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2008年6月

2008年6月29日 (日)

道後温泉

Dscf0864_r 薄曇りでしたが、紫外線はそれなりに強かったようで、肌が軽く赤くなってしまいました。この前、金剛山で大失敗してるのに、また同じ過ちを繰り返すとは学習回路が揮発性メモリで構成されているようです(@@ それに加えて、湿度も高く、CQ を出す時に使っている携帯性に優れた薄型の、気温と湿度が表示できる電波時計は29度を指していました。

結構汗だくになってしまったので、そのまま温泉へと向かいます。一日乗車券300円也を松山駅から大街道に来るまでに購入してあるので、それを使って 「道後温泉」 駅まで行きます。電車はとても古い木造ですが、ちゃんと冷房がついていて素敵です。新しい電車もいいですが、こういう古い電車をそのまま利用して雰囲気があり、一方で、冷房などの装備をしっかりさせて快適に利用できるようにするのも素敵だと思います…って、観光客みたいな一時的な利用者の感想でしかありませんが。

道後温泉駅は終点で、坊ちゃん列車もありました。知人は坊ちゃん列車に乗るといっていましたが、私はこの木造の普通の電車が気に入ったので乗りませんでした。結構はげしく雨が降っているので身動きがとれず、知人と待ち合わせ、昼食を取る事にしました。すると、知人が到着する頃には雨は上がり…。

せっかくなので、お風呂前にもう一汗かこうという事で、道後公園という小さなお山に登ってきました。公園内は自然豊かですが、それでいて綺麗に整備されていて素敵です。展望台があり、先ほど行ってきたお城も見えます。ダメ元でまた CQ を出しましたが…。空振りでした(TT おまけにとうとうバッテリが尽きてしまいました。

諦めて公園を後にし、商店街でおうどんを食べて "道後温泉本館" に行きます。入り口で、個室利用の 1,500円払います。1,500円といえば、一般的な日帰り温泉の値段くらいです。それで個室利用とは素敵です。おまけに、ちゃんとお団子とお茶の提供もあるそうです。もっとも、個室だからといって波を出すわけにいかないので純粋に温泉利用です(^^;

個室にコンセントがあったので、スタッフの方に許可をもらいシールドバッテリに充電する事にしました。知人はずっと位置情報を送出して歩いてるので、バッテリがどんどん減るのです。ここで、入浴時間、限界80分の中、充電です。

Dscf0872_r 温泉をさっぱりと済ませて、お茶をいただき、充電も終了。おみやげを数点査収して、撤収です。そういえば、今回は知人が珍しく、謎の付加装置をつけず GPS マイクだけを使用しています。きいてみると、なんでもアナログの位置登録ができず(?)、仕方ないので普通のデジタルの位置登録をしてるとの事です。知人はデジタルは自動では位置登録されないのが面倒なので好きじゃないらしいです。

よく聞いてみると…松山に D-STAR のレピータがあるそうで、知人は D-STAR 経由で東京と一局交信したそうです(地元向けは空振りだったそうです)。実は、私も 438.010MHz の DV で CQ を出してなしのつぶてだった時に、レピータがあるかな、とメモリをくるくると回してみたのですが、タカマツはあったものの、その次はフクオカで、マツヤマは見つからなかったのです。デジタルでは周波数だけじゃなくてコールサインもわからないと使えないですし、使いたくても使えませんでした。

Dscf0883_r まぁ、レピータ交信はあまり好きじゃないと普段から公言してるので、バチが当たったのかもしれません(@@ 知人に会って設定を見せて貰えるようになった時には既にバッテリ切れでした。もちろん、無線機を貸して貰う事は出来ませんし、知人は位置登録をするのでバッテリを借りるわけにも行きません。残念…。せめて道後公園では一度くらい、レピータも使ってみたかったものです。

そんな感じで、結局マツヤマ移動ポータブル 5 は、成果 1 局。メインで FM で呼びかけるという荒技にて何とか、という感じなので、純粋に DV モードとしては、ゼロです。ちょっと残念です。方や、6m がどこかで大ブレイクしてるらしく、羨ましい限りです。そんなわけで、ほとんど純粋な観光旅行に終わってしまいましたが、一方局数は一局だった物の、DV モードに熱心な方といろいろお話できたので幸せでした。

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こんにちは 5 @ 松山市

Dscf0799_r東京を土曜日の夜に出発し、5 エリアへとやってきました。5 エリアといえば、前回おじゃましたのが知人が JARL 総会に行くのにつきあった、あの高知です。高知は下側ですが、松山は左上、時計で言えば10時25分くらいの位置になります。4 エリアもちょっと近そうな位置ですね。

9時前には到着し、駅前の喫茶店でのんびりと今日の計画を打ち合わせをしました。事前調査はほとんどしていなかったので行動が計画ゼロに等しいのですが、GoogleMap を見ていて、松山城がある事だけは知っていました。そんなわけで、まずおじゃましたのは、松山城です。松山城は、事前に情報をいただいていたおかげでお山である事がわかり、移動できそうだという事もわかりました。

私は特にお城に興味がある人ではありませんが、過去のお出かけの経験から、お城や城址公園がある所からは波が出せる場所が意外とあるというのがあるので、お城があれば行ってみたい、と思ってしまうのです。無線だけじゃなくて、普通に観光としても成立しますしね(^^; 高知総会ではあいにくの雨で、高知城にも桂浜にも縁がなく、観光ゼロでしたが。

というわけで、ハンディ片手に 「大街道」 まで路面電車で行き、そこから少し歩いた所にある 「ロープウェイ&リフト乗り場」 に行きます。どちらも同じ料金なので、好きな方を利用してください、みたいな感じです。矢羽根模様の袴を着たスタッフの方が対応してくれます。今日は薄曇りですが人も多く、観光担当のスタッフもみんな頑張ってる感じで元気でした。

松山城のリフトはそれほどの距離ではないですが、歩いて登るとちょっと大変そうな距離を登り無事到着。あとは石垣を見ながら少しだけ歩いて、お城へと続きます。お城の中はロープウェイチケットとセットになっている物があるのでそれを利用し、見学させてもらいました。見晴らしがかなりいいですね。いかにも「お城」という感じがして良さそうです。日本のお城の軍事的役割については別途機会があれば書きますが。

Dscf0822_r お城を出て、公園のような広場があるので、そこで少し CQ を出してみる事にしました。お城や城址って今まで何度か行った事があるのですが、大抵公園も城壁みたいな物が作られていて、見晴らしは良くないんですよね。一部展望台がある程度で。ここは、柵や壁もなく、市内が綺麗に見渡せるようになっています。良い感じです。というわけで、ベンチの一角を占拠し、管理事務所の目の前で ID-92 で CQ を出しました。

…が、結果は空振り。予告通り 438.010MHz で CQ を 30分程度頑張って出してみたのですが、全く応答がありませんでした。残念…。そこでマナー違反かも知れないですが、SSB の人の真似をして、一度だけ 430FM のメインチャンネルで 「438.010 、DV モードにて…」 なんていう CQ を出してしまいました。

すると、なんとお声がけが! びっくりしました。同じ ID-92 を使っているという同じ松山市内在住の方。結構お年を召された方でしたが、D-STAR を最近始めたという事で、メインで 「DV モードにて」 という CQ を聞いて、テレビを見るのをやめてわざわざ応答してくださったそうです。30分ちょっと、久々にラグチューをさせていただきました。

お声がけしていただいてとても嬉しかったですが、今回の問題点は二つ。一つは、メインの FM の領域で FM を使って、DV の CQ を出す事の良し悪し。SSB なんかでよくこの方法で CQ を出されている方がいますが、法的・またはマナーとしていいのかどうかが気になります。もっとも、これは私自身の運用の問題であって、SSB の CQ をメインで出されている他の方をとやかく言うつもりはありませんし、そういう行為自体は個人的には別にイヤではありません。

もう一つは、DV モードでは 「相手の局を UR に登録する」 という交信方式だと思うのですが、今回はお互いわからなかったので、最初の設定 「UR を CQCQCQ。他は NOTUSE」 のまま交信を続けてしまった事です。

Dscf0836_r 確かに口頭でコールサインは言い合い、レポート交換などをしていますが、同時に低速データ通信として含まれる内容に 「交信相手のコールサイン」 が含まれていません。口頭ベースでは論理的に交信は成立していますが、それは音声部分についてのみであって、データ部分については相手のコールサインを言わないまま交信を続けてるようなものです(そして音声も実際にはそのデータの一部に含まれるわけです)。

この状態は、人間のニホンゴな意識レベルでの交信は成立していても、空中を飛び交う電波の DV モードとしてのシステム的な交信が成立していません。デジタル通信である以上、内容のニホンゴを聞かなくても、from や to がきちんとやりとりされていないのはまずいと思います。これについての、法的な問題と、また例え法的に問題がなかったとしても、マナーや慣習としてどうなのかが気になる所です。D-STAR というとなぜかみんなレピータばっかりなのでイマイチ情報がないのが悲しいです…。

なんにしても、おかげさまで、完全な 0 局にはならずに終われました。0 局じゃせっかく入った JARL さんを使って記念 QSL カードを送る相手も居ません(@@ そんな感じで 1 時間程度は頑張るつもりで…1時間ちょっとしたら、途中で水の臭いが。あれ? と思ってると、数分後にはわずかに降り出しました。いくら ID-92 が防水とはいえ、バックパックやその中身や私自身も防水ではないので、あわてて ID-92 をバックパックに放り込んでロープェイ駅を目指したのでした。

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2008年6月26日 (木)

金剛山徒歩移動

Dscf0779_r 株主総会のためだけに大阪に来たのですが、株主総会が思ったよりかなり早く終了しちゃったので、この後どうしよう…と一瞬躊躇したのですが、頭にすぐ浮かんだのが 「そうだ! 金剛山に行こう」 です。前回、スタンプカードを忘れて押して貰えなかった登山記録。今回はちゃんと持ってきたので、押して貰わないと行けません。
もう 4 度目なのですっかり行き方も慣れていますが、さすがに加美からの行き方はわかりません。W-ZERO3 で Google トランジットを使って確認すると、新今宮というところまで行き、そこでいつもの南海という電車に乗れるそうです。それにしても 「関西本線」 なんてどこにも書いてないんですよね… JR の案内図に。こまります。

新今宮で乗り換えると、扉が一枚の変ったタイプの電車が来ました。区間急行とかいう種別だったので途中から各駅でした。河内長野に着くと南海バスの一日乗車券を買います。河内長野市内と、全線の二種類があるので、全線のを買います。1000円。ロープウェイ前駅までは片道 520円なので、これを買うと 往復で40円だけですが、お得になります(^^; 小銭を用意したりする手間を考えると、これが便利でお薦めです。ただし、登山中になくしちゃうタイプのうっかりさんはやめておいた方がいいかもしれませんね。

Dscf0780_r_2 金剛山ロープウェイ前のバス停に到着し、ロープウェイ乗り場を目指します。すると…途中にショックな看板が。「メンテのために運休中」 という趣旨の看板が立てられてました。ひどい…。今日と明日は点検のために、動いてないそうです。せっかくここまで来たのに、無駄骨です。せめてバスの中やバス乗り場に目立つように掲示しておいて欲しい物です(TT

ここで知人は 「しょうがないね、帰ろうか」 といい、私もとてもガッカリして帰ろうかと思ったのですが、先ほど乗ってきたバスの運転手さんがまだ出発を待ってます。本数が少ないので10分程度ずっと止まってる感じです。つまり、また同じバスで帰ることになるわけですが、なんだかそれはそれでとても恥ずかしい(^^; う~ん。

そして少し考えて決定しました。「では、歩いて登りましょうか~」。知人は私がそう言った時に冗談だと思ったらしく 「はい、じゃ、待ってるから行ってらっしゃい」 なんて行ってましたが、本当に行くとわかると 「え?」 とびっくりしてました。GS にいた私とは違い普通の生活をしていた人なのであまりそういう発想には慣れてないのです。もっとも、かくいう私もすっかり軟弱になってますが。

看板を見て、ルートを確認します。山登りとは言いますが、このバス停から行く登山道は、人が歩く道というよりは、山頂まで売店や神社などの関係者の車や物資を運ぶための 「道路」 で幅もかなりあり整地されています。そのため、いわゆる本当の登山ではなくハイキングの部類です。

金剛山は、それなりに高さのある山ですが、とても整備が行き届いていて、ロープウェイを降りたあとは少し広場があるだけの荒涼としてる他の場所とは違い、そこから山頂を目指す道、トイレ、売店、ベンチなどがきちんとしていて安心して出かけられる場所です。今回はバスの終点からロープウェイを使わず自力で登るわけですが、この道も8割近くが舗装されているという状態です。もっとも、本当に自分の足で登る事を目的としてやってきたほとんどの人は、本登山道がもう少し手前のバス停にあるので、そこから登る事になります。

今回のうちらの格好は、どう見ても山登りの格好ではありません。もっとも、普段からおしゃれをしたりヒールを履いたりしない私なので、スニーカーに襟付きの半袖シャツとジーンズ、バックパックという山に登れそうなハイキングスタイルです。それほど違和感がありませんが、唯一、株主総会でもらった紙袋が「下界」を感じさせます(^^; 片手がふさがるので本当はよくありません。整備された車道を登る今回だからこそ大目に見れる所でしょう。

さて、気合いを入れて登り始めますが…地図で見るよりずっときついです。坂もかなり急坂ですし、ゆっくり歩く、登山ペースじゃないとすぐにばててしまいます。ここを走って登る人もいますが、そういう人は比較的日常的にここに来ている人だったり、事前に体力作りなどの準備をしてる人です。いくらうちらがある程度若くても、慣れてたりきちんと準備をした中高年には勝てません。へとへとです。

しかも、二人とも LaptopPC や AC アダプタを持っています。その上、私より山あるきになれていない知人は、ID-92 で位置情報を登録するのにそれをバックパックにつけてるわけですが、普通に本体+ GPS マイクではなくなにやらアナログの方式(?)か何かでするために付加装置をつけています。その付加装置の電源と ID-92 自体の長時間駆動のための電源を兼ねたシールドバッテリをバックパックの中に入れているので、とても重いのです。

Dscf0781_r持つのを代わってあげたいのですが、無線機自体は知人の免許ですので、私が背負ってしまうと法的に問題がある気がします。普段は無線機自体は位置情報を自動送出していて知人が操作してるわけじゃないので、私が背負っても私は無線機に手を触れませんが、私が背負っている=事実上私が操作してる事と見なされかねませんし、なにしろ予想外の山あるきのため、事前に調べておらず、確かな事が言えません。そのため、問題がある可能性がある以上、私が持ってあげる事はやめておく事にします。

途中に 「おたすけ水」 という所があったのでそこで小休止しますが、それでもまだまだ先は長いです。休憩しようにも座れる場所はそれほど多くないので、立って少し休憩をするくらいで他は頑張って登るしかありません。汗もかくし服は濡れるしで、途中軽く後悔したのはないしょです。わかってれば、汗を吸い取って発散させやすい服装など、ある程度は考えてきたのですが…(いかにもな登山スタイルじゃなく普段着でもそれっぽい物が結構あります)。

心臓はかなり早打ちし、呼吸も深くなり、へとへとで山を登ります。長い長い時間が過ぎて…やっと、展望台へと続く道と合流しました。これは、いつも私がロープウェイで来た時には通らない、二つある山頂からロープウェイへと向かう別ルートの一つです。つまり、ロープウェイで登らないといけなかった分だけは、何とか登ってきた事を意味します。ロープウェイで来れば、それほどきつい道のりではないので、ここで気持ちをリセットし、今から登り始めるんだと思えば、「あと一息」です。

知人の ID-92 が登ってきている足跡をちゃんとアップロード出来てるか気になりますが、PHS が入らないので足跡を見る事が出来ません。お山とはいえ木がいっぱい生えてるし、見晴らしが飛び抜けていいわけじゃないのでちょっと厳しそうです。バッテリも、昨晩の出発からずっとつけっぱなし状態なので残量も心配です。これで電池切れになったら、まさにデッドウェイトです(^^; 幸い、まだ動いてるらしいといっていました。

キャンプサイトに出たあたりから道がかなり緩やかになり、だいぶ疲労も減りました。アスレチックとロッヂみたいなのがあり、そこで一息…入れようと思ったのですがここも 「電気設備点検のため 26日は13時半で閉店します」 と書いてあります。どうやら、さっきしまったばかりのようです。今日はついてないようです(TT

というわけで、お外で座ったまま休憩をして一息入れたらまた登り始めます。先ほどまでの急坂はもうなく、そこそこの角度の斜面を登っていき、ついに、山頂付近に到着しました。「付近」 というのは、山頂は宗教施設があり、聖域とされているらしく山頂そのものには立ち入れないからです。そこからいくらか降りたあたりに売店やスタンプ場所があり、その奥には、軽い移動運用ができる見晴らしのいいベンチがあります。

まずは、真っ先にスタンプ捺印へ。今回は忘れずに持ってきた題しに、3つめのスタンプを押してもらいます。前回は 3月だったので、実に 3 ヶ月ぶり。前回来た時は、まだ雪が残っていて、滑るのを心配しながらドキドキして登ってきたのを思い出しました。凍ってる場所があり、ロープに掴まりながら行った記憶があります。それが今では、すっかり暖かくなり、しかも歩いて登ってきたのでそうとう体が火照ってます。

Dscf0787_r スタンプを押してもらい、次は、おうどんを食べる場所に行きます。ここは初めて来た時に一度おうどんを食べたのですが、前回は遅い時間に来た事もあり営業時間が終了してしまっていて、調理が不要のおにぎりだけをいただいたのでした。今回は、まだ 2時半だし大丈夫かな? と思っていって見ると…準備中…。ロープウェイがお休みで人が少ないと見込んだのか、営業してないようです。

困った事になりました。まだ昼食を食べてませんし、朝食も軽かったので、おなかがすいています。せっかく登ってきたのに…。しょんぼりです。ベンチでは、ストーブ(コンロ)を持ってきてそれでおうどんを自作してる方々が居ます。あれを下から歩いて持ってきたのでしょうか。感心です。まぁ、ID-92 とシールドバッテリの組み合わせよりは軽いでしょうがw

さて、ここで完全に 「ランチ抜き」 になるかと思いきや、知人が ICOM さんの株主総会に出てる間にコンビニで何となく査収したメロンパンがあります。これを食べる事とします。本当は移動中のバスの中ででも食べようかと思って 2 個買っておいたものですが、紙袋の中に入れておいて忘れていました。

というわけで、持ってて良かったメロンパン。メロンパンと私の常備食料であるグミと、残りわずかとなったペットボトルのお茶で質素なお昼ご飯です。ペットボトルのお茶はお山を歩いて上り下りするには心許ないのですが、乾燥してるパンを食べる事でますます消費されて不安になります。

カリカリのところともふもふの所を上手に食べ、食事が終わると、やっぱりまだおなかがすいているのはすいていますが、体が軽い方が下山も楽でしょう、途適当な合理化を済ませて、展望台へ行きます。お時計さんがあり、移動運用するには正確な時計が備え付けられているのは便利な事です。知人は早速 ID-92 の様子を確認しましたが、まだバッテリはあり、GPS も作動中という事です。これほど見晴らしが良ければ、最悪、ここでの位置情報はプロットされている事でしょう。

Dscf0790_r せっかくなので、短時間でも波を出そうとしましたが、ベンチで寝てる人がいたのでちょっと躊躇。すると、脇に今まで知らなかった小道を発見。「この上から淡路島とかが綺麗に見えます」 という趣旨の看板があり、行ってみると、そこはさらに一段上がった場所で、簡易ながらベンチがあったりして、良さそうです。視界は一方向にしか開けていませんが、その開け方は大きくなり、地上高がさらに稼げます。というわけで、そこで CQ を出す事にしました。

438.01.MHz に周波数を会わせ、DV モードで CQ を出します…。が結局誰も応答いただけませんでした。私の位置情報も、この周波数で IGATE を立ち上げてる人はいないと思うので、たぶん登録されていない事でしょう…。レピータでの運用も考えましたが、個人的には直接つながってこその無線という感覚があるので、あまり好きではないのです。というわけで、10分ほど CQ を出して、諦めて下山する事にしました。

今回はロープウェイではなくて徒歩での下山なので時間がかかりますし、暗くなってしまったら危険です。また、スコールの心配もしなければいけません。お山は日がかげってくると、木陰などが予想以上に暗くなり危険なので、早めに下山するに超した事はありません。また、バスは最終が 17時ちょっと過ぎなので、コレに間に合わなかったら 「駅まで徒歩」 という悲劇が待ってます。たぶん真夜中になっても到着しないでしょう。

というわけで、15時ちょっと前には下山開始。1局も QSO 出来なかったのは残念ですが、仕方ありません。せめて知人の ID-92 の足跡が残ってる事を祈りつつ、来た道を引き返します。私は登りより下りが苦手なので、慎重におります。下りは足に負担がかかるのと、登りでは運動した時と同じ、疲労感と息が上がるのと、体が熱くなりますが、下りは膝が痛くなり、足だけの筋肉の疲労が感じられます。体はあまり暑くなりません。そういう意味での全身的な疲労感はあまりありませんが、足だけが極度に疲弊するので、転んだり滑ったりする可能性があるので、危険です。

キャンプサイトを通り抜けて、行きに味わったあの急坂へたどり着きます。やっぱり降りるのもきつく、ゆっくり降りていきます。慎重におり低空チラですが、その横を、もう50際近いと思われるおばさんが 「走って」 降りていきました。…信じられません。やっぱり、こういう物は、慣れですね。

うちらは歩いてですら、直線で降りるのは大変です。たまに、スイッチバック式で左右に斜めに降りていきますが、これは慣れていないと足を滑らせたり、足をくじく事があるので危険です。坂の下に対して斜めになるので足のグリップが弱くなり滑りやすくなるのです。今回みたいに、登山に適した足首の固定された靴を履いてないと、足をくじく事もあります。なので、疲労は大きいですが、極力直線で降りる事にします。

そして、行きほどではない物の、途中の大きな休憩もなく、足の火照りをさます小休止だけで一気に降りてきました。バス停が見えてきた時は、本と、ほっとしました。そして、金剛山に自力で登ったと思うと、それはそれで達成感があります。独自判断で急遽山頂まで徒歩で登ったのが、怪我もトラブルも何もなく無事に下に降りてきた事が、とても嬉しかったです。

そして、水道で手を冷やしてから、バス停に向かいますが…バスはあと30分以上ありませんでした。そして、このバスは 16時44分なので、終バスの一歩手前です。むしろ、山頂でパイルになって下山が遅れていたら、バスに乗り遅れるか、焦って下山して怪我してたかどちらかも知れません。まぁ、神様の思し召しという事で、良い方に転んだ事にしておきます。

ここには、南海バスと金剛バスの二社が乗り入れていて、南海バスはうちらが利用している河内長野に、金剛バスは富田林駅に行きます。特にどちらでもいいのですが、最初に挑戦した時に河内長野を利用して、特に不便を感じなかったので、それ以来河内長野にする事にしています。そのため、南海バスしか利用できません。南海バスの方が車両がいいので、特に問題ありません(^^; 待っていると、金剛バスが来て、先に待っていたおじさんはそれに乗っていなくなってしまいましたが、うちらは南海バスを待ちます。

ぼーっとお喋りをしていると、やっと南海バスが到着。発車まで15分ほどある中、バスの中でのんびり待つ事にしました。運転手さんは新聞を読んでいます…。のんびりな感じですね。しばらくして発車時間になり、エンジンがかかって、河内長野へと行く事になりました。

そして、夜には東京に向けて出発です。今回は、予想外でしたが、自力で金剛山に登りそれなりに有意義に過ごせました。株主総会だけプラスアルファくらいだと思っていたのが、ちょっとしたイベントになった感じです。おかげで汗だくなので、漫画喫茶でシャワーを借りて、水分補給をして、休憩しました。便利な時代になったものです。

Kongosan_2 漫画喫茶で、今日の足跡を確認してみましたが、私の足跡は全くありませんでした。知人の ID-92 の足跡は、そこそこ残っていましたが、アイコムさん本社の近くは全滅です。アイコムさん自身は GPS に興味がないのか、それともアナログ(?)は嫌いなのかわかりませんが、ちょっと意外です。お山は、山頂近くがプロットされてるだけで、バス停から途中までは全く入っていませんでした。それでも、山頂付近でうろうろしてる物は結構な確率でアップされていたので、登山記録としてはそれなりに意味があるかも知れません。もっとも、途中がないので徒歩で登った証拠にはなりませんし、ペースも分析できませんが…。

なんにしても、結果論的に言えば、楽しい一日でした。

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アイコムさん株主総会

知人が ICOM さんの株主総会に出たいというので、一日だけお休みを取ってつきあう事にしました。先週末からお出かけばっかりで、自宅に全然帰っていません。遊びすぎです。

Dscf0778_r さて、まずおじゃました事がない場所なのでいろいろ調べてから行かないと行けません。総会案内書によると 「加美」 または 「新加美」 という名前の人の名前を逆にしたような初めて聞く名前の駅に行かないといけないようです。「新」 とつく駅は大抵主要路線「以外」の駅だったりする事が多い気がするので、加美の方がいいのかな…でも、同じ徒歩三分だし、ハテ?

何とかたどり着きましたアイコムさんの加美という駅。う~ん。なんかこう、私鉄っぽい…。ちょっと寂しい感じですね。バスターミナルもありません。ICOM さんの本社があるというのですごい賑やかな所かと思ったのですが、なんだかさびしいかんじ。田舎ではなく、駅前に建物はいっぱいあるのですが、駅自体が待ちの中に埋もれてしまって存在感が全然無い感じです。この場所を本社に選んだ根拠は何なのかな~。

Dscf0775_r_3アイコムさんの株主会場へはおじさんが立っていて、看板を持っていました。それをチラ見してそれっぽい方向に向かうと、あとは地図を見なくても立派な本社ビルと、それより立派なアンテナさんが見えてくるので、もう方角はわかります。けど、行く途中もなんだか寂しい感じ。ビルが浮いて見えます。すぐ近くを電車が走っているのでロゴが目立って宣伝にはなるでしょうね。

遠くから見ると大きそうでしたが、近くに寄ってみるとそれほどでもなく、こじんまりとした感じでした。これがあの ICOM さんの本社か~、ここから世界中に IC-7800 が売られて行ってるのか~、と思うと不思議な感じです。もちろん、ここで製造してるわけではないですがw でも、建物は綺麗でとても良い雰囲気でした。

Dscf0774_r_3私自身は株は持っていますが、議決権行使書を既に提出しちゃった後なので参加できません。来る前はお外のスタバとかファミレスで待ってるよ~、というお話になっていたのですが…それっぽい場所がありません(^^; 仕方ないので、コンビニで立ち読みタイムとなりました。

やがて、知人が終わって出てきました。参加者は20人程度で、質問も異議もいっさいなく、株主側は誰も発言しないまま総会は終了したそうです。帰りがけに紙袋をもらってきました。中身は何だろう(@@ 報告をいろいろ聞きたかったのですが、なにしろ座ってお喋りする場所がありませんので、ID-92 で D-STAR の位置登録をするつもりだったのも忘れて電車に乗って街を後にする事になりました。

Dscf0777_r_2 のちほどの話しでは、1F に展示場があって、普段目にする事がない ICOM さんのアマチュア無線機以外の業務機器や、昔のアマチュア無線機などが置いてあったそうです。社員の方に 「IC-703 は終了なのですか? と質問したら、本当に国内では終わりだと言われたそうです。後継を確認したら、IC-7200 だそうです。全然違う傾向だと思うのですが…。あと、社員の方は、なんだかめんどくさそうに対応して他との事でちょっと残念ですね。

知人の話によれば IC-703 が故障が多く、そのため、今回は頑丈なのを作ったとの事です。確かに IC-7200 は良さそうな機種で、買いそうな予感がしますが(^^; IC-703 の後継という雰囲気はありませんし、代替できません。バッテリ運用を前提とした IC-703 とは全く違うと思うのです。知人はあまり突っ込んで質問するタイプじゃないので私が一緒にいたらその辺聞いてみたかった所ですが、残念です。

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2008年6月24日 (火)

4エリア広島

Dscf0683_r 大阪から移動し、早朝広島に到着、一日乗車券を買って乗った路面電車で移動し、平和記念公園から知人と一緒に CQ を出しました。といっても、抑圧があるといやなので、川を挟んで両岸で…。私は例によって438.01.MHz、DV モードで CQ を出したのですが、空振りでした。

その後、少しお散歩。野球場があって、その近くに建物があり、無線の立派なアンテナが上がっていました。羨ましい…。公共施設のようで、クラブ局か何かあるんだと思います。もっとも、最近はアンテナは上がってるけど既にケーブルもつながっておらず…というオフィスビルなんかもあるんですよね。裏を返せば、その会社に昔は無線クラブがあったという事で、もったいないお話です。

Dscf0753_r_2 さて、また路面電車に乗り、今度は宮島へ移動です。お船に乗ってお船の上からも CQ。幸い 3 階には誰もいなかったので気兼ねなく CQ を出せましたが、全く応答がありませんでした。知人は、バッテリが残り少ないとの事で、位置情報送出のためだけに使うという事で、CQ は出しませんでした。もったいない~。

宮島で厳島神社を見学した後、カキをいただき、懲りずにまた近場から CQ を出します。本当はロープウェイで上まで上がりたかったのですが、そこまで時間がありませんでした。30分ほど CQ を出しましたが、またもや空振り。おとなしく戻る事にしました。 

夕方には広島を発ち、大阪まで戻ります。夕食を済ませ、いきつけのマッサージやさんで癒やされてから、東京へと向かいます。結局 CQ は全く取ってもらえず、日記の名称が、そろそろ 「CQ空振り日記」 とかにした方がいいかもしれません(@@

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2008年6月15日 (日)

ID-92 の消費電力をはかってみた

ICOM の D-STAR&GPS 搭載ハンディ ID-92 の消費電力をはかってみました。旅行に行くときに、普通のスイッチング電源 (5A) を持って行くのも面倒なので、秋月電子さんあたりで小型の AC アダプタを持って行くのが旅行荷物を減らすのにはよいと思います。コネクタ部分を PowerPole に加工し直す必要がありますが、半田付けも必要なくらくちんです。

Dscf0640_r2 ID-92 と GPS マイクをつないで、Watt's Up Meter を途中に挟む形で計測できます。Watt's Up Meter は US で使ってた無線家の間では結構メジャーなお手軽計測器で、電源ラインに挟み込む形で消費電流、電圧、電力などをピークホールドつきで計測してくれます。計測器の両端は最初から PowerPole になってるので、PowerPole 環境で運用してる人は、そのまま簡単につなげるので便利です。日本に帰ってくると、どれも疎遠できびしいかもしれません…。

さて、今回計測してみて…ちょっとびっくりです。思ったより消費してる事がわかりました。

  • 電源を入れただけの状態: 0.08A
  • 電源を入れ、GPS マイクのスイッチを ON: 0.11A
  • 430MHz/DV モードで送信: 2.44A (!)
  • GPS マイクを入れた状態で 430MHz/DV モードで送信: 2.60A (!!)
  • 430MHz/FM で送信: 2.3A
  • 144MHz/DVで送信: 1.95A
  • 144MHz/FM で送信: 1.75A

Dscf0642_r 知人は、1.5A の小型 AC アダプタで 430MHz/DV で D-STAR の通話をしていたそうです。特に AC アダプタは熱くもならなかったというのですが…。びっくりですね。これで AC アダプタを用意しようとすると、2.5A のを用意しないといけません。機器の計測誤差のような物もあるかも知れませんし、送信するたびに消費電流が 0.3A くらい違ったりするのであまり信用できないかも知れませんが…。

素直に、DIAMOND の小型スイッチング電源 (DSP-500) を持って行った方がいいかもしれませんね。ただ、重さが約 500g。重いです。単体の重さはそれほどでもありませんが、少しでも持ち物を減らさないといけない、電車での旅行の時には痛手ですね。う~ん。悩みどころです。FT-817 用にアサップシステムさんから出てる AC アダプタでも 2.6A(13.8V) なので、ID-92 がそんなに電力を消費するかはちょっと疑問ですが…。

なお、私は 144MHz 帯の免許はおろしてないので、知人の無線機を使い、送信テストそのものも知人に行って貰いました。

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2008年6月14日 (土)

JARL さん入会

帰宅してみると、JARL さんから封筒が届いていました。あけてみると、会員カードや生徒手帳みたいなのが入ってました。この前申し込んだばかりなのに、もう届いたようで、ちょっとびっくりです。1 週間程度は入会までにかかるとウェブに書いてあったのが、あっという間でした。素早いお仕事はよいお仕事です。

でも、会員証というかカードは…カードというよりは、紙? はがきのところに印刷してあるのを、自分で切り抜いて使うようです。なんかこう、ちょっと寂しい感じですね。せめて昔の JAF の剥離式のカードくらいにはなっててくれると思ったのですが、これはなかなか凄いです。まぁ、経費が厳しいようですし、仕方ないのかも知れませんね。

Dscf0637_r_r いずれにしても、これで、晴れて JARL 主催コンテストとか D-STAR とか、個人コールでのカード交換とか、堂々と(?)できるようになりました…と思いきや、よく見てみると、入会年月日は 7月 7日からのようです。そういえば、毎月締め切り日があるような事が書いてありましたね。う~ん、七夕様でよい日付ですが、6m&Down には間に合わないようです。残念。それまでは、個人コールでは No QSL でお願いする事になります。

あと、コールサインに入った黄色いプレートがもらえるような記憶があったのですが、それは入ってませんでした。あれは別に注文するのかな? マンションなので、OM さんみたいに表札の上に貼る事はできませんが、どこか適当なところに掲示しようと思ってたのに、残念です。

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2008年6月13日 (金)

12V出力ポータブルバッテリ

いつも持ち歩いてる 5V~7.2V 可変の MyBattery Pro n という外付け汎用バッテリについて書きましたが、ついでにメーカーさんへ 「どこからも発売されてないのですが、DC 12V 出力される物があるととても助かるんですよ~」 とメールでご意見をお送りしてみました。すると、早速お返事をいただきまして 「丁度、先日から販売開始していて、来週から直販サイトでも販売開始されます」 との事です。びっくりです。

こちらの製品で、公式サイトにはまだ JAN も載せてないようですが、来週からメーカー直販が開始されるそうです。大きさは MyBattery Pro n よりちょっとだけ小さい程度。小さいということはそれだけ容量も減るので感覚的には微妙ですが、運用時間的に問題が無ければ 12V がそのまま使えるというメリットは大きいので、ちょっと興味津々ですね。

基本は 3V のリチウムイオンバッテリパックで、これを 5V と 12V に昇圧してるようです。インバータか何か搭載してるという事で、例によってノイズが心配ですが…ノイズレベルが低く無線に使えるようであれば先日査収した 15.6V の PowerBank PC と比べると電圧も低くサイズも小さいので、お手軽に持って行くのにはいいかもしれません。

コネクタは外形 3.5mm/内径1.3mm の物だそうなので、FT-817 には合わないかな? ID-92 には合うかな? アンペアは 1.8A なのでギリギリといった所でしょうか。興味津々です。お値段は予価 13,650 円とのこと。基本となるターゲットはポータブルナビとかポータブル DVD みたいなのですが、無事移動運用にも使えるものだといいですね。

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携帯用電源事情

先日、LaptopPC 用に売られている、外付けリチウムポリマーバッテリーパックを査収したお話を書きました。ノイズも少なそうで、これなら、15.6V で FT-817 での徒歩での移動運用にぴったり。今度試してみるのが、楽しみです。

このバッテリは、あくまで無線をやるために移動する時だけ持って行くものですが、普段から持ち歩いているバッテリがあります。それが、5V DC 出力 USB 端子のついたバッテリパックです。最近の電気製品小物(いわゆるガジェットw)は、いろいろな物が USB からの電源供給で充電できるようになっています。携帯電話や MP3 プレイヤ、デジカメ、携帯ゲーム機、Bluetooth レシーバ、はたまたニッケル水素電池(eneloop) などの多くの物が、PC の USB 端子を電源として使用して、充電したり、駆動させたり出来ます。

Dscf2769s_r 私は、製品を買う時に 「USB から充電できる物かどうか」 を結構重要な商品選定基準にしています。例え公式には対応していなくても 「5V 1000mAh 程度で充電するようになっているか」 を判断すれば、ケーブルとコネクタを調達すると、USB から充電できるようになったりします。EIAJ #2 で充電できる PSP やデジカメ、また、EIAJ #2 から変換して独自コネクタで充電できる物(アドエスなど)があります。つまり、基本 USB から充電する、という 「USB を DC 電源供給の標準方式とする」 規格を自分の中で作っちゃうわけです。

こうすると、旅行の時に持って行く AC アダプタやケーブルは1個で済みます。PC を持って行くのであれば、PC の AC アダプタ以外の余計な AC アダプタは持って行かなくて済みます。もっとも、私はデバイスが多かったり、若干 PC の USB では電流が足りなかったりする物のために、USB 出力のできる AC アダプタタイプも 1 個持っていたりしますが。どちらにしても、全て USB から充電でき、買った時についてくる純正の AC アダプタ(大抵大きくて重い) を一切持って行く必要がないのは、旅行のお荷物を減らす上でとても便利です。

デバイスごとに AC アダプタを用意したり、面倒でコストのかかる乾電池を交換するような手間はなく、USB だけで全てをまかなう方式は、荷物を大幅に減らせ、あまり体力のない非力な私みたいな人が旅行をする上では、とても助かります。是非お薦めです。

Dscf2771_r そういった統一をした上で、不意の電池切れのために持って歩くのが、この USB 5V 出力のできる外付けバッテリ。これで、携帯電話から携帯ゲーム機まで、ほとんどの手持ちのデバイスが充電できます。持ち歩いてる機器の給電を USB に統一してるから出来る事ですね。ハンディ無線機 VX-3 ですら、USB 5V から給電できちゃうのです(充電は出来ません)。

私がお仕事に行く時も含め、日々出かける時に持ち歩くバックパックに常備してるのが、USB 5V のできる外付けバッテリと AC アダプタです。バッテリパックは、PowerBank ではなく、今は MyBattery Pro n というのを使っています。その理由は 「電圧を切り替えられるから」 です。

PowerBank はリチウムポリマーバッテリーパックでリチウムイオンより高性能ですが、5V 出力しかできません。そのため、5V 以外の機器には使用できません。しかし、MyBattery は 5V の他、6V、7.2V に切り替えて出力できます。例えば、VX-3 は 5V では送受信に使えていますが、充電は出来なかったりします。これを、6V にするだけで、送受信の他に充電まで出来るようになるわけです。

Dscf2770_r 私は VX-3 を普段のラジオ代わりに使っています。電車の中では普段、VX-3 にノイズキャンセリングイヤフォンをつなぎ J-WAVE を聞き、プライオリティ受信で通信があった時に JR 鉄道無線が割り込むようになっています。なので、外出中はつけっぱなしなわけですが、万一出先でバッテリが切れても、MyBattery から充電できるので安心です。

他にも、もし 6V や 7.2V が求められる物をおもちなら、それにも使えますが、私は今のところ VX-3 だけです。これで、12V 出力も出来たら文句なしなのですが、本体サイズもぞれほど大きくありませんし、毎日持ち歩くのに手頃な大きさですからその辺はちょっとむずかしいのかも知れませんね。

なお、このバッテリ自体への充電は、PowerBank と違い、USB からは出来ません。12V DC が必要となります。無線をやってる方で VX-3 あたりを持ち歩いていて、USB で充電できる環境を構築された方がいたら、是非お薦めですよ~。しかも、なんと、ICOM の IC-T90 が MyBattery の公式ウェブサイトにある動作確認済み機器リストに載ってます。ID-92 もこれで動くなら、もうワンランク上の MyBattery Expert n を買うのもいいかもしれませんね。

お値段ですが、ヨドバシで 1 万円くらいで買いました。

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2008年6月12日 (木)

移動運用でのマイク

移動運用をすると、無線機、同軸ケーブル、電源、発電機、ポール、アンテナが必要になりますが、忘れてはならないのが 「マイク」 です。意外と、移動運用失敗ストーリーで出てくる忘れ物中で、上位を争ってるのが、このマイクらしいです。私はログをとるのに PC で両手を使うため、社外品のスタンドマイク(アドニスさん)を使っています。

けど、所詮はスタンドマイクなので、顔をそっちに向けないと行けなくて、その間画面が見れなかったりしますし、机の上のスペースも占有します。そしてなによりも、自分の車から出る時なんかは、スタンドマイクを置く場所自体にも苦労したりします。狭い車内で結構無理な姿勢で長時間は、なかなか辛いものがあります。最近話題になりませんが、エコノミークラス症候群にもなるかも知れません。

これがハンディ機ですと、いろいろな種類の製品が、今は亡き Maldol さんを中心に、ヘッドセット、タイピンマイク式など、いろいろ出ています。私も、徒歩での移動の時に、公園の端っこから出る時なんかには、小さなメモ帳にログを取りながら、ネックバンド式のヘッドセットを使っています。マイクを握ってる方が、無線をしてるとわかるので怪しさが減るのでいいかもしれませんが、実用性はヘッドセットが抜群です。

また、車載用であれば、Adnis さんからも出ていますが、これは移動の時だけお手軽に、というわけには行かないのと、あとは、Adnis さんの製品は全般的にノイズ対策があまりされてないようで、50W フルに出すと、回り込みを起こす事があるので、今後はちょっと避けたいな~、と個人的に思ってたりするのです。

いずれにしても、移動運用やコンテストで使う固定機やポータブル機用のヘッドセットが全く存在しないのはとても残念です。というか、むしろ不思議です。世の中には、たくさんのコンテスターの皆さんがいて、そういう方にとても需要がありそうなのです。それなのに、一個も製品がない。みなさん、一体、どうやって運用なさってるのでしょう。

個人的な見解を言えば、ヘッドセット(大型ヘッドフォンに、マイクがついたパイロットの方がよく使ってる、アレ) が一番使いやすく、コンテストでの需要があると思うのですが…。皆さん、スタンドマイク、またはおにぎりマイクでコンテストに参加なさってるのでしょうか。そうなると、手がふさがるので PC へのログ入力はどうするのか、スタンドマイクなら首振りをどうするのかなど、どういった形でオペレートされてるのか、興味津々ですね。

まぁ、コンテストに限らず、移動運用の際にもヘッドセットでのオペレート以外は考えられないくらい便利ですので、市販されていてもおかしくないと思うのですが…。私が今、アマチュア無線業界に 「何か製品化して欲しいものある?」 と言われたら、真っ先に叫ぶのが 「ハンディ機以外でも使えるヘッドセット!」 だと思います。それとも、やっぱり皆さんは、無線らしい、お握りマイクの方が、通信してる感じがして好きとか、そういう事情があるのでしょうか…。

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ぷらっとホームの本多さん

東京の方以外はご存じないかも知れませんが、秋葉原のぷらっとホームの "おやじさん" こと本多さんが、お亡くなりになっていたようです。最近はすっかりご無沙汰していましたが、ISP がまだ出始めの頃あたりの時代にたまにおじゃましたりしていました。私みたいな、お客さんとしてはあまりおいしくない、わけわからない女子高生の相手をよくしてくれたものだと思います。

オフミで定番になっていた "たん清" に行く時にはおきまりのコースになっていたりしました。その頃の事を思い出すと、懐かしいな~、と思うのでした。私はすぐに留学してしまい日本にいなくなりましたが、帰国後遊びに行った時は覚えていてくださいました。でも、すぐに店舗営業は終了してしまって疎遠になってしまっています。

いろいろと技術屋さんごのみの製品を並べられ、理想的な秋葉原「らしい」お店作りをされていたと思います。その頃の事が思い出されます。お亡くなりになっていたとは、とても残念です。あの頃の秋葉原が、懐かしいですね。

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2008年6月11日 (水)

FT-817用 徒歩移動用電源調達

地元駅のヨドバシカメラで、まあべるのほわほわ日記さんで紹介されていた、PC 用の外付けバッテリ PowerBank for PC を査収してきました。14,800JPY でポイント10%です。Alivio に比べるとだいぶお安いです。 PowerBank は 5V USB 用の物を愛用してたりするので、結構なじみのあるブランドですね。

その他にも、これを FT-817 なんかにつなぐためのケーブルが必要です。RCA コネクタという事なので、それにあう物を探しました。同軸になってる物は、ケーブルの加工がかなり難しいので、できれば平行線になってる物が良かったのですが、なかなか見つかりませんでした。でも、それは線が太いであろう映像用を探していたからであって、音声用のコーナーを見てみたら、線は細くなる物のスピーカー配線用として、片側が RCA,片側がむき出しの線になってる物が売られてました。というわけで、これを査収です。

Dscf0638_rその他にも、RCA を 2 分岐する物なんかも買いました。これは、このバッテリ自体が NotePC 用なので、ひょっとしたら VAIO type.G と FT-817 を同時駆動できるんじゃないかしら、という目論見です。

さて、帰宅して FT-817 と接続用の電源ケーブルを出してみると…あれ? 先端が既に RCA になってます。…そうです。思い出しました。FT-817 用の外付け AC アダプタを探している時に、先ほど査収したバッテリと同じメーカーである DIATEC の NotePC 用 AC アダプタを査収し、電源がとれる場所からの FT-817 運用に使っていたのでした。この、AC アダプタが、接続部分が RCA だったので、FT-817 の電源ケーブルを RCA に変更したのを思い出しました。苦労して半田付けしたっけ…。自分で加工したので、強度や精度にかなり不安が残るので、ちょっといまいちな感じで安心できませんが。

というわけで、買ってきたケーブルは全部無駄になりまして、この RCA コネクタをとりつけた純正 FT-817 付属電源ケーブルを、そのまま、PowerBank の RCA 端子に刺すだけで、すんなり利用できる形となりました。一番綺麗な形にまとまってますが…RCA に既にしていた事を忘れてるなんて不覚です。まぁ、RCA コネクタって、PowerPole よりも1つの端子で抜き差しできて結構便利なんですよね。一時期、PowerPole ではなく、電源コネクタは全部 RCA で統一しようと考えた時期があったのを思い出しました。結局は、コネクタを半田付けしないといけないという壁があり、私が自分で半田付け加工すると精度と強度なんかにいろいろと不安を覚えて運用しなきゃいけなくなるので、圧着で確実に加工できる PowerPole に戻り、RCA はやめたのです。

Dscf0633_r さて、実際に使用してみる事にしました。テスト環境は、FT-817ND に 6m 対応のロッドアンテナ、そして、純正電源ケーブルに先ほどのバッテリをつないで、室内で使います。送信はしないで、あくまでノイズレベルをみる感じです。ロッドアンテナはポケットダイポールではなくて、今は亡き Maldol さんの 144/430/6m 対応のもので、IC-T90 からのハンディ機運用の際にいつも使ってる物です。とても便利なのですが、もう手に入りません。

最初、電源を入れた時、ノイズがほぼゼロ。かなり静かな物です。これはすごい! とびっくりしたのですが、実はこの FT-817 は電源端子の交換のために一度修理に出していたのです。その時に設定が一部初期化されていて、アンテナが R (背面の M) になっていたのでした。設定をいつも運用する前面の BNC に切り替えます。

すると、やっぱりノイズが出てます。ぬか喜びでした…が、Alivio のノイズと比べるとかなり弱くて、実際の交信にはそれほど影響がないかも知れません。「かもしれません」 なのは、室内だからか既にノイズがかなり多くて、電源を内蔵電池→外付けバッテリに切り替えなくても、S6 くらいは振ってるノイズが出てたりします。あんまり参考にならないかもしれません。Alivio のノイズよりは弱いので、実用になる可能性もなかなか高いです。あとは、実際の運用を行なってみて試すしかなさそうです。

Dscf0636_r ノイズフィルタとしては、いわゆるパッチンコアと言われている磁石を買ってきて、電源に近い側に 2 周ほど巻き付けてみました。ただ、残念ながらこれを入れても変化が見られず、ノイズの低減には役立っていないようです。当初、間違って FT-817 の設定が背面のアンテナ端子になっていた時は、全くと言っていいほどノイズが見られなかった事からわかるとおり、電源ラインから直接ノイズとして FT-817 へ運ばれてきてる成分はほとんど無いようです。ノイズはバッテリ本体から直接アンテナに飛び込んでる模様ですね。

このバッテリが Alivio よりノイズが少ないのは、もしかしたらプラスティック筐体の Alivio と違いアルミ筐体なので、電圧変換部などから出たノイズが外に出にくいのかな? なんて思ってみたりもしました。Alivio をご使用の方が金属テープを Alivio 本体にぐるぐる巻きにしてノイズを低減努力なさってるブログを見た記憶があります。私個人的には、そういった加工はしたくない人なので、このまま PowerBank くんが使えるレベルである事を祈るばかりです。

Dscf0635_r_2 なお、充電する時は、VAIO type.G に付属の AC アダプタを、特に変換ケーブルを入れずにそのまま差し込めば充電が出来ました。タダでさえ荷物が多くて困ってるのに、持って行く部品が少なくて済むのは、運ぶ時の苦労も減るのは勿論、旅先で物を探す時のゴチャゴチャが減り困難さが減りますし、持って行くのを忘れるトラブルも減少しますから、とても良い事です。FT-817 の電源ケーブルも変換を入れることなくシンプルに接続できるのも、結果的にはよい事ですね。念のため、RCA → PowerPole への電源ソース変換コネクタも作成しておきました。

一番の問題は、今度いつ、徒歩での移動運用に行けるかですね。来週末には大阪・広島方面へ行く予定がありますが、荷物が多すぎて FT-817 とかを持っていく余裕があるかはかなり疑問です。なやみどころです。少なくとも、いつもの Radix の HB9CV とカーボンフィッシャーでの大型運用は無理でしょうから、釣り竿とポケットダイポールだけでもいいから試してみたいものです。

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2008年6月 8日 (日)

AKB大惨事

FT-817 の電源にするべく、まあべるさんの所で紹介されている PC 用の外付けバッテリを査収しに、秋葉原に出向きました。この電源は、まあべるさんの報告によれば、6m でのノイズは一部を除いてみられないという事なので、6m がメインの私には朗報かも知れません。ただし、ノイズフィルタや磁石なんかが入った状態みたいですので、問題なのは、素のままでどれくらい使えるか、という点にかかってきます。

何にしても、まずは実際使ってみない事には何とも言えません。万一ノイズがひどくても、16V 出力である VAIO type.G の外付けバッテリとして使えますから無駄金にはなりません。また、Alivio と違って値段もそれほど高くはなく、1万5千円程度で買える模様です。もしこれで、快適な移動運用が出来るようになれば嬉しいので、査収しに秋葉原へと行く事にしました。

本当は、近所のヨドバシで良かったのですが、電源ケーブルに使う RCA コネクタ付きケーブルは千石さんあたりで買ってこないと無いのと、ID-92 で採用されてる本体とマイクのコネクタ部分が売られてれば買ってこようと思い秋葉行きとなりました。ついでに、友達がやっているメイドさんリフレにもおじゃまするのです。その上で、夏祭りの抽選に漏れたので、その報告がてら委託先を懐柔しようと…(^^;

しかし、事件が起りました。メイドさんリフレを受けている途中で、外がなにやら騒がしくなり、救急車、消防車が集まってきてなにやら…。どうやら殺傷事件が起きたようです。最初はたいしたことがないかな、と思ったのですが、お外を見てみるとびっくり。かなりの数の野次馬と救急車、警察官。結構大事のようでした。何かできる事があれば手伝いたいと思いましたが、既にプロの方が駆けつけており、私に出来る事はありませんでした。

結局、一緒に来た友人が、気分が悪くなり帰りたいと言い出したので、何も買わずに帰る事になりました。現場となったのは、私たちが秋葉に訪れた時に通らない事がない一番よく通る交差点・通りで、見慣れた場所です。池袋なんかも全く無縁ではありませんが、あまり縁が深くなく、殺傷事件のショックはそこそこでしたが、秋葉のようなかなり身近な場所でこのような事件が起るととてもショックです。最近はすっかり秋葉から足が遠くなった物の、それでも身近な場所には変わりありません。

刺すのは誰でも良かった、と言いますが、普通の人が思いつく 「人の多い場所」 といったら、銀座とか、渋谷、原宿だと思いますが、なぜ、秋葉原だったのでしょう。最近話題に上がりがちだからでしょうか。そうすると、犯人の 「世間の話題」 と 「自分の不幸」 との溝に何か影を感じますね…。自分が不幸だからと、他人を不幸の渦に巻き込もうという考えは、私には理解できません。他人を巻き添えにした所で、自分が幸せになれるわけじゃありません。

それにしても、事件直後に、友人知人から、安否確認のメールと電話が次々とやってきたのにはびっくりしました。優に 20 件ほど…私って、そんなに秋葉原にいるイメージなんでしょうか…。確かに、たまたま今回は秋葉にいましたが、いつもいる訳じゃありませんよ~。おまけに、親まで秋葉にいるんじゃないかと思って心配して電話してきて…確かにいましたが、親にまで秋葉にいると思われてる私って、一体…。私がいつも秋葉にいるという先入観は捨ててください(^^; 今回はたまたま実際に秋葉にいたので強く否定できない所が説得力ゼロですが。

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ころもがえ ころがりもえ

6月に入り、私の格好も半袖スタイルになりました。でも、半袖になったとたん、なんだか寒い日が続いていて裏切られた気分です。でも、6月は6月。気分を入れ替えて、頭の中も夏モードです。冬のお洋服は、全部、お洗濯したりなどのメンテをして収納してしまいます。お山に登るときの事も考えて、少しは残しておかないと行けませんけどね。

さて、季節が変わって衣替えといえば、装備品も変わります。移動運用に行かれる方は、発々(発動発電機)を入れ替える方も多いのではないでしょうか。冬の間は、ストーブ(ガスのコンロ)が使えないので、電気湯沸かしポットやホットプレートも必要ですし、夜はセラミックヒーターなんかの暖房にお世話になるため、大型の発電機を使用されてると思います。

Dscf0078_rかくいう私も、冬の間は、HONDA の EU16i という、1.6kVA の発々を使用しています。これだと、1300W のホットプレートや電子レンジ、電気湯沸かしケトルや暖房器具がいろいろ使えて便利です。けど、無線をやるためだけを考えると大きいですし、重いですし、燃費もちょっとだけよくありません。さすがにこの重さ、女子一人で持ち上げるのには無理があります。

夏になると、暖房は必要ありませんし、ガスストーブ(ガスコンロ)が使用できるので、お料理に関しては電気は必要ありません。さすがに冷房を使用される方はまた別かも知れませんが、層でない場合、せいぜい扇風機ですのであまり電力も要りません。無線と照明、LaptopPC の電源がとれれば、大抵充分です。

なので、夏になると、EF900iS という YAMAHA の発々に変更します。これなら、私でも比較的楽に扱えます。インバータですが、ノイズフィルタを搭載しており、今のところノイズで困った事は全くありません。エンジンの掛かりも良く、なかなか性能がいいので気に入っています。同じサイズで HONDA のもあるのですが、扱いやすさと性能から、小型の物は YAMAHA のを使っています。

そんなわけで、6月になったので、EU16i を箱にしまい、眠っていた EF900iS を使えるように準備をしています。まだ点検が終わっていませんが、近いうちに、始動試験もかねて車で軽い移動運用に行きたいと思います。Es 絶好調のようですし、おうちでのんびりしてる場合じゃありません。また、フィールドデーなどのコンテストも迫ってますので、頑張りたいと思います。

それにしても、夏の夜中、これだけ文明が進化しても、移動運用部隊は、冷房とは無縁。世間一般の皆さんは、涼しい夜をお過ごしでも、熱帯夜で通すのが通例です。小型の発電機でも使える小型の冷房装置なんか、どこか出してくれないかな~。自家用車一台、またはテント 1 個ある程度冷えてくれれば、それでいいのですが…やっぱり暖房と違い、コンプレッサーなどがあるので、普通の自家用車に気軽に乗せられるサイズは無理なのかも知れませんね。ここは、天然の冷房が効いていて、電波の飛びのいい高所に移動運用しなさい、という事でしょうか。

あ~、あと、自動車の窓につけられる網戸がほしい…。

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2008年6月 7日 (土)

河川敷移動運用

Es が大ブレイクしてとても楽しい移動運用日和だったようですが、私はお仕事の関係で遠出できないので、近所(?)の多摩川の河川敷に遊びに行っていました。GSの子が自作したデルタループアンテナをテストしに行ったので、私自身は波を出していません。自作のできない私には、こういうのが作れるなんて、偉いな~、なんて思いながらのお手伝いでした。技術士ではなくて通信士だなぁ、と思う瞬間でした(^^;

さて、この河川敷、車で降りられる場所というのが年々減ってきます。以前は河川敷には大抵自由に降りられるようになっていたと思うのですが、最近は立ち入り禁止になってる事が多いです。または、公園になって整備されている物の駐車場がないとか、そんなのが多くてとてもガッカリです。私が気軽に行ける範囲でも、車で河川敷まで降りて気楽に過ごせるのは、ここ一カ所しかありません。

ここも、小屋みたいなお店があり、そこでカレーとか焼き鳥とかビールとかが売られているので、そのお店が営業している間は、解放されるようです。裏を返せば、お休みだったり、営業時間外は鎖錠されていてやっぱり入れません。ある意味、数少ない特殊な "河川敷まで降りれる場所" です。このお店を利用しない人も、土日になると、春秋なんかにはバーベキューセットを持ってきて、ミニキャンプ(日帰り)みたいな事をやっています。

まぁ、場所によっては、勝手にゴルフコースを造っちゃったり、RV 車が走り回って地面を荒らしていったり、花火やゴミを散らかしていく人がいて、管理する側からすれば立ち入り禁止にしちゃった方が楽でいいという事情もあるのでしょうが…。そういう意味では、数少ないこの場所は、そういう事にならないように気を遣って使っていきたいですね。

ガソリンも高騰し、日本では駐車場の整備がだいぶ遅れていて、ますます車での行動がしにくくなります。ネット上で見つけた、移動運用ポイントとされてる場所や河川敷に入れたという一般のブログも、2年も前の物になると、現状では 「立ち入り禁止」 担ってるところもかなり多いようです。悲しいですが、数少ない場所を上手に使っていきたいですね。

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2008年6月 6日 (金)

FT-817 のバッテリを考える

今日は 6 月 6 日…UFO の日です。

それは置いておいて、D-STAR の事ばっかり書いてるので、D-STAR 屋さんなんじゃないかしらと思われそうなので、そろそろ別の話題も書いてみますw 全然日記っぽくないですが。

まあべるのほわほわ日記さんで、FT-817 のバッテリの事について触れられています。LaptopPC 用のバッテリを流用して FT-817 に電力供給なさってるようです。以前私も、Alivio という Laptop PC 用の外付けバッテリを使って、FT-817 の外部電源にしようと試みた事があります。しかし、結論としては、実用になりませんでした。

リチウムイオン系のバッテリを使う上で問題になるのは、電圧です。例え、12V と書いてあるものでも、フルチャージしてあると、16V 以上になってしまったりして、12V に安定するまでかなりの電圧差があったりします。FT-817 の場合、16V が電圧限界なので、フルチャージしてしまうと、使い物になりません。フルに充電しなくても、充電したあとは一時的に電圧が高くなってるので同じ事が起ります。

私は、釣りの電動リールで使うための "ガンガン" という、14.8V 公称の赤いバッテリを 4 万円近くで購入して試したのですが、充電直後の電圧が高く、FT-817 には使えませんでした。フルチャージした状態で、なんと 16.5V くらいあるのですが、ウェブを見ていたら、このような 1V 未満でも電圧超過状態で使った所 FT-817 が異常に発熱したという記事を見た事があったので、怖くてやめました。かといって、使用前に適当な物をつないで電気を放電させて電気を 「捨てる」 のも、バッテリの容量を無駄にする事にもなりますし、気が進みません。結果、このバッテリは未だに放置されています…。

かといって、12V 未満のバッテリというのはなかなかお目にかからないです。ビデオカメラのバッテリや何らかの外付け電源に無理矢理半田付けして使う、という方法もあるようですが、私はそういう危なっかしい事はしたくないので、選択候補に入りません。あくまで、安全に、安定して使いたい、と言うのがあります。

LaptopPC 用の外付けバッテリ "Alivio" の場合、LaptopPC 用で 16V 公称ですが、実際には電圧を測定したところ 15.5V です。そして、電圧安定化回路が入ってるので、充電直後から使えなくなる前までこの電圧が安定して維持されます。まさに FT-817 なんかの無線機で使うのには理想的なのですが、大問題があります。それは、このインバータが発生する 「ノイズ」 です。

FT-817 に接続して移動で使ってみたのですが、内蔵バッテリの運用状態から Alivio のスイッチを入れて外部電源供給にすると、途端に S9 くらいまで振る激しいノイズが発生します。これでは、まともに受信は出来ません。スイッチを切って内蔵電池に切り替えると、途端にノイズは綺麗さっぱり消えます。Alivio のインバータがノイズをまき散らしてるのがよくわかります。

おそらく、他の LaptopPC 用の外部バッテリも同じような構造になっていると思います。ノイズの程度の差はあると思うので、もしかしたら FT-817 で使うのに最適なノイズのバッテリも存在するかも知れませんが、安い物じゃないのでそうそう試す事はでません。残念ながら、LaptopPC 用の外付けバッテリを無線機の移動運用用バッテリに使う、という方法はちょっと無理のようです。

結果的に、送信する時に Alivio のスイッチを ON にして外部電源から供給し、受信に切り替わったら OFF にして FT-817 の内蔵バッテリから運用する、という方法でその日はしのぎましたが、とてもスマートさに欠けます(^^; また、その度に内蔵バッテリへ充電されて放電されてが繰り返されるので、内蔵バッテリの寿命が縮まりそうです。

さて、まあべるさんもノイズについて触れられていますが、どのくらいのレベルなのかはちょっとわかりません。それでも、私と違い「使えない」判定をしていないのは、違いは、と言えば、ノイズフィルタを自作して挿入したかどうか、という所にあります。ご存知の通り、私はハードウェア工作が全体的にダメな人なので、市販されてない限りノイズフィルタを入れる、という事は出来ません。

他のバッテリの候補を考えるとなると有名なのは鉛蓄電池ですが…これは文字通り "重し" の代名詞的存在の金属である 「鉛」 なので、見かけよりずっと重いです。秋月電子さんなんかで小さいのが売られていますが、これくらいなら、と思って手に取ると、その予想外のずしりと来る重さに 「あら、これはダメね」 と諦める結果になっちゃいます。電圧や容量は理想的なのですが、重さと、あとは、充電器が売ってないのでいまいち使い勝手が悪そうです。

結局落ち着いたのは 「単三ニッケル水素電池 12本直列つなぎ」 というものです。6本入りの乾電池ケースを背中合わせで接着し、なんとか針金を巻き付けて直列つなぎにして使っています。電池は勿論、eneloop。これなら、14V ちょっとですが、16V を超す事もなく、かといって 10V を簡単に切る事もありません。容量的には、所詮単三なので心許ないですが、日中数時間だけのお手軽移動運用、というのであればなんとかカバーされる感じです。

この場合の欠点は、12本ものバッテリを充電する手間です。どんなに多いのでも、4本しか同時に充電できませんから、充電器を 3 つ駆使して充電するか、3回に分けて充電するしかありません。3個も充電器を持って行くと、旅行の時はとても邪魔になりますし、かといって充電器 1 個で 3 回も充電するとなると、普通で 10 時間ちょっと×3回=30時間、急速でも 5 時間×3回で 15 時間かかります。旅行中寝ずに電池の番をするわけにも行かないので、これもこれでなかなか面倒です。普通につなぎっぱなしで寝ていればいい、というわけには行きません。

というわけで、アマチュア無線機における移動運用に最適なバッテリというのは、存在しないのが現状です。アマチュア無線界が減少してマーケットが狭いとはいえ、これだけ移動運用する人がいるのですから、13V あたりで安定する、それほど重くなくノイズのでないバッテリが市販されていても良さそうなものですが…今のところ一社からも発売されていません。

どこか、楽しい移動運用が出来るように、リチウムイオン(ポリマー)バッテリで、12~14V 程度でノイズのでない、移動運用用バッテリを作ってくださいませ…。

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2008年6月 4日 (水)

D-STAR と海外で?

アマチュア無線大好き!AZLのD-STAR日記  によると、Dayton Hamvention 会場と D-STARレピータが臨時接続され、西東京のレピータなどから接続するイベントが行なわれたとの事です。

D-STAR は日本だけではなく、アメリカやオーストラリアなんかでも設置が始められていて、国際的に広がるかも知れない期待を持っています。そんな中、アメリカと日本が一時的とはいえつながるのは、とても興味深い物です。

しかし、とても残念な事があります。確かに D-STAR システムで接続はできるのですが…使い方が統一されていないという問題を抱えています。もっとも、これを問題と見ているかは怪しいですが、海外に設置されたレピータは、同じ D-STAR でもその国の管理団体が勝手にルールを決めて運用を始めようとしてるため、日本とは使い方が違ったりする面が見られます。

例えば、今回デイトンとの接続で使われた注意点です。こちら(PDF)をご覧ください。 周波数。コールサインの後につける識別子が、日本では、430MHz が A ですが、US では逆に 1.2GHz が A です。どちらが適切かは置いておくとして、これらを事前に統一して普及させようとしなかったのは、JARL の失態だと思います。せっかく日本から輸出される技術仕様。世界レベルでインターネット経由でレピータを通した接続ができるなら、その仕様を統一して運用が国内だろうと外国だろうと、同じ感覚で出来るようにするべきです。

また、データベースも完全に放任状態なので、JARL のデータベースと違って、海外の局を呼び出す時は、全部の経路情報などを手動で設定する必要があり、不便です。国内なら、CS ボタンを長押しする事で、自動的に登録され、相手へのルーティングが自動的に行なわれます。データベースは各国で分散するとしても、その参照方法や仕様などは統一しておくべきで、相互に情報を参照するインターフェイス作りも平行して行なうべきだったと思います。そういう主導ができるのは、日本初の技術だからこそであり、JARL しかいなかったのです。もったいない事です。

実は、私が黄金週間にオーストラリア・タスマニアに旅行した時にも D-STAR を使ってみたくて ID-92 を持参する予定でした。しかし、どの周波数でどこに設置されているのかいまいちわかりません。メルボルンの無線やさんに設置される見込みのようで、稼働もしてるようですが、周波数もわからず、また、日本にゲートできるのかどうかもわかりません。デイトンの記事を見ると、日本との国際接続はデイトンが始めてのようですから、まだ無理のようですね。

メルボルンにも滞在するので、ぜひ D-STAR を使って、メルボルンのレピータからゲートして日本の西東京レピータへ 「オーストラリアからですよ~」 なんて CQ 出してみたかったのですが、情報がまるで集まらず、諦めました。結局、持参したのは従来の FT-817 だけであり、ID-92 は置いてけぼりになりました。周波数がわからなければ何ともなりません。この辺は、音頭を取ってる JARL にもっとしっかりしていただきたかったです。
こういう事は、国際的に足並みを揃えて、同じインターフェイスで誰でも利用できるようにする事が重要です。せっかくの D-STAR という規格があるのに、各国バラバラで好きなように運用してるようでは、国際的とは言えません。昔と違い、ますます国と国との距離は近くなってるのですから使い方を統一して欲しいですね。いまさら 「430MHz を A にしてください」 なんて言えないでしょうから「取り返しがつかない」、スタート段階からの躓きなのかも知れませんが…。

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DPRS をはじめよう ~その3

DPRS で位置情報を登録するシステムは、現行基本的にはレピータの信号を受信して行なう I-GATE 局がほとんどです。しかし、前回書いたとおりレピータを使って自分の GPS データをしょっちゅう送出するのは、いろいろな面で気が引ける物です。過去の FM レピータを見ればわかるとおり、レピータはちょっとした事ですぐ紛争が勃発します。自分が正しい、正しくない以前に、まず、無用なトラブルは避けたい物です。

そしたら、どうしたらいいのかというと、やっぱり、普通に simplex で I-GATE 局を立てる、という方法が一番だと思います。レピータを中心としたやり方から、普通に 438MHz 台などで I-GATE 局が受信を行なうやり方を基本にすれば、従来のパケット通信と同じように気兼ねなく信号を送る事が出来ます。I-GATE 局がパンクしない範囲で考えながら、できるだけ頻繁に GPS 座標情報を送出できるので、精密なプロットが出来るようになり、面白いです。

でも、普通の家庭で上げられるアンテナでは、カバーエリアはたかが知れています。もちろん、ご立派なタワーをおもちの OM さんもいらっしゃるでしょうが、みんながみんなそうというわけではありません。そのため、パケット通信の BBS のようにいろいろな局が I-GATE を立ち上げる事により、まるで PHS のアンテナのように小さく細かくカバーして、サービスを行なうのが理想的です。

でもそうすると、一体誰が、どの周波数で I-GATE を立ち上げてるのか、さっぱりわかりません。BBS-list のような物を作ってもいいですが、非効率的です。パケットと違い、お外で移動しながら使う物なので、歩きながら、または車に乗りながら、いちいち周波数を切り替えて歩かないといけないようでは使い物になりません。また、I-GATE 局はレピータ経由だろうと simplex だとうと基本的に返事をしないので、こちらからの電波が届いているかを知る方法がありません。

そこで、デファクトスタンダードを作ってしまうのが一番だと思います。丁度、ICOM の ID-92 には、DV モードの simplex の周波数として、438.010Mhz があらかじめメモリに登録されています。別にどの周波数でもいいのですが、あらかじめセットされているメモリの周波数の方が、後から始める人に 「ID-92 ならメモリに最初から登録されてるから」 なんて説明できるし、周波数を覚える必要もないので便利です。

全国にある DPRS I-GATE 局が、この 438.010MHz を受信するように設定して運用をしてくれるようになれば、移動する側も、438.010MHz に周波数をセットしておくだけで、東京だろうと大阪だろうと、飽きただろうと九州だろうと倉敷だろうと、全国どこでも、どこかの I-GATE 局が拾ってくれて、サーバに位置情報を登録してくれる事になります。

GPS データ送出側の ID-92 の設定は、GPS に関する設定を、前に紹介したこちらの通り設定さえしてあれば、あとは、メモリチャンネルに登録されてる 438.010MHz "Simplex" にあわせて、GPS 自動送出を適当な間隔に設定しておくだけで、あとは放っておけばいいのです。

なお、I-GATE 局の設定は、D2APRS というソフトを使って行なう事が出来ます。このソフトが、受信したデータをインターネット経由でサーバに転送してくれます。その、GPS データが登録されるサーバは、身内だけとか、JARL だけとかではなく、世界規模で運用されているサーバです。例えば、日本国内だけではなく、オーストラリアとかの人たちの航跡を見る事も出来ます。なので、悪質な仕様を防ぐためか、使うためには登録が必要です。といっても、お金を取られたり何か証明書を出す必要があるわけでもなく、メールを送れば登録をしてくれます。詳しくは、今回は省略しますので、D2APRS のウェブサイトを見てください。

試しに、私は、現在、吉祥寺にある自宅にて I-GATE 局を立ち上げています。438.010MHz で運用しています。紹介した Google map 上にもこんな感じで、I-GATE 局としてちゃんと表示されています。ただし、前に書いたとおり、自宅はアンテナを上げられないので、大きめのハンディホイップを窓側に置く形で運用していますのでカバー範囲は結構狭いと思います。ID-92 をおもちの方は、吉祥寺付近にお越しの際は、お試しください。なお、マンションなので南向きです。北側の方は入りが悪いと思いますが、ご容赦ください。

また、興味を持たれた方は、ぜひ 438.01.MHz で DPRS I-GATE 局を開設してみてください。普及したら、とっても面白いと思いますよ~。もし開設したら、教えてくださいね('∇')

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DPRS をはじめよう ~その 2 (問題点)

ID-92 と GPS 内蔵マイクを使って GPS データを送出する事が出来、そのデータを受信した I-GATE 局がその位置をサーバにアップロードしてくれ、その情報は Google map を利用したウェブページから他局も含めて便利に見る事が出来ます。移動すれば、自分がいた位置がカーナビのようなドットで残るので、行動軌跡も見れます。もちろん、他局も同じなので 「あ、JA1なんとかさんが、外環をこっちに向かって移動してきて、今練馬の出口のあたりにつく所だ」 とか 「あ、7K3なんとかさん、また大山に移動運用してるみたい。お声がけしてみよう」 なんていうのがリアルタイムでわかります。

けど、問題があります。先述の通り、基本的にレピータを経由して GPS データを送出しているという事です。別に、そうしないと行けないルールも技術的仕様もありませんが、D-STAR 自体が、何故かレピータを使用する使い方ばかりがメーカのウェブサイトや JARL のサイトで書かれていて、まるでそれしか運用方法がないような状態になっています。従って、D-STAR を使う=レピータを使う、みたいな感じになっており、そうなると、GPS データを拾う I-GATE 局も、レピータの送出する内容を拾う、という形になり、レピータの周波数だけにいるような 「現状」 のようです。

これで何が問題かというと、そもそもレピータは、普通に会話をするための場所です。その会話ですら、みんなで共用する物なので、短時間に済ませたりするなどの暗黙のルールがあります。結構気を使う物です。そんな所を、数十秒に一回、例え数分に一回、数ミリ秒の一瞬だけだとしても、データを定期的に送出して電波を広域にばらまくのは、違法ではないにしても、あまり好ましいとは思えません。

誰も使っていなければいいですが、それでもワッチしてる人はいるので、数分に一回、一瞬だけ信号を受信するのは、それはそれで気持ち悪いかも知れません(慣れれば別に気にならないとも思いますが…)。また、もし誰かが QSO 中ならなおさら迷惑です。一応、レピータが送出中は、GPS の信号を送出しないようにはなっていますが、QSO の合間の短いブレイクタイムになった途端に GPS データが送出されるので、会話をしている人にとっては 「あれ? ブレイクさん?」 なんて思ってしまうかもしれません。

そうでなかったとしても、会話をしてるやりとりの合間に、ピッっと GPS データが割り込んでくるのは、ほんの一瞬で事実上害はないとはいえ、邪魔されてるみたいで気分が悪い、という人もいるかも知れません。また、送出側がハンディなどで受信性能が低い場合、使用中である事がわからず送信してしまうかも知れません。

かといって、常に人間が耳をそばだてていて、使ってない時だけ、手動で PTT を押してカーチャンクをかける、という使い方ではあまり現実的ではありません。自分がお出かけしてる間の航跡を残しておきたいだけなので、いちいちマイク握りっぱなしで歩くのは非現実的ですし、おもしろみがありません。最初は面白くてやるかも知れませんが、3日もすれば飽きる事請け合いです。たくさんの人に利用してもらって、普及させる事はまずできないでしょう。

(つづく)

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DPRS をはじめよう

ICOM の ID-92 を使っていますが、今のところ D-STAR としての活躍はありません。レピータを使った交信には興味がわかないし、世間ではシンプレックスの交信が行なわれてないのではせっかくのデジタルモードでもちょっと魅力がないのです。結局、今のところは便利な FM 機としての使い方が多いです。

ところで、この ID-92。オプションとして GPS の純正マイクがあります。これを使えば、本体とこのマイクだけで、GPS から座標を拾ってきてくれて、それを表示してくれます。…ってそれだけ? と言われると、それだけです。なんだかあまり役に立たなそうですが、DV モードで交信をすると、相手にこちらの座標と方角が表示されるらしいです。二人でスキーに行った時なんかに便利なのかもしれませんが、それほど活躍の場があるという気もせず…。

そんな中、いろいろ見てると、意外な活用方法がありました。この GPS で拾った座標を、本体の設定で DV モードの送信時に重畳して送出するように設定しておくわけですが、その場合、その GPS 位置情報を DV モードで受信した I-Gate という、ネット接続された局がネット上のサーバにその座標を登録し、なんと、Google マップ上にプロットしてくれるのです。

これにより、ネット環境があれば、私がどこから電波を出してるのか、Google MAP 上ですぐにわかります。また、私が移動したら、その移動の軌跡も残り、どこをどう移動してるのか、どのくらいの速度なのかもおおまかにわかります。丁度、カーナビで移動してきた所にドットの航跡がついていくのと同じですね。それが、ネット上で見られるわけです。同時に、他の局も見られますので、誰がどこからどうやって移動してるのかが見れます。なかなか面白いです。ここから見られます。

ID-92 ハンディ本体に GPS マイクをつないで持って行き、出かけ先で CQ なりフレンドのと雑談なりで電波を出せば自分の位置を登録する事ができるのは面白いですね。特に交信をしなくても、一定間隔で自動的に GPS データを送出してくれる自動送出機能もついています。10秒や1分、10分、30分など好きな間隔で設定できます。これを使えば、ID-92 を自転車のカゴやバックパックに入れて移動してると、自分が移動した航跡がどんどん残っていくわけです。短いですが、コメントも入れられます。このシステム(?)を、DPRS (D-STAR Position Reporting System) というらしいです。

ただ、問題もあります。この、私が出した電波を受信して、そこに含まれる GPS データを登録サーバにアップしてくれる局の事を、DPRS の「I-GATE 局」 と呼ぶのですが、D-STAR はレピータを介して行なうという印象が強いからか、この I-GATE 局がレピータの周波数にしかいない、という事です。つまり、座標情報を登録するのには、レピータに対して送出する形にしないといけないのです。

レピータに対して DV で送出すると、レピータが GPS データを含んだ形のままレピートしてくれます。それを受信している I-GATE 局が取り出して、勝手にサーバに登録してくれます。確かに、コレだとレピータまで届く範囲であればどこからでも GPS データを送出できて、広範囲がカバーされていて便利です。ハンディ機のような小さな出力でもアクセスしやすいでしょう。
具体的な設定方法は、昔こちらにまとめたので、ごらんいただければと思います。具体的な「問題」は、次回に続きます。

(つづく)

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2008年6月 3日 (火)

無線はじめてものがたり~その9

なんとかネットで必要な物やノウハウを集めて、これなら出来そう、という事になったので行ってみる事にしました。まずは、お手軽に移動運用という事で、大阪に行く用事があったついでに、ミズホのポケットダイポールと、IC-703 で移動運用をして出てみる事にしました。しかし、いくら GS である程度は慣れてるとはいえ、IC-703 と電池、アンテナ、同軸ケーブルと、ポール代わりの釣り竿をもって新幹線に乗るのはかなり大変でした。
実際の運用でも…釣り竿のポールの先にポケットダイポールを下げる所まではわかったのですが…はて、この釣り竿どうするのよ?w 当然、手を離すと倒れてしまいます。木やフェンスにくくりつけるというのを見た事はありますが、そんな調子のいい物はありません。ブログなんかで 「山頂で運用しました」 なんて書いてあるのがあるのですが、ポールをどうやって固定したのか書いてある物は、見た事がありません。
結局釣り竿は持ってくるだけ無駄になり、適当な木の枝にポケットダイポールをつるして運用となりました。当然飛びは悪く、あまりたくさんお話は出来ずに終わりました。初めての 6m 移動運用はほぼ失敗です。SWR がいまいち下がらず、結局内蔵チューナーにお世話になり、SWR を落とす事になりました。

そもそも、この移動で 「6m は SWR に気を配る必要がある」 事も学ぶわけです。アースをきちんと取るとか、無理ならダイポールを使うとか、チューニングがどうとか、いろいろ面倒。どれも、430MHz の時には全くと言っていいほど意識しなかった物です。いかにも「無線通信」という感じになってきましたw
その後は、ウェブでの情報を元に、IC-703 の他、より軽い移動運用をするためにFT-817 を買ったりと、高校生時代の私からしたら考えられないような、大人買いをいろいろして設備を整えていきます。ウェブで見た、一人でも組み立ててあげる事ができるという HB9CV の 2 エレアンテナや同軸ケーブルやポールも買います。ふみたてくんも買います。電源も買います。
そうして、今度は車での移動運用にも挑戦します。これは思ったよりもお声がけいただき、楽しむ事が出来ました。これがきっかけで、移動運用も面白いじゃない、と思い、頑張る事が決まった感じです。けど、電源が車のバッテリからで、エンジンをかけながらの CQ だったので、高いハイオクガソリンが消費され、あまりいい感じではありません。また、IC-703 は 10W なのでちょっと心許ない。50W 出すには、発電機も必要だという事がわかり、発電機も調達したりしました。
それでも、いろいろとわからない事があり、やっぱりそれらはウェブサイトに開設されず、申し合わせたようにどこのページからもごっそり抜け落ちていたりして、困ります。結局自己流でごまかしたりして、ちょっと危なっかしかったりします。問題の一つは、自作をされる方が多いので、ハードウェア工作が全くダメな私にはその対策は参考にならない、という場合が多かったのもあるかも知れませんね。
そんな感じで、移動運用も少しずつ行なうようになり、6m の SSB でがんばるようになりました。運用は GS のクラブコールが多く、まだまだ個人コールで CQ を出す機会は少ないですが、これからも頑張っていこうと思います。

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無線はじめてものがたり~その8

ネットで情報を入手し、一見すると簡単に情報が集まって運用できそうですが、準備を進めていくと、意外とそうでも無い事に気がつきます。例えば、6m SSB でそもそも運用するのは私は初めてです。「メイン(呼び出し周波数)はどこ?」 となるわけです。430FM ではメインで CQ を出し、サブで交信を行うのが普通です。なので、どこか呼び出す場所がないといけないわけですが、バンドプランには FM のことしか書いていません。SSB はどこで CQ を出すんでしょう? それを書いてあるページは、ウェブでもバンドプランのシートでも、どこにも結局見つかりませんでした。

最終的には、GS のとある SCAPP の方に教えていただき 「SSB はどこでもいいから、そこで勝手に CQ を出す」 という事でした。つまり、呼び出し周波数はなく、全部が「サブ」であり、適当な所で勝手に CQ を出し始めるわけです。それじゃ、どうやって CQ 出してるのを見つけて貰えるのか…不思議でしたが 「みんなダイヤルをぐるぐる回して出てる局を探してるので大丈夫」 と言われました。そういわれても、大海原の中で、ぽつんと CQ を出してる私を、発見してくれる人はいるのでしょうか? とても不安ですが、そういう物だと言われると諦めるしかありません。SSB にメインはないんですから。こう考えると、だれもがメインを聞いていれば必ずそこで CQ を出され、運用してるサブの周波数を教えてくれる 430FM はなんと親切で便利な事でしょう(^^;
とはいっても、便利ですが、やっぱり無線らしいのは、周波数の中で出てる局を自分で見つける方の気がします。ぐるぐるまわして電波を拾い、誰か出てる…と見つけ、コールサインを聞き取り、交信を開始する。こちらの方が、システマチックな FM と違い、何となく無線っぽいですね。

その他にも、430FM では、20kHz ずつで周波数を使います。けど、6m SSB ではどうするの? といった事も、また、ウェブには情報が全く載っていません。これもやっぱり同じ SCAPP の方に聞いて 「そういう決まりはないので、好きな数字で出せばいい」 と言われました。びっくりです。切りのいい数字ではなく、適当な所で適当に出せばいい。430 と違い、その自由さというか曖昧さというかwにはびっくりしました。
同時に、周りで一緒にローカルさんやフレンド局が居る中で 6m を始めたのであれば、自然とわかって解決していき、覚えていける事が、一人だとこれほど苦労するし、不安だし、謎だらけなのは、それだけ周りに人がいた時の環境というのが大切だというのがわかりました。ほんの些細な事であればあるほど、情報がない物です。ベテランの方が一生懸命つくってくれてるウェブサイト。でも、残念ながら、どこもその情報は書いてない。よくある 「わかってる人にこそ見えないノウハウ」 の一例ですね。

(つづく)

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無線はじめてものがたり~その7

パケットは壊滅。でも、430FM での CQ は昔ほどのパイルはなくなった物の、そこそこ楽しめました。けど、今回は、6m をやろうと決めていたのです。430FM もいいですが、その昔 「アマチュア無線と言えば 6m」 といって 6m を頑張っていた OM さんがいたので、それを思い出して、私も一度は 6m をしてみる事にしました。
とはいっても、マンションの自宅。アンテナをあげる事なんて出来ません。430MHz のモービルホイップですらダメなのに、6m の HB9CV なんて絶対無理。ダイポールでもいいですが、室内側に飛び込んでくる成分が I を起こさないか不安です。集合住宅ですから、今コッソリ上げてるモービルホイップも含めて、I を起こして問題になった途端に、厳しく目をつけられて禁止される事請け合いです。気をつけないといけません。

そんなわけで、始めたのが移動運用。自宅から出れなければ、移動運用をすればいいのです。そもそも、移動運用自体、私があまりしていなかった楽しみのスタイルで、それを始めるのにいい機会なのです。GS のクラブとしてはたまに行なっていましたが、大人数でキャンプとしてわいわいやるのと、小規模でしっかりやるのではだいぶ違います。そもそも、GS の時は自分自身が楽しむのもありますが、ジュニア~レンジャーのみんなの面倒を見てたりする「引率のお姉さん」な保護者的役割の方が多いので、個人で自分のために楽しめる物とはちょっと違います。

ところが、何をどうしていいかは、誰も教えてくれません。個人で行く移動運用のノウハウ。昔なら、OM さんに連れて行かれて、彼らが設営してるのを見たり手伝ったりしてるうちに覚えていき、自分でも実践する時に出た疑問を、何かの機会に彼らに聞いて教えを請う事も出来ました。普段の何気ない雑談からノウハウも得られたでしょう。
けど、もったいない事に、当時はパケットと小規模の CQ だけで、移動運用そのものには無縁でした。自分で移動グッズを買う財力もなく、車もありませんから移動運用というのは別世界だったのです。また、泊まりがけの移動運用も多く、帰りも遅くなったりする事から、親はあまり移動運用につれられていく事には賛成していませんでした。
そして、就職してお金もでき、車も買って、やっと気兼ねなく移動運用ができる環境になったら、今度は教えを請うというか、一緒に楽しむフレンド/ローカル局がいません。何をどうすればいいか、全くわかりません。移動!と言っても…はて、みんなどうやってたっけ。なんか、発電機をもって、アンテナを組み立てて、ポールでなにやら立てて…。よく覚えていません。何を買えばいいか、どうすればいいのか、見当もつかないのです。
不幸中の幸いというか、ローカル・フレンド局は居ませんが、今はインターネットが充実しています。さすが、アマチュア無線家は技術や新しい物が好きな人が多く、ウェブサイトに自分のページを持ち、情報を積極的に公開してる方がたくさんいらっしゃいます。おかげで、Google で検索する事により、昔では考えられなかったほどいろいろな情報が手にはいるようになりました。実地で教えてくれる人はいませんが、HowTo については文字と写真でウェブから情報を得る事が出来ます。しかも、ブログなんかでリアルタイムな「今時の」情報や空気感も手に入ります。

(つづく)

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無線はじめてものがたり~その6

パケット通信が衰退していてすでに自宅からコネクトできる BBS は無く、当然こんな状況ですから、個人のメールボックスを発見するのも無理。実際、私が設置して一応ビーコンも出していたメールボックスはいつまで経っても全くの空っぽです。ガッカリして、そのまま放置する日々が続きました。
ところがある日、GS で今まで無線に興味がなかった子が興味を持ってくれ、試験を受けると言い出したのをきっかけに、ふと、ふたたび CQ を出したりしたいなぁ、という気が起ってきました。高校時代からの友達が無線をしていたので、話しながらいろいろ考えました。

その結果、せっかくなので 6m をやろうという事になりました。パケットを諦めて、CQ を出せるように無線機を移動し、自宅からたまに CQ を出してみました。…が、パケットもそうですが、それよりもアマチュア無線自体が、私が留学に出る前と帰ってきてからは雲泥の差。局数が激減していて、普通の FM ですらかなりあいています。430 なんて空きがないと言われ、1200MHz に逃げる人が続出してた都内なのに、430MHz はどこもかしこもガラガラです。
CQ には比較的応答がありましたが、昔ほど 「QRZ?」 で次々呼ばれるほどではなく、空振りも多かったりします。最初は、自分のアンテナの設置方法が変だとか、同軸が痛んでるんじゃないかしらとか、リグがパケットユニットを入れた時に壊れたんじゃないかしら、なんて不安になったりした物です。
とりあえず、かなり局数は減った物の、バブルと同じで昔みたいな濡れ手で粟状態ではなくなりました。しかし、これが本来なのかも知れませんし、運用を諦めるほど人がいないわけでもなく、時間帯を選べばそれなりに応答があります。快適さで言えば、今の方がずっと快適で「健全」なのかも知れません。まぁ、都会の喧噪が懐かしいみたいな感じで、周波数があいてくると、ふとそんな変な感覚になってしまうのかも知れませんね。
さて、CQ を出すには問題がありませんが、一つ感じた違いがあります。確かに混雑度合いとかはあるでしょうが…フレンド局がいないという問題です。留学前、フレンド局がいた時代は実家から出ていましたが、今は一人暮らしで別の場所。また、当時のフレンド局は、今からあえてコンタクトを取るのはどうかと思う程度の親密さだったり、すでに CQ は出してなさそうだったり、廃局orコール忘れた(wと、コンタクトを取るすべがありません。まぁ、場所も違うし、ローカルとしての範囲が変るでしょうから、ここはここでまたこちらのフレンドを作ればいいかなぁ、と思ったのですが…。
フレンド局がなかなかできません。昔の、自然とフレンド局が増えていった様子がウソのようです。「このあと今からカードもってきますけどいいですか?」 と QSO 中に言い出す人もいません。何となく淡々とした QSO をする人が増えたのと、本名や正確な住所を言わなくなる人も増えたような気がします。なんとなく…冷たい感じ? 高校生だった当時の私とは違い、若くなくなったので魅力が無くなったという事でしょうか(^^;
自宅からはあまりできない(同軸を外に出す穴がないし、マンションなので加工もできない) ので、なおさらフレンド局になりそうな人に当たるチャンスも減ります。「移動運用に今度一緒に行きませんか?」 なんて誘ってくれる人も減りました。どうも、最近は、やたらにそういう風に声をかけるのは良くないという風潮があるようです。
そんなわけで、後述の移動運用や 6m を始めるにあたり、昔とは違う困難に突き当たる事になるのでした。

(つづく)

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無線はじめてものがたり~その5

さて、無事免許状が届き、運用可能な状態になりました。そもそも開局した目的はパケットを待たしたいと思ったからです。世の中はすっかりインターネットの時代になり、いつのまにか常時接続がアメリカを抜いて日本では当り前になっていました。私が日本で遊んでた頃は 「アメリカはケーブルテレビのネットワークで常時接続が当り前で、羨ましいなぁ」 だったのですが…。

パケットをしようとしたら、まずどこの局につなげばいいのか探さないといけません。自分の住んでる所から到達可能な場所に、誰かが BBS を立ち上げていてくれないとつなげないわけですが、大抵都内ならどこでもある、というのが感覚でした。しかし…インターネットで BBS LIST を探しても 2,000年を最期に見つかりません。う~ん…。
ダイヤルをぐるぐる回してみましたが、全然パケットが見つかりません。あれほど流れていたパケットは一体どこに…。Google で検索してみても、情報はほぼ皆無。それどころか、TNC を作ってたタスコが既に倒産しており、TNC すら生産されていない状態。ネット上で見つかるのは 「TNC を売りました」 的な、パケット廃業の内容があるくらいです。
TNC を使った話題として見つかったのは、パケットクラスタとかいうものです。DX 情報がどうのこうの…どうやら、パケットで DX のオンエア情報が流れるので、それを受信して DX を捕まえましょうとか、そんな感じの物らしいです。残念ながら、これは私には縁がない物です。
そんな感じで、FWD-NET の話題はほぼ皆無。インターネットが普及して必要なくなった、という事なんでしょうか…。文字だけでやりとりされる掲示板システムは、インターネット掲示板と違い価値のある物だと思っていただけにショックです。こうなると、全国転送系のリンクも、既に切れていたりするのではないでしょうか。MO についても同じ状況みたいで、インターネット時代という事なんでしょうか。残念です。

そんなわけで、せっかく再開局した物のパケットは既に壊滅状態。目的が早くも消失しました。というわけで、無線機を設置してアンテナもこっそり窓際に置いてあるのですが結局鉄道無線を受信するくらいになっていて、あとはラジオを聞くくらいになってしまい、無線機としては活躍の場所が無くなりました。TNC 機能が内蔵できるモービル機を配備して再開局はしてみた物の、パケット自体がほぼ壊滅状態で、目的を果たせず開店休業状態…。悲しい限りです。

(つづく)

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無線はじめてものがたり~その4

コールサイン入りのナンバープレートを入手した物の、日本のような無線活動は全くする余裕がありません。日々、大学での生活に追われるだけで、疲れてると何も出来ない私は、アマチュア無線に興味を抱いて行動を起こす事すらできない状態が続きました。
なんとか Ph.D を取得し大学とお別れをしましたが、結局そのまま US で就職する事になり日本へ帰国しない事になったのです。もちろん、卒業した報告や休暇のために短期間帰国をして家族とともに過ごしましたが、インターンから続いている就職先へ行くためにまた US に戻らないといけません。アマチュア無線は当分先です。
しばらくして、転勤が決まりました。なんと、日本へ送り返されます。私が日本語をつかる事と、関係のある研究が日本でも行なわれてるので、そちらを担当して欲しいという事でした。待遇の向上とともに、予想外に日本へ戻る事になりました。1 ヶ月で撤収して、日本へ向かう必要があります。

日本に転勤になり、日本での活動が始まります。日本に帰ってきて閉口したのは、日本の信号機を初めとした交通システムのできの悪さ(^^; あとは、公共の場所での喫煙ですね。US に居る間に、すっかりタバコが公共の場所には存在しない生活に慣れたので、日本のレストランで、遠慮無くたばこを吸ってるのには耐えられなくなってしまったようです。それ以来、禁煙席のないレストランは行かなくなりました。
さて、帰国した物のそれなりに忙しく、落ち着くまでは無線の無の時も頭をよぎりませんでした。しかし、GS の皆さんの所にお手伝いに行ったりするうちに、また、クラブコールで出るようになりました。高校時代に取得していた日本の個人局免許はとうに失効。自宅の無線設備も、実家がマンションになってしまったために取り外され、無線局そのものの物理的存在も消滅しています。ちなみに 「空中線を撤去しなければならない」 のに、無線機の電源を切りケーブルを外しただけで放置した私は…もう時効かな(^^;
しばらく GS のクラブコールで参加するうちに、やっと個人コールでの再開をする気になりました。ただ、実家はマンションになり、アンテナを上げる事がそもそも出来ません。規約で煩く言われているので、物理的に無理なのです。地上高が 9F になったのでさぞかし飛んでくれる事でしょうが、アンテナが上げられなければ仕方ありません。
私自身、通勤の関係で職場の公用車が送迎に来れる基準範囲に住む事になります。賃貸は出資したお金が何の貯蓄にもならないのでこの機会に分譲にする事にし、いろいろ選定した結果、実家からもそれなりに近い吉祥寺に住む事になりました。しかし、この時点ではアマチュア無線の事はあまり重視していなくて、地上高を稼いで飛びをよくする事よりも 「災害でエレベータが止まっても何とか歩いて生活できる」 という事で真ん中あたりを選んでしまいました。今考えれば失敗です(^^;
引っ越して数年後、個人コールを取るにしても、マンションの規約上、やっぱりアンテナをあげるのは困難です。丁度、別送を京都に取得したので、アンテナを上げる事ができるそこを使用してとりあえず、開局する事にしました。ひょんな事から、お仕事の関係で帰国直後に総合無線通信士の資格を取得したのでそちらのライセンスに切り替え、第一級アマチュア無線技士として運用する事になりました。無線機も、50W の物を揃えます。
HF は非常通信周波数以外は運用するつもりが無いので申請せず、パケットをやるつもりだったので 430MHz と 1200MHz。あと、6m にも少し興味があったので、6m も含めた形で免許申請をしました。ここで運用する事はほとんどありませんが、アンテナをきちんと上げる事ができるのはこちらのみ。というわけで、コールサインが 3 エリアのコールサインになりました。生まれも育ちも東京の私なのですが、コールだけみると、関西人ですw

(つづく)

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無線はじめてものがたり~その3

そんな感じで、主にパケット通信をし、たまに気まぐれで自宅からハンディで CQ を出したり、遊びに来られたりしていましたが、高校生の割にはそこそこのアクティビティではあった物の、かといってそれほど深い経験も知識もなく、まだまだ軽い感じでした。設備も簡易だし、運用方法も簡易です。HF とか他のバンドやモードの事はさっぱりわかりません。
そうこうしているうちに高校 3 年生。私の通っていた高校は、大学付属で特に受験勉強を本格的にする雰囲気はありません。私もそのまま進学する予定でしたが、運悪くたまたま私の希望する学部・学科に去年行った生徒が成績不良で大学をやめてしまったので、今年は当該学科での採用を見送る、と言われてしまいました。今更受験勉強しても間に合わないしする気も起きません。先生もだいぶ困っておられましたが、結果的によくあるパターン 「留学したら?」 という形になりました。
受ける大学みんな落ちてしまったりして行く所がなくなっちゃった学生さんが、仕方なく海外の大学に行く、というのはちらほら聞く話です。なので、イメージは相当ネガティブ。いわゆる、おちぼこれ、というイメージが強かった物です。でも受験勉強する気は起らないので、勧められるがままに海外留学。
もっとも、こう書くと確かにおちぼこれの逃げ込み先ですが、実際問題、ちゃんとした大学に行ってちゃんとしたディグリーを取ろうとすると、それなりに大変なのが現実です。日本の受験とは同じではありませんが、普通に試験がありますし、行きたい所にいけない場合もあります。どこの大学のどんな専攻でもいいから適当に行って、卒業できればいい、という人なら別ですが、ある程度の所に行くならそれなりに実力がないと無理です。
私の場合、行くなら、アメリカ合衆国と決めていました。もちろん、専攻は自分の興味がある分野限定です。特にランクは気にしませんでしたが、多方面から検討して、決定しました。なんとか目的の大学に合格し、留学準備です。英語がネイティブではない外国人は、学期が始まる前の早めに渡米して、英語の基礎教育を受けます…が、私は面倒なのでいろいろ口実を作ってスルーしました(^^;

さて、留学してみた所、いわゆる 「大学」 のイメージが全く違います。そもそも、苦労して大学付属の高校に行ったのは、大学受験で苦労せず、今苦労しておけば、あとは遊んで暮らせるというのがイメージだったからです。つまり、大学=遊ぶ所。気が向いたら授業に出ればいいし、普段はサークルや友達と遊びに行ったりバイトにあけくれたりする、大学に行く日より行かない日の方が圧倒的に多いというのんびり生活が、大学のイメージ。高校生までのような、テスト、勉強、宿題のような忙しい生活とはおさらば。
ところが…行ってみると全然違います。そもそも、US の大学と日本の大学は全く違ったのです。US の大学は、大学本来の目的をそのまま、学ぶ所でした。留学初期、引っ越してまだ落ち着かない間はそれなりに忙しく、生活するだけで余裕がないのは確かでしたが、大学が始まったら、さらにとても忙しかったのです。授業はたくさん出なければいけませんし、宿題が山のようにあります。
例えば、厚さが 5cm ほどあるような技術書を「明後日までに要約して A4 5枚にして提出するように」 なんていうのがざらでした。もちろん、英語で書かれていますし、その上、難しい用語や言い回しがかなりあり、難読です。ネイティブですら読むのが苦痛なものを外国人が読むのですから、それはそれは時間も労力もかかります。
だいぶ話が逸れましたが、そんな感じで、大学に入ってからは、最初は引っ越して多忙、そして学校が始まったらお勉強と課題と実験漬けでアマチュア無線とは完全に縁が切れてしまいました。実家に残してきた無線設備のみが、その名残です。
結局、クリスマス以外は日本に帰国すらできない…いえ、クリスマスでも日本に帰国すら出来ないようになるわけで、無線のむの時も消え去ってしまいました。全国転送系のネットはワールドワイドですから、US に行ってもパケットには出れるなんて思っていたのですが…それどころではない生活が待っていたわけです。

そんな生活はドクターを取るまで、6年間続きました。しかし、学生時代の間にひょんな事からアマチュア無線のライセンスは取る事になります。とある実験に使うのに、無線を使う事になり、その時にアマチュア無線のライセンスがあると実験が進む、というので、アメリカでアマチュア無線の資格を取得する事になりました。日本の試験とだいぶやり方が違いましたが、何とか最上級の資格を取得する事に成功しました。
丁度その後、車を買う事にしていたので、車を買ったのですが、なんと、ナンバープレートがアマチュア無線専用のデザインのものが用意されていたのです。しかも、ナンバーはコールサイン! すごいです。日本では考えられません。早速、アマチュア無線の資格を持ちそのコールサインを使用しているのを証明する書類と追加料金を支払ってアマチュア無線のコールサイン入りのナンバープレートを取得しました。US では、アマチュア無線は技術と文化の発展に寄与してきた歴史があり、また非常時なども含め社会の公共利益につながるものとして見られている面が結構あるようでした。そのため、ナンバープレートまで専用に用意されているのです。日本の肩身の狭さと違いますね(^^;

(つづく)

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2008年6月 2日 (月)

無線はじめてものがたり~その2

高校に入り、やっと個人コールで開局をする機会がありました。この頃アマチュア無線は全盛期だったのか、コールサインが枯渇して、クラブのコールサインのような J から始まるものではなく、7 から始まる、どこの国か一見しただけじゃわからない謎のコールサインとなっていました。この頃はまだ実家が一戸建てだったので、自宅を常置場所にして、GP アンテナを設置して、TNC を購入して、ハンディ一台で開局しました。このときは、当時はまだ可能だった個人契約でのプログラム関係のアルバイトをしていたので自費で調達する事が出来ました。

さて、このとき開局した目的は、TNC が入ってる事からもわかるとおり、単純に 「パケット通信をやりたいから」 でした。当時はまだインターネットが一般人レベルでは縁のないもので、高価な従量制の電話代を消費してダイヤルアップを行なうパソ通 BBS が主流でした。そんな中、全国転送系のパケット通信ネットワークがあると聞き、GS の某リーダーのお家で見せてもらって勧められた事がきっかけで、遊んでみる気になったのです。そう、当時は個人コールで CQ を出す事なんて全く考えておらず、純粋にパケットをしたいのが個人開局の動機でした。
パケット通信で転送系を覗くのに便利な、パソ通で言う所の 「オフ書きツール」 的な物として、ちまたでは、FPMB というのが流行っていたようです。でも、これは PC-9801 用で、私の使っている X68000 や FM-TOWNS では動作しません。仕方ないので、参考にしながら自作のソフトを作って、それで遊ぶ事になりました…が、これはこれで、自動転送やダウンロードについて、FPMB のように広く認められてる物ではない自作のツールで自動運転を行なうのは良くない、等と、多少、クレームをつけられる事があって、ちょっとガッカリしました。
何はともあれ、順調にパケットを楽しみ、ビーコンを出していた自宅の TNC 内蔵メールボックスにもメッセージがたくさん届くようになり、有意義な日々を過ごしていました。一方、音声の方は、というと、クラブで運用する時やクラブと連絡を取る時など以外は全くと言っていいほど声を出しませんでした。

初めて CQ を出したのは 「ニューイヤーパーティー」 でした。これは、GS で熱心に活動されてるリーダーから 「これは、干支を全部集めると貰えるアワードだよ~」 と教えて貰ったのですが、そこで、完成には最短で12年かかり、1回でも逃すと、12年先のその干支がまた巡ってくるまで、完成できない、結構大変な物なのよ~、と言われ、びっくりしました。確かにそうです。毎年1回、QSO して干支のシールをもらう、なんて簡単そうですが、意外と難しそうです。なので、12年もかかるんですから、気が向いたら、というよりは、とりあえず今からでもやっておくのがいい、という事で、ニュイヤーパーティーで初めて CQ を出す事になりました。
このニューイヤーパーティーは思わぬ功績をもたらしました。いわゆる 「ローカルさんの発掘」 です。今までは、GS で教わり、GS のみんなとばかり遊んでいましたし、個人コールでの CQ も出さないので、私のアマチュア無線家としての存在は、その地域に事実上なかったようなものです。それが、ニューイヤーパーティーで CQ を出す事で 「あ、意外とお近くですね」 なんて言われるようになり、話が弾みました。
これをきっかけにして、ちらほら CQ を出すようになります。パケット用のハンディ機を外して一時的に出す CQ でしたが、面倒なので、もう一台ハンディ機を追加し、パケットはそもそも転送元局まで届けばいいので、GP を CQ 用に、そちらの方角に向けた小さい八木に変更しました。
この頃は結構皆さん活発で、学校から帰ってきて CQ を出すと必ず応答がありましたし、いわゆる 「空振り」 というのは経験しませんでした。夕方早い時間に CQ を出したり、土日の日中の場合、モービルさんなんかだと 「ついでに今からカード渡しに行く」 なんて言われて、急遽アイボールなんていう事もしばしば。とても皆さん活動的でした。
同時に、CQ を出してご近所さん(と言っても知らない範囲) である事がわかり、週末のアイボールミーティングに呼んでくださったり、これまら余った無線機やアンテナなんかをいただいてしまったりしました。この頃、結構な数が集まりました。皆さん一杯おもちなのね~、と感心したものでしたが、親には怒られました(^^;
この頃は今と違い、移動運用に興味はありませんでしたし、そもそも高校生で車も持っていませんから、あまり縁がない大人の楽しみだという感じでした。なので、この集まりで移動運用に連れて行っていただけるのはなかなか面白かったです。GS でも移動はするのですが、どちらかというと GS の 「活動」 という感じなので、雰囲気がまた、違います。親の許可があまりでないのでなかなか行く機会はありませんでしたが、合計 4 回ほど連れて行っていただいたご近所さんやその知り合いなどと行くプライベートでのんびりわいわい、という感じで楽しかったです。
今は、子供が携帯電話で親の知らない人とコミュニケーションを取っていたり、知り合いを作っていたりして不安になる、なんて言われていますが、私が高校生時代にはまだポケベルがせいぜいでしたし、そんな心配はゼロでした。そんな中で、娘が無線で親の全く知らない大人といつの間にか友達になっていて、どこかに遊びに行ってしまうなんていうのは、今とは違い想像できない流れでしょうから親からすればとても不安だった事でしょうw
それでも母上は比較的まだ理解がある方で、たまに無線で遊びに行った話しなんかをしてたりする影響か、アイボールミーティングに車で迎えに来てくれたフレンド局に 「いつも娘がお世話になってます」 といって、缶コーヒーをあげてていたりしました。親父殿に知らせるとまたいろいろ煩いので、この頃からいろいろな面でスルーするようになりました…。
(つづく)

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無線はじめてものがたり~その1

初回の記事にて自己紹介で書くべきだったのかも知れませんが、今回は、私がアマチュア無線を始めたときのことをちょっと書いてみたいと思います。

私がアマチュア無線を始めたのは、ガールスカウトで勧められた事がきっかけです。最初は見てるだけでしたが、なんか面白そう。でも、やるのに免許が必要と聞いてびっくり。そんな中、子供でもライセンスとれるからやってみない?と言われて、丁寧にご指導いただいておかげで合格できました。元々は全くアマチュア無線自体に興味がなかったのですが、まさかこんなにいろいろする事になるとは思ってもいませんでした。
何とか受験料だけは工面して受験し、ライセンスは取ったものの、このときはまだ小さくハンディ機も買えません。ここで、親や兄弟、近所の人なんかがアマチュア無線を熱心にやっていたりすると、理解を得られて買ってくれたり教えてくれたりするのかも知れませんが、私の周りではそういう人は皆無。むしろ 「女の子のくせにそんな怪しい事をやるんじゃありません」 的な雰囲気がちらほらでした。受験に行く時ですら 「そんな所に一人で行くなんて危ないからダメ」 と危うく受験できなくなる所でした。何とかお願いをして、親についてきてもらう事で、受験が出来ましたが…。
今でこそ男女差別は叫ばれますが、私が小さい頃は、まだ今よりも 「女の子は女の子らしく」 と、趣味や思想を強制されたものでした…。こう言う時、親の共感が得られていない行動は支援が得られないので、悲しい物です…。結局、個人開局はせず、GS のクラブ局で頑張る事になります。
親の支援はゼロでしたが、幸いな事に、私には GS のアマチュア無線の先輩方がついています。高校・大学生なんかも多いのですが、アマチュア無線をやっていて社会人だったり既にご結婚されてる方、旦那さんが無線をやっておられる方などがいらして、無線機を 「貸して」 くれました。もちろん、無線設備の共用は出来ませんから、大人になってから言うところの、無線機を 「くれた」 のです(^^; 返しに行こうとすると 「まだ使ってていいよ~」 と言われたり、場合によってはハッキリと 「あ、それよかったらあげるから使って」 と言われたものでした。
ほんと、ありがたいことです。アマチュア無線だけではないかも知れませんが、こうやって先輩方がよってたかって積極的に後輩を「支援」する文化は、とても大切だと思っていますし、私もできる限りいろいろな事をしたいと思っています。
私がアマチュア無線をしていて知った言葉で、今でも他の部分でも流用している言葉があります。それは、私が、いろいろしてもらっている事について、何度も感謝の言葉を述べ、何のお返しもできないのを申し訳なく思っていた時、とある先輩から言われたセリフです。その先輩は 「私がしてあげた事がありがたいと思うのなら、その分だけ、同じ事を貴方に後輩が出来た時に、してあげてください。それが、私への恩返しです」。今でも心の中に残っていて、受けた恩を、後輩に伝えていきたいと思っています。
(つづく)

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D-STAR

最近は D-STAR 関連の物が多いです。ID-92 を使って D-STAR をたまに使っています。以前は ID-91 を買った事もあったのですが、音量操作が今時ツマミ操作だったりと操作性が悪くてすぐに手放してしまいました。ID-92 はそれらの問題点がかなり改善されていて、とても使いやすく、気に入っています。大きな不満もなく、今の私のハンディ機における "メイン機" です^^
世間では D-STAR の評判はあまり良くないのかなぁ、と思っていました。JARL が勝手に進めたとか、一部のメーカーと組んで行なった非民主的な物だし、技術的にもとても後れた技術を使っていて世間について行けてないとか散々言われ放題でした。私もそこまで行かないにしろ、技術的な未熟さについてはそれなりにわかりましたし、世間の評判に影響されて、いいイメージじゃなかったのも事実です。
ところが、イベントに行ってみると意外と元気なのでびっくりしました。メーカーや JARL 公式ではない有志の D-STAR のコーナーがあって、検索してみるとウェブサイトも結構開設されています。情報を集めるのにもそれほど苦労しないような感じで、なかなかです。ユーザーに完全にそっぽを向かれ、誰も興味を持っていないとばかり思っていたのに、とても新鮮でした。
私自身は ID-91 の時は D-STAR に 「どんなものかしら」 程度の興味はあったものの、本体の使い勝手の悪さに、D-STAR 以前にハンディ機として使う気が起らず、結局前から使ってた IC-T90 を使っていたわけで、D-STAR に関しては触れる機会を逃してしまい、事実上無着手でした。

さて、去年末に ID-92 を買った事で手を出し始めた D-STAR。いろいろ調べてみると、不思議な事があります。それは、どこもかしこも 「レピータ」」 のお話ばっかり書いている、という事です。確かに 430MHz 帯におけるレピータは便利な物かも知れませんが、アマチュア無線としてはやっぱり直接交信が醍醐味。レピータはどちらかというと、何らかの連絡を取る時の 「道具」 であって、無線交信としての魅力はゼロなのです。JARL 主導なのに、無線の醍醐味である直接交信ではなく、レピータに重きを置いてるのはとても不思議でなりません。
一つわかった事としては、特徴の一つが D-STAR のレピータは従来の FM レピータと違い、ゲートしてヨソのレピータから波が出せる、という点です。EchoLink なんかと同じで、カバーエリアのローカルレピータだけではなく、ローカルレピータにアクセスした後どこから声を出すか指定できるわけですね。なので、北海道や沖縄みたいな直接交信ではまず無理な所と交信できる、というのがおもしろみの一つのようです。
ただ…それはそれで面白いですが、やっぱり基本は直接交信だと思うのです。イベント会場や、ハンディ機のマニュアル、各種ウェブサイトを見ても、どこもかしこもレピータ交信。レピータ交信では長話も出来ませんし、気を使います。また、レピータまでの電波ですから、あまり通信状の工夫や変化といった物が楽しめない気がします。なによりも、アマチュア無線独特の 「このハンディから出てる電波を拾って、相手が声を聞いてくれてる」「相手の電波を受信して相手の声を聞いてる」という感覚が薄いのが悲しいです。

そんなわけで、レピータ交信には興味が全くわかない状態。もう少し、普通の交信にも力を入れるべきだと思います。なぜ、みんなレピータ交信にばかりこだわるのか、私はちょっと残念に思います。
もちろん、普通の交信もできないわけじゃありませんから 「やりたければ勝手にやればいいじゃん」 と言われればそれまでです。でも、あいてあってこそのアマチュア無線。相手してくれる人がいなければお話になりません。D-STAR のメインチャンネル(呼び出しチャンネル)も用意されていないので、CQ を出して、偶然その周波数を、偶然 DV モードで受信してる人がいない限り誰も応答をしてくれないわけで、しかも、その「偶然」の確率はかなり低いです。宝くじを当てるより低いでしょう…。
JARL さんも、もっと普通のアマチュア無線らしい交信に着目して、DV モードにおける 「普通の交信」のガイドライン作りと普及活動をして欲しいなぁ、と思います。
なお、いうまでもありませんがアマチュア無線の楽しみ方は人それぞれ。先述の 「直接交信こそがアマチュア無線の醍醐味」 等はあくまで私の個人的な感想ですので、それ以外の楽しみ方を否定するわけではありません。また、ここでいう "直接" とは第三者や別のインフラを介在せず交信を行う、という意味であり、電波伝搬方式の事を指すものではありません。

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2008年6月 1日 (日)

はじめました?

知人に勧められて、アマチュア無線関係を中心としたブロクを始める事にしました。

身内向けのウェブサイトは良く作っていたのですが、ブロク形式として日々の無線関係の事をちらほら書いていきたいと思います。

日常生活のお話なんかはちらほら別のブロクで書いてたりしますが、とりあえずこちらでは、アマチュア無線関係の話をお楽しみくださいませ~。

よろしくお願いいたします。

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