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2008年6月26日 (木)

金剛山徒歩移動

Dscf0779_r 株主総会のためだけに大阪に来たのですが、株主総会が思ったよりかなり早く終了しちゃったので、この後どうしよう…と一瞬躊躇したのですが、頭にすぐ浮かんだのが 「そうだ! 金剛山に行こう」 です。前回、スタンプカードを忘れて押して貰えなかった登山記録。今回はちゃんと持ってきたので、押して貰わないと行けません。
もう 4 度目なのですっかり行き方も慣れていますが、さすがに加美からの行き方はわかりません。W-ZERO3 で Google トランジットを使って確認すると、新今宮というところまで行き、そこでいつもの南海という電車に乗れるそうです。それにしても 「関西本線」 なんてどこにも書いてないんですよね… JR の案内図に。こまります。

新今宮で乗り換えると、扉が一枚の変ったタイプの電車が来ました。区間急行とかいう種別だったので途中から各駅でした。河内長野に着くと南海バスの一日乗車券を買います。河内長野市内と、全線の二種類があるので、全線のを買います。1000円。ロープウェイ前駅までは片道 520円なので、これを買うと 往復で40円だけですが、お得になります(^^; 小銭を用意したりする手間を考えると、これが便利でお薦めです。ただし、登山中になくしちゃうタイプのうっかりさんはやめておいた方がいいかもしれませんね。

Dscf0780_r_2 金剛山ロープウェイ前のバス停に到着し、ロープウェイ乗り場を目指します。すると…途中にショックな看板が。「メンテのために運休中」 という趣旨の看板が立てられてました。ひどい…。今日と明日は点検のために、動いてないそうです。せっかくここまで来たのに、無駄骨です。せめてバスの中やバス乗り場に目立つように掲示しておいて欲しい物です(TT

ここで知人は 「しょうがないね、帰ろうか」 といい、私もとてもガッカリして帰ろうかと思ったのですが、先ほど乗ってきたバスの運転手さんがまだ出発を待ってます。本数が少ないので10分程度ずっと止まってる感じです。つまり、また同じバスで帰ることになるわけですが、なんだかそれはそれでとても恥ずかしい(^^; う~ん。

そして少し考えて決定しました。「では、歩いて登りましょうか~」。知人は私がそう言った時に冗談だと思ったらしく 「はい、じゃ、待ってるから行ってらっしゃい」 なんて行ってましたが、本当に行くとわかると 「え?」 とびっくりしてました。GS にいた私とは違い普通の生活をしていた人なのであまりそういう発想には慣れてないのです。もっとも、かくいう私もすっかり軟弱になってますが。

看板を見て、ルートを確認します。山登りとは言いますが、このバス停から行く登山道は、人が歩く道というよりは、山頂まで売店や神社などの関係者の車や物資を運ぶための 「道路」 で幅もかなりあり整地されています。そのため、いわゆる本当の登山ではなくハイキングの部類です。

金剛山は、それなりに高さのある山ですが、とても整備が行き届いていて、ロープウェイを降りたあとは少し広場があるだけの荒涼としてる他の場所とは違い、そこから山頂を目指す道、トイレ、売店、ベンチなどがきちんとしていて安心して出かけられる場所です。今回はバスの終点からロープウェイを使わず自力で登るわけですが、この道も8割近くが舗装されているという状態です。もっとも、本当に自分の足で登る事を目的としてやってきたほとんどの人は、本登山道がもう少し手前のバス停にあるので、そこから登る事になります。

今回のうちらの格好は、どう見ても山登りの格好ではありません。もっとも、普段からおしゃれをしたりヒールを履いたりしない私なので、スニーカーに襟付きの半袖シャツとジーンズ、バックパックという山に登れそうなハイキングスタイルです。それほど違和感がありませんが、唯一、株主総会でもらった紙袋が「下界」を感じさせます(^^; 片手がふさがるので本当はよくありません。整備された車道を登る今回だからこそ大目に見れる所でしょう。

さて、気合いを入れて登り始めますが…地図で見るよりずっときついです。坂もかなり急坂ですし、ゆっくり歩く、登山ペースじゃないとすぐにばててしまいます。ここを走って登る人もいますが、そういう人は比較的日常的にここに来ている人だったり、事前に体力作りなどの準備をしてる人です。いくらうちらがある程度若くても、慣れてたりきちんと準備をした中高年には勝てません。へとへとです。

しかも、二人とも LaptopPC や AC アダプタを持っています。その上、私より山あるきになれていない知人は、ID-92 で位置情報を登録するのにそれをバックパックにつけてるわけですが、普通に本体+ GPS マイクではなくなにやらアナログの方式(?)か何かでするために付加装置をつけています。その付加装置の電源と ID-92 自体の長時間駆動のための電源を兼ねたシールドバッテリをバックパックの中に入れているので、とても重いのです。

Dscf0781_r持つのを代わってあげたいのですが、無線機自体は知人の免許ですので、私が背負ってしまうと法的に問題がある気がします。普段は無線機自体は位置情報を自動送出していて知人が操作してるわけじゃないので、私が背負っても私は無線機に手を触れませんが、私が背負っている=事実上私が操作してる事と見なされかねませんし、なにしろ予想外の山あるきのため、事前に調べておらず、確かな事が言えません。そのため、問題がある可能性がある以上、私が持ってあげる事はやめておく事にします。

途中に 「おたすけ水」 という所があったのでそこで小休止しますが、それでもまだまだ先は長いです。休憩しようにも座れる場所はそれほど多くないので、立って少し休憩をするくらいで他は頑張って登るしかありません。汗もかくし服は濡れるしで、途中軽く後悔したのはないしょです。わかってれば、汗を吸い取って発散させやすい服装など、ある程度は考えてきたのですが…(いかにもな登山スタイルじゃなく普段着でもそれっぽい物が結構あります)。

心臓はかなり早打ちし、呼吸も深くなり、へとへとで山を登ります。長い長い時間が過ぎて…やっと、展望台へと続く道と合流しました。これは、いつも私がロープウェイで来た時には通らない、二つある山頂からロープウェイへと向かう別ルートの一つです。つまり、ロープウェイで登らないといけなかった分だけは、何とか登ってきた事を意味します。ロープウェイで来れば、それほどきつい道のりではないので、ここで気持ちをリセットし、今から登り始めるんだと思えば、「あと一息」です。

知人の ID-92 が登ってきている足跡をちゃんとアップロード出来てるか気になりますが、PHS が入らないので足跡を見る事が出来ません。お山とはいえ木がいっぱい生えてるし、見晴らしが飛び抜けていいわけじゃないのでちょっと厳しそうです。バッテリも、昨晩の出発からずっとつけっぱなし状態なので残量も心配です。これで電池切れになったら、まさにデッドウェイトです(^^; 幸い、まだ動いてるらしいといっていました。

キャンプサイトに出たあたりから道がかなり緩やかになり、だいぶ疲労も減りました。アスレチックとロッヂみたいなのがあり、そこで一息…入れようと思ったのですがここも 「電気設備点検のため 26日は13時半で閉店します」 と書いてあります。どうやら、さっきしまったばかりのようです。今日はついてないようです(TT

というわけで、お外で座ったまま休憩をして一息入れたらまた登り始めます。先ほどまでの急坂はもうなく、そこそこの角度の斜面を登っていき、ついに、山頂付近に到着しました。「付近」 というのは、山頂は宗教施設があり、聖域とされているらしく山頂そのものには立ち入れないからです。そこからいくらか降りたあたりに売店やスタンプ場所があり、その奥には、軽い移動運用ができる見晴らしのいいベンチがあります。

まずは、真っ先にスタンプ捺印へ。今回は忘れずに持ってきた題しに、3つめのスタンプを押してもらいます。前回は 3月だったので、実に 3 ヶ月ぶり。前回来た時は、まだ雪が残っていて、滑るのを心配しながらドキドキして登ってきたのを思い出しました。凍ってる場所があり、ロープに掴まりながら行った記憶があります。それが今では、すっかり暖かくなり、しかも歩いて登ってきたのでそうとう体が火照ってます。

Dscf0787_r スタンプを押してもらい、次は、おうどんを食べる場所に行きます。ここは初めて来た時に一度おうどんを食べたのですが、前回は遅い時間に来た事もあり営業時間が終了してしまっていて、調理が不要のおにぎりだけをいただいたのでした。今回は、まだ 2時半だし大丈夫かな? と思っていって見ると…準備中…。ロープウェイがお休みで人が少ないと見込んだのか、営業してないようです。

困った事になりました。まだ昼食を食べてませんし、朝食も軽かったので、おなかがすいています。せっかく登ってきたのに…。しょんぼりです。ベンチでは、ストーブ(コンロ)を持ってきてそれでおうどんを自作してる方々が居ます。あれを下から歩いて持ってきたのでしょうか。感心です。まぁ、ID-92 とシールドバッテリの組み合わせよりは軽いでしょうがw

さて、ここで完全に 「ランチ抜き」 になるかと思いきや、知人が ICOM さんの株主総会に出てる間にコンビニで何となく査収したメロンパンがあります。これを食べる事とします。本当は移動中のバスの中ででも食べようかと思って 2 個買っておいたものですが、紙袋の中に入れておいて忘れていました。

というわけで、持ってて良かったメロンパン。メロンパンと私の常備食料であるグミと、残りわずかとなったペットボトルのお茶で質素なお昼ご飯です。ペットボトルのお茶はお山を歩いて上り下りするには心許ないのですが、乾燥してるパンを食べる事でますます消費されて不安になります。

カリカリのところともふもふの所を上手に食べ、食事が終わると、やっぱりまだおなかがすいているのはすいていますが、体が軽い方が下山も楽でしょう、途適当な合理化を済ませて、展望台へ行きます。お時計さんがあり、移動運用するには正確な時計が備え付けられているのは便利な事です。知人は早速 ID-92 の様子を確認しましたが、まだバッテリはあり、GPS も作動中という事です。これほど見晴らしが良ければ、最悪、ここでの位置情報はプロットされている事でしょう。

Dscf0790_r せっかくなので、短時間でも波を出そうとしましたが、ベンチで寝てる人がいたのでちょっと躊躇。すると、脇に今まで知らなかった小道を発見。「この上から淡路島とかが綺麗に見えます」 という趣旨の看板があり、行ってみると、そこはさらに一段上がった場所で、簡易ながらベンチがあったりして、良さそうです。視界は一方向にしか開けていませんが、その開け方は大きくなり、地上高がさらに稼げます。というわけで、そこで CQ を出す事にしました。

438.01.MHz に周波数を会わせ、DV モードで CQ を出します…。が結局誰も応答いただけませんでした。私の位置情報も、この周波数で IGATE を立ち上げてる人はいないと思うので、たぶん登録されていない事でしょう…。レピータでの運用も考えましたが、個人的には直接つながってこその無線という感覚があるので、あまり好きではないのです。というわけで、10分ほど CQ を出して、諦めて下山する事にしました。

今回はロープウェイではなくて徒歩での下山なので時間がかかりますし、暗くなってしまったら危険です。また、スコールの心配もしなければいけません。お山は日がかげってくると、木陰などが予想以上に暗くなり危険なので、早めに下山するに超した事はありません。また、バスは最終が 17時ちょっと過ぎなので、コレに間に合わなかったら 「駅まで徒歩」 という悲劇が待ってます。たぶん真夜中になっても到着しないでしょう。

というわけで、15時ちょっと前には下山開始。1局も QSO 出来なかったのは残念ですが、仕方ありません。せめて知人の ID-92 の足跡が残ってる事を祈りつつ、来た道を引き返します。私は登りより下りが苦手なので、慎重におります。下りは足に負担がかかるのと、登りでは運動した時と同じ、疲労感と息が上がるのと、体が熱くなりますが、下りは膝が痛くなり、足だけの筋肉の疲労が感じられます。体はあまり暑くなりません。そういう意味での全身的な疲労感はあまりありませんが、足だけが極度に疲弊するので、転んだり滑ったりする可能性があるので、危険です。

キャンプサイトを通り抜けて、行きに味わったあの急坂へたどり着きます。やっぱり降りるのもきつく、ゆっくり降りていきます。慎重におり低空チラですが、その横を、もう50際近いと思われるおばさんが 「走って」 降りていきました。…信じられません。やっぱり、こういう物は、慣れですね。

うちらは歩いてですら、直線で降りるのは大変です。たまに、スイッチバック式で左右に斜めに降りていきますが、これは慣れていないと足を滑らせたり、足をくじく事があるので危険です。坂の下に対して斜めになるので足のグリップが弱くなり滑りやすくなるのです。今回みたいに、登山に適した足首の固定された靴を履いてないと、足をくじく事もあります。なので、疲労は大きいですが、極力直線で降りる事にします。

そして、行きほどではない物の、途中の大きな休憩もなく、足の火照りをさます小休止だけで一気に降りてきました。バス停が見えてきた時は、本と、ほっとしました。そして、金剛山に自力で登ったと思うと、それはそれで達成感があります。独自判断で急遽山頂まで徒歩で登ったのが、怪我もトラブルも何もなく無事に下に降りてきた事が、とても嬉しかったです。

そして、水道で手を冷やしてから、バス停に向かいますが…バスはあと30分以上ありませんでした。そして、このバスは 16時44分なので、終バスの一歩手前です。むしろ、山頂でパイルになって下山が遅れていたら、バスに乗り遅れるか、焦って下山して怪我してたかどちらかも知れません。まぁ、神様の思し召しという事で、良い方に転んだ事にしておきます。

ここには、南海バスと金剛バスの二社が乗り入れていて、南海バスはうちらが利用している河内長野に、金剛バスは富田林駅に行きます。特にどちらでもいいのですが、最初に挑戦した時に河内長野を利用して、特に不便を感じなかったので、それ以来河内長野にする事にしています。そのため、南海バスしか利用できません。南海バスの方が車両がいいので、特に問題ありません(^^; 待っていると、金剛バスが来て、先に待っていたおじさんはそれに乗っていなくなってしまいましたが、うちらは南海バスを待ちます。

ぼーっとお喋りをしていると、やっと南海バスが到着。発車まで15分ほどある中、バスの中でのんびり待つ事にしました。運転手さんは新聞を読んでいます…。のんびりな感じですね。しばらくして発車時間になり、エンジンがかかって、河内長野へと行く事になりました。

そして、夜には東京に向けて出発です。今回は、予想外でしたが、自力で金剛山に登りそれなりに有意義に過ごせました。株主総会だけプラスアルファくらいだと思っていたのが、ちょっとしたイベントになった感じです。おかげで汗だくなので、漫画喫茶でシャワーを借りて、水分補給をして、休憩しました。便利な時代になったものです。

Kongosan_2 漫画喫茶で、今日の足跡を確認してみましたが、私の足跡は全くありませんでした。知人の ID-92 の足跡は、そこそこ残っていましたが、アイコムさん本社の近くは全滅です。アイコムさん自身は GPS に興味がないのか、それともアナログ(?)は嫌いなのかわかりませんが、ちょっと意外です。お山は、山頂近くがプロットされてるだけで、バス停から途中までは全く入っていませんでした。それでも、山頂付近でうろうろしてる物は結構な確率でアップされていたので、登山記録としてはそれなりに意味があるかも知れません。もっとも、途中がないので徒歩で登った証拠にはなりませんし、ペースも分析できませんが…。

なんにしても、結果論的に言えば、楽しい一日でした。

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コメント

歩いて上がるなんて、すごいなあ。
運用する気力が無くなりそうで、真似できません。

投稿: JE4SMQ | 2008年6月27日 (金) 22時40分

正直、到着したときの絶望感があまりにも大きくて…。
休みだと知っていたら、歩いて上らず中止してたと思います。
半分やけっぱち?
残念ながら、登頂して CQ 出すも、空振りでしたけど…

投稿: JO3KPS | 2008年6月28日 (土) 01時16分

健脚ですね~。
私もこれ読んで刺激受けて、近くの城山湖周辺のコースを一時間ばかり歩いてきました~。
しんどかった・・・。
頭が下がります。

投稿: JO1KVS | 2008年6月30日 (月) 00時09分

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