程度ボタン類の保護にもなります。そして、見た目がなかなかかっこよくなりますw この雰囲気はなんだか、職場の関連組織の現場の皆さんの装備を思い出させてくれますが…。

FT-450 なんかはいかにも鉄板な感じであまり重厚さがありませんが、IC-7200 は凹凸をつけてあり強度を確保した感じなので、なんとなく重みがあります。とは言っても、実際にはそんなに厚い鉄板ではないのでどちらかというと "雰囲気" でしょうか(^^; 現場の皆さんの無線機の場合、爪でつついても 「コツコツ」 としか音がしませんが、IC-7200 の場合は 「カンカン」 と音がします。

Dsc00044_r_3 ところが、問題が発覚。耳をつけると、先につけたキャリングハンドル付属のゴム足が、一部地に着かないのです。耳が左右に少し出っ張ってるので、縦に置いたときにこれが干渉してしまって前面側の足が地面につきません。つまり、耳と後ろのゴム足2本で地面に接する形になります。右側の耳だけ地面で傷がついて変になりそうです(TT

というわけで今回はオシマイ。変更申請をしてないので当然まだ電波を出すことはできません。一番の注目機能である PC との USB 接続ですが…マニュアルにあまり記述がなく難航が予想されます。というのも、ドライバのインストールは書いてあるのですが、音声の入出力など、行った移動すれば何も書いていないのです。

つまり、本体の電源を入れてPCのドライバをインストールしただけでは何もできません。おそらく自分でアプリを書けばいいのかもしれませんが、さすがにそれは厳しいですし、IC-7200 は出たばっかりなので、どなたかが対応コントロールソフトを作ってくれるまで結構時間がかかりそうです。知人が作ってくれるかな~(^^;

アプリに関しては、メディアプレイヤーとかで WAVE ファイルを使って入出力できますと書いてありますが、どうやればいいのか手順も書いてないのでどうにもなりません。残念ながらこの機能は当分使うことはなさそうです。CQ マシンになると思ったのに~。店員さんも 「ボイスレコーダ(CQマシン)は PC とつなげば高度なものが実現できるので搭載しませんでした」 なんて言ってましたが、ぜんぜんできないようです。とりあえず、少なくとも変更申請が終わるまでは、PC とつないで何かの拍子に送信状態にでもなったら大変ですので、接続を試すのはやめて待ちたいと思います。

余談ですが、火を入れていないのは、もう一つは付属の電源ケーブルの被覆がむかれていなかったからです。そのため、ストリッパがないと電気的につながらない。運悪くワイヤストリッパは車に入れっぱなしだったので、またの機会にという事になりました。もう一つは、どうせ火を入れるなら一緒にソフトも試したい。でも、ソフトが謎なのでどうにもなりません。

Dsc00047_r何にしても、とりあえず見た目に関しては予想とハムフェアで見たときの印象よりずっとよかったです。床に縦にしておいてありますが、ふと見ると、なかなかカッコイイ。アマチュア無線機とは思えません。また、耳やハンドル類も本体を持つときにとても使いやすくなり便利です。キャリングハンドルはなくても "耳" は是非注文した方が良いでしょう。

あとは、実際にオペレートした時の使い勝手と性能なのですが、これは変更申請が終わらないとどうにもならないので、テキパキと済ませて出かける機会を見つけて試してみたいと思います。ソフトに関しては予想に反してまったく使えないようなので、まずは普通の無線機として試してみたいと思います。見慣れないツマミがあったりするのでちょっと不安ですが…。

変更申請、なるべく早く済ませたいですが、一方 VX-8 と一緒に済ませたい気もします。けど、VX-8 はなかなか発売にならないので申請したくてもできません。というわけで、今回は、到着&本体を組み立ててみてのが意見だけのレビューでした。使ってみた感想などは変更申請が終わってからまた今度書きたいと思います。

余談

IC-7200 の公式ウェブサイトに、防水に関する記述。今までは 「IC-7200 は防水仕様ではありません」 と書かれてたのが、いつの間にか 「本製品は」 に直されています。他の所でも 「100W (IC-7200) の安定した連続送信を…」 と書かれてるとおり、IC-7200 とだけ書かれているのは、IC-7200M などではない、100W モデルだけを意味しています。つまり、IC-7200 は防水仕様ではありません=100W モデルは防水仕様ではないのよ=それ以外は防水仕様よ、という事を意味する気がします。

ところが、いつの間にか 「本製品は」 になってるので、これはつまり、IC-7200M も防水仕様ではないのです。これはこれで、再度や背面を見れば一目瞭然なのでわかることなのですが、裏を返すと、IC-7200 ではフロントの濡れた手での操作などの耐水性能が 100W でもあることになります。今までは、100W は (通気の関係などで) フロントパネルの防水性は確保されていないのかと思ったのですが、これだと、100W 機でも前面防水性が確保されているという事になりますね~。

まぁ、100W を濡れた手で操作することはまずないでしょうから、不必要な性能だとは思いますが、何らかの理由で防水が欲しいけど 100W は前面防水じゃないみたいだからやめて 50W にしよう、なんて思っていた人は、裏切られたかも?

この辺はおそらく、ハムフェアなどで指摘があって誤解されているのがわかったので表記を修正したのでしょうね。

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2008年10月 3日 (金)

家族サービス?

11日は待ちに待ったコンテストです。私もコンテストでビューできるかもしれません。でも、コンテストって出たらコールサインが出ちゃうんですよね。つまり、トホホな成績になっても 「成績悪いから恥ずかしいから出さない~」 なんていうことはできず、出た以上、相手がいるわけですから出さないと行けません。そうしないと、私と交信した人のログが不整合になっちゃいますからね~。

さて、コンテストに出たいのは山々なのですが、同時に、友達から温泉旅行か何かに行こうと誘われてしまっていて、両方ともペンティングになってしまっています。コンテストは出たいのですが、一方で、友達から誘われた温泉旅行にも行きたい。

この場合、温泉旅行そのものに行きたいというよりは、その友達とどこかに出かけたい、という感じです。週末は毎週やってきますが、お休みの都合で友達は土日両方休むな事が滅多になく、出かけることがしにくいのです。今回の連休は無事休みが取れたらしいのでどこかに行きたいそうです。そういわれると、確かに行きたい。でも、コンテストは出たい…。

ずっと 「コンテストに出るゾ」 と言っているのですが、なんだかんだでお仕事が入ったりしてコンテストに参加できていません。出る出る詐欺状態です。今回は連休と重なってることもあり無事出られそうなのですが、お仕事ではなくプライベートから、誘惑がやってきました。

おりしも IC-7200 が発売になって届く頃なので、届いて変更申請を出して、ギリギリ来週のコンテスト開始までに間に合えば、IC-7200 とともに私もコンテストデビューという感じにできそうで、面白そうです。でも、そんなに早く処理されない気がする…。そうなると、さすがに違法行為をしてまでコンテストに出るのは論外ですから、楽しみが一つ減っちゃいます。

さて、私は独身なので関係ありませんが、多くの方が既婚者かと思われます。そうなると、私にはない懸念事項が生まれます。それは 「家族サービス」。大人になり社会人になると、結婚していない限り一人になり、家族の予定に振り回されることはありません。自由気ままな身です。

週末ずっと帰って来なかろうと、夜な夜なコンテストに出ていようと誰にも文句言われませんし、どこかに連れて行って欲しいとか、どこかに行こうなんて言われることもありません。でも、結婚していると、家族からそういったリクエストが来るようになり、自由には出られなくなります。もっとも、その分友達からのリクエストが減ると思うので、単純に倍にはならないとは思いますが。

そうなると、それなりにコンテストで週末まるまる姿を消すのはハードルが高いと思います。あまり居なくなってばかりいると 「居なくなってしまう原因になってる趣味の道具である無線機なんて買わせたら、ますます居なくなる気がするから、買わせない」 なんていう経済制裁が待っているかもしれません。かといって、出たいのは山々。難しいところです。

もっともこれは、全部私の思い込み。いわゆるステレオタイプ。でも、実際の所はどうなんでしょう? 皆さんはどうされているのかしら、というのが興味のあるところです。無線に限らず、ゴルフでも釣りでもそうだと思うのですが、家族を放置して一人で遊びに行ってしまうというのは出にくいものです。それをどうクリアされてるのかな…。

また、本当に阻止される物なのかしら。例えば男子の場合、よく 「家でゴロゴロされてると迷惑」 なんていうセリフを奥様の側から発せられることがあるというステレオタイプもあります。そんな場合、毎週末移動運用で居なくなってしまう旦那さんというのは、歓迎されるタイプの旦那さんではないでしょうか。つまり、移動運用行き放題、コンテスト出放題です。

実際の所はどっちが多いのでしょうね~。もちろん、家庭それぞれと言われてしまえばそれまでですが、裏を返せば 「アクティブに移動運用してる局は週末いないのを歓迎されている局。つまり、歓迎されない局は移動運用できずに出てくることはないし、無線自体もやらなくなってしまって意見を聞く期間がない」 なんて言われたら、それはそれで怖いですが(^^;

また、家族とともに移動運用というのもあるかもしれません。もちろん、移動運用前提ででかけて家族がついてきてくれるとしたら、それはとてもすてきなご家族だと思います。けど、イメージでは移動運用に行くからみんなで…というのは恵まれたケースで、大抵は、普通の旅行の時間を少し貰って無線をやる、というのも少なくない気がします。

そうなると、無線をやる時間というのは、すんなり貰える物なのかな~。「いまから1時間、無線やらせて」 なんていうのを、綺麗な山や池を車で回っているときに、許して貰える物なのでしょうか。しかも、展開撤収を考えたら、1 時間しか貰えなかったら、運用する時間は数分しかありません。

旅館/ホテルから CQ を出すにしても、同じお部屋にいる家族に、うるさいな~、と怒られないのかしら、と不思議に思います。お風呂に入りに行った瞬間とかを狙ってるのかな…。なかなか難しそうです。

こんな心配をしていますが、単に興味本位。私自身は独身なうえにまだ結婚する気配も全くありませんので(^^;

余談ですが、知人のことをリアルで「ダンナ」と呼んでいるので、私が既婚者だとかその知人が本当の「ご主人様」 と勘違いされている方がいらしたようですが、それは単なるコードネームであり、メイドさんごっこの 「おかえりなさい、ご主人様♪」 と同じようなものだと思ってください(^^;

先週の定時 CQ で呼んでいただいた方にそんなようなことを言われたので(でも書いた覚えないのに~)念のために書いておきます。

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2008年10月 2日 (木)

電波利用料お支払い

お国から封筒が届きまして、電波利用料が徴収される運びとなりました。この手の物は即日払う人なので支払いました。これも Edy とかで払えると良いんですが、こればっかりはどうあがいても現金で払うしかないようで残念です。

それでも、ペイジーというので払えるので、現金払いとはいえ銀行窓口に行かなくても払えるのはよいのでしょう。US だと交通違反の罰金ですらウェブからカードで払えるんですけどね(払ったことないですがw)。

Riyoryo_r さて、お安くなるとウワサの電波利用料ですが、残念ながら私は対象になっていないようで、500円でした。きちんと対策を行ってくれて、バンドプラン無視した高出力のトラックの CB 無線代わりとか、パラグライダーとか、そういう違法無線局をどんどん取り締まるのに使ってくれるのなら 1,000円でも2,000円でもどんどん払うのですが、結局の所、業務局の妨害対策の方にばかり使われてしまい、アマチュア局のためのアマチュア無線機を使用した違法無線局取り締まりがあまり見られないのが悲しいところです。

それどころか、余ったからといって関係ないことに使われたりするのはかないません。ガソリン税のように、車社会整備のための投資が必要だからと、その恩恵にあずかる車のガソリンに対して特別に付加された税金なのに、いつの間にか福祉なんか全然関係ないことに使われた詐欺同然のパターンになってはたまったものではありません。

目的があって徴収してる税金や料金は、その趣旨以外には絶対に使って欲しくない物です。余るようになったら廃止や減額をするのが当然ですから、今回アマチュア局が 300円に減額されたのは、ある意味正しい流れで喜ばしい限りです。というか、先述の通り、減額しなくていいし、むしろ増額しても良いので、アマチュア局のための取り締まりをどんどんやってくださいませ、と思うのでした。

私のなけなしの 500 円が有効に使われますように('∇')

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