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2008年8月 8日 (金)

位置情報システム (APRS) 停波中

位置情報システムのうち、アナログ側の i-gate (APRS) を停波しています。停波といっても、元々 listen しかしていなかったので、電波は一切出していませんというか、免許上アナログの位置情報で使われている 2m は電波を出せないので出ていません。

これは、知人がこの前のコンテストで移動運用をしてる時に位置情報を利用してる方とアイボールをして、話題として、私の運用しているアナログ i-GATE の状態はあまりよくないというお話をされた所から来ています。よくわかりませんが、運用上好ましくない点があるのならとりあえず停波です。

内容としては、どうやらアナログの位置情報システムでは、メッセージをお互いに送りあえる機能があり、このメッセージのやりとりに問題が出る可能性があるらしいとの事です。デジタルしか使ったことがないのでイマイチメッセージが何かはわかりませんが、ショートメッセージ(アルファベッドだけ)をお互いに送りあえるそうです。

どういう問題かというと、この、メッセージが送られるアルゴリズムにあるようです。メッセージは、携帯電話と同じように、移動局は最期に位置登録をした所に存在すると見なされて、基本的にはその位置登録をした所から、メッセージが送信されるようになってるようです。つまり、送信も受信もできる I-GATE 局が移動局の位置登録情報を受信して登録したのであれば、その局当てのメッセージがどこかから来た場合、その I-GATE 局から、移動局に向けてメッセージが飛びます。

基本的に、移動局から位置登録のための電波が I-GATE に届いているわけですから、I-GATE から移動局には原則、届くはずです。その登録に使った I-GATE からだけ送れば充分なわけですね。全国の I-GATE から一斉に送信するような無駄なことをしなくて済むわけです。考えてみれば、当り前の機能ですね。

ところが、私の所は、受信だけしていて送信はしていません。そうなると、位置登録は私の所から行なわれているので、私の所にその局当てのメッセージが届いてしまいます。けれど、私の所は受信しかできないので、送信メッセージが異界送り(行方不明になってしまうこと)になってしまいます。

結果、ショートメッセージが届かないという事態が発生します。たまたま違う所から I-GATE に位置登録された場合は、そこに届くでしょうが、次私の所で登録された時に、また異界送りになってしまいます。移動局からしたら、メッセージが届いたり届かなかったりして結構面倒ですね。この辺も、一定のエリアからは一定の I-GATE に登録された方が良いというのもあるかも知れません。

そんなわけで、仮設など特定な場合を除いて受信専門の I-GATE は立てない方が良いような話だったそうです。その方のところで中継された物が、よく私の I-GATE を通して登録されるらしく、その結果メッセージが行方不明になりがちらしいです。室内においたハンディとホイップアンテナだけの簡易な受信環境なのですが、どういうわけかその中継局と相性が良いみたいで70キロ以上あるのに結構届いてしまうようです。

そもそも I-GATE を立てたのは、知人が位置登録をするのになかなか登録されないので、I-GATE を立てて登録できるようにして欲しいと言われたからです。いわゆる 「不感地帯」 になってしまってる所をカバーしてるわけです。アナログ(IC-T90・音声端子接続) とデジタル(ID-92・シリアルポート接続) を両方、それぞれ 1  台ずつハンディをつなげて運用しています。

これで、近隣がデジタルもアナログもある程度カバーされるのですが、アナログに関しては特定の方向には予想外に届いてしまってるようです。近隣だけであれば、異界送りになるメッセージもない上に、知人もメッセージの送り方も、それが何かも知らないのでメッセージ機能は使っていませんから、問題なさそうです。デジタルに関しては、思ったより範囲が狭い上に、ショートメッセージの機能がないのでそういった問題も発生していません。なので、アナログの方だけ停止させましたが、これによって近隣を移動してる知人のアナログ位置情報がカバーできなくなり、ちょっと悲しいです。

それなら、送信もすればいいじゃない? と思われるかもしれませんが、ちょっと難しいのです。理由は二つあり、一つは 2m を運用するつもりはなかったので、2m の免許は受けていないからです。そのため、法律的に今のところ受信はできても送信が出来ません。

もう一つは、送信を行なうには、無線機の PTT を ON にする必要があるのですが、この PTT を制御するには特別な配線を自作しないといけません。受信するのは単に無線機のイヤフォン・スピーカ端子と PC の LINE-IN を、一般的なオーディオケーブルでつなぐだけなので可能ですが、送信は制御回路を作成しないといけないわけで、例によってハードウェアの自作はダメな人なので、送信したくても、送信する回路がない以上送信できないのです。

前者の法律的なことは、単に、電波りようこちゃんにお願いしてネットから申請するだけで簡単に解決できますが、後者は解決不能です。市販品で出ていれば秋葉原にでも行って買ってくるのですが、自作するとなるとまず無理。送信は諦めることになります。また、アナログの I-GATE ソフトはイマイチ設定がわかりにくい上、送信をする場合には設定にくれぐれも注意するようにという警告がしつこく出てくるので、なんだか怖くて送信の設定が出来ません。

というわけで、アナログを停波してしまっています。ネットを見ると 「受信だけでもいいからどんどん設置して、カバーエリアを増やしましょう」 とか 「協力してくれる方大歓迎」 みたいなことが書いてあり、私は良いことをしてると思っていたのですが、どうやらそうではなかったようで残念です。元々知人のために、というのが発端ではありますが、不感地帯を少しでも減らしていろいろな人に私の I-GATE から確実な位置情報を登録して貰って、役に立てればこれはとても嬉しいことだと思ったのですが…。

アマチュア無線に限りませんが 「気軽に位置情報システムを始めてみよう!」「まずはこんな簡単な設備から」「まずは受信だけでも」 なんて書いてありますが、実際気軽に始めてみると、全然気軽ではないようです。門戸は大きく開いてると見せかけて、油断して入ってくると、色々ある、という事でしょうか…。

やっぱり、私はデジタルの方を頑張った方が良さそうですね。よければ 2m の免許も申請しようかと思ってたのですが(TT

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