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2008年10月 6日 (月)

IC-7200 がやってきた

なかなか発売されない VX-8 をよそに、IC-7200 も若干遅れながらも先に発売されたようで、うちにやってきました。予約の連絡が入ったので物自体は水曜日には入手可能だったのですが、店頭なのでなかなか行けず、土曜お支払い&日曜到着となりました。100W はもう少し早く発売されていたらしいのですが、私は移動する局なので 100W は送信出力的に許されていませんから縁がありません。

今回購入したのは

  • IC-7200M
  • MB-116 ハンドル
  • MB-117 キャリングハンドル

の3点です。合計お値段は 88,000JPY@秋葉。

一番上のは言わずもがなの本体。次のハンドルは左右についている、いわゆる 「耳」 ですね。本体を持ち上げるときや動かすときにここを持つと便利です。移動運用で使う人のための物ですね(19"ラックにマウントできるわけじゃないし)。そして最期のは、他の無線機もよくあるキャリングハンドルです。固定用として使うのであれば必要ありませんが、移動運用で使う人にとっては本体を持つときに事実所必須。アウトドア用を謳ってるなら標準添付にして欲しかったです。

さて、箱は 「IC-703 の後継です」 というのがまずあり得ない大きさ。普通に固定機くらいの大きさです。中は全部ダンボールで作られていて発泡スチロールが使われていません。分別する手間がかからず気が利いてる~、と思いきや、マイクなんかのオプションが入っている左右の「立て壁」として使われていました。何でこんな所に(^^;

Dsc00040_r 本体を取り出してみますが、やっぱりハムフェア会場で見たときとはだいぶ印象が違いますね。思ったより高級感が出てる気がして良い感じです。天板のあたりなんかが、私の現行の移動運用用として配備されている FT-450 なんかと違い、凹凸がつけてあり強度を上げています。このあたり、持ち運んで外で使うことを考えてる気がします。

後ろ側も FT-450 はだいぶコストダウンされてる雰囲気があります。アルミ無塗装だったりファンが汎用品むき出しだったりとちょっと悲しい雰囲気がありますが、IC-7200 は全塗装でしっかりした感じがあります。もっとも、冷却や耐久性の面はどちらが優れているのかはわかりませんが…。

液晶画面が小さいのは、そういうデザインなので仕方ないのでしょう。まだ火を入れていないので見やすさや認識のしやすさがどの程度かはわかりません。ハイカラー液晶をの大きめのを搭載したリグが増えている中でこのモノクロ小画面はちょっと珍しい気がします。雰囲気重視でわざとこうしたのかな?

ボタン類はハムフェアで見たとおりゴムボタン。これは新品のうちのぱっと見の雰囲気は問題ないですが、押してみた押し心地はイマイチ。心配されるのはこの押したときの押し心地と、あとはプリントされている文字の剥げ落ちです。経験的にゴムボタンの文字は消えやすいです。消えてしまった様子を使い込んで味が出たと取るか、安っぽいと取るかは人それぞれでしょうが、私は後者です(TT

その他のボタン類の具体的な使い勝手は実際に使用を開始してみないとわかりません。ゴムボタンについては特に懸念されるのは、その反応です。強く押さないとダメだったり、弱くてもちゃんと反応するのか等、結構ばらつきがあるものが多いです。また、テキパキ操作したときに、その押し加減が操作に追従するに足りるかも、実際に CQ 出してみて使ってみないと何とも言えません。これらは変更申請が通って使えるようになったらまた書いてみたいと思います。

Dsc00041_r_3Dsc00042_r_3一通り見たところで、今度はハンドル類を取り付けます。本体の横には他のリグにもありがちな普通のハンドルです。まずこれをつけますが、どちらが表でどちらが裏か説明書に書いていません(TT 適当に取り付けます。足が4つありますが、これ、ネジで締めてるとどこまでもしまってしまって、そのうちゴムがちぎれちゃいそうなので適当なところでやめました。こまりものです。

これらのハンドルやゴム足については、つける場所が結構わかりやすくなっていて 「←FOOT」 等と書かれているので間違えて違う穴につけちゃったり、どこだか迷う心配はありません。ハンドルの取り付け金具は銀色で塗装されていなくて安っぽいかと思いましたが、結構光沢があり、何となく高級感もある感じなので、真っ黒の筐体と合うかは別として、それなりによい感じとなりました。

ハンドルをつけたあとは、今度は IC-7200 の特徴的なオプションである耳を取り付けます。ちゃんとキャリングハンドルをつけていても耳を取り付けるのに干渉せず取り付けられます。でも、耳は 4,000円ちょっとする高価なオプション。スゴイ単純な物なのに何でこんなに高いのかしら(^^; でも、いい素材を使っているのか、それぞれ3本のネジで固定すると、剛性がありしっかりつく感じです。

これらをつけて完成。これで、移動運用でも移動したり持ち運ぶときに簡単に手に取ることができ、また、左右の耳はある程度ボタン類の保護にもなります。そして、見た目がなかなかかっこよくなりますw この雰囲気はなんだか、職場の関連組織の現場の皆さんの装備を思い出させてくれますが…。

FT-450 なんかはいかにも鉄板な感じであまり重厚さがありませんが、IC-7200 は凹凸をつけてあり強度を確保した感じなので、なんとなく重みがあります。とは言っても、実際にはそんなに厚い鉄板ではないのでどちらかというと "雰囲気" でしょうか(^^; 現場の皆さんの無線機の場合、爪でつついても 「コツコツ」 としか音がしませんが、IC-7200 の場合は 「カンカン」 と音がします。

Dsc00044_r_3 ところが、問題が発覚。耳をつけると、先につけたキャリングハンドル付属のゴム足が、一部地に着かないのです。耳が左右に少し出っ張ってるので、縦に置いたときにこれが干渉してしまって前面側の足が地面につきません。つまり、耳と後ろのゴム足2本で地面に接する形になります。右側の耳だけ地面で傷がついて変になりそうです(TT

というわけで今回はオシマイ。変更申請をしてないので当然まだ電波を出すことはできません。一番の注目機能である PC との USB 接続ですが…マニュアルにあまり記述がなく難航が予想されます。というのも、ドライバのインストールは書いてあるのですが、音声の入出力など、行った移動すれば何も書いていないのです。

つまり、本体の電源を入れてPCのドライバをインストールしただけでは何もできません。おそらく自分でアプリを書けばいいのかもしれませんが、さすがにそれは厳しいですし、IC-7200 は出たばっかりなので、どなたかが対応コントロールソフトを作ってくれるまで結構時間がかかりそうです。知人が作ってくれるかな~(^^;

アプリに関しては、メディアプレイヤーとかで WAVE ファイルを使って入出力できますと書いてありますが、どうやればいいのか手順も書いてないのでどうにもなりません。残念ながらこの機能は当分使うことはなさそうです。CQ マシンになると思ったのに~。店員さんも 「ボイスレコーダ(CQマシン)は PC とつなげば高度なものが実現できるので搭載しませんでした」 なんて言ってましたが、ぜんぜんできないようです。とりあえず、少なくとも変更申請が終わるまでは、PC とつないで何かの拍子に送信状態にでもなったら大変ですので、接続を試すのはやめて待ちたいと思います。

余談ですが、火を入れていないのは、もう一つは付属の電源ケーブルの被覆がむかれていなかったからです。そのため、ストリッパがないと電気的につながらない。運悪くワイヤストリッパは車に入れっぱなしだったので、またの機会にという事になりました。もう一つは、どうせ火を入れるなら一緒にソフトも試したい。でも、ソフトが謎なのでどうにもなりません。

Dsc00047_r何にしても、とりあえず見た目に関しては予想とハムフェアで見たときの印象よりずっとよかったです。床に縦にしておいてありますが、ふと見ると、なかなかカッコイイ。アマチュア無線機とは思えません。また、耳やハンドル類も本体を持つときにとても使いやすくなり便利です。キャリングハンドルはなくても "耳" は是非注文した方が良いでしょう。

あとは、実際にオペレートした時の使い勝手と性能なのですが、これは変更申請が終わらないとどうにもならないので、テキパキと済ませて出かける機会を見つけて試してみたいと思います。ソフトに関しては予想に反してまったく使えないようなので、まずは普通の無線機として試してみたいと思います。見慣れないツマミがあったりするのでちょっと不安ですが…。

変更申請、なるべく早く済ませたいですが、一方 VX-8 と一緒に済ませたい気もします。けど、VX-8 はなかなか発売にならないので申請したくてもできません。というわけで、今回は、到着&本体を組み立ててみてのが意見だけのレビューでした。使ってみた感想などは変更申請が終わってからまた今度書きたいと思います。

余談

IC-7200 の公式ウェブサイトに、防水に関する記述。今までは 「IC-7200 は防水仕様ではありません」 と書かれてたのが、いつの間にか 「本製品は」 に直されています。他の所でも 「100W (IC-7200) の安定した連続送信を…」 と書かれてるとおり、IC-7200 とだけ書かれているのは、IC-7200M などではない、100W モデルだけを意味しています。つまり、IC-7200 は防水仕様ではありません=100W モデルは防水仕様ではないのよ=それ以外は防水仕様よ、という事を意味する気がします。

ところが、いつの間にか 「本製品は」 になってるので、これはつまり、IC-7200M も防水仕様ではないのです。これはこれで、再度や背面を見れば一目瞭然なのでわかることなのですが、裏を返すと、IC-7200 ではフロントの濡れた手での操作などの耐水性能が 100W でもあることになります。今までは、100W は (通気の関係などで) フロントパネルの防水性は確保されていないのかと思ったのですが、これだと、100W 機でも前面防水性が確保されているという事になりますね~。

まぁ、100W を濡れた手で操作することはまずないでしょうから、不必要な性能だとは思いますが、何らかの理由で防水が欲しいけど 100W は前面防水じゃないみたいだからやめて 50W にしよう、なんて思っていた人は、裏切られたかも?

この辺はおそらく、ハムフェアなどで指摘があって誤解されているのがわかったので表記を修正したのでしょうね。

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アマチュア無線」カテゴリの記事

コメント

 7200入手されたんですね。いいな。私も興味ありますので、受信音についてなど書き込んでください。できれば11日のコンテストで40mを聞いた印象など。
そりゃー10万円に満たない価格なんで同じ会社の7800やproⅢと比較するのが無茶でしょうけれど、スーパーハイC/Pマシンではないかな?と思っていますので、よろしくお願いします。

投稿: ダルコナ | 2008年10月 6日 (月) 23時06分

いいですね~。
新しい無線機、ワクワクしますね。
右側の耳には黒いテープでも巻いて保護しましょう。
HFでお会いするのが楽しみです!

投稿: JO1KVS | 2008年10月 7日 (火) 22時13分

IC7200少し調べてみました。
USBケーブルの昨日は二つ。
オーディオインターフェースと無線機のコントロール。
オーディオインターフェースは、パソコンから見るとマイクとスピーカーとして認識され、マイクはリグからの音をパソコンに、スピーカーはパソコンの音をリグに、という動作になると思われます。
これで何が出来るかと言うと、CQマシーンや交信状況の録音、それと、パソコンから出力された音声によるPSK31やSSTVのやり取りなどです。
送受信のコントロールはもう一つの無線機のコントロール、ICOMいわくCI-Ⅴ(ファイブ)機能が担います。
CI-Ⅴ機能でリグをコントロールするソフトとしては、有名なハムログ、ハムラジオデラックス、MMVARI、MMSSTVなどがあります。
ハムログは周波数の読み込みやCQマシーン機能、ハムラジオデラックスは無線機のフル操作、MMVARIやMMSSTVは送受信の切り替え、こんなところが代表的です。
つなぐだけでオーディオインターフェースは動作すると思いますが、CI-Ⅴの方はリグ側での設定とソフト側での設定が必要です。MMなんとか、のほうはひとつDLLを追加インストールしないと動かないかもしれません。

今まで外部のインターフェースやオーディオケーブル、コントロールケーブルが必要だったことがUSBケーブル一本で出来るようになったので、大変ありがたい機能だと思います。
思いっきり使い込んでくださいね。

投稿: JO1KVS | 2008年10月 9日 (木) 20時47分

はじめまして。
JH3YKV's Amateur Radio News からやってきました。
新しい無線機のレポートを有難うございます。

ところで,無線局免許状の指定事項に変更が無いのでしたら,申請は不要で,いますぐ使えるかと思います。
いいかえますと,運用周波数帯や空中線電力が,現在指定を受けている範囲内であれば“遅滞無く届け出る”ことで良いかと思います(新型のアンテナを使用するときと同じ手続きになります)。

工事設計の軽微な事項(施行規則第10条)
別表第一号の三 許可を要しない工事設計の軽微な事項(第10条関係)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000014.html

投稿: Fumi 7k1ptt | 2008年10月13日 (月) 19時08分

みなさまありがとうございます。

なるほど、IC-7200 は仮想マイクとスピーカとして動作するのですね。対応ソフト、HamLog とかは発売前に対応しちゃったのでしょうか。すごいですね~。動きの速い作者さんっていうのは尊敬しちゃいます。

ドライバはマニュアルによると、つなぐ前にインストールして置かないといけないみたいなのと、なぜかシリアルごとにドライバが必要なので、故障して本体のシリアル番号が変わったら、ドライバを入れ直してくださいって書いてありました。

ご指摘の通り、いままでごちゃごちゃと配線をして、自作のインターフェイスをつけたりシリアル/USB変換ケーブルを使ったりと面倒で煩雑だったものが、USB ケーブル一本にまとまったのだからステキです。ただ、これって他の業界では何年も前から当たり前なんですよね~。アマチュア無線業界も、頑張って欲しいところです。

免許状についてですが、指定事項の変更があります。読者の方からのお薦めで、7MHz にもちょっと出てみようかと思うので、7MHz の SSB/CW を申請しました。これで、1200MHz/430MHz/50MHzそして 7MHz と非常通信周波数が免許されることになります。VX-8 が来たら、アナログの APRS 用に 144MHz を申請するつもりです。

投稿: JO3KPS | 2008年10月14日 (火) 10時47分

 出れるリグなのに出る予定のない周波数帯、モードを申請しないところがKPSさんらしいです。
 実を言うと18や21も超お勧めなんですよ~~~~~~。ハイバンドは開け(た時に限り)るとえらく飛ぶので、小さなアンテナ、ローパワーで地球の裏側と交信出来ちゃいます。
 それから冬の夜、安定して国内が開けているのは3.5MHz、これからの季節いいですよ~。夜間の移動運用の方も3.5ならよく聞きます。
 次の変更の時に、出れるバンドは全部申請しちゃいましょう。変更は無料ですし。

 さて、7200のUSB端子に秘められた機能、これ、凄いことなんです。なんと、あの7800や7700では出来ないんです!!!!
 ICOMの最先端を行っています。

投稿: JO1KVS | 2008年10月14日 (火) 20時13分

他のバンドは…7M に出てみて、いろいろ学んで良さそうなら、少しずつ手を広げていくかもしれません。430MHz だけから 6m にも手を広げたときに、あの文化の違いというかやらないと行けないことや知らないといけないことの多さにかなりショックを受けたので、まずは 7MHz に出たらその特性や慣習を十分理解してから次にいきたいと思います。なので、申請も都度、する形になりそうです。

USB 昨日は良いですね。これからもこういう形でどんどん広がっていって欲しいと思います。IC-P7 もシリアルだけではなく USB の PC 接続ケーブルとソフトがあったりして、ICOM さんは比較的先に進んでるかなぁ、という印象はあります。でも、ID-92 はシリアルだけだったりしてガッカリしたので、少しずつでもいいから前進して欲しいと思いました。

技術的には困難は少ないはずなので、これからに期待です。一方のバースタさんは、Bluetooth や APRS と GPS など別方面でテクノロジを吸収して発展を続けてるようで、こちらも期待です。アマチュアは進歩的であること、は基本なので、常に新しいテクノロジを吸収して応用し、先端を行ってほしいものです。

投稿: JO3KPS | 2008年10月15日 (水) 10時37分

そうですね。7MHz頑張ってください。昼間はいつもたくさん聞こえて楽しいですよ。ただし、ここはと~っても特殊なバンドです。
SSBは3KHz離れないと混信が起きますが、お隣さんは上も下も1~1.5KHzくらいに居ます。IF-DSPの機能をフルに使ってなるべく聞きやすくして交信します。渋谷のハチ公前のスクランブル交差点の中で交信するような感じです。6mはEスポが出てもこういうことが滅多にありませんからすごく違和感あると思います。
また、7エリアの方がCQ出している上から4エリアのCQが乗ってくることがあります。4と7はオープンしていないので気がつかないのですが、1で聞くとどちらも59+だったりして、呼ぶわけにいかない、という状況もあります。
そんな中で自分の場所をキープするには、強い方と交信すること。すると周囲が少し広くなります。パイルを浴びるのも広くする方法です。ようするに押しのけて押しのけて自分の周波数をキープするんです。
とはいえここしか出れない、出ない、と決めてしまえば住めば都。楽しいバンドです。私のログでも一番交信すうが多いのが7MHz帯です。
6mに雰囲気が近いのは21MHz帯。秋はDXシーズンなので受信しているとすごく遠くの海外局が聞こえたりします。是非覗いてみてください。

投稿: JO1KVS | 2008年10月15日 (水) 20時37分

”IC-7200 の場合は 「カンカン」 と音がします。”お店でたたいたら上の×印のところは
プラスチックのふたでした 丈夫な無線機を
期待していたのに がっかり

USBインターフェイスのオーディオ系は
内部のアナログに接続されているんですね
デジタル接続と思っていただけに がっかり

投稿: うにゃ | 2008年12月 8日 (月) 08時32分

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» ICOM IC-7200のファーストインプレッション [JH3YKV's Amateur Radio News]
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