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2008年7月13日 (日)

UAT is over

Dscf2790_r 調達した新装備について、今日、昨日と UAT を行ないました。私自身は少しお仕事が入る関係でずっと居る事ができないので、知人に協力して貰いました。お仕事の合間を縫って私も半分くらいの時間はいました。というわけで、知人からのレポートも含めて総合的に結果をまとめてみようと思います。

まず、各グッズから。

1. ムーンライトテント 7型
設営は楽。一人でも問題ないようです。マニュアルを持参しなくてもある程度の流れを覚えていればあとは簡単ですね。コツとかうまくいかない場所、いわゆるスタック要因は見つかりません。適当にやっているとテントの形になります。ただ、フライをかぶせる所は身長がないと少し時間がかかるかもしれません。設営時間15分程度。
…が、組み立て上がってみると、思ったより小さい! 9型の方がよかったかもしれません。知人も私も中で立てません。9型なら中で立てるし余裕がある感じですね。
撤収は展開よりも大変。時間は30分くらいかかりました。これは、展開がただ広げるだけなのに対して、撤収はたたむ必要があり、バッグに入れないといけないので結構大変です。もちろん、買った時よりバッグがぱんぱんで、ギリギリに入ったのはいうまでもありません(^^; もちろん、技術的な意味合いで難しい事はありませんが、たたみ方は一切書かれていないので、上手にたたむ方法がわからず、ゴロゴロになっちゃいます。

2. ムーンライトテント専用グラウンドシート
思ったより薄い銀色のシート。サイズぴったりです。このサイズぴったりは雨の日などにはかなり重要です。単に敷くだけなので簡単ですが、マニュアルに 「このシートを広げて、その上に組み立てたテントを」 と書いてありますが、テントを持ち上げてぽんと載せられる大きさじゃないので、実際にはこの上にて建立する事になります。

3. コールマンファミリーテーブルセット
テーブル本体(兼ケース)、長椅子2個、スツール(布折りたたみ椅子)2個。一人~二人で使うには充分です。大きさは思ったより大きく重いです。組み立ては簡単。テント内で使う場合、足がテントの床面を傷つけると行けないので、ダンボールの切れ端などを敷いて保護する必要があります。これを置くと、テントの中が、人が二人ギリギリ寝れる程度の大きさに変化します。テーブル本体とスツールを無線デスクとして割り当て、長椅子1個は屋外のテーブル、1個は室内の物を置く場所として使い、スツール1個は、私が居る時の私の座る場所となりました。

4. 保冷庫
発電機があるからこそ使える便利道具。普通のキャンプでは持って行かないでしょうw この辺が移動運用とキャンプの大きな違い。キャンプは日常生活と離れた生活を味わうので、文明の利器を持参する事は嫌われます。なので、発電機すらないのが基本。しかし、移動運用はキャンプはあくまで手段・道具。発電機を持ち込みますし、それを利用してなるべく不自由ないようにします。
これが思ったより性能が良く、後述する地獄の蒸し風呂状態でも冷えた珈琲やお茶を提供してくれる優れものでした。庫内も 2L の PET ボトルを2本収容できますし、今回は飲み物以外にも食材を保冷して腐敗しないようにするのに活躍しました。重さも軽いですし、車内 12V でも AC100V でも使えるので、移動中も現地でも両方使えて良い物です。

5. ファミリーバッグ(寝袋)
日中かなりの暑さだったので、これは使わないかもね、と知人と話しをしていたのですが、夕方過ぎから気温がどんどん下がり、半袖 T と膝上キュロットではちょっと肌寒いくらいになりました。丁度良い感じです。寝心地は普通。収納時でもかさばる事を除けば、よいものです。しまう時、上手に丸めるのは普通の寝袋より大変です。

6. コンフォートシステムパッドと枕
システムパッドは最初使う時はなかなかふくらまない感じですが、放置しておいたら良い状態になっていました。次回以降は、栓を開けるだけで自動的にふくらむはずです。枕は普通に空気を吹き込みます。パッドは薄いのでこれで役に立つかと疑問に思いますが、寝てみて少しパッドから外れてみると、テント床面を通して地面の石ころなんかが如実に感じられるので活躍してくれてるのがわかります。
収納する時、きっちり丸めるのがなかなか手間ですが、慣れれば問題なさそうです。買った時と同じ状態までしっかりつぶさなくてもちゃんとスタッフバッグに入るので、ありがちな 「一度出したらなかなか元通り収納できない」 なんていう事もありません。

<総合面>
標高 1,000m、お山の上で快適なお泊まり。そういう想定でした。まだ梅雨も明けていませんし、本格的な夏でもなく、下界でも 「そろそろエアコンかな?」 という感じです。お山の上なので、日中日差しで多少暑くなるものの、耐えられない事はないはず、ましてや、まだ 7 月だし、と思っていました。そのため、暑さに関する心配はあまりしていません。

ところが、実際はかなりの猛暑。当初はこのテントはとても暑いのかしら、と思ったのですが、実際には下界も含めて記録的な暑さ。ニュースサイトを見てみると、都内の某プールで遊ぶ家族連れの写真を添えて、かなりの暑さであるという記事があり、また、熱中症で倒れた人が救急搬送されたという記事もある、そんな日だったのです。

こちらはどうだったのかというと、テントの中は相当な暑さ。私はそれほど長時間いませんでしたが、ずっといる知人は汗だくで、サウナのようでした。冷蔵庫の中の冷たいお茶を飲み、扇風機を回して暑さをなんとかしようとしますが、お茶は冷たくて快適なものの、扇風機はなんと、熱風が発生。まるで、ファンヒーターから吹き出す風を浴びているようです。これじゃ、回した方が不快で、止める羽目になりました。

気温自体は確かに高かったですが、お外の気温はテントの中ほどではありません。お外で直射日光を浴びて暑い思いをするよりはマシですが、テントの中は通気と発熱の問題で暑くなります。これはテントの性能の問題ではなく、既にそういう気温だという事です。テンントの窓類は出入り口を含めて全て網になっていて、これ以上通気性を上げる事は出来ません。

びっくりしたのは、テントの中の物がほとんど全て、自然発熱してる事です。大抵、金属部品やプラスチックのケースなど、さわってみるとひんやりと冷たいか、もしくは普通の感じのはずです。ところが、ここでは、どれもこれもが発熱状態。電源が全く入っていない無線機ですらさわると 50W で連続送信した時のような熱さ。そもそも、載せてあるテーブル自体が結構熱くなってます。テントの中で日陰、という意識になっていますが、どれもこれも、まるでお外に起きっぱなしにして日にさらされたみたいな状態。実際には確かにテント内は可視光線は結構軽減されていますが、赤外線はそのまま通過して物に当たり、屋外に置いてあるのと同じように発熱してる感じです。

これにより、テーブルの上に置いてあるノートパソコンは、それ自体の発熱、太陽光による発熱、そして、テーブル自体が発熱してるので、それにあぶられるように発熱していて、壊れそうでとても不安でした。とりあえず、これは何らかの対策を取る必要がありそうです。

結論を言うと、結構厳しい、と言わざるを得ません。うちらは一応それほど歳でもありませんし、体の代謝に問題を抱えている事もなく、普通の人と比べて特に弱い事はありません。しかし、ちょっとでも体力が低い人や、調子が悪い時、また、うっかり水分や体の冷却を怠った時には、熱中症・脱水状態になる可能性が充分あり、そういう意味では危険です。事故が起ったとしても不思議ではありません。ただ、だからといってこれはダメね、と諦めるほどでもありません。辛いのを我慢して、きちんと気をつければ運用は可能です。

今回は、ある程度早い時間に到着・展開しているので、比較的涼しい時間に設営が完了してると言えますがそれでも結構汗をかく感じです。夜は気温が普通に下がるものの寒い事はなく、買ったファミリーバッグで寝て丁度良いくらいの快適な気温でした。でもそれは夜だけのお話。二日目、私は早朝に職場に行ってしまったのですが、知人はそのまま寝ていて、8 時過ぎに気温がどんどん上昇してきて目が覚めたそうです。

また、展開・撤収の時間が大幅に伸びたのも懸念事項です。素早くやってもそれぞれ 2 時間ずつ、計 4 時間かかります。真夏の日の長い時はよいと思いますが、秋冬を考えると15時撤収開始で日没ギリギリです。車への搬送・積み込みも加えて考えてみると、ここまで手間をかけて快適な運用スペースと寝場所を確保する必要があるか?というとそれはそれでちょっと気になる所です。

次回以降は、解決策を探ってみようと思います。

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コメント

ウーン、テントの上にタープで日陰を作る、っていうのはどうでしょう。
または日中は別に設置したスクリーンタープ、冷えてきたらテント。
タープではテーブルで、テントではちゃぶ台くらいの高さのミニテーブルで。

テントの上に濡れた薄い布などを置いて、乾くたびに霧吹きなどで水をかけると冷えることは冷えますが・・・。

ますますベースが巨大化して、すっかりファミリーオートキャンプ状態になりそうです・・・。

難しいですね。

投稿: JO1KVS | 2008年7月16日 (水) 21時15分

何かこだわりがあってテント利用が前提みたいですが、車だってレンタカーって手もあるし。最近は車中泊についての本も出てるよ

投稿: ダルコナ | 2008年7月17日 (木) 23時14分

>JO1KVS さん
ありがとうございます。でも、テントの上のタープも、移動の事を書いてるウェブサイトで拝見したのですが、今回の設営・撤収時間の実績を考えるとこれ以上の時間は厳しいですね~。積載能力的にも…。

>ダルコナ さん
う~ん。むしろ、テント泊は極力避けてきた方なんですよ~。移動をし始めた頃から、テントとバーベキューで楽しそうにされている方が多いのを知っていましたが、あれは私には縁がないと思っていました。設営の手間や時間が、少なくとも一人では相当浪費するでしょうし、運用する前に疲れちゃいそうです。でも、クーペorセダンの室内の狭さを考えると、少なくとも夏期はもう限界だと思いました。

レンタカーは、私は生理的に他人の使っている物は苦手な人なので、日中座ってるだけなら良いですが、寝るっていうことはできなさそうです。日本のレンタカーは新車に近く、綺麗ではあるんですけど…。

あとは、早朝レンタカーのステーション(?)に行って借りて持ってきて、それを…マンションの駐車場の中には入れられないので、どこで積み込もう…と実質的に厳しくなります。あまり手間のかかる事をしてしまうと、今度は面倒になって移動運用自体行かなくなりそうなので厳しいです。それに、ワンボックスとなると効果ですし、何よりも運転しなれてない車は事故の元です(基本、友達の車の運転を代わったりしない人です)。

車中泊の本は、実は今年の春くらいに 「これは移動運用に使える!」 と思って既に2冊買っています…。サーフィンやってるお姉さんがワンボックスの中で広々寝てるのを見て、大きい車がとても欲しくなりました…が、やっぱり余裕のある車、最低限、セダンでもフラットに近くなる車じゃないと快適な車中泊は無理ですね。フラットにするグッズを駆使する手もありましたが、車中泊が目的ではないので、そのためのグッズを満載するわけにも行きません。

私の車はクーペの上に、座席の左右が出っ張っていて体を補佐するようになってるので拘束された状態で寝る事になり結構苦しいです(@@ また、寝るために機材を片付けないといけないので疲れ切ってから寝るようなパターンでは結構辛いです。

そうなると、もう諦めて、外部にテントを作るしかない、となって、今年の試行にこぎついた、という感じです。

投稿: JO3KPS | 2008年7月18日 (金) 10時39分

これも屋根にしっかりとしたキャリアがつけられる場合に限るのですが、車の上にテントを張るやつが売られています。床付です。寝泊りも屋根の上。利点は、下から雨が来ないことです。世の中いろいろあるもんですね。

なにはともあれこれだけ揃いましたし、快適な移動運用、実現させてください。

投稿: JO1KVS | 2008年7月18日 (金) 22時46分

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