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2008年6月 4日 (水)

D-STAR と海外で?

アマチュア無線大好き!AZLのD-STAR日記  によると、Dayton Hamvention 会場と D-STARレピータが臨時接続され、西東京のレピータなどから接続するイベントが行なわれたとの事です。

D-STAR は日本だけではなく、アメリカやオーストラリアなんかでも設置が始められていて、国際的に広がるかも知れない期待を持っています。そんな中、アメリカと日本が一時的とはいえつながるのは、とても興味深い物です。

しかし、とても残念な事があります。確かに D-STAR システムで接続はできるのですが…使い方が統一されていないという問題を抱えています。もっとも、これを問題と見ているかは怪しいですが、海外に設置されたレピータは、同じ D-STAR でもその国の管理団体が勝手にルールを決めて運用を始めようとしてるため、日本とは使い方が違ったりする面が見られます。

例えば、今回デイトンとの接続で使われた注意点です。こちら(PDF)をご覧ください。 周波数。コールサインの後につける識別子が、日本では、430MHz が A ですが、US では逆に 1.2GHz が A です。どちらが適切かは置いておくとして、これらを事前に統一して普及させようとしなかったのは、JARL の失態だと思います。せっかく日本から輸出される技術仕様。世界レベルでインターネット経由でレピータを通した接続ができるなら、その仕様を統一して運用が国内だろうと外国だろうと、同じ感覚で出来るようにするべきです。

また、データベースも完全に放任状態なので、JARL のデータベースと違って、海外の局を呼び出す時は、全部の経路情報などを手動で設定する必要があり、不便です。国内なら、CS ボタンを長押しする事で、自動的に登録され、相手へのルーティングが自動的に行なわれます。データベースは各国で分散するとしても、その参照方法や仕様などは統一しておくべきで、相互に情報を参照するインターフェイス作りも平行して行なうべきだったと思います。そういう主導ができるのは、日本初の技術だからこそであり、JARL しかいなかったのです。もったいない事です。

実は、私が黄金週間にオーストラリア・タスマニアに旅行した時にも D-STAR を使ってみたくて ID-92 を持参する予定でした。しかし、どの周波数でどこに設置されているのかいまいちわかりません。メルボルンの無線やさんに設置される見込みのようで、稼働もしてるようですが、周波数もわからず、また、日本にゲートできるのかどうかもわかりません。デイトンの記事を見ると、日本との国際接続はデイトンが始めてのようですから、まだ無理のようですね。

メルボルンにも滞在するので、ぜひ D-STAR を使って、メルボルンのレピータからゲートして日本の西東京レピータへ 「オーストラリアからですよ~」 なんて CQ 出してみたかったのですが、情報がまるで集まらず、諦めました。結局、持参したのは従来の FT-817 だけであり、ID-92 は置いてけぼりになりました。周波数がわからなければ何ともなりません。この辺は、音頭を取ってる JARL にもっとしっかりしていただきたかったです。
こういう事は、国際的に足並みを揃えて、同じインターフェイスで誰でも利用できるようにする事が重要です。せっかくの D-STAR という規格があるのに、各国バラバラで好きなように運用してるようでは、国際的とは言えません。昔と違い、ますます国と国との距離は近くなってるのですから使い方を統一して欲しいですね。いまさら 「430MHz を A にしてください」 なんて言えないでしょうから「取り返しがつかない」、スタート段階からの躓きなのかも知れませんが…。

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コメント

はじめまして。
EchoLinkやWiRESは最初から海外とQSO出来るんですが、DVモードは管理サーバの方式が違うので今も昔も国内だけですね。
日本にJARL直轄ではないレピータが現れれば、いずれは解決すると思いますよ。

投稿: JE4SMQ | 2008年6月 5日 (木) 21時19分

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