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2008年9月25日 (木)

ワイヤーアンテナ?

車ではなく、徒歩で公共交通機関を利用したり山あるきで移動運用をするには、やっぱり HB9CV がバランスが良くて良いです。Radix の 2ele は持ち運ぶのに便利。展開も30分くらいでできます。これを5分とか3分とか10秒とか言ってる方々は一体どうやったらそんな事ができるのかいつも疑問に思います。カーボンフィッシャでポールをつくり、アンテナを組み立てて同軸を這わせて、それをせっせと延ばして運用する高さにし、無線機をバックパックから取り出し電源やマイク、同軸をつなぎ、適切な配置にしてログブックを取り出して、飲み物も置いて…とすると、30分くらいかかります。

移動運用の写真の中で、確かに HB9CV もあるのですが、運用の実態がわかりません。山頂でポールが立ってるようですが、一体何に固定してるのか…などなど細部が謎に包まれていて、ネット上の情報は詰めが甘く、実用的にならないことが多いのは前書いたとおりです。

HB9CV になると比較的重量があるので、お山に行くときにはちょっと厳しいです。それに同軸やポールなどを考えると、新幹線などの公共交通機関で移動するだけでもう精一杯。お山に登るなんて、私には無理です。5人くらいで行って、アンテナを共用することにして部品を分けて持って行くならできそうですが…。

で、ちらほら写真でお見かけするのが、ワイヤーアンテナ。といっても、単なるダイポール? ちょっと謎ですが、それならポケットダイポールの方がずっと便利そうです。けれど、運用周波数が問題。ポケットダイポールは 6m なので、人の少ない時間運用するとなると、出力が必要だったりして、FT-817 の 5W とポケットダイポールでは、山頂でもない限り誰も拾ってくれなかったりしがちです。

そうなると…皆様運用されてるのは、やっぱり HF なのでしょうか。私はまだまだ 6m でお勉強中であり、HF なんてとてもとても…なのですが、軽量でお手軽な展開撤収ができる環境となると、ワイヤーアンテナで何とかなる HF がいいのかもしれません。でも、暗黙の了解とか、気をつけないと行けないことなどが全く暗中模索で不安です…。

もちろん、HF をやっていないので今は免許が下りていませんので、もしするとなったら、これから申請するわけですが、周波数帯は…7M はなんだか周波数占有していたりマナーの悪い人が多いというウワサだし、低出力だと更新できないというウワサまであります。それ以外の周波数は「謎」です。

無線機は FT-817 をもっていく(というかそれ以外選択肢ない) わけで、これにバッテリとポール、ワイヤーです。ポールも釣り竿ですむし、ワイヤーは…たぶんw軽いでしょうから、無線設備としては軽量にできそうです。でも…ワイヤーアンテナは、普通に売ってるのかな? サガ電子さんとかが出してそうです。

というわけで調べてみたら「マルチバンド逆 V ダイポールワイヤーアンテナ」 というのがいました。マルチバンドは要らないのですが、マルチしかないみたいです。一番安い 7/21MHz 用でも、長さ 13m! 重さは 1kg です。思ったより重いですが、考えてみれば波長が長いのでケーブルも長くなり、当然…しかもこれ、地上高を高くとる必要がありそうで「釣り竿で」 というわけにいかない気がしてきました。

釣り竿で、というのは移動されてる方の画像を見て、なんだかひょろひょろとした電線が釣り竿に架かってるだけなイメージがあり、あまり釣り竿に負荷がかかって居なさそうでした。なので、釣り竿の固定もあまりしっかりしなくてもできそうなイメージでしたが、これだと、しっかり固定しないとダメに見えます。…そもそも、しっかりはもちろん、簡単に固定するとしても、一体どこに固定するんでしょう? 山の中に、テントを張れそうな場所に丁度良く固定できそうなフェンスや杭が刺さってるとは思えません。

ふと見つけたのが、これ「1/2λ "ツェップ型ワイヤーアンテナ"」。ちゃんと 7MHz モノバンドがあります。しかも 「G.P. やダイポールに比べ、電波伝搬特性が優れていると定評があります」 だそうです。どういう風に優れているのか謎ですが、とりあえず良さそうな雰囲気。

…けど、全長20m! 釣り竿の長さが高さ 4m として、底辺、つまり釣り竿の位置からアンテナが地面に到達するまでのスロープがある位置は 19.5959m。う~ん。場所占有しすぎw 重さは 0.6kg と、逆 V 型ダイポールに比べてだいぶ軽くなるのですが、お値段は、22,800JPY とおよそ、倍。しかも、設営はかなり大変そうです。

幸い、逆 V アンテナと違い同軸ケーブルは釣り竿の上になくても良いので、釣り竿の先端にツェップ型アンテナの先端をくくりつけて、よいしょ、と釣り竿を起こし、自分の近くに同軸接合部を持ってくれば楽そうですが…う~ん、私の力で 20m 近くあるケーブルをしょった釣り竿を垂直に起こせるのかしら。しかも、それの固定方法は…(^^;

ちなみに、短縮型もあって、こちらはお値段変わらず。長さは半分の 10m になりますが、重さは何故か増加するようです。10m くらいになってくれれば少し楽になる気がしますが、長さが半分になる分、性能は半分以下になりそうな、短縮型にはそんなネガティブなイメージがあります(== やっぱりフルサイズかな…(←無理?)

と、ちょっと検討してみましたが、なかなか簡単にはいかないようです。向きを気にしたり強度に気を配ったり、万一倒れたら壊れちゃう HB9CV を使うよりはいい気がしますが、思っていたより、ワイヤーアンテナでも 「お手軽簡単運用」 とはいかないようです。しかも、よく見てみると…調整が簡単です。…調整がいるんでしょうか(^^; なかなか乗り越えなければいけない壁が多そうです。

それにしても、サガ電子さん。ウェブサイトの商品ページ、印刷したカタログをスキャンした JPEG を貼り付けてるだけというのはちょっと悲しいです。かなり見にくいし、文字のコピペもできない。もうちょっとなんとかしてほしいものです(^^;

なんにしても、山あるきをして、夜ちょっと無線にでるという、山あるきの方が中心になる行動をする場合には、こういう設備を検討しないといけないのかもしれません。ちなみに、富士山に行ったときは VX-7 を持って行きました(当時は ID-92 がなく、ID-91 は使いにくくて×) が、富士山は標高があり開けているので V/U のハンディホイップでも全く問題なかったのですが、普通のお山の場合はなかなか厳しそうです。

でも、よくよく考えてみると、テント泊のある山あるきで FT-817 って結構な重量とスペース増加になっちゃう気がしますね。釣り竿みたいな長物をどうやって収納するのかも微妙。電車で移動する街中とは違い、しっかりパッキングしないといけないので難しそうです。…なんて言っていますが、もうお山のシーズンは去ってしまい、来年のお話になりそうですがw

結局 V/U ハンディくらいしか無理かなぁ。交信相手が居なかったらラジオ代わりになるし…(TT

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あんて~な」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
市販のワイヤーアンテナは長期設置に対応した頑丈なワイヤーを使っているので、とても重いものばかりです。実際に移動で使われている人は殆ど居ないと思います。自作のワイヤーならACコードを裂いて作ったり出来ますからもっと軽いのが出来ます。ワイヤー系は皆さんほぼ自作ですね。バラン無しでもなんとか使えます。
そういえばポケットダイポールにロッドアンテナの代わりにワイヤー付ければHFのダイポールになりますね。約10mのACコードを左右に付ければ7MHzに出れます。SWRを追い込むためにはカットアンドトライで調整が必要です。これはフルサイズのDPですからとても性能が良く(6mではたいしたことありませんが、7MHzでは強力な武器になります)国内QSOならFT817でも十分太刀打ち出来ます。
7MHz帯なら約45度の角度で空からたくさん電波が降ってきますから低地でもたくさん交信することが出来ます。
意外と簡単なんです。是非お試しください。

投稿: JO1KVS | 2008年9月25日 (木) 23時44分

ワイヤーアンテナに限らず、移動運用に、と書かれている物ですら、結構しっかりした作りで運用時組み立て工程が多かったりするんですよね~。クレーム対策なのかもしれませんが、本当に移動運用「専用」に設計して、計量&組み立て工程簡略化した物を発売してほしいものです。

さて、ワイヤー自作の件ですが、ポケットダイポールを流用できるのですね。そういえば、最近のポケットダイポールにはネジ部にワイヤーをつけるための金具が付属してるようです。私のには旧型なのでないですね(TT

カットアンドトライが必要というのがちょっときびしいです。ある程度の大きさがあるので SWR 計や工具を持ってお山に行くのはなかなかむずかしい気がします。事前に都内の公園とかで一度調整してしまえば大丈夫かな? 環境によって大きく変動するので毎回必要なようであればなかなか難しそうです。

AC コードに金具を圧着してすれば半田付けをしないで済みそうなので私にも作れそうですね。機会を見て、移動運用のついでに調整にも挑戦してみたいと思います。

ツェップ型の良さそうなところは、重い同軸接続部分を釣り竿の上に持ってこなくても済むところです。釣り竿はかなりしなるので、ポケットダイポールを上にさすと結構曲がってたりします。

投稿: JO3KPS | 2008年9月28日 (日) 08時46分

ポケットダイポールの流用が手っ取り早そうですね。重くなりますが6mのロッドアンテナも外す必要はありません。そのまま使えば2バンドアンテナになります。ACコードの先端も圧着端子を付けてロッドアンテナと共に締め込んでしまえばOKです。もっと細い電線でも全然OKなので、軽くする場合は細い電線を買いましょう。給電部はケーブルフィッシャーで4~5m上げられれば十分いけます。釣竿ではさすがに厳しいですね。
長さについては長め(11m弱)のワイヤーを付けて、だいたい6.5MHzくらいに合っているアンテナを徐々に切り詰めて7MHz帯で最良になるようにするのですが、概ね10m弱くらいのところで落ち着くはずです。
ワイヤーの先には絶縁体の細いロープを付けて、電線の先端がなるべく高い位置を維持します。
再現性については、高ささえ同じならだいたいいけますが、やはりその都度変わります。SWRが2以下ならそのまま使ってしまっていいと思います。たいていの場合一度長さが決まってしまえばだいたい使える範囲で収まります。
このあたりのカットアンドトライは市販品でも同じ作業が待っています。避けて通れませんがただ2本の電線を同じ長さずつ切っていくだけなので是非やってみてください。
SSB中心なら7.050あたりが最良になるようにすれば完成です。
SWR計は817の表示より、外部のメーターがあったほうが良いでしょう。今どこに合っているのか調べるのにはアンテナアナライザがあるとベストですが、ノイズブリッジという道具を駆使する方法もあります。
是非公園などで挑戦してみてください。

投稿: JO1KVS | 2008年9月29日 (月) 00時40分

いろいろ御指南ありがとうございます_(._.)_

釣り竿は厳しいですか~。カーボンフィッシャは HB9CV を上げられるくらい丈夫なのですが、なにぶんにも重いんですよね。山登りでこの重さは、山やさんからすると起こられちゃう気がします(^^; それとも、山岳移動の方でもこれくらいは頑張る物なのでしょうか。

とりあえず、市販品でもカットアンドトライが必要で、自作は電線が適当ですむなら、適当にエナメル線でも買ってきて作ってみようと思います。

ツェップ型はどうでしょう? 電線だけがポール部に架かる感じなので負荷が少なく、釣り竿でも行けそうなのですが…。市販品しかないので、重さは同じになるかも知れませんけど。

本物のSWR計は思いし大きいので本番で持って行くのは、特に先述のカーボンフィッシャと合わせると厳しいですね。アンテナアナライザはBR-510Aというのを持ってます。全然使ってませんが(^^;

公園でトライしてみたいですが…駐車場があって、合計20mの幅を邪魔されずにとれる場所は…心当たりないですね~。本格移動運用と同じように、箱根とかいかないとダメかもしれませんね。

投稿: JO3KPS | 2008年9月30日 (火) 10時59分

最初のトライは車で移動運用するようなところでしっかりとしたマストを立てて、一度調整を兼ねて実験するといいと思います。
BR-510A!! 持っているんですか!
そ、それこそ自作DPの調整のためにあるような素晴らしい機器です。使わなきゃ~。
それで一度長さが決まればOKです。
給電点にポケットダイポールを使わず、同軸ケーブルにワイヤー直付けならもっと軽く出来ますから、釣竿でもギリギリいけるかもしれません。先端の細いところは厳しいですが・・・。
ちなみにエナメル線は折り癖がつくので細い電線の方が使いやすいです。
ツェップアンテナは市販品の物はワイヤーが頑丈でそれがすでに重いのと、給電点のマッチングセクションが重いことが多いのでイマイチなんです。自作品を分けてくれる方が居ます。これは軽そうですので一度こちらのサイトを見てみてください。
http://www.geocities.jp/sei0533/sakuhin.html
ダイポールを作ることがアマチュア無線のアンテナの原点なので、まずはダイポール(逆V)を作ってみるのがFBですね。
頑張りましょう。
(相模川は広い河原に車で降りられるところが多いのでお勧めです)

投稿: JO1KVS | 2008年10月 1日 (水) 00時54分

テント泊+IC703+バッテリで今秋担ぎあげてみました(唐松岳)

まぁ、なんとかなるもんだと思いましたが、6m屋なのでもっと軽い設備でよかったですが・・・。
つりざおは、リュックに縛りつければなんとかなりますよ。

投稿: kkz | 2008年11月 3日 (月) 00時32分

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