2012年3月28日 (水)

FTM-10Sの新BTユニットBU-2とKTELベアリザード購入

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オートバイの無線機として FTM-10S を使用していて、ヘッドセットのリンク方式はワイヤードではなく、Bluetooth を使用しています。そのため、FTM-10S には BU-1 という型番の Bluetooth ユニット(別売)が組み込まれています。これと、KTEL の「ベア・リザード(KT-BSH02/ステレオ SET)」というヘルメット装着のヘッドセット側の Bluetooth ユニットを組み合わせて使っています。詳細はこちらを参照。

ところがこれ、どうも FTM-10S の BU-1 Bluetooth ユニットのできがかなり悪く、距離が 1m もないのにブチブチ切れてしまいますし、運が悪いとリンク自体が切れてしまいます。同じ BU-1 を組み込めるハンディトランシーバ VX-8 でも同じ状況で、こちらは、背中に背負ったバックパックに取り付けた VX-8 と、胸元の音楽用 Bluetooth ユニットの間わずか数十センチで切れてしまいます。

同じ位置に Bluetooth 対応のウォークマンや PSPgo を入れても、切れずに安定して音楽を聴けます。でも VX-8 はダメ…。Bluetooth というのは紛れもない無線技術。無線機器のプロである無線機メーカーがこの状態では正直残念です。FTM-10S の方はギリギリ使えるのですが VX-8 はかなり厳しかったです。

FTM-10S では B+COM のヘッドセットと組み合わせて使っていた時はかなりひどい切れ方だったのですが、B+COM がヘルメットの位置なのに対し、ベアリザードはケーブルがあるため、胸のポケットに入れることで FTM-10S まで距離が近くなり、その分安定度は高まりました。

それでもたまに途切れるので、FTM-10S の外部音声入力経由で飛ばしているナビ音声なんかが「この先、30m(プチ) 方向です」と肝心な部分が途切れてしまい困ることがありました。情けない限りです。

そんな中、やっぱりいろいろ問題があったのをメーカーもわかっていたようで、後継の BU-2 というのがいきなり発売されました。なんでも 8 台までの Bluetooth 機器とペアリングできるようになったそうです。当然今作り直すくらいですから、重要な「無線」機能の基礎、つまりリンクが切れない部分にも改良が加えられていることでしょう。無線機メーカーとして、汚名除去を期待しています。

いろいろ迷いましたが、改良されていることを祈って、BU-2 をオーダーし、今日届きました。秋葉原に行って買えば良いのですが、最近なかなか時間がとれないので、ネット通販。山本無線で 2 万円以上なら送料無料なので、1 万円の BU-2 と、1.9 万円の KTEL のベア・リザードを買いました。1 日で届くとは、やっぱり通販は送料無料と即納が重要です。

このベアリザードという製品は、本来有線接続をする KTEL のヘッドセットを Bluetooth にするドングルみたいなもので、KTEL 純正なので信頼性も抜群。もう 1 年以上使っていますがとても便利です。ところが、これ、去年の震災の影響で部品調達が困難になったらしく、製造が中断・ディスコンとなってしまったのです。

これがないと、FTM-10S とつなげられません。そこで、今のうちに予備を買っておくことにしたわけです。当面、新品のまま大事に保存されることになります。でも予備は 1 個。しかも高価なので、ぜひ、また製造再開してくれることを祈っています。

問題は、BU-2 の取り付け。BU-1 は FTM-10S を買った時に無線機やさんで取り付けて売って貰い、オートバイやさんで無線機をオートバイに取り付けをして貰ったわけですが、今回 BU-2 を買ったのは、自力で取り付けないといけません。オートバイ屋さんは無線機の物自体のことはわからないので、無線機に Bu-2 を取り付けて貰うのは無理でしょう。

私はハードウェアが苦手なので、これを取り付ける自信がありません。はんだ付けするのは勿論ダメですが、本体をあけて何かを取り付ける、という事はなかなかコワイし失敗しそうです。どこかで 3000 円くらいの工賃で取り付けをしてくれないかな…。なさそうであれば、頑張って自分で挑戦するしかなさそうです。

最初から BU-1 がきちんとした製品であってくれれば、こんな事は無かったのですが…。なんにしても、BU-2 を取り付けてオートバイのアマチュア無線運用が安定してくれることを祈ります。改善されたら、VX-8 の BU-1 も BU-2 に換装してみようと思います。

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2012年3月27日 (火)

JARL新会員証が来たゾ

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てっきり「にねん」プランで申し込んだと思っていた JARL でしたが、どうやら「いちねん」プランだったようで、口座引き落としと新規会員証が届きました。そういえば 「にねん」 にしても別に安くなるわけでもなんでもなく、特にメリットが無いので 「いちねん」にしたのでした。

さて、この会員証、由緒ある今までの会員証とは違います。ネットでチラっと見てはいたのですが、まさかこの会員証を私が手にするとは思いませんでした。

今までの会員証と、何が違うのかというと…。

以前は一枚のペラペラのハガキに会員証が印刷されていて、それを自分ではさみを使って上手に切り取って使ってね! という感じでした。コレ、切るのめんどくさいし、カドをちゃんと、まぁるく仕上げるのがなかなか神経を使いました。

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ところが新しい会員証は、圧着ハガキに組み込まれる形になっていて、きちんとミシン目があります。圧着ハガキの内面の効果でビニールコーティングされているかのような質感があり、以前の会員証よりは格段に良くなっていると言えます。

とはいうものの、ミシン目が結構粗いので上手に切らないとバリが残りますし、圧着ハガキそのものがそんなに厚くないのでペラペラ感はあります。今まで通り、運転免許証入や従事者免許証入れに一緒に入れておきましょう。

いろいろと経費削減が叫ばれる社会ではありますが、こういう進化は必要だと思いますし、ありがたいと思います。コストは下げれば良いというものではありません。サービスレベルを落とすコスト削減は、単なる 「削ぎ落とし」 です。魅力の無い組織には誰も入りません。 これからもぜひ頑張って欲しいですね。あ、もちろん、本来任務に期待しています。

今年こそは、この会員証を使って社団局の運営に参加してみたいですね。総会が無くなってしまったのは、お祭り的意味合いでも、残念です。ああいうイベントって、会員に組織を意識させる結構意味のあるものだと思うんですけどね。

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2011年4月25日 (月)

CW試験廃止に思うこと

正式に、第三級と同様、第一級ならびに第二級アマチュア無線技士の国家試験から、電気通信術(モールス符号の音響受信)が廃止されることが決定されました。早ければ、今年の冬くらいの試験からそれを反映した試験が行われるらしいです。

その代わりに、筆記試験で現行第三級のように「次の中でSUMMERをモールス符号で書いたものはどれか」的な文章題・選択問題として登場するのでしょう。モールスが、技術(聴取技術)から、知識(符号の暗記)に変わるわけです。

さて、この制度変更。パブコメにかけられた時点でほぼ決定だった模様ですが、いろいろなご意見があるようです。最初に私の意見を言ってしまうと、モールス符号の音響受信を廃止するこの試験制度変更には賛成です。多くの人を敵に回しそうですがw

その理由は、CW が現役ではなくなっているから、というのもさることながら、そもそも無線通信にはさまざまなモードがある中で、なぜ CW だけが試験を課せられないといけないのか、という根拠がないからです。

例えば、パケットで UI チャットをするのにタイピングスキル(スピード、正確性など)や読解スキルを試されることはありません。どの資格でも関係なくパケット通信をすることができます。

もちろん、下手だと打つのが遅かったり、打ち間違えていたりするかもしれませんが、そのスキルをチェックされることはありません。他にも、ATV なんかも同様に ATV に関する実技試験はありません。なのに、なぜ CW だけ試験があるのか、謎です。

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2011年1月19日 (水)

CQ ham radio 2 月号が来たゾ★

CQ ham radio (ハムラジオ) 2011年 02月号 [雑誌]回もちゃんと発売日にやってきました。その日のうちにブログに感想を書こうと思っていたのですが、とあるショックなできごと(謎)があり、ショックのあまりうっかり書くのを忘れていましたw

さて、今月の特集はアワードの紹介です。まぁ、コンテストと違って、他人と競って目を三角にするのと違い、大抵のアワードは自分のペースでのんびりできますし、他人と比較/競争される物では無いので面白そうではあります。

ただ、私の場合は…設備的にも移動運用の環境においてもアワードを完成させるにはちょっと足りないので 「どうせ多摩地区隣接市町村しか届かないし」 なんて思っているとあまり興味が持てなかったりします。でもそれは、世界中を相手にするような著名アワードだったりするから行けないわけで、もっと手元に目を向けてみればいいわけです。

たとえば、JCC-100 なんかだと私でも手が届きそうです。100市というのは簡単ではありませんが、コンテストと違い時間も期限も決まっていないので、最初のうちは強く意識せずのんびり埋めていけばいいのです。そして 「あら、気が付いたら61市と交信してる…」 なんてなった頃に意識しだすのも良いかもしれません。

私の場合、こういうのは最初から気合いを入れて楽しんでしまうとダメ。うっすら意識下にあるくらいが楽しいのです。例えば 「今度温泉旅行に東北に行こう~。蔵王とかどう?」 なんて無線と関係ない友達に誘われたときでも 「蔵王か~、そうすると、山の上から 30 分くらいで 1~2 市とれるかな? 蔵王からだと何市が近いか、調べよう~」 なんて考え旅の楽しみが広がります。

無線と関係ない友達といくときでも、15分くらい時間を貰えれば山の上からでも、また、ホテルや旅館に戻ってからでも CQ 出したりして市を増やすことができるかも知れません。それ自体を目的にせず、あまり肩肘張らずに、旅の楽しみのひとつの、パートナーとしてやっていければ、相乗効果でより、楽しい人生が送れる気がします。

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2010年12月19日 (日)

CQ ham radio 1 月号が来たゾ★

CQ ham radio (ハムラジオ) 2011年 01月号 [雑誌]回はお出かけしていたこともあって不在にしてしまいましたが、なんと、CQ誌が発売日にちゃんと届いていました。最近ずっと遅れ気味だったので、少し嬉しいです。

1月号と言えば、ハム手帳です。中には 「ハム手帳かって来なきゃ」 なんていう発言をついったーで見かけるほど、有名で人気の存在です。とりあえず出かけるときはこれをいつもバッグの中に入れておく、そんなたしなみです。

でもこれ、前回も書きましたが単なる紙なので、年の終わりにはボロボロになっちゃうんですよね。ビニールで良いのでカバーを付けるなり、買えるようにして欲しいです。人前に出せなくなりますw

さて、大見出しは「アマチュア無線を楽しもう!」です。そのための本ですからね(^^;  ページをめくって目についたのは FTM-350AH の広告。欲しいですね…。でも DPRS を普及させたいので古い方式には荷担しませんw

今年の CQ 誌のテーマが 「楽しもうモールス通信」 なのですね。コスト削減とかではなく、だから電鍵がモニターになっているんですか…。でも、CW の話ばっかりになっちゃうと、自作工作を押しつけてくる OM さんと同じで近寄りがたくなる気が…ひとそれぞれ楽しみ方が違いますから、総合誌としては偏りを避けて欲しいところです。

そのモールス通信の記事 「モールス通信再び」 はなかなか面白かったです。さすがカラーページを飾るだけのことはある内容でした。本文も読みやすく、この記事は 「自炊」 する事があったらピックアップして取っておきたい気がします。

宣伝と言えば、東京ハイパワーさん。私には縁のない世界ですが、写真が旅行用スーツケースを頃がしながら右手にリニア! 素晴らしいです。どうみてもあやしい人です。スーツケースは預けて、リニアは手荷物として持ち込むつもりでしょうか。まぁ、サイズ的には OK なんでしょうが重量と保安検査でどうなるかしらw

1 月号のネタといえば、もう一つはお年玉モニター募集。なんか今年はちょっと異色。というのも…電鍵ばっかりw しかも縦振電鍵の少なさと言ったら;; メーカーもちょっと偏りがちでハイモンドさんは1個だけ。私自身も使っていてお勧めな電鍵は何をおいても HK-807 なので、ぜひ掲載して欲しかったです。

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2010年11月24日 (水)

CQ ham radio 12 月号が来たゾ★

CQ ham radio (ハムラジオ) 2010年 11月号 [雑誌]

今年最期の号である 12 月号がやってきました…というか来ていました(過去形)。臨時総会が大阪であり、オートバイで大阪に出るために発売日前に大阪へ向けて出発してしまったため、受け取れなかったのです。もっとも、今回も発売日過ぎてから配達された可能性もありますがw

それにしても早いですね。これで一年が終了です。定期購読の期限もそろそろやってきそうな気がします。最近はオートバイ系の雑誌の定期購読も重なっているため、そろそろ 「仕分け」 が必要になりそうです。

さて、今月号の特集はアマチュア無線の QA です。内容的にはちょっとレベル不均衡な感じがありましたが、とりあえず全体的にぱっとわからないというレベルの方にとっては、参考になりそうです。ただ、実際にその 「Q」 をあげた当人には、ちょっと物足りないかも知れませんね。

それでも、この手の専門紙は何かというと 「難しいこと」 を取り上げがちです。そのほうが、雑誌としての 「格」 が高く見えるため、競合雑誌があるとつい、難しく高度な内容をこぞって取り上げがちですが、いまの無線雑誌は書店流通している物はこの CQ 誌だけですので、そういう変な見栄張り競争がなく、初心者向けの記事も充実していて何よりです。

特集以外では、ちょっと全体的に読み応えのある記事がありません。今回面白かったのは、極地での運用のお話。レンタルシャックを借りての運用とのことでしたが、それに至るまでの道のりや、現地での単なる運用以外のコンディションの遷移、アンテナの手直し、仲間との交流など、色々旅の雰囲気が伝わってきて、良かったです。

DX ペディションなどというものは、私には遠く、かつ、高みにある存在です。そんな事ができる技術力も知識も実行力も予算もなく、ただただ、OM の皆さんの行動力に感心させられると同時に、その貴重な経験をわずかでもこうやって共有させていただけることに、CQ 誌を買ってて良かった、と思います。

あとは、なるほどナットクアマチュア無線。内容的に欲張りすぎていないところが、無線を始めたばかりの人や、ルールがイマイチわからない人などにとっては読みやすく楽しめる無いようだと思います。「そんなの常識、知っていて当然、だから解説しません」 という記事は、好きではありません。このシリーズは毎回、気持ちよく読めるコーナーですね。

自宅タワー建設のお話は…すごいな~。でも、私は自分自身で立てることには興味がないので、全部業者さんにお願いすると思います。建てるなら、携帯電話基地局みたいな、地震が怖くないしっかりした物を建てるのが夢です。夢だけですが。

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2010年11月23日 (火)

JARL臨時総会@寝屋川に行ってきました

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大阪の寝屋川という所で行われる JARL 臨時総会。そのために、今回往復ともオートバイで大阪に行ってきました。行きはよいお天気でしたが、何しろ早朝の出発だけあったこともありとても寒かったです。先に出発している知人から 「寒い! 手が死ぬ!」 とメールが入りました。

最初は特に問題なかったのですが、知人がメールを送ってきた足柄 SA が近くなるとどんどん気温が下がってきて手も寒くなりました。普通の革のグローブだけだったので手もかじかんできました。そこで、とうとうグリップヒーター ON です。しばらくは暖まってきても手の冷えがなかなか回復しませんでしたが、そのうちしっかり暖かくなり冷たくなくなりました。快適です。

ひとまず時間に余裕はあるのでのんびりのんびり休憩しながら大阪を目指しました。今回、ホテルを会場近くに取ることができなかったので堺東の駅前の東横インに泊まることにしました。ここは金剛山にいくときに泊まるのによくお世話になっているホテルです。

いつもなら電車で来るところを、自分のオートバイでホテルへ…。それほど沢山来ているわけではありませんが、ある程度見慣れた場所に、オートバイできた、というのはなぜか異世界。なんだか別人みたいで、面白い気分です。知人は会場近くに取ったのですが、東横インは 5 回泊まると 1 回無料で泊まれるメンバーサービスがあるので、遠くてもそちらを優先しました(^^;

翌日、臨時総会会場までオートバイで行きたかったのですが、なにしろ止めるところがあるのかがわかりません。四輪駐車場が 80 台ほどある、という事ですが二輪はどのくらいあるのか…というかそもそもあるのかどうかすらわかりません。行ってみて止める場所がなく、帰る羽目になったら大変です。

これが近年のオートバイの困ったところ。駐車場がないんです。事前に調べた近隣の市営駐輪場などは原付以外のオートバイも止められるのかどうかわからず…。結局、堺東にオートバイをおいて電車で行くことになりました。せっかくなら会場にオートバイで行きたかったものです。

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しかし、到着してみると、なんと、駅前の高架下に駐輪場が! しかも 「自動二輪とめられます」 というのぼりまで立ってます(^^; う~ん、失敗です。事前に調べた情報だと、こんな所はなかったのに…。しかも自動二輪とかいてあれば、原付ではない普通のオートバイが止められることが確実。知っていたらオートバイで少なくとも寝屋川駅までは来ていました。残念です;

そして、会場に着いてみると…なんと、会場にもオートバイとめるところある感じです。狭かったり自転車の群れに埋もれて止めるのでは困りますが、普通に止める場所があり、何台かとまっています。それどころか、四輪も止めるところがあり、四輪の駐車場も総会が終了するまで数台の空きがありました…。失敗です。しょんぼり。

実は、総会前日に到着した時に、一度下見をしておこうと会場へ向かったつもりなのですが、ナビをちゃんとセットしておかなかったので、迷子になり、たどり着けずにホテルにいってしまったのです。あの時下見をしていれば、ちゃんと止める場所があることがわかったかも知れません(もっともストリートビューで見るように、オートバイを止めて良い場所が当日作られるのかはわからないのです。運営さん…。)

さて、ここから肝心の総会のお話です。

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2010年10月26日 (火)

CQ ham radio 11 月号が来たゾ★

CQ ham radio (ハムラジオ) 2010年 11月号 [雑誌]

ついったーなどで皆さんが 「CQ 誌届いた」 とつぶやいている中で、発売日になっても届かず、とうとう翌日になってしまって届いた CQ 誌。何回かは発売日前日に届いたこともあるのですが、そうでない場合も結構あるようです。残念。まぁ、急ぐ物では無いので良いのですが。

さて、今月号の特集は 「コンパクト設備で楽しむ HF 運用」 とのこと。これは面白そうです。私はマンション住まいで大型の設備は持てませんし、移動運用も体力ない子なので重い物を持っていく気力がありません。なるべく小型軽量にしたいものです。

記事自体を見てみると、特に目新しいお話はありませんでした。というか…HF コンパクトというとすぐ CW になってしまうところがちょっと残念です。勿論私は CW 大好きですが、HF をやってみたい、もしくは HF でもコンパクトに運用したい、という願望と、モードが CW を希望しているかは別問題。

なので、タイトルを見てわくわくして本文見てみたら 「な~んだ、CW か」 という事もあり得ると思います。CW オススメ派としては 「この機会に CW を」 と言いたくなりますが、そこはそれ、人それぞれ目指す物、楽しみ方は違いますから 「SSB でコンパクト HF」 という念頭の方に CW を勧めるのはちょっと上手なやり方ではないと思います。

というわけで…う~ん。コンパクト HF に限ったことではありませんが 「海外とも QSO」 「アパマンでも DX」 という表記の裏には 「でも CW でね」 という返しがある気がします。CW が悪いわけではありませんが、ちゃんと断り書きをしてあった方がいいと思います。

私のスタイルでは、まず SSB でしっかり交信できるような体勢で行きますし、そのつもりで運用します。ただ、不測の事態、例えば SSB だと取って貰えない、呼んで貰えない、あと、特殊な例としては、周囲に人がいて声を出すのがはばかられる場合など、仕方ない場合、あとは希に気分転換をするためだけに CW に移行します。

つまり、CW はバックアッププランなのであり、SSB が運用できることがまず前提。そのため、CW で運用できればいい、という感覚でコンパクト移動をすることはまずありません。そうなると、やっぱり CW だけを対象にした設備紹介や DX 情報はちょっと参考にならないのでした。

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2010年9月 3日 (金)

設備の紹介をしよう!

アマチュア無線の交信をしたとき、交信成立となるように、相互のコールサインの確認、RS レポート、そして QTH あたりを確認したりします。あとは QSL カードの交換をどうするか、あたりが定型話題かと思いますが、私はさらにもう一つ、必ずといっていいほど交換して欲しい情報があります。それは 「無線設備の紹介」 です。

以前は比較的、何も言わなくても無線設備の紹介をしてくれる方がいました。例えば 「当方、リグは FT-736 20W で、アンテナは地上高20mの 15エレスタックのウェーブハンターを使っています」 とか 「FT-728 ハンディで付属のアンテナで室内から出ています」みたいな。そんなのどうでもいいよ、と思う方もいるのかもしれませんが、私としては是非欲しい情報です。

なぜなら、それによって、今こちらが受信している信号の状態の説明をつけられるかもしれないからです。例えば 「あんなに遠いけどこんなに強いのは 25 エレの 4 パラ 3 段だからなのねw」 とか 「近くなのに弱いのは 1W だからか~」 とか 「フェージングがあると思ったら、手持ちのハンディだから動くのねw」 とか色々です。

単に 「59」 だけでは、なぜそうなのか、納得がいきません。似たような住所から片方は 51 片方は59、なぜそうなるのか、理由が知りたいところです。裏を返せば、単に 59 というだけではあまり有用な情報とはならないのです。どんな設備を使ってどんな環境から波を出しているか、わかった上で 59 に意味がある気がします。

それによって、あぁ、地上高がこれだけ違うだけでこんなにも差が出るのかな、とか、出力は倍なのにあまり差がないな~とか、色々実感することができますし、そういう情報があってこそ、RS レポートの数値が活きてくると言うものです。

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2010年8月22日 (日)

2010ハムフェアに行ってきました

今年もやってきました、ハムフェアの季節。ところが私は、オートバイで北海道一周旅行に旅立ってしまったり、お仕事が入ったりしていけるかどうかわからず、予約していたホテルもキャンセル。日帰り参加となりました。

もちろん(?)アンテナが二本生えたオートバイで有明入り。とめるところがあるか不安だったし、見つけられそうになかったので、会場付近の某所に止めさせて貰いました。コールサインが入っているので止まっているオートバイを見れば誰のかすぐわかってしまいますが、やましいことはないので気にしません。

土曜日はほぼ一日、日曜日は、午後からお邪魔しました。ガールスカウトの子供達を連れて行き、少しの時間ですが見ることができました。終盤は会場にいたものの、旅行とお仕事の疲れかちょっと HP が減ってきたので、会場の某所でヒーリング…というか、お茶していたりしました。

それでも見つけて声を掛けてくださる方が結構いてビックリしました。実はあの時あまり元気がなかったので充分ご挨拶できませんでしたが、ご容赦くださいm(__)m。DV での CQ は土曜日は30分ほど出しました。日曜日はほんのちょっとだけ。メインで呼び出しができないのは、残念です。

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